岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

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3月議会の最終日があり会派としての討論にのぞみました。

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令和2年度岡崎市一般会計予算の特徴として、

1.市民生活を支える
犯カメラ設置への補助、特殊詐欺対策への補助、「高齢者パス」や高齢ドライバーへの安全運転支援装置への補助などが計上

2.災害対策
総合雨水対策整備業務、河川・排水路改修業務など

3.子育て世代への補助
子ども医療費の拡充など

4.未来の子どもたちへの投資
岡崎版GIGAスクール構想とう、教育費の重点的な投資

があります。これを評価するとともに、賛成しました。

以下、その討論内容です。
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49号議案「令和2年度岡崎市一般会計予算」についてです。

来年度は過去2番目の予算規模となりました。

当初予算案の提案時には今回の編成の基本的事項として、「夢ある新しい岡崎」が目に見える形となり、防犯・防災、福祉、環境、コミュニティ、教育など、市民生活を支える施策の充実と推進が謳われました。

その文脈からみてみますと、防犯カメラ設置への補助、特殊詐欺対策への補助、「高齢者パス」や高齢ドライバーへの安全運転支援装置への補助などが計上されています。

また、地震への備えはもちろんのこと、近年激甚化する豪雨災害に対して「総合雨水対策整備業務」「河川・排水路改修業務」など、必要な予算が計上されています。

また特筆すべきは、教育です。

一般会計の歳出を科目別に見てみますと、昨年度と比較して教育費が約29%、38億円増となっています。構成費としても3.2ポイント上がり、13.2%となっています。

岡崎版GIGAスクール構想は期待するところです。また校内フリースクール設置はいじめ、不登校児童に対して必要な措置を講じるための必要な予算計上であると考えるところです。子どもたちに対する積極的な投資は高く評価できるところです。
以上のことから、提案時の基本的事項に沿った内容での予算となっていることを評価するところです。

さて、この間にも新型コロナウイルスの影響が各地にひろがっています。感染症対策はもちろんのこと、経済にたいするインパクトも相当程度であることが予想されます。

こういうときだからこそ、来年度は岡崎市として大胆な財政出動に取り組むべきだと意見を申し上げさせていただき、令和2年度岡崎市一般会計予算については賛成といたします。

3月定例会が閉会となりました。

始めて迎えた3月定例会でしたが、本日閉会となりました。討論の内容を下記に添付してありますので、ぜひご一読を。
取り急ぎ、ご報告みたいなブログになってしまいましたが、また主だった点について書きたいと思います。
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写真1 討論の様子
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それでは、議長のお許しをいただきましたので、本3月定例会に上程されました全議案のうち、第21号議案以外は、賛成の立場から、会派を代表しまして、チャレンジ岡崎・無所属の会の討論を議案の順に述べさせて頂きます。

 

21号議案「岡崎市議会の議員の議員報酬等に関する条例の一部改正」についてです。

議員の報酬については岡崎市特別職報酬審議会にて十分審議をされ、答申して頂いていると理解していますが、私たちが耳にしている議会に対する声などの市民感情等を考慮する限り今回は反対とさせて頂きます。

 

27号議案に「岡崎市指定障がい福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営の基準に関する条例及び岡崎市障がい福祉サービス事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正について」です。今回の改正ではA型事業所が利益を追求するばかりでなはなく、事業者が利用者に対して行うサービスの向上を目的としたものであることは理解いたしました。他方で、懸念されるのは倒産する可能性があるA型事業所を利用している利用者さんへの対応です。障がい者を抱える親御さん、そして利用者さん達が不安なく利用できる、なお一層の体制強化をお願い致しまして、賛成とさせて頂きます。

 

30号議案「岡崎市保育所条例の一部改正について」です。南部地域の発展に伴う保育需要の増加に対する対策は喫緊の課題であり、その解決にむけて新たな乳児保育園が完成することは女性の社会進出、そして働く親世代にとり待望のものだと考えております。また他方で、すでに二回の地元説明会を開催され、地域、地元の声を十分に拾い出し、その対応を考えて下さっているとのことでありました。仮に暫定的な乳児保育園でありましても、地元に根付いた園になることになお一層のご尽力をお願いするとともに、南部市民センター分館を使用した地元との交流の要望があったさいには、迅速に対応して頂けることをお願いしまして、賛成とさせて頂きます。

