岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:2019.12議会

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

少し前の話題となりますが、昨年の12月議会の議事録がアップされていましたので、例のごとく弊社HPに全文を掲載させていただきました。



とりあげさせて頂いた議題はおおきく3つ。

ひとつは、キッズデイズの評価について。こちらは昨年はじめて実施した秋休みの導入というものでしたが、決定から実施までの期間において少なからずのかたからお声をいただきました。その声をどのように考えているのかを質すもの。

ふたつめは、JR岡崎駅のコインロッカーの設置にたいして。こちらは前向きな回答があり、令和2年度の予算に組み込まれ設置が決定しました。

みっつめは、高齢者の安全な運転、とくに後づけの安全設置装置の購入補助についての進捗具合について質したものです。こちらも、令和2年度に予算化されました。

昨日もとある方から市議会議員の情報発信について厳しいご意見をいただきました。「全然伝わってこない」そういうものでした。

量の問題なのか、質の問題なのか、その両方なのか。

たぶん両方でしょう。

負託をうけたものである以上、当然説明責任が伴います。

その職責を果たせるようこれからも取り組んでいきたいとおもいます。

それでは。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

本日、12月定例会が閉会となりました。公契約条例等の条例案や補正予算など全43件の議案にたいし賛成という立場で表決をさせていただきました。

さて、そのなかで会派内でまた討論において、議論されたもののひとつに太陽の城跡地に建設が予定されているコンベンション施設がありました。

それについて最終的には賛成と表決したわけですが、そこに至る過程を事後検証できるためにも記しておきたいと思いますので、すこし長文になりますがお付き合い頂ければ幸いです。

事の経緯は、HP上で確認できるだけでも、1年前の2018年11月からはじまっており、地元経済団体からの長年の要望や、幾度かにわたる事業者とのヒアリングを行い、かつ近隣都市での同規模の施設の調査をした結果、最大で椅子のみ使用の会議で1,000人、立食で800人の催事に対応したホールを持つ施設を公民連携事業(PFI事業)で民間ホテル事業者などを含む特別目的会社(SPC)とともに2023年4月1日にはオープンを実現しようとしていることになります。



そこで、今回の12月議会で上程されたのは、コンベンション施設の整備費用や、維持運営費用、土地整備費用、事前からのPRの予算など約80億円でした。これをテコに、来年度の6月議会でSPCとの事業契約の締結にむけ具体的に動き出そうしているわけですが、この間、約1年にわたり議論され、会派内でまた本日の討論で明らかになってきた疑義は概ね以下の3つに集約されてきています。
1.建設費用の妥当性
2.他の計画との整合性
3.政策の優先順位
まず、1.建設費用の妥当性ですが、こちらは現時点で岡崎市が計画しているのは平米辺り50万円程度で他都市の類似施設の相場が約40万円〜50万円と比較しても、それほど変わりはなく、妥当なものであると考えています。

もちろん、今後の相手方の提案次第で変化していくとは思いますが、この線からおおきくはみ出すことがなければ妥協点となるはずです。

ここまではいいのですが、つぎの2からなかなか難しくなってきます。

2の他の計画との整合性とは具体的には、平成28年8月に策定された「岡崎市公共施設等総合管理計画」との整合性です。



この計画は、将来予測される少子高齢化による一般財源の縮小を見据え、インフラの維持更新費用の負担をいかに削減するかを具体的な目標と数値で掲げています。

具体的に今回の計画と関連がある部分を引用すると、
2-2 行動原則
⑴ ハコモノ原則
▼ 新規整備は、原則として行わない
 長寿命化を前提に適正な管理を行い、既存建物の有効活用を図り、新規整備は原則として行わない。
 新規整備が必要な場合は、必要性や有効性を十分に検証し、類型別方針の総量規制の範囲内で将来負担に配慮して行う。
▼ 施設総量(総延床面積)を縮減する
 本市の建物全体の総延床面積を 40 年間で15%程度縮減することが必要である。
 総量の縮減に際しては、サービス水準の維持を目指す。また、PFI 事業など官民連携による機能向上の検討をあわせて行う。
ということが記載されています。

