岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:議会

議会の人間模様にどれほどのひとが興味をもたれるのでしょうか。

いまだそれについては自信が持てないでいます。

何某が何某と組み、だれがしががあそこから離れ、それにともない役職が云々カンヌン、といった、離散集合はときにスキャンダラスであり、耳目を集めることかもしれませんが、その一方で、「そんなことはいいから仕事しろよ」とお叱りを受ける気もして、ここで記すことをためらってきました。

そして、いまもそうです。

とはいいつつ、他方で、議会人としての3年弱で理解したことは、会派をふくむ議会の構成はさまざまな場面で重要な要素でもあり「仕事」をするためにも必要不可欠な事柄でもあるということです。

岡崎市議会は現在36人(定数37で欠員1)。

第一会派、第二会派…と、つづく、理念と数による集合体は政策決定にすくならかず影響を与えることとなります。

うん。しょせん政局。されど政局。

などと逡巡しつつも、昨日、5日に会派結成の発表がありましたので、備忘録的に書いていこうかと思います。

議員名簿(会派別) | 岡崎市議会ホームページ
https://www.city.okazaki.lg.jp/shigikai/733/p010388.html#souseikai

今回発表された新会派は「創政会」という名前で、当選回数の多い、山崎泰信議員、原田範次議員、蜂須賀喜久好議員の3人で結成されました。6日付けの東海愛知新聞によると、会派結成は「志が同じ議員が集まった。信頼される議会人でありたい」とし、会派名には「新たな政治を創る」という意味を込めたことが記載されていました。

新会派を組織された御三方に直接今回の動きについてお話しを伺ったことはないので、新聞報道以上の何かを持ち合わせているわけではないのですが、新聞報道のコメントを読み「信頼される議会人でありたい」という短いコメントに強い印象を受けました。

というのは、些細なことかもしれませんが、この「ありたい」という表現に御三方が感じている議会にたいする思いが滲みでていると感じたからです。

どういうことでしょうか。

「ありたい」とは「在る」に希望の助動詞「たい」が付いた形です。換言すれば、願望、希望、欲望を表現するさいに用いられる動詞と助動詞の組み合わせです。

「幸せでありたい」
「素直でありたい」

と、日常的に使用されるものです。

似たような言葉に「なりたい」があります。こちらは「成る」に希望の助動詞「たい」をつけたものです。

「幸せになりたい」
「素直になりたい」

文字にするとたった一文字の違いですが、「ありたい」と「なりたい」には大きな違いがあります。

「なりたい」という言葉は「変化」を表すことばです。いま、そうではないから、こうなりたい。憧れのあの人になりたい。そういう思いを込めて使われる言葉です。ここには現状への不足が込められています。

他方で、「ありたい」は動詞「在る」があらわすように、変化よりも「(今すでにそう在るから)この状態を保つこと、保とうと願うこと」に重きが置かれる表現です。

前者は主体が持ち合わせていないものを、手に入れようと願うものであり、後者は主体がいますでにあるものを、なんとか保とうと願うときに使用される表現だといえます。

で、なにがいいたいのか。

新会派の結成は「信頼される議会人でありたい」とされています。「信頼される議会人になりたい」ではなく「ありたい」という方が選択されています。

つまり、上記のことを考慮すると、御三方は、信頼される議会人であった、ある、という自負とともに、現状の環境下では信頼にたる議会人としての矜持を保つことができない、できそうにない、が、そう「ありたい」ので新会派を結成する、そう捉えることができるということです。

先のコメントには御三方が感じている議会にたいする思いが滲みでているといいました。そして、それは「今のままでは市民のみなさま、かつてのように議会、議会人として信頼されない」という危機感ではないかということです。

具体的になにが、ということはわかりませんが、すくなくとも、ながく議会をみてきた御三方がそう感じている危機感を、わたしたちは傾聴しなければならないと考えます。

とはいえ、まだまだ若輩者のわたしには「なる」の方が妥当な表現に響くのですが、どちらであれ、信頼される議会人とはなにかを考え、実践していきたいものです。

ということで、また。

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先日、所属する議会広報委員会が開催され、いくつかのことが決定しました。
ブログ用のコピー
まずは、8月1日に発行となる「議会だより」の大枠が決定しました。一応ですが、「議会だより」とは定例会でおこなわれた一般質問の内容、議案審議のハイライト、各会派の賛否、議会の動きなどを網羅的に盛り込んだもので、各定例会の2ヶ月後に発行、配布される冊子のことです。発行部数は約17万部で全戸に配布されます。今回、決定した次回号は6月定例会の内容を盛り込んだものとなります。

