岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:H29総選挙

衆議院選挙で応援した重徳和彦候補が149,587票を頂き、勝利することができました。

まずは、応援をしていただいた方に感謝です。

ありがとうございました。

西尾での混乱があり、最終結果が出たのが投開票日から一日後の本日でした。
衆院選:愛知12区、西尾で開票終了 悪天候で延期 - 毎日新聞 http://bit.ly/2yJvJ0W


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まだまだ今回の選挙を振り返るまでにはいたっていませんが、なにより日頃からの地道な活動が評価された結果ではないかと考えています。


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なにより雨が多い選挙戦でしたので、長靴をはいて合羽を着ての活動で苦労をしました。


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なにはともあれ、当選でき本当によかったです!!

重ねて感謝申し上げます。

今後とも、応援していきたいと思います!!



では、また。


本日をもって選挙活動ができる期日が終了となりました。

人事を尽くして、天命をまつ。

もう後はこれしかありません。

さて、今回の選挙では有権者の方が台風の影響を考慮したのか期日前投票の数が非常に増えたことが話題となりました。

選挙戦終盤には各陣営から「期日前にいってください」という声がけがさかんにおこなわれていました。

そんな期日前。本日最終の結果が発表となりました。

全体としては有権者の方の30.69%が期日前に行き、前回と比較して82ポイントの上昇となりました。

岡崎市では従来通り各支所などの公的な施設で実施していたことに加え、今回の選挙から商業施設の岡崎イオンで期日前投票が可能となり、その動向が注目をされていました。

下記の記事ではその中の様子がわかりやすく記載されています。
今日からイオン岡崎にも期日前投票所が設置されました。ショッピングモールで投票できるのは便利でいいと思いました。
http://xn--4ituj.net/kijitumae-touhyou/

ただ、まだまだ実験的な運用であったため、3日間限定(10月19日~21日)での開設でしたが、数字としては非常にいいものであったと思います。

イオンでの期日前投票は3日間の総数で8,749票。男性が3,234票、女性が5,515票でした。一日の平均では2916.3票で、これは一番投票数が多かった岩津の期日前投票所(総数16,819票、1529票/一日、最終日前の3日間の平均では2,589票/一日)と比較しても利用率が高かったことがわかります。

これは、今後も継続的に実施して頂けることを期待するとともに、また、他の施設でも期日前が可能になるように議会でも質していきたいと思います。


さて、明日の結果を心して待ちたいと思います。

では、また。





若年層の政党支持に関するニュースがネットで話題になっていました。

20代をはじめとする若年層が野党ではなく自民党を支持しているという内容のものです。まあ、これがニュースとして報じられること、そのこと自体が、若年層に対する一つの昭和的なステレオタイプが働いているのではないかと邪推していますが…。

記事によると、

読売新聞社が衆院解散直後の9月28日夕から29日にかけて行った緊急全国世論調査では、衆院比例選での投票先は、50代で自民党と希望の党が各25%で並ぶ中、18〜29歳では自民党が5割強、希望の党は1割と大差がついている(全体では自民党が34%、希望が19%)



世論調査の結果について、若者の声を紹介しつつ、就職活動時における「売り手市場」が持続していることがアベノミクスへの評価に繋がっているのではないかと分析がされています。

これは確かだと思います。

就活をする側としては労働市場の需給関係は全くの外部要因です。

思い起こせば、フリーターという生き方が肯定された2000年代初頭は、一方でITバブルの崩壊による新卒市場の相当な冷え込みがありました。その後、私たちの世代が就活をするさいには、団塊の世代が大量に退職する時期にあたり、売り手市場となりました。しかし、それも一段落した後の下の世代(浪人したことによりこの時期でした…涙)では、リーマンショックが起こり、新卒市場は再度の冷え込みに陥ることになりました。

このジェットコースターのような乱高下を経過したのちに、いまの世代が就職活動をしているとすれば、リクルートで出会う諸先輩方から聞かされる「武勇伝」に、あーよかった。と思うはずです。

そして、それを短絡的にであれアベノミクスと繋げて投票するとしてもだれも責めることはできません。

だれだって、政権選択より自らの食い扶持が大切です。なにより、理想では空腹を満たすことはできません。

この生活者の実感をいまの若年層は無意識にであれ抱えているのではないでしょうか。

なにより、これを報じるべき新しい物事であると判断する理由には、若年層は「理想主義」に燃えなければならないといった昭和的価値観がいまだに上の世代の方のなかに伏流しているからではないでしょうか。


なんだか、偉そうな話しになって恐縮ですが、選挙ですこし興奮しているのかもしれませんね。


ただ、生活者の実感を持つ老成した若者…

書きながら、すこしだけ希望が持てそうだと思ってしまいました。


では、また。














いよいよ総選挙が公示となりました。

市議会議員となり初めての衆議院選挙を迎えることになります。「ただ応援してください」という姿勢はもちろん大切ですが、やはり立場上、説明をしたうえで、応援をしていきたいと思います。

いくらか無礼で横柄な発言があるかもしれませんが、お許しください。

まず、わたしは「しげとく和彦候補」を応援します!