ここの読み方が難しいのですが、ハコモノ原則では、「新規整備は原則として行わない」とされ、新しいハコモノは原則建てないとしつつも、その一方で、「新規整備が必要な場合は、類型別方針の総量規制の範囲内で将来負担に配慮して行う」とも書かれており、ややこしいわけですが、要は、必要とあれば、新規で建ててもいいけど、その条件として「類型別方針の総量規制の範囲内」に収めることが謳われています。

ということで、必要性や有効性があれば(わたしはあると思うわけですが)、今回のコンベンション施設は類型別ではホール・会館施設に含まれるので、ここの総量を今後調整することを検討していくことでクリア出来るはずです。

また、総量として40年間で15%の削減も謳われています。

先日の答弁では、この総量の目標値についても未達であることが確認されましたが、しかし総量を考えるさい、最大の本丸は約50%を占める学校教育系施設と住宅系施設のコントロールです。ただ、ここは大変シビアな問題で、少子高齢化をむかえ児童生徒数が減る学校を閉鎖するのは一見合理的ですが、他方で、地域コミュニティの中心として機能している学校を動かすことには相当な抵抗が予想されるものです。

ここについてもしっかりと議論を重ねて行く必要があります。

と、話が逸れていますが、コンベンション施設の建設に関しては、全体的な総量規制を睨みつつ建設をすすめることは、この計画を一概に逸脱するものではないと認識しています。

さて、最後に3の政策の優先順位という問題です。

いわゆる「80億をもっと別の政策に振り向けるほうが賢明だ」という議論です。

子育て、医療、福祉、教育、これらの分野で困っているひとは多くおり、それらの対策に手当てをするほうが優先であり、無駄なコンベンション施設を作る金があれば、そっちに振り向けるべきではないか、そそういうことです。

この手の議論をする時はわたしは時間軸を考えることが大切ではないかと思います。

コンベンション施設の建設は経済効果(30年間で280億円と試算)をうみだすことで、継続的に歳入を増やすことを目標としています。かりにこれがうまく回れば、さまざまなところに効果を生み出すことを可能とし、ひいては持続的に上記のような政策分野に資源を振り向けることを可能とするはずです。

もちろん、「風が吹けば桶屋が儲かる」式のはるかなる因果関係を信じるのは難しい側面があることは承知しているつもりですが、すくなくとも今回のような一種の投資的な事業であれば、そのような合理的な物語を語り、周囲に説得することが決断をするために必要です。

ここに関しては、当局と話し合う過程で相当程度あると感じました。

また優先順位の問題は、政治判断が大きく関与する領域でもあり、これに関してはなかなか如何ともしがたいところがあることも付け加えておかなければならないでしょう。

いずれにしても、この優先順位の問題はそれぞれの分野における投資と効果の物差しが異なるが故、一概に論じるのは難しいものです。

ただ、今回のコンベンション施設は投資的な側面もあることから、しっかりと事業としての成否を継続的にフォッチしていくことは必要となりそうです。

ということで、現時点で議論の状況と、それに対するわたしの立ち位置を記させて頂きました。

たぶん、賢明な人はこんなことを文章に残さないと思いますが、どの道、来年の改選時においては争点のひとつになることが予想されるのがこのコンベンション施設の建設です。

とりあえず、現時点の考えを記しておくことで、後から有権者のみなさまにとり判断をするための材料に資すると思い、記録しておくこととしました。

それでは。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

本日は午前は文教生活委員会、午後からは福祉病院委員会がおこなわれ議案の審議が行われました。

文教生活委員会では、せきれいホールの改修のための事業者と契約する議案、同様に総合学習センター改修にむけ事業者と契約する議案、各地にある市民センターの規制を緩和する議案が審議されました。また予算としては、令和2年10月から予定されている岡崎小学校の校舎増築工事にむけ代替施設の準備のための増額補正などが審議されました。

また、福祉病院委員会では、市が保有する藤田医科大学岡崎医療センター建設予定地を藤田学園に売却する議案などが審議されました。また予算としては、政務負担行為として放課後児童センターの運営を民間へ委託するための予算、市民病院に最先端の手術支援ロボットを購入するための予算が計上され、審議されました。