 

第33号議案「岡崎市周辺環境に影響を及ぼすおそれのある特定事業の手続及び実施に関する条例の制定について」です。当条例案は元々「岡崎市水と緑・歴史と文化まちづくり条例」内に記載されていた内容を分離し、特定事業に係る実施手続きを明確にしたものであると理解しております。関係事業者へのより一層の周知をお願いし、賛成といたします。

 

第34号議案「岡崎市都市公園条例の一部改正について」です。今回の改正は指定管理者の業務を拡大するものであり、公がいかに「稼げる場所で」稼ぐのか。つまりストックの利活用が求められている時代に沿う改正案だと理解しております。今後は指定管理者の方々が能動的な市民や事業者の方々が持つアイデアを柔軟に取り入れ、「岡崎らしさ」を持つ公園利用が生まれてくることを期待しまして、賛成とさせて頂きます。

 

次に第39号議案「平成29年度岡崎市一般会計予算」についてです。

 

223目「男女共同参画講座・後援会開催業務」についてです。性的少数者いわゆるLGBTの方に対する理解促進を進め、彼ら、彼女らと共生していくことは、人権という問題からも重要でありますが、他方で、言葉は悪いかもしれませんが、まちづくりの面からも有効であるとされています。多様性がある街は、少額な投資を生み出します。ぜひ、その観点も考慮にいれて頂きながら、一層の理解が進むことを期待しております。

311目「生活困窮者学習支援業務」についてです。生活保護受給者の小学校5年生から中学生を対象にした学習支援は「貧困の連鎖」を断ち切るためには必要なことであり、評価できるものでございます。今後は、「相対的貧困」世帯も視野にいれた学習支援に取り組まれることをお願いしておきます。

 

415目「自殺予防対策業務」についてです。こころの健康電話相談「こころホットライン」を1回線から2回線へと増設することは大変心強いものであります。自殺者の遺族、周囲の人の気持ちを察する限り、それを食い止めることは大切な社会的責務であると思いますので、今後も継続的にお願いをいたします。

 

512目「就業支援事業」についてです。ニート、フリーターに対して職業的自立を支援している「若者おいでんクラブ」は専任のキャリアコンサルタントが様々なプログラムを実施し、毎年30人以上の就業・進学の実績を上げていると伺いました。平成29年度も説明会、セミナー等で周知を行い、協力企業を募集していくとのことであり、利用者の立場からプログラムのなお一層の充実をお願いいたします。

 

613目「農政推進業務」です。農業者による農産加工品の開発および販路開拓にかかる取り組みを支援する農林産品ブランド化・6次産業化支援は、平成27年度で7名、平成28年度で8名と実績を積んでいるとお伺いしました。農産加工品の開発は成功も失敗もありますので、資金の支援だけでなくセミナー、相談等の支援もお願いします。

 

614目 「農政推進事業」であります。農林産物等展示即売施設管理運営業務の機器賃借料はおかざき農遊館、ふれあいドーム岡崎のポスレジとのことで、予算を平準化するために賃借と買取の比較検討は行ってないとのことですが、買取をスケジュール化することにより、平準化はされますので、今後は平準化と合わせて賃借と買取の比較検討を行ってください。

 

712目 「新産業支援事業」であります。(仮)岡崎モーターフェスティバルの負担金を減らすことは市側の一方的はコストカット要請はイベント自体の魅力を損なう恐れがあるので慎重に検討するとのことでしたが、約15千人の来場者、また、95%の方々がまた来たいとのことなので、各企業、店舗からイベント出店の希望を募り、出展料を請求することにより、実質、負担金の軽減につながりますので、今後検討をお願いします。

 

716目「観光誘致事業」であります。観光啓発業務の観光宣伝委託として名鉄キャンペーンがありますが、平成27年度から春秋と実施されましたが、利用者アンケートにて「この切符がなかったら訪れることはなかった」と新規開拓へ大きく関与していると考えます。初めて訪問された方がまた行きたいと思っていただけるよう、キャンペーンの内容のさらなる充実もお願いします。

 

