岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:議会

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視察のネタばかりでなんか恐縮です。

といっても、先日の視察は会派でのもの。今回は、所属する議会運営委員会での視察でした。

テーマは議会改革。

これは、みなさんにとりあまり興味が湧く話題ではないかもしれません。議会改革はいわゆる「内輪」のことであり、生活やまちづくりに直接影響するものではありません。

ただ、それだからこそなのか、地方分権が進むとともに、議会がいささか因習的な仕組みのまま来てしまったことに対する反省が全国の自治体でひろがりました。そのような流れの中で、さまざまな議会が改革に着手し、終わることのない改革が進んでいます。

岡崎市でも、平成21年の11月に「議会基本条例」を設置したことを大きな分水嶺とし、直近の改選後からは議会ICT化特別委員会を設置し、基本条例に書かれたことを確実に履行していこうという機運はあります。

が、まだまだといったところで…

今回視察をした、東村山市議会は議会の改革度を調査している早稲田のマニフェスト研究所の2017調査では全国で56位の位置につけています。

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さて、視察ではさまざまなことをお伺いしたのですが、印象的だったのは2点でした。

1点目は、議会独自で情報発信をしていることです。

 個人の発信ではなく、会社や団体での情報発信は、意見の集約など運用面において難しいこともありなかなか手をつけることが難しく、また、発信するたびに決済が必要になるなど煩雑な手続きになってしまい尻込みする議会も多いなかで、東村山氏議会では事実やスケジュールを中心に発信することで、リアルタイムで議会情報を発信しているそうです。

導入においてこれくらいのハードルで動くというのはひとつの指針になる事例かと思いました。

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もう一つは、議会報告会です。

議会が外に出て行き、議員個人の考えではなく(それも大事ですが)、議会の判断、状況、動きについて市民に説明をするのが議会報告会と呼ばれています。それを、年4回、各定例会後の月に行なっています。

これらは基本的に事務局の手を借りず(つまり議員自ら手を動かし)運営するので、ほとんど「走りながら作る」自転車操業だそうです。それでも、手を変え品を変えながら、市民と対話できる報告会を目指しているとのことでした。

「議員自ら手を動かす」なんて当たり前じゃないかーと言われそうですが、そうでもないんですよね〜。笑

「公務」と言われる部分においては、運営や事務的な作業が求めらる場面は驚くほど少ないのです…

そのような状況をご存知だからこそ、説明をしてくださった東村山市議の方がおっしゃるには「これをやると議員として鍛えられるよ〜」とのことでした。

ほんとうにその通りだろうなと思いますね。

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岡崎市議会においてはまだまだ、このような取り組みは行われていませんが、それでも、今年度中には少し進んだ姿をお見せすることができそうです(まだ決定事項ではないので発表できないのが残念ですが)。

今後もしっかりと議論を重ねつつ、なによりも目に見える形で示すことができるように動いていかなければなりませんね。

最後に、東村山市議会議長をはじめ多くの方々に貴重なお時間をいただき、ご説明を頂いたことあらためて感謝申し上げます。

ありがとうございました。

こんばんは。

市議の小田高之です。

 

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本日、11月岡崎市臨時会が開催されました。

議題は議長、副議長をはじめとした役職、そして、特別委員会の変更が可決となりました。

まず、役職として議長は自民清風会の加藤義幸議員が、副議長には公明党の畔柳敏彦議員が選挙により就任されました。

加えて、監査では自民清風会の山崎憲伸議員、チャレンジ岡崎・無所属の会の柵木誠議員がその任に着くこととなりました。

 

おめでとうございます!

 

また特別委員会の変更の議案が可決されたことにより、総合計画等検討、公共施設等総合管理対策検討、健幸まちづくり推進の3つの委員会が立ち上がり、今期1年間は議会として検討していくことが可決されました。

 

不肖、わたくしは常任委員会は文教委員会の方へ。特別の方は議会運営委員会への所属となりました。

 

 

さて、今回の議会で興味深かったのは、議長、副議長が改選されるその手続きです。

手続きが大切と言われる議会ですが、もうまさしくといった感じです。

 

簡単に流れを説明すると、こんな感じでした。

 

まず議長が一通りの議事を進めたのち暫時休憩となります。そこで、議長が退出をします。

休憩が終わり議会が再開されると、おもむろに副議長が議長席に着座し、そこで「さきほど議長から辞任届が提出があった」旨を伝えます。そして辞表が議会によって受理され、その後、議長席が不在であることが宣言され、議長選挙が行われることになります。

この流れを経て議長が決定します。

つぎに新議長が議長席に着座すると、またもやそく暫時休憩となり、以下、上文を副議長に変更して同じ手続きを踏むことで、副議長が選出されます。

 

う〜ん。ざ儀式。

 

まあ、そうなのですが、これは決して無駄ではありません。というより必要なことではないでしょうか。

というのも、所定の手続きをふむことで議長、副議長、その他の役職について「まあいろいろ話しあったけど、みんなで議論してきたことだから、ここはひとつ任せようじゃないか」みたいな、いわゆる正統性を担保する役割を果たし、これはこれでよく出来ているなーと妙に納得をしてしましました。

 

ということで、岡崎市議会の新しい人事も決定し、あらたな一年が始まります。

 

今後もしっかりと精進していければと思いますので、よろしくお願い致します。


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