さて、本日ですべての常任委員会がおこなわれたこととなります。

残すは、12月20日の本会議のみとなります。


それでは。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

2019-12-12 18.05.42

本日は午前中には総務企画委員会、午後からは所属する経済建設委員会がそれぞれおこなわれました。

総務企画委員会では、岡崎市の30年後の姿を描く「岡崎市総合政策指針」制定のための条例案や、市が発注する事業における労働者の保護を目的とした公契約条例案、また、太陽の城跡地に建設を予定しているコンベンション施設の契約にむけ建設費や運営費等を含む約80億円の債務負担行為が計上され、審議されました。

また、

所属する経済建設委員会では、条例の改正等としては、籠田公園地下駐車場の指定管理者の指定をする議案、来年完成予定の桜城橋の電気設備使用料や都市公園の利活用を見据えた公園協議会の設置条例案、市営住宅の入居のさいに連帯保証人を不要にする改正案、また住居者の身体的、生命的な危機を察知したさいに職員が立ち入ることができる条例の整備案などが審議されました。

また補正予算では、岩津地域活動拠点施設の整備にむけた交差点改良のための調査費、国の「スマートシティモデル事業」に採択されたこによる、乙川リバーフロント地区内の人流データーや駐車場の満空情報を取得、提供するための機器設置のための予算、中央緑道内の国道1号線と市道籠田町線の交差点改良工事のための繰越明許費などが審議されました。

なかなかいい資料が見当たりませんが、とりあえずこちらのリンクがあります
令和元年12月岡崎市議会定例会提出議案概要


といことで、委員会は明日も続き、文教生活委員会、福祉病院委員会の審議となります。


それでは。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

12月議会の一般質問で取り上げた話題をご紹介させていただくの第4弾にして、ラストを飾るのは高齢者の安全対策の進捗状況、とくに既販車への後付けの安全運転支援装置の設置に係る補助の進捗状況となります。

高齢ドライバーの車による事故がセンセーショナルに報じられるなかで、その対策として安全運転支援装置の設置は有効な対策のひとつとされており、各社さまざまな装置が開発、販売されています。

このような動きのなかで、近隣自治体においても設置への補助金が創設され、普及を行政が推進する状況も見られるようになってきました。

他方で、各社の新規開発が加速化しているなかで、その性能については玉石混交ともいわれており、国土交通省は装置の必要性は認めつつも、慎重に補助対象を検討していかなければならないという態度をとってきていました。

岡崎市は上記の動きをみつつ、補助金の創設には前向きな検討をしていくとしつつも、いまだ具体的な動きを示していませんでしたので、今回あらためて状況を確認させていただきました。

で、回答はこんな感じでした。

本市としては、補助対象とすべき装置を判断できる環境が着実に整いつつあり、引続き、国及び周辺自治体等の動向を注視し、関係部局と調整のうえ、補助制度導入の準備を進めたいと考えている。
ということで、こちらも着実に進んでいきそうです。

ということで、また展開がありましたらこちらでも記載したいと思います。

それでは。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

本日も一般質問をさせていただいた話題についてです。今回は待望のJR岡崎駅コインロッカー問題の進展についてです。

過去このブログでこの話題については何度か触れてきました。
2017/03/21
JR岡崎駅にコインロッカーを?!
2018/03/31
続コインロッカー@JR岡崎駅
2018/10/15
JR岡崎駅のコインロッカー問題が少し発展 -webサービス(ecbo cloak)で解決を目指す道-

事の発端は、JR改札口前にあるキヨスクに横にあったコインロッカーが撤去されたことでした。民間が運用するコインロッカーが撤去されたことでロッカーがなくなり、それに困ったお客さんがなんどかキヨスクの店員の方に尋ねることがある、とお聞きしたことでした。

一方の事業者が採算のとれない事業から撤退するのはあたりまえのことですが、他方の、行政は対価を得られにくサービスでも必要とあらば賄うことができる主体です。

「儲かる」ことはなくとも、JR岡崎駅周辺は本市が力を入れる観光における玄関口のひとつであり、また、今後発展が見込まれる地域とあらば、観光客やビジネス客への対応のためコインロッカーくらいあってもいいのではないか、そうわたしは思いました。