717目「会館施設管理運営事業」であります。家康館の展示、資料、複製制作とあり、現物の資料保存は、温度、湿度など環境調整の確保が必要であるとの観点から、複製の制作には賛成ですが、一方で本物を見る機会も必要と考えます。年に一度は本物を見る機会を設けることを検討して頂けることを期待しています。

 

841目「災害対策事業」であります。総合雨水対策事業費補助業務として止水板設置に対しての補助金が新規に開始されます。いざという時の備えこそ行政が率先してやるべき分野であり、現状で何人くらいの申請があるかわからない状況だとしても動くことが大切と考えます。まずは50万円上限、10人想定で補助を始めるということは非常に評価できます。今後も新規業務は積極的にお願いします。

 

851目「交通政策推進業務」であります。バス路線対策業務のバス業者への赤字補てんとしてのバス運行対策費補助金ですが、年間バス利用者は約670万人と堅調なバス利用があります。他方で赤字路線についてはバス以外の交通方法も合わせて、地域を巻き込み、同じ補助であれば、より便利な交通網の検討をお願いしておきます。

 

1041目「嘱託職員、臨時職員賃金等」についてです。

教員補助者の増員ということで、きめ細かな指導がされ教育的効果も上がるものと期待しています。教師の多忙化解消という点からも現場からも喜ばれると思い、高く評価するところです。しかし、一方で、現場の教師からは35人学級の強い要望もあります。教員補助者の増員という施策は、ここで一度立ち止まり、35人学級の設置に切り替える時がきていると考えます。検討して頂けるようお願いしておきます。

 

1041目「中学生三大陸国際理解教育推進事業」についてです。

本年度、オーストラリアの中学生と本市の中学生の新しい交流活動の事業だと伺いました。新しい事業を起こすには、たいへんな苦労があったと思われます。それを乗り越えられた実現されたことに高く評価をします。

 しかし、新しい事業は思わぬ事態がつきものです。子どもの安全が第一。派遣を事業者まかせにするのではなく、相手方の教育委員会ともよく連携し有意義な交流ができますように、きめ細やかな配慮をお願いしておきます。

 

1045目「総合学習センター施設業務 基本設計委託料」についてです。

センターの改修にむけての設計委託料であると伺っております。今後、市内の公共施設の耐用年数の限界を迎えるなかで、多くの施設におけるライフサイクルコストをトータルに考慮していく必要性があると推察されます。その中で、当施設は10年前に大改修をしたばかりであり、他の施設とのバランスを考慮しますと、さらなる改修は時期尚早ではないかと考えます。ぜひ俯瞰的な視点からの改廃、維持をお願いしておきます。

 

1055目「岡崎城跡整備事業」についてです。

 岡崎城跡の城郭遺構の全容を把握することを目的として発掘調査を継続していくことは歴史を正確に把握するためにもぜひとも取り組んで頂きたい内容であります。せっかく発掘するのですから、すべてを埋め戻すのではなく、一部でも見えるように保存し残しておくことをお願いしておきます。

 

1058目「美術博物館費展示備品購入費」についてです。

 文化の薫り高い教育の街、岡崎としては、展示備品等の購入費が肝となると考えております。本年度はまとまったコレクションを安価に購入できる機会を得たということで、1600万円増となり、評価するところでございます。しかしながら、昨年度までは650万円程度で推移してきたと伺いました。ぜひとも、継続的に来年度予算案程度の予算化にご尽力を頂きたいとお願いしておきます。一流の作品は人を呼ぶだけではなく、子ども達の文化資本の蓄積へと繋がり、それは将来を決定するバロメーターとなります。ぜひ、岡崎の文化の薫りを保つためにも一流の美術品の継続的な購入を重ねてお願いしておきます。

 

1061目「龍北総合運動場整備業務」についてです。市民がスポーツを親しむ場所がまた一つ増えることは大変喜ばしいことであり、様々な団体からの要望があるのは容易に推察できるところでござます。また、それらの調整もさぞ大変であることは十分理解しているつもりでございます。しかしながら、現在あるプールを活かし、ぜひ室内50mプールの建設を検討して頂けるようにお願いしておきます。

 