議会の動きを定期的に市民のみなさまへお伝えする唯一の媒体がこの議会報ですが、昨年度あたりから冊子のデザインを含めた全体的な見直しをすすめてきています(この流れは議会基本条例を定めるための議論のころから来ています)。

表紙写真の見直しから、題字を含めたフォントの検討、読みやすくするための行間の再考など、いままでの良くも悪くも硬いイメージのものから、読みやすく、手にとってもらいやすいものへと脱却を図ろうとしています。

さらに、先月号からは、表紙写真を委員会所属の議員が撮影、委員会での選定というプロセスの試運転をおこなうとともに、加藤委員長の強いおもいから、人物写真を前面に配すデザインへを採用することとなり、より親しみやすいものになったとおもいます。

加えて、次回号からは、一般質問の欄も変更が加えられます。欄の執筆にかんし、いままで以上に議員個人の関与を強め、議員自らが執筆、編集をおこなうことで、執行部側の答弁を引き出し記す形式に変化はなくとも、手触りがおおきく異なるものになっているはずです。

ぜひ、配布されたさいは、手にとり、その違いを体感していただきたいとおもいます。

バックナンバーはこちら。


つぎに、常任委員会のネット録画中継が開始されます。

こちらは昨年のICT検討部会のながれを受け、議会広報委員会が所管しているものです。いままでは本会議場での録画中継しかありませんでしたが、6月定例会からは4つある常任委員会の模様をネットを介し視聴が可能となりました。

配信動画は定点カメラによる撮影であり、一見、カメラワークなき凡庸な画像が流れているだけに見えますが、これは一方で、市民にとり本格的な議事録の公表まえにいち早く議案の審議や各議員、各会派の発言内容を知ることができるとともに、他方で、議員や執行部にとり、いままで以上に衆人環視の環境下におかれることで、より緊張感のある議論や発言が期待されるものです

7月中には順次アップされる予定ですので、またそのさいはこちらで報告させていただきたいとおもいます。

上記2点もいまだ試験段階のものでもあり、今後アップデートが必要なことは間違いありませんが、それでも、すこしでも開かれた議会となり、市民のみなさまに信頼される議会となるよう微力ながら尽力していきたいとおもいます。


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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

本日は6月一般質問の内容をお伝えする恒例企画(当社調べ)の第2弾です。
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人口減少社会、少子高齢化を迎えるなかで自治体の財政を持続させていくことは大きな課題です。

では、どうするか。

そのひとつに歳入を独自に増やす方法があります。そう、言葉悪く言えば「稼ぐ」という方法です。

急いで付け加えておきますが、全てが全てそうしろというわけではありません。
そうするべき領域と、そうしてはいけない領域をしっかりと議論しつつ、線引きをして、独自で稼げる領域は積極的に稼ぐことが必要だということです。

これについては前から課題としており、平成29年6月議会にはその一つの方法として、「市有財産の有効活用」として取り上げてもいました。
【一般質問】6月議会 2.市有財産の有効活用について
http://www.odatakayuki.com/gikaihoukoku/2018-06-08-282.html
財産の有効活用はいろいろな手立てを考えられますが、このときは以下の提案をしたのでした。
(小田)
岡崎市の市営住宅内に、災害用の自動販売機を設置すれば、本市にとっては自主財源の確保につながり、他方で、(災害用自動販売機を設置すれば)住民の方にとれば災害時の飲料水の確保にもなりウィンウィンだと推察します。とてもいいのではと思うのですが、これについての考えをお伺います。

(答弁)
市営住宅に災害時無償提供自動販売機が設置されている事例はございません。(…)災害時無償提供自動販売機を市が設置する場合、その機能が災害時に効果的に発揮できる適正な場所を選定する必要があることや、利用頻度が低いと想定される場合には自動販売機事業者が消極的になってしまうことも考えられます。また日常の維持管理をお願いしている市営住宅の自治会・入居者の方の意向なども十分に確認し調整していく必要もあります。これらの想定される問題なども含め、災害時無償提供自動販売機の設置について研究してまいります。
そう、市営住宅の敷地内に自動販売機を設置するというもです。

ただ、それだけではなく、災害時は無償で飲料水の提供機能をもつ自動販売機を設置することで、住居者はその近隣の地域にも寄与するもとして提案したのでした。

これは、岡崎市内全体の市有財産を考えれば、いささか細かい話しだとお感じになる方もおられると思いますが、こういう小さなことでも、できることこら始めていくことが大切なものです。