「こりゃ〜簡単に、ちょちょいのちょい」

と、ならないのが世の常なのか、担当者レベルではさまざまな検討をしていただいたのですが、管理の問題がネックとなりなかなか前に進む気配がありませんでした。

「行政では遅すぎる」

そう思った当時、ふと目にしたネットを介したロッカーサービスを提供する「ecbo cloack」に着目しました。

これは荷物を預けたい個人、団体とロッカーとなる場所を提供するオーナーを仲介するネット上のサービスで、荷物の受け渡しにより生まれる消費者との接触を他のサービスへ展開することはかる飲食店や隙間空間を有効に利用したい事業者を中心に、預け先が爆発的に増えているサービスでした。

事業者の登録料は無料、維持管理費もないサービスで「これだ」と思い、知り合いの飲食店さんへお願いして運用してもらうことにしました。

残念ながら実績は1回。涙

と、まったく振るいませんでしたが、担当課へそのサービスのお手軽さ、リスクの低さ、登録の容易さなどを説明し、ロッカー不在の状況を打破するために、なんとかこのサービスを普及できないかとお話しさせていただいたこともありました。

(結局こちらも成就せず)

思いれが強くなりすぎてながながと経緯を説明してしましましたが、今回、そのロッカーの設置について質問をしました(引用符は筆者のメモより作成。公式な答弁ではありませんので悪しからず)。

答えはこうでした。
キヨスクが設置していたJR岡崎駅のコインロッカーは、平成28年度いっぱいで撤去されており、JR岡崎駅観光案内所にも観光客からその要望があります。 このため、観光客の要望に応えるために、岡崎市観光協会及びJR岡崎駅と協議を重ね、観光協会がコインロッカーを設置する方向で検討しております。
「設置する方向で検討しております」

お〜

ネックであった維持管理は観光協会さんが担う方向で設置する方向で検討しているとの、すげー前向きな答弁です。

本当に。

キヨスクの店員の方もこれで胸を張って「あそこです」といえる環境になりそうです。

今後は設置に向け粛々と進めていただけることをお願いしたいと思います。

最後になりますが、粘り強く検討を重ねていただいた担当課の職員の方々や、無理なお願いを快く引き受けてくださった飲食店のYさんには、この場をかりて心より感謝申し上げます。

それでは。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

今日は昨日に続き、一般質問のご報告させていただきたいと思います。毎年の5月に開催される大会に中学校総合体育大会があります。

この総体でおこなわれる開会式の行進を見直すことの見解について質問をしました。この行進をするがために朝はやく家を出てかなりの拘束時間を強いられる生徒がいることや、行進の練習のために多くの時間が割かれている実情があるとのご指摘をいただいたことがこの質問に取り組んだきっかけでした。

本題に入る前に二つ確認したことがあり、ひとつは実施主体がどこなのかということ。これは岡崎市、教育委員会という当然のお答え。確認したかったことは、単市のおもいで変更ができることなのかということでした。

また、行進の指導要領等の記述についても確認しました(以後、引用符内は筆者のメモより作成したものであり当局の議事録ではありませんので悪しからず)。

「愛知県教育委員会が示している「集団行動指導の手引」によると、行進は「集団行動」の一つとして位置付けられている。さらに学習指導要領では「集団行動」の目的を「能率的で安全な集団としての行動の仕方を身に付けること」としており、「集団行動の指導の効果をあげるためには、保健体育科だけでなく、学校の教育活動全体において指導するよう配慮する必要がある」

とまあ、しっかりとその必要性と有用性が記されています。

ただ、この同じ県の手引には「指導上の留意事項」の記載もあり「集団行動の指導は…形式的な指導は避けなかえればならない」また「必要以上の時間を使用したりすることは、指導の観点から逸脱した指導であるといってよい」と記載されてもいます。

なかなか煮え切らない議論ですが、端的にいえば、すくなくとも「総体の行進の是非」は本市の教育委員会の考え方でどうにでもなる、そうわたしは理解し、負担軽減のためにも行進を見直すべきではないかと質しました。