次に、第52号議案「平成29年度岡崎市病院事業会計予算」についてです。

医療の機能分化が進むなか3次医療機関として心肺停止、大やけど、脳卒中などの「生命の危険に瀕している状況」の患者さんに対し、高度な医療を24時間体制で提供する医療機関である当病院が果たす役割の大きさは、住民の期待も高いものであると思います。その中で、限られた予算を高度で性能の高い機器に使用し市民の健康に一層資する計画を持たれていることが先の委員会で理解できました。加えて、経営面におきましても平成29年度においては純損益が約650万円の黒字であるということ、また、病院運営をしていくうえでの基準とされる指標上の数値が健全であることも理解しました。今後とも質の高いサービスの提供と、持続可能な経営努力を続けて頂けるようお願いを申し上げて、賛成とさせて頂きます。

 

以上、主だった箇所について意見を申し上げさせて頂きました。

 

最後に、3月を持ちまして退職されるみなさま、長年にわたり市政のためにご尽力いただきありがとうございました。まだまだ若輩者の会派でございます。今後は皆様からのご指導ご鞭撻を賜りますよう心よりお願いを申し上げるとともに、なによりも皆様のこれからに幸多からんことをご祈念申し上げまして、討論とさせて頂きます。

 

ありがとうございました。



明日は3月定例会の最終日です。

議会の最終日には「討論」があり、私が担当することになっていますので、今日はその作成に追われていました。会派は4人で常任委員会が4つですので、各議員が委員会で質疑した内容や、述べた意見をとりあえずは、組み合わせ、あとはその人の文章の癖や息づかいをなるべく脱臭しながら、自分なりの形に整えていくという作業になります(他の会派さんはどうやって作成しているのでしょう…)。

今日この場所で晒すわけにはいきませんが、明日は全文ここで貼っておきたいと思います。

ということで、明日の10時から本会議です。

では、また。 

福祉病院委員会が終わりました。

昨日、所属している福祉病院委員会が開催されました。今回は予算案を含む14議案が当委員会付託となりそれらの質疑、採決が行われました。

3月定例会における委員会は、会派持ち時間制で運営されています。会派の人数において持ち時間が異なり、無所属である議員の持ち時間を25分を下限とし、会派(会派は方向性を同じくする市議会議員が3人以上集まり議会において行動する集団です)の人数において持ち時間が割り増しされます。なので大会派ほど持ち時間が多く、少数会派ほど持ち時間が少なくなります。

具体的には最大会派である自民清風会さんが110分、民生クラブさんが60分、公明党さん、共産党さんチャレンジ岡崎・無所属の会は35分が持ち時間になります。

持ち時間制でいいのか。という疑問もわきます。

この方法は目的の無い質疑が続くことを抑制するメリットがある反面、網羅的に公の場で問い質すことが出来ないデメリットを併せ持っています。ただ、ある程度、議会という場であるとはいえ良識的な時間の使用も必要だと感じますし、要は程度の問題だということではないかと思います。

注意しなければならないのは持ち時間は質疑と答弁を含めたものであるということです。こちらが手を挙げて、委員長からの発言を許されてから針が動き出し、質疑をし、当局がそれに対する答弁を終えるまで時が刻まれるわけです。ちょうど、将棋のような感じを思い浮かべて頂ければわかりやすいかもしれません。

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写真1 休憩中に表示されている会派の持ち時間の様子

そうなると、質疑、答弁あわせて35分ですので、どうしても議案全てを網羅的に質していくという方法をとることはできません。そこで、事前のヒアリングなどを通じて、質疑するところをしっかりと見定め、なるべく深くなるようにしていくことが求められます。

その内容はまた明日以降に書きます。



それでは、また。

 

3月定例会の道半ば。

今日も朝から3月定例会が開催をされました。何度も書いている気がするのですが、囲碁でも将棋でもルールがですので、議会運営のルールを改めて記します。

議員が議場に一同に会し本会議が開会されます。これだけでは舞台俳優は揃わないのです。形式上ですが、ここで議会は市長をはじめ執行部に出席を求めることになります。これで舞台が整うわけです。

序幕では定例会に提出される議案が説明をされます。議案は提出者が説明責任を負うので、多くの場合は執行部側がこれにあたります。一通り説明が終わると全ての案件は委員会付託という扱いになり、ここで本会議は散会となります。