いやー別にしってるよ。と言わず、少しだけ聞いていただければと思います。

理由は2点です。
1点目は、小選挙区という制度である以上、政権交代が可能な政党が必要だと思うことです。

これは、よく言われていることですが、とても大切だと思っています。強力な権力を持つ行政に緊張感を持たせるには、対抗勢力が必要なことはだれでもそう思うところではないでしょうか。

「それはそうだが、経済政策や再分配をどのように行うかが野党からは見えない」という声があるのは十分に理解しているつもりです。

私は基本的には小さな政府を目指し、民に任せることができる領域は民に任せていく。しかし、医療、福祉、農業など人の生死、国のあり方に関わる領域に関しては過度な市場原理を導入することは慎む。という方針を支持しています。

憲法に関しては、改憲の議論を活発に行い、もう一度、国民が自信を持って選んだ憲法だと言える状態にする、という方向性を支持しています。

そのような考えの野党を応援したいと思います。

ただ、もう一つ野党が弱いところは、やはり選挙地盤がないところです。

もう、これはそうとうな差があります。真に政権交代な野党が誕生するには、やはり自民党ではない方法論で選挙基盤を構築していくいくつかのロールモデルが必要になります。

そうでなければ、風とともに去るような野党議員を量産するだけになり、政権奪取が可能な野党はいつまでも育たないと推察します。

その一つのロールモデルに、しげとく和彦候補が答えてくれる可能性を感じるのです。

2つ目は、「やはり選挙のかりは選挙で返す」。これです。きれいごとではなく、政治にはそのような慣習があります。

いわゆる「義理と人情」ですね(死語ではないと信じたい…)。

先の市議選で多大なご支援を頂いたことは、衆目一致するところです。ならば、いざというときには駆けつけ、微力ながらもお返しをするのが人の道というものです。

以上、簡単ではありますが、重要な2点を考慮したうえで、今回の選挙はしげとく和彦候補を全力で応援していきます。

ぜひ、ご参考にして頂ければ幸いです。

総選挙がいよいよ明日公示となります。

本日までの状況では、岡崎市を含む愛知12区においては自民党公認の青山周平氏、元民主党で今回は無所属の重徳和彦氏、そして共産党の方と3名の方が立候補を予定している状況だと思います(ご存知の通り、野党が流動的な状況ですので現時点では、ということですが)。

巷で騒がれているような、いわゆる与党保守、野党保守、リベラル革新の三極選択の選挙とはすこし事情が異なることになりそうなのがこの12区の状況ですが、各々の方の所属政党、主張を加味するとほとんど相似形ですかね。


 
さて、ここでは政局的な分析をするつもりではないのですが、各政党、政治家の主張を位置付けるための図を紹介します。

それは、政治的スタンスを横軸に、経済的なスタンスを縦軸としたxy軸を使用します。そして、この横軸の右側を保守で左側をリベラルとします。経済的な縦軸の上側には「小さな政府」、下側には「大きな政府」と書いておきます。

このような図を描き、各政党なりをマッピングをすると見通しが立ちやすくなります。

例えば、現在の自民党は経済的には「小さい政府」を志向しつつ、政治的なスタンスでは「憲法改正」、「集団的自衛権の適用」と右側に傾いています。

ただ、これは現在はということであり、55年体制下における自民党は経済的なスタンスは「大きな政府」を作り出し、地方に再分配する政策をとっていました。また、政治的なスタンスにおいては、党の綱領としては改憲を目指しつつも、実際は現行憲法を巧みに解釈をしながら米国と駆け引きを行ってきた感があり、いわゆる横軸で言えば、原点からやや右側にプロットされる位置にあったと思われます。

となると、現在の自民党は、55年体制下の自民党とは経済政策は上下がひっくり返り、政治的スタンスはより右側に移動したことになります。

それに対して、リベラル革新とまとめられているのですが、実はこの勢力は先の図にプロットをすると異なることがわかります。

リベラルの代表と目されている「立憲民主党」はトップダウンではなくボトムアップの社会を志向し、憲法感は9条改正は認めないが、全体的な改憲については議論していくという立場です。ここを読み解き先の図にプロットすると、少し右の上側に布置されそうです。

他方の、共産党は再分配を強化し、憲法改正には反対となるので、図上には左上に位置することになります。

そして最後に問題になるのが「希望の党」をはじめとした「野党保守」の位置です。現時点で発表されている公約を見る限り、経済的なスタンスがいまいち掴みにくいのですが、「維新の党」との共闘、加えて、憲法改正、9条改正にも積極的であること、また維新などが志向してきた経済政策を鑑みると、より小さい政府を目指していることが推察されれます。

となれば、図上には自民党よりもより右下にプロットされる可能性が高くなります。

とりあえず、現在話題となっている政党をマッピングして改めて思うことは、今回の選挙において経済的政策のスタンスにおいては保守与党vsリベラル革新が異なる違いを示していますが、政治的なスタンスとなると9条改正は除けば共産党以外は改憲派勢力ということが言えそうです。

なんだか言葉で書くとわかりにくい話しで申し訳ないのですが、白紙にxy軸を適当に描いて、プロットして頂ければ少しは風通しがよくなると思いますので、お試しください。


 
しかし、政治においてはいい悪いは別として政策論争だけで選択が行われるわけではありません。もっとも重要な部分は「感情」です。

上記の政策的な議論だけであれば、希望の党と自民党が対峙する理由はありません。しかし、それでも対峙しているように見えるのは、仮想敵を作り出し、感情を操作する手法は古今東西の政治家が使用してきた手段であり、それが有効に機能することもまた、歴史的に証明されてきた事実からであると思います。

そこらへんも注視して衆議院選挙をみていきたいと思います。

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