教育活動で子どもが充実感や成就感を味わうことは大切なことであり、その積み重ねがよりよい成長につながると考える。総合体育大会の開会式も、そういった大切な場のひとつであると捉えている。入場行進に参加する選手団の中には、選手として試合に出場する生徒だけではなく、試合に出場できない生徒たちも含まれる。
応援団は、これまでひたむきに練習に取り組んできた全ての選手を、一丸となって称える。こうして市内21校の選手団、応援団が気持ちを一つにして作り上げる生徒たちの活躍の場、発表の場である開会式は、子どもたちが大きな充実感と成就感を得る機会となっており、教育的価値があると考えている。 
ただ、極端に時間をかけるなどといった過度な練習は適切ではないと考えている。今年度は多くの学校が行進練習を短くすることで、生徒や教師の負担を少なくしている。今後も子どもたちにとってより意義深く感動的なものとなるよう努めていく。

行進の見直しについては「充実感と成就感を得る機会」であり「教育的価値」があるとの回答であり見直しは難しいが、生徒や教師の負担を少なくしつつ取り組んでいきたい。

そのような主旨の方向性が示されることとなり、残念ながらわたしの思うところとは相容れない回答ではありますが、これは「負担」と「教育的価値」というまったく異なるものを比較するというかなりアクロバットな議論なので「仕方ない」と思っています。

かりにわたしがこの行進の見直しを強く求めるのならば、二つの方向性がありました(結局ここからは質問としてはやっていません。余談です笑)。

ひとつは「負担」というところに論点を絞り、そこの数値を示していただくというものです。たぶんこのような数字はとってないので公表が難しいとともに、この議論の前提であるそもそもこの「負担」は負担なのか、という議論をしなければなりません。数字なく負担感を論じても行き着く先は主観的なものにしかならないでしょう。

もう一方の道行きとしては、行進の「教育的価値」について論じる方向性です。

当然、見直しを求めるわたしの方はそれには価値がないとしつつ、問答をつづけていくこととなります。こっちの戦略も悪くはないのですが、正直、行進の価値を数字的に論じることは難しく、ましてや多くの方々には記憶としてなにかしらがある事柄だけに、最終的には好悪の水掛け論に終始してしまう気がしてなりません。

ということで今回は、どちらが「正しい」ということではなく、まあ双方折り合いをつけ、落とし所として「過度な練習(負担の軽減)」は避けつつも、「意義深く感動的(教育的価値)」を提供できるようにしていくというところでいいのではないかと思っています(そしてそういう落ちになっています)。

余談の方が長くなりそうですが、総体の行進だけではなく、さまざまな負担を軽減していく方策をこれからも提案できればと思います。

それでは。

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岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

本日も一般質問がおこなわれ、5人の議員の方が登壇しました。

ということで、今回も備忘録としてここに記していこうとしているのですが、最初に明記しておかなければならないのは、昨日このブログでもお伝えした通り、杉浦議員の質問に答える形で内田市長が3選目の出馬にむけ表明をおこなったことです。

いままでの「成果」と「今後」という流れでそれぞれに答えつつの出馬表明となりました。

そこで、まずそのざっとまとめてみると、
(1)成果
・前回の市長選のさいに掲げた公約の9割は達成できる見込みとなった
・堅実な財政運営を続けてきた。任期7.5年間で歳入を70億円増加。市債を100億円減少させた。
・リバーフロント計画(事業費の半分ほどが国費、県費)のように市長は国から予算をいかに取れるかが市長の評価とも言われる。その線での実績は手前味噌だが、ある。
・福祉における自治体の役割は国の大きな制度をいかに地に足をつけて実行するかにある。その限りでは円滑にすすめてきた。
・子育ては病児保育、放課後児童等展開してきた。また教育はタブレット、ICT、エアコンを展開。

(2)今後
・将来世代に負担を残さない堅実な財政運営を基本としつつ、福祉医療教育という基盤的な施策を展開することは当然
・その上で、進めてきたハード事業はソフト事業が伴うことが本来の目的であり、その完成にむけてこれから歩んでいきたい

・今後の大きい方向性は2つ

1.民間のノウハウを活かしたまちづくりを進めることで、結果的に市の税収が伸びる仕組 みづくり
2.広域連携の推進-広域で必要となる施設などは名古屋市の「名古屋尾張共和国」のよう な仕組みで負担していく仕組みづくり。

・もちろん中心部だけではなく、東西南北のまちづくりをこれからも進めていきたい
というものであったように記憶しています(あくまで小田のメモです。言い回し等や細かいところは相違があるかもしれませんので悪しからず)。