第二幕では委員会で付託された各案件が審議をされます。委員会では各会派から選ばれた議員が提出者(執行部)と一つ一つ質疑を行います。それが終わると各会派が意見を陳述し、採決をとります。

終幕では、議場に全ての議員と執行部が集まります。まず、ここで委員長報告が行われ、各委員会で議議論された内容、表決の賛否が報告されます。これが終わると、次に各会派の質疑の時間となります。

ここでは、定例会に上程された議案全てに対し、提出者に再度、そして最後の質疑を行うことができます。で、これが終わると討論になります。これは文字通りのディベートではなく、どちらかというと「説得」という意味合いで行われます。採決を前にして、討論者は全議員に向け自分の意見を述べ、反対意見を持つ議員を説得にかかるります。

すべての討議は終わりました。

これで採決を取り賛否の表決が決し大団円を迎えることになります。



ながながと書きましたが、3月定例会ではこの劇が二度上演されるのことになります。というのも、28年度補正予算と平成29年度予算の二本があるからです。

ややこしい話ですいません。

で、今日は平成28年度補正予算の採決が行われました。慣例上、年度末の補正予算は一日で議案説明から表決まで行うようです。(知りませんでした…)

となると、上記に記した序幕から終幕までが一日で行われ、それが終わると平成29年度予算の説明があるわけです。なんか駆け抜けていくような感じで集中力を保つのが大変でした。すいません。

さて、私たちの会派としては平成28年度補正予算はすべて賛成という立場で終えました。契約差金、人件費の補正、などが主でしたのでこのような判断とさせて頂きました。


さて、ここからは平成29年度予算の審議です。来週は委員会も始まりますので、エンジンをかけ直し走っていきたいと思います。


それでは、また。

 

代表質問の全日程が終わりました。

2月28日から始まった議会の各派代表質問が終了しました。人数が多い最大会派からの質問順となり、自民清風会→民生クラブ→チャレンジ岡崎・無所属の会→公明党→共産党が平成28年度代表質問の順番でした。

12月議会では一般質問というのもがあり通告した全ての議員が発言をすることが出来たのですが、3月議会の代表質問では各派の代表しか質問をすることができません。加えて、答弁のルールも異なることになります。

一般質問は質問と答弁をあわせて50分という時間で行われます。質問の方法も一問一答方式と、一括質問一括答弁と、その併用方式の三つの方式から選択することができます。

他方、代表質問では方法は一括質問一括答弁方式だけですが、質問時間を質問者だけで50分使用できるという利点があります。一般質問では質問、答弁を合算して50分ですが、代表質問では質問50分、答弁無制限、となります。さらに質問は三次質問までという規則があります。これは1次質問でまず新年度における執行部の概要を大まかに質し、二次質問でさらに深く聞くところを選び、3次質問ではさらに問うということのが教科書的な流れになります。

実態はこんな感じです。

まず代表者が40分ほど淀みなく質問をだーっと述べつづけボールを執行部側に投げます。市政の方針、新年度予算、重点政策、などなどです。で、執行部側がそれについて答弁をします。ここで2時間ほどかかります。すると、またボールが代表者側に戻り二次質問を行います。これが10分弱。再びボールが執行部側に移り30分程の答弁があります。代表者は残り約2分。総括を述べて終わり。と、こんな感じのキャッチボールが緩急織り交ぜ行われます。だいたいこのやり取りで三時間半前後の時間が使われ一会派の質問が終了になります。

これが4会派あるので、どうしても長期戦になってしまうわけです。

さて、私たちの会派は3月1日の午後から3番手として初登壇させて頂きました。杉山代表が述べた冒頭部分を以下に掲載させて頂きます。全ての質問と答弁は議事録として議会HPから閲覧できるのですが、どうも時間がかかるようですので、とりあえず冒頭部分だけでもご高覧ください。

それでは、また。
■代表質問冒頭
私たち、チャレンジ岡崎・無所属の会は市民の皆様の「声なき声」を大切にする、今、流行りの言葉で言えば「市民ファースト」の会派です。市民の皆様の声を行政に届けて、皆さんの思いの詰まった岡崎にすることが我々の役目だと考えています。その思いからチャレンジ岡崎としてマニフェストを作成し日々活動をさせていただいております。12月議会も終わり、マニフェストに掲げている項目の1つでもあります、市政報告会を度々開催させていただいております。



