岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

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12月定例会が閉会となりました。
本会に上程された議案はこちら。
最終日に上程された議案もありましたが、主だったものとしては上記のものでした。

東岡崎駅の北東部に築造されるペデストリアンデッキ、そして(仮称)人道橋については会派内でさまざまな議論をいたしましたが、結果として賛成としました。

賛成理由としては、以下、討論の第94号、95号議案「工事請負の契約について」、第96号議案「工事請負の契約(仮称乙川人道橋)について」をご高覧頂ければ幸いです。


【討論】
ただいまより、チャレンジ岡崎・無所属の会を代表いたしまして、本定例会に上程されました全議案に対して、賛成の立場から幾つかの議案に対して意見を付して討論とさせていただきます。

91号、92号議案「財産の取得について、財産の無償貸付けについて」であります。本議案は、平成32年4月に開設予定の藤田保健衛星大学岡崎医療センターの用地として、岡崎駅南土地区画整理組合から土地を購入し、藤田学園に10年間無償で貸し付けるものと理解をいたしました。24時間365日、2次救急医療を担う拠点であり、また、他の医療圏への患者の流出を食い止めることが期待されます。そして、なにより、市南部にお住まいの方にとり完成が待たれる施設であることは衆目の一致するところでございます。今後とも滞りなき事務の遂行をお願いしておきます。

第93号議案「公の施設に係る指定管理者の指定について」であります。道の駅藤川宿の現指定管理期間が終了するにあたり次期指定管理者を指定するものです。前回は4事業者の申請がありましたが、今回は1事業者のみの申請しかなく、せっかくの総合点数方式による選考にもかかわらず、他の提案がないことで、比較検討することが難しい状況になったことは若干危惧するところでございますが、そこらへんのことは考慮していただけるとのことですので、よろしくお願い致します。

第94号、95号議案「工事請負の契約について」です。これは、東岡崎駅ペデストリアンデッキ築造工事の契約を行うものであると理解いたしました。立体的な動線の確保により歩車分離を担保するとともに、広場の築造により東岡崎駅前に賑わいを創出することを可能にする施設であると考えております。ただ、一方で、総額で約19億円の事業費を投資することから、直接的なステークホルダーではない方から厳しいご意見も想定されるところであります。そこで、乙川や曲輪への有効的な動線設計はもちろんのこと、民間からの提案を柔軟に受け入れる公民連携のスキームを構築することで、維持費を捻出し、その結果「正の遺産」となるよう期待をしておきます。

第96号議案「工事請負の契約(仮称乙川人道橋)について」です。こちらは、(仮称)乙川人道橋橋りょう上部工事の契約を行うものです。本件は入札参加者が一社であり、競争性に対してやや危惧をいたすところでございます。先の経済建設委員会において、周辺自治体の様子を見ながら、よりよい入札を目指すとの答弁がございましたので、よろしくお願い致します。また、事業におけるコスト管理の徹底についても改めて、お願いをしておきます。全体の部分として(仮称)人道橋の事業が進められていることは理解しておりますが、住民の方においてはいささか不安に感じている方がいらっしゃるのも、また一面の事実です。今後とも今以上に情理を尽くした説明をお願いするとともに、予算管理の徹底をお願い致します。

第103号議案「岡崎市事務分掌条例の一部改正について」です。今回の改正により、総合政策部の事務分掌に交通政策に関する事項を加えるための改正であると理解をしました。本改正により、本市においていままで以上に交通政策が重要な政策であることが位置づけられたと確信するところでございます。本市が掲げる、「稼ぐ」「安心」「安全」「暮らしやすい」など、どの方向性においても交通と直結する目標でありますので、ぜひとも、ここはひとつ縦割りではない、領域横断的な政策を推進されることをお願い致します。

第104号議案「岡崎市学区こどもの家条例及び岡崎市児童育成センター条例の一部改正について」でございます。今回の改正は、細川学区の児童育成センターをあたらに増設することにともなう改正であると理解をいたしました。先日改定をされました「おかざきっ子 育ちプラン(岡崎市子ども・子育て支援事業計画:計画書)」に記載されておりましたとおり、利用者の増加、また利用見込みが著しい事業であります。裏を返せば、住民、子育て世代にとり待望の事業でありますので、今後とも適正な事業進捗の検証をお願い致します。