3期目への出馬ですので、実績とそのうえにたった現実的な展望が公約へとなっていくことがここからは拝察されます。とはいえ、本日発表されたばかりです。わたしとしては、まずはきっちりと実績の評価をしてみたいと思います。

さて、ほかにも一般質問はつづいたわけですが、八丁味噌に関する地理的表示保護制度について現状が問われました。加えて、本日も小中学校の部活動についてあらためて確認がおこなわれるなど、注目度が伺われました。

また、LGBTQといった性的マイノリティーにたいする岡崎市の考え方、進め方も質されました。ここは、まだまだというところです。

さて、ということで、本日3日目の一般質問が終わりました。

いよいよ、明日は最終日。5名の方が登壇されます。

不肖、わたくしも明日の11時ごろより登壇する予定となっております。緊張は隠せませんが、しっかりと最後まで準備をして臨みたいとおもいます。

それでは。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

本日も一般質問二日目がおこなわれ6名の方が登壇され、多岐にわたる質問が展開されました。

ということで、本日もわたしが気になったところをざっと備忘録として記載しておきます。

岡崎市体育館(通称六名体育館)にエアコンを設置してはどうかという質問がありましたが、当局の回答は予算の問題があり芳しいものではありませんでした。

つぎに、犯罪者被害者支援のための条例、体制づくりについての質問は前向きな回答であったと記憶しています。岡崎市をふくめたこの地域はかなり犯罪率が高いこともわかりました。こちらは前向きな回答でしたので、今後の展開に期待したいところです。

康生通りの社会実験にかんする当局の分析も回答されました。デザインが良くない部分があったということでしたが、その通りですね。こちらも今後の展開に期待したいと思います。

さて、明日も一般質問が続きます。登壇者は5人です。



本日付の中日新聞では明日の一般質問で市長が3選に向けて出馬表明をするとの報道があり、そこについても注目があつまりそうです。

ということで、また。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。
本日より岡崎市12月定例会が開会となりました。会期は12/20までの19日間で、条例案、一部条例改正案、補正予算などを含む43件の議案が審議されていくことになります。議案についてはまた後々ここでも書いていきたいと思います。

定例会といえば、まずは一般質問からが恒例であり、本日も4人の方が登壇され、さまざまなことが論じられました。せっかくですので、いくつか気になる議論をここで記しておきたいと思います(なお数字等はあくまでメモったものですので、正確でないかもしれませんがその点はご容赦ください)。

まずはコンベンション施設の建設について質問がありました。太陽の城跡地に建設を進める案がでてきたのが今年の2月ごろだったでしょうか。そのさい「経済効果は約320億円」であると答弁があったわけですが、今回はこの経済効果を算出するために用いたモデルの妥当性と効果算定のために用いた数値の妥当性について質問がなされました。当局は前者については妥当なモデルであり、後者については、今後の事業者選定に影響することが考えられるので、答えは差し控えるというものでした。

いずれにしても、今回の補正予算でコンベンションホールの予算は債務負担行為として上程されていますので、今議会ではこちらはさらに突っ込んだ議論となりそうです。

つぎに、災害時の「福祉避難所」についての質問がありました。災害時に乳幼児や高齢者、また障がい者等、要配慮者の避難先として想定されている福祉避難所ですが、岡崎市ではどのように設置が想定されているか、あらためて確認がなされました。福祉避難所は協定を結ぶ17法人、39施設で想定されており、受入可能な人数は1500人弱とされています。これに、市内5か所の特別支援学校等がふくまれ全体では2000人強となります。

利用の流れは、まずは指定避難所へ避難。その後、要配慮者のなかで必要である人を選定、その後福祉避難所へ解除者1名とともに移動、避難という流れになっています。

拝聴しつつ、いささかこの流れは現実的ではないんじゃないかと思ったわけですが、これについてはまた機会をみて担当課へ確認してみたいと思います。

最後に。ストリートピアノについて「検討していきたい」とする前向きな答弁があったことも付記しておきます。

上記のことを含むさまざまなことが論じられた1日目でした。みんさんおつかれさまでした。

明日も続きます。

それでは。



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