 

岡崎市3月定例会が始まりました。

会期は3月24日までの25日間です。本会は新年度予算の審議もあり重要な定例会と位置付けられているのが本定例会です(毎回大事ですが…)。初日の議事は市長の提案説明から始まりました。

曰く、「平成29年度は、本市のこれからの100年の礎を築くための初年度であり、今後も都市としての魅力を高め、持続的に発展し続けることが重要であると考えるところであります」とのことです。

執行部の長がどのような思いで予算編成をしたのかをきっちりと理解していくことが、議会側としては重要なことであるので、まずはこれに沿って議題をチェックしていければと思います。 

さて、先日も記しましたが、今年度の予算規模は一般会計で1,233億円、特別会計、企業会計合わせると約2,473億円です。これは過去最大規模の予算編成でもあります。また現時点では58件の議案が提出されています。

明日、明後日は各派代表質問が行われ、我が会派は明日の午後の予定ですのでご注目頂ければ幸いです。ということで、2度目の定例会ですが自分たちの思いを持ちしっかりと臨んでいく所存です。ではまた逐次ご報告していきますので、よろしくお願い致します。

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 写真1 本会議室で議会が行われました(これは12月の写真ですが…)

みなさん。こんばんは。
岡崎市議会議員の小田たかゆきです。



さて、最近は3月定例会に向けての準備を進める日々を過ごしています。そもそも、いろいろな方に会うと、「議会というのはいつ開催されているんだ」と、お尋ねを頂く機会が多いのですが、岡崎市では3月、6月、9月、12月と3カ月毎に、年4回開催されています。(「岡崎市では」というのは他の自治体では通年議会という形で開催されているところや年4回でも月が異なる自治体もあるようです)

ついでに付け加えますと、12月議会を通してわかったことですが、だいたい会期というのは20日間前後で行われることになっているようです。

で、そのなかで最も重要性が高いと言われるのが3月議会だと言われています。こう言われるのは、新年度予算が今議会で審議されることに加え、会派代表者質問といわれる、書いて字のごとくなんですが、会派の代表による質問が許されるのがこの3月議会だけだからです。


代表質問は各会派が自らの目指すものを市政に問い質し、質問の観点をうまく使いながら暗に陽に自分たちの主張を織り交ぜていくという非常に慎み深くまた巧妙な手段が垣間見えたりします。

また市政全体の方針を問いただすことも多く、いわゆる大風呂敷を広げた俯瞰的な視点のやり取りが行われるのもこの代表者質問だといわれています。ビックピクチャーを話しあうのは聞いているだけでもワクワクするものです。

そして代表者質問もさることながら、3月議会が重要だと言われる以遠は、私たちの生活に直結する新年度予算が表明され、審議されるからです。


先日、各種報道機関でも発表があったように本年の新年度予算は一般会計で1,233億円でそれに特別会計・企業会計合わせると約2,473億円という予算が計上されているわけです。
平成29年度の予算の概要
未来を見据えたまちづくりを進める予算
岡崎市
http://www.city.okazaki.lg.jp/class/p021006_d/fil/01.pdf
ワクワクするのが予算書であるのですが、登場の仕方がなんとも唐突で、ある日会派の控室にいくと机の上にドカッと堆く積まれていました。さあっと、会派のなかで手分けをして一つ一つ見ていくのですが、これだけの膨大な量になるとなかなか目配せをすることが難しく、ましてや初めてのことで戸惑うことも多いわけで…

ただ、そうも言ってられないのでない頭をフル回転して担当から施策についての話を聞き、それを質問にして書き記し、また担当に投げる、というような自転車操業を繰り広げている最中であるわけです。


新年度予算書の審議。

今議会ではチャレンジ岡崎・無所属の会として初めて会長である杉山議員が代表質問に立つ機会もあります。選挙前から皆さんから集めた声を集めた政策、そして選挙後に出合った方々の声を集めた思いをしっかりと行政側に問いただしこれからの市政、そしてみなさんの思いが少しでも形になるようきっちりとした質問をしていくことがなによりの責務だと考えています。

明日は平成28年度補正予算のヒアリングで1日が暮れていきそうですが、ない頭をフル回転させて頑張っていきたいと思います。


それでは、また。 

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