第107号議案「岡崎市消防団条例の一部改正について」です。今回の改正は費用弁償の上限額を引き上げることが主なものであると理解しました。消防団は、日頃の防災活動、有事の消化活動に加え、甚大災害のさいには消防職員では担うことが難しい、「顔と顔」がみえる関係のなかで地縁組織を外部から守り、繋げる役割を担う地域の重要な組織の一部であります。一方で、周知のように、担い手不足、団員の高齢化が指摘されております。今後とも、待遇改善など、担い手の確保に繋がるよう制度面からのさらなる支援をお願い致します。

最後に第110号議案「平成29年度一般会計補正予算(第5号)」について款を追って意見を述べさせていただきます。

2款4項1目戸籍住民基本台帳費
マイナンバーカードや住民票等に旧氏を記載できるようにするためのシステム改修費であると理解をいたしました。旧氏の使用は社会のさまざまな場面で活用できることにより、その利便性が向上するものであると考えております。せっかくの改修ですので、潜在的に希望する方の見落としがないよう、声かけ等も含め、情報提供をお願い致します。

8款3項2目道路維持費
狭隘道路の拡幅のための道路測量調査委託料、及び拡幅整備工事請負費が当初見込みである年間132件から最終見込みである157件と増加することによる増額補正であると理解を致しました。狭隘道路は、災害時や緊急時に緊急車両の乗り入れが難しいとされます。今後とも積極的な支援により効率のよい救援が市内全域で可能になるよう、よろしくお願い致します。

債務負担行為の補正
図書館レファレンスサービス提供に関する経費についてです。他市と単純に比較しても岡崎市での利用状況が高いことは答弁で理解できました。また、データベースの見直しも随時おこなっているとのことでありました。情報に対する対価を個人で負担するのはなかなか厳しいところもあると思いますので、ぜひ、今後とも、住民にとり利便性の高いサービスの維持に務めていただければと思います。

美術館展覧会に関する経費についてです。来年度の展覧会実施に係る委託料、また広告制作費等に要する債務負担行為だと理解しました。展覧会の価値は定量的な物差しで一概に測れるものではないのが難しいところですが、ぜひ、さまざまに評価される展覧会を展開していただければと思います。

以上をもちまして、チャレンジ岡崎・無所属の会の全議案賛成討論とさせていただきます。

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東岡崎駅ペデストリアンデッキ(現行案)

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北東街区とペデストリアンデッキの接続イメージ

岡崎市12月定例会で所属委員会である文教生活委員会に出席しました。

本会に付託された議案は請願2件、補正予算1件の3件でした。

補正予算での主だったもものとして、

まずは、マイナンバーカードに旧姓を表記することができるようにするためのシステム改修費がありました。こちらは国の事業の一環ですが、改修後は希望する方は旧姓を併記できるようになります。旧姓の使用はさまざまな場面で使用できることが必要であると思います。

また、債務負担行為として、「美術博物館展覧会に関する経費」が上程されておりました。

この経費で、

来年度4月7日から始まる企画展「クエイ兄弟-ファントム・ミュージアム」と6月2日から始まる特別企画展「名刀は語る」の広告費が確保されます。「クエイ兄弟展」は4月7日から5月20日まで、映像作家クエイ兄弟の独自の美の世界の全体像にせまる本格的な回顧展として、また「名刀は語る展」は、平成30年6月2日から7月16日まで、日本有数の刀剣コレクションを誇る「佐野美術館」の名刀と三河の刀工の作品を紹介する特別企画展として開催予定

とのことです。

最後に、図書館レファレンスサービス提供に要する経費も補正としてあがってきました。

こちらは、図書館1Fのデータベース席で調べ物をするさいに使用するデータベースの契約料です。図書館ではニュースサイトや専門性をもつデータベースを無料で使用することができるのはこの予算があるからですが、こちらも利用状況を鑑みながら利便性の高い提供をしていただけるようお願いをしました。

 

本日は文教生活委員会、経済建設委員会、明日は、福祉病院委員会、総務企画委員会と続いていきます。

それでは、また。

12月定例会の最終日が終わりました。

先日このブログでも触れた、社会実験サイクルシェア。

今更ながら岡崎市の社会実験サイクルシェアをまとめてみました!

