岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:H31.03議会

いろいろと報告しなければと思いつつ遅れていることの一つに、3月定例会に提出された請願「岡崎市の保育所継続入所に関することについて」があります。

保育所継続入所とは、下の子の育休時に上の子が一時的にであれ退園をする必要がなくなること、上の子が継続的に保育を受けることができることを指します。

請願が出されたということは、ご察しの通り、岡崎市では「保育所継続入所」が整備されていないからなのですが、担当課としては希望する園にさえ通園が難しい現在の状況において、いかに公平性を担保するかを考慮しての判断だと伺ってはいます。

ただ、継続利用を望む悲痛な声があるのも一方の事実です。

わたしもかつて継続利用を望むメッセージをいただいたことがあります。
上の子が一時的に退園することによるさまざまなしわ寄せが、上の子だけではなく、その家族へも及ぶことが「りんりんもんろー」さんからのご意見からわかるのではないでしょうか。

誰もが望み通りに人生の選択を可能とする社会の実現。

大袈裟な話しかもしれませんが、そうなるように少しでも社会を変化していくことが大切なはずです。


さて、3月議会に提出された「保育所継続利用」を望む請願は全会派賛成で採択となりました。

議会の総意として今後必要な制度であることを当局へ要望するかたちとなったわけです。

すべての家庭が希望する園へ入園でき、かつ継続利用を可能にすることは現在のキャパシティでは難しいことも理解するところですが、当局にはぜひ積極的な打開策を示していただけるよう今後期待するところです。

それでは、また。

今日で岡崎市3月定例会が閉会となりました。

議員提出議案3件、議案66件、請願2件、同意4件にたいする採決がおこなわれわたしたちの会派はすべて賛成という立場から表決しました。

過去最高額となった一般予算の規模は1,300億円を超え、特別会計、企業会計を加えた予算規模は2,600億円ほどとなりました。歳入に関しては引き続き安定的な自主財源(68.4%)が確保されています。

歳出では福祉医療政策へ重きが置かれている印象を受けました。福祉では、国による幼保無償化が10月からはじまることに加え、病児保育の設置にむけた予算、産婦健康審査、産後ケア事業、不妊専門相談センターの開設などが予算付けされています。

医療では、市民病院への愛知病院の統合、PET-CTなどの最新機器の導入などが予定されています。

公共投資では引き続き市の南北軸(JR岡崎駅-康生周辺)への集中的な投資、北部では阿知波工業地帯の開発、東部ではアウトレット誘致に伴う都市開発が進められていきます。

水道事業はあらたに管理者を設置。また改正水道法にともなういわゆるコンセッション方式等の導入は当面は検討していないことをなんども答弁されことは印象的でした。

いろいろ言及したいことはありますが、まずは印象的だったことを記しておきます。

それでは、また。

3月定例会の代表質問を聞きつつ、まとめたことを掲載しておきます。

まずは昨年の水道法改正をうけての岡崎市の対応について。
つづいては、子どもの遊び場をどうしていくかについて。
また、JR岡崎駅西口の駐輪場の整備について。
最後の方は話しが外れている部分もありますが、3点を明記しておきたいと思います。

それでは、また。

わが会派の代表質問で「岡崎市のキッズデイズ(秋休み)」について質問をしました。

過去のエントリー↓
岡崎市の小中学校へ秋休み(キッズデイズ)を導入することが発表されました
http://odatakayuki2016.blog.jp/archives/30448531.html?ref=popular_article&id=7264949-1287765

そこで頂いたご意見について考えたこと↓
保護者の負担を考えていない、というご指摘をうけて考えたこと
http://odatakayuki2016.blog.jp/archives/30463113.html

二つ目のエントリーでまとめた岡崎市版キッズデイズについていただいたご意見は、概ね下の5点に集約されると考えています。
①親の意見を聞いたのか。
②夏休み短縮の3日間は半日。親の負担が増えるのではないか
③秋休みは平日。親の負担が増すのではないか
④小学校の球技大会が2ヶ月後ろ倒しになることで教員の負担、親の負担が増加するのではないか
⑤小学校球技大会はそもそも必要なのか
とりあえず前提として言及しておきたいことは、部活動をそもそもどうするかという議論は別にしておくということです。

つまり、小学校の部活の夏の大会、そして中学校の新人戦は継続して実施するという前提条件で考えていくということです(大会や部活のあり方については別途考えていく必要があるとは思います)。

そのうえで、今回代表質問で当局が答弁した内容は概ね以下の通りでした。

キッズデイズは、

①夏の酷暑と教員の負担軽減を考え導入した。
②秋は地元行事、お祭りが多く休日開催が難しいと判断した
③平日開催により保護者の方の観戦が難しくなることは検討、承知している
④2学期を前倒しで始めることについて、なるべく保護者に負担がかからないようには努力しているが、給食は事前にスケジュールが組まれており動かせなかった部分もある
⑤平日開催にすることで、教員のスケジュール調整がしやすくなり働き方の改善につながる
⑥来年度(H31年度)キッズデイズ導入するが、これが完成系だとは思っていない。次年度(H32年)以降、随時見直しをはかっていく