http://odatakayuki2016.blog.jp/archives/22310155.html

今更ながら岡崎市の社会実験サイクルシェアをまとめてみました(vol.2)!

http://odatakayuki2016.blog.jp/archives/22329987.html

岡崎市の社会実験サイクルシェアのまとめ(vol.3)

http://odatakayuki2016.blog.jp/archives/22354389.html

 

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その実績について加藤学議員が質問をされていたのでまとめると、

①供用開始である10月14日〜現在(12月04日)までの利用状況は平均12回/日であり、②そのうちもっとも使用頻度が高かったのは秋祭りやJazzStreetが開催された11月05日(日)の48回/日とのことでした。

また、課題や改善点として、①サイクルポートを増設することにより利便性をあげること、それと共に②決済の方法を多様化させることで、ターゲットを広げていくこと。加えて③平日の使用頻度が相対的に低いので、通勤、通学者に対する利用者の拡大が必要と考えているとの答弁でした。

サイクルシェアはとりあえず来年3月までの事業であり、その後はまだ未定ですが利用者が増え、事業性が担保されれば民間事業者があらためて参入してくることもおおいに考えられます。

ぜひとも、そうなるよう期待するところです。


本日で一般質問が終わり、来週からは委員会での議案の審議になります。

引き続き、ご注目を。




12月定例会の2日目がおわりました。

本議会で何人かの方が先日行われた、衆議院選挙において設置されたイオンの期日前投票所についての質問がなされています。

そこでの答弁を聞いてると、以下のことがわかりました。

じつは、このことについて以前、このブログでも触れたことがありました。
イオンでの期日前投票は3日間の総数で8,749票。男性が3,234票、女性が5,515票でした。一日の平均では2916.3票で、これは一番投票数が多かった岩津の期日前投票所(総数16,819票、1529票/一日、最終日前の3日間の平均では2,589票/一日)と比較しても利用率が高かったことがわかります。

HP : 岡崎市内で新しく設置されたイオン内の期日前投票所はいい!
http://odatakayuki2016.blog.jp/archives/21541838.html

投票率の向上がさまざまなところで叫ばれている昨今ですが、投票行動のわずらわしさをいかに除去していくのか、利便性をあげていくのかは、比較的容易にできる対策のひとつであるので、ここはしっかりと推進していければと思います。

それでは、また。

こんばんは。

本日よりいよいよ12月定例会が開会となりました。

今回の議会には31議案が上程されています。

市長の提案説明から抜粋しながら主だったものを見ていくと、

□消防団員の処遇改善を図るため、費用弁償の上限額を引き上げる「岡崎市消防団条例」の一部改正

□藤田保健衛生大学岡崎医療センターの用地を取得し、その土地を10年間無償で藤田学園に貸し付ける「財産の取得」及び「財産の無償貸付け」議案

□東岡崎駅ペデストリアンデッキの築造工事及び(仮称)乙川人道橋の上部工事の契約を行う「工事請負契約」議案、都市計画道路若松線の用地を取得する「財産の取得」議案

などが上程されています。

また、上記に加え、昨今の行政の動きが併せて説明されるのですが、特筆すべきは以下2点かと。

ひとつめは、平成30年2月13日に供用開始が予定されている、額田センターの愛称が「こもれびかん」に決定しました。418名の方から664点の応募があり、先行の結果選ばれたとのことでした。複合的な機能をもった施設がいよいよ額田に完成します。

ふたつめは、(仮称)龍北総合運動場の優先交渉権者が決定し、平成32年7月の全面供用開始をめざし、必要な整備を進めていくということでした。こちらも着実な計画の実施が望まれている施設です。

 

本議会は12月21日までが会期となります。

本日に引き続き、4日(月)〜6日(水)までは一般質問が続きます。そして、12日(火)、13日(水)は各常任委員会において上記の議案が審議をされます。それが終わると、21日(木)には本会議にて各派の討論が行われ、表決という流れになります。

 

いよいよ師走となり、仕事に、趣味に、地域活動にとお忙しい中ではあるとは思いますが、ぜひとも市議会にもご注目をいただければ幸いです。

それでは、また。

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