議事録ではありませんし、答弁を聞きつつメモしたもから書き起こしているので、多少の認識不足、齟齬はあるかもしれませんが、キッズデイズについて以上のことを検討してきたことがわかりました。

わたしとしては、保護者にかかる混乱を最小限に抑えつつ、なによりも夏の酷暑から子どもたちを守ることを考え、またさまざまな調整のうえに今回の導入が決定されたと思います。

もちろんすべての人にとり納得のいく結論ではないとは思いますが、優先順位を決め、意思決定をしていくことがわたしたちの責務であるとすれば、まずは子どもたちの安全を守ることが大切になります。

そのために、1学期にずらすか、2学期の途中にずらす、その大きな二択があったと思うのですが、他の行事との兼ね合い、学期そうそうであることを考えると2学期のどこかという選択肢しかなかったと思います。

ならば2学期の休日という選択肢も考えられなくもありませんが、地域行事、祭り等、それはそれで大切な行事とバッティングすることは避けざるを得なかった。それは仕方のないことであると思います。

そういうなかで今回の導入が決定されたと考えてみれば、ベストではなくともベターな選択であると評価してもいいのではないでしょうか。

くどいようですが、部活のあり方、大会開催の是非は別に検討していく問題であるという留保の上にではあります。

今後ともみなさんのご意見を賜りながらしっかりと責務を全うしていきたいと思います。

それでは、また。

こんばんは。

昨日より岡崎市3月定例会が開会となりました。

議案、予算にかんしては先日もここで触れたので割愛することして、昨日、今日で市長提案説明と代表質問がおこなわれています。

さて、議会がはじまるといくら地方議会といえでも報道量が増えるものです。

とりあえず、いま手元に東海愛知新聞と中日新聞があるのですが、議会にまつわる記事を眺めつつおもしろいものだと感じています。

東海愛知新聞の一面は「6事業者が出店」と見出しを打ち、JR岡崎駅横の出会いの杜公園ではじまる、公園使用料と電気代を無料にして園内を貸し出す社会実験を報じています。

一方、わが中部圏が誇るブロック紙である中日新聞は18面の西三河版で「籠田公園完成7月に延期」の文字で、現在リニューアル工事をしている公園に埋蔵物が見つかり、その撤去費用4102万円程を予算に計上していることを報じています。

他にも中段以下にベタ記事で代表質問への答弁として「市消防本部南分署の移転計画」「コンベンション施設の特徴・効果」をそれぞれ数行で報じ、また19面では「岡崎市が福祉総合相談窓口」と題し、この4月から開設が予定されている福祉相談の窓口を一元化する事業が報じられています。

どれもこれもすべて事実であることは間違いなく、大切なことだとは思うのですが、一読して感じることは、すくなくとも執行部が伝えたい、伝えようとしているメッセージや事業とはずれているのではないかということです。

あくまでわたしの主観ではありますが。

もちろん、わたし自身が注目している事業からもずれているわけです…

だからいいとか悪いとかそういうことが言いたいのではないのですが、そういうところを報じるんだな〜っと、おもしろく感じたものです。

それでは、また。 

全員協議会が開催され岡崎市の平成31年度予算の説明がありました。

平成31年度当初予算の概要
http://www.city.okazaki.lg.jp/class/p023576.html

一般会計の予算規模は1,300億2千万円、前年度比5,3%増となり5年連続で過去最高額を計上されました。一般会計、特別会計(13会計)、企業会計(3会計)をあわせた予算額は約2598億円が計上されています。

3月定例会でより詳細な方針説明はあるとしても、協議会の場において市長は本年度の予算を「夢ある岡崎」となる予算と位置付け、福祉、医療、教育など生活に必要な施策へ一層ちからをいれるとともに、他方で、本年度は将来に向けて岡崎の「顔」となる事業が完成する一年でもあると説明をされました。

具体的には、愛知病院と市立病院の統合による医療の充実、産婦健康診査、産後ケア事業の新設、不妊専門相談センターの設置。幼児教育の無償化、医療機関に併設するかたちでの「病児保育」施設の設置(2019年7月より)、放課後こども教室の全学区での実施、生活困窮者学習支援の拡充、小中学校の全教室へのエアコン設置などが提案されました。

「顔」の部分としては、本年度、東岡崎駅の北東に位置する街区におけるホテル等の施設の完成、ペデストリアンデッキの竣工、徳川家康公像の設置が。岡崎駅周辺においてもペデストリアンデッキの設置の完成が予定されています。

これらは概要の末尾に「市民生活に関わる予算」としてあらためて表にしてあるものです。
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上記の事業を含む79事業が平成31年度重点事項としてあげられています。

また資料「予算の概要」には今回から地域別の事業も掲載されています。

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これを見ると東岡崎駅周辺と岡崎駅周辺へ集中的に公共投資が行われていることがはっきりとわかりますが、他方で、岩津地域や東部地域へは近い将来へ向けての先行投資が、六ツ美、矢作地域では道路などのインフラ整備が、太平地域においては市民にとり必要な公共施設への投資が行われていることがわかります。

執行部の思惑通りに読んでいるかもしれませんが。笑

さて、ということで、ぜひともみなさんでも概要を確認していただければと思います。

明日以降、詳しく事業を見ていければと思います。

それでは、また。

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