◻︎
そしてあれから2年。

本議会で現状がどうなっているのかについて確認をしたところ、以下のような答弁がありました。
(答弁)過去の入札実績のある事業者に市営住宅についてヒアリングを行ったところ、採算が見込まれる地域については非常に関心が高いことが確認できた。また、災害時無償提供機能付きでも対応可能とのことであったので、入札時の条件とすることとした。住宅課と調整を行い、入居者の合意の得られた住宅8つについて、平成31年2月末に入札を行い、8台の使用料合計は、1,778,920円で、最低落札価格の26倍となっている。すでに、今年度4月には使用できる状態となっている。今後も、民間事業者との意見交換を行いながら、さらなる公有財産の有効活用の方策を探っていきたい。
な、なんと。

2年前に提案させていただいたことが実際に動き、8つの市営住宅で約180万円/年の使用料を得るところまでいっていました。

いつもはなかなか辛めの執行部ですが、今回の提案はしっかりと受け入れていただき、前進してる。

答弁用語の「調査」はなかなか進まないので有名で、なんとなく期待していなかったのですが(ごめんなさい)、今回はしっかりと調査し、合意形成を経て実行されていました。

これには感謝ですね。

◻︎
さて、公有財産の有効活用は受益者負担を強いることもなく歳入を増やす政策です。

繰り返しになりますが、今後、自治体財政が苦しくなると予想されるなかで、それでも福祉や医療、生活に必要な再分配を維持していくためは必要な政策なわけです。

歳入を増やすといえば、いま注目を集める「ふるさと納税制度」もあります。

これについても質問をしました。
が、長くなりすぎたので、次回この話題に触れることにしたいと思います。

それでは、また。



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こんばんは。
岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

ここ最近なにかと言及、いや一人で騒いでいた、一般質問をとりあえず乗り切ることができました。

相変わらずの〆切に追われないとどうしようもない体質で、なんとか原稿ができたのは今日の議会前になる顛末でしたが、通告した内容については議論が出来たと思っています。

詳細についてはまた後日ここで記していきたいのですが、とりあえず無事に終わったことをご報告させていただきます。

で、議会終わりはすぐにシビックセンターへ移動し、キングコングの西野亮廣氏の講演会にスタッフとして参加してきました。
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いや〜凄い人気ですね。
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満席でした。

岡崎市内はもちろんのこと、愛知県下、県外からもお客さんが来ているとのことでした。

お笑い芸人、絵本作家、ビジネス書の書き手など、多彩な分野で活躍されているそうでその経験を語られていました。
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さて、6月定例会は本日で一般質問の全日程が終わり、いよいよ明日からは議案の審議へと入っていくわけですので、しっかりとやっていきたいと思います。

それでは、また。



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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

今日は6月定例会の一般質問の通告日、そして、登壇順位の抽選がおこなわれました。

さて、その話題はまた後日ということで、本日の本題は、そう、岡崎市議会に「キッズページ」が掲載される運びとなりました。
岡崎市議会キッズページ | 岡崎市議会ホームページ
https://www.city.okazaki.lg.jp/shigikai/736/p023233.html
キッズページは議会を子どもたちにわかりやすく説明するためのページです。

で、論より証拠。

トップページはこんな感じからスタートします。
スクリーンショット 2019-05-24 18.31.44
市議会は「多くの市民が集まって話し会うのが大変」だから、「市民の中から代表者を選び、話し合って決める」ことにしたものであり、代表者の「集まりが岡崎市議会」という説明がされています。

なんだかわかりやすいぞ。笑

市議会についてはこんなふうに記述されています。
スクリーンショット 2019-05-24 18.34.08
そう、意外と大人でも知らないことが書かれているので、
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と、チコちゃんに怒られる前にぜひ、チェックしてほしいのですが、このページの最後にはクイズコーナーが設置されています。
岡崎市議会クイズページ | 岡崎市議会ホームページ
https://www.city.okazaki.lg.jp/shigikai/736/p023292.html
一応、キッズページを眺めたら答えられる内容になっているのですが、ぜひひきなりクイズに取り掛かってみるのをおすすめします。

というのも、いきなりやってみると意外と難しいからです…

クイズはこんな感じです。

Q1は「岡崎市議会には議員が何人いる?」
Q2は「市議会議員には何歳からなれる?」

など6つの問いが用意されており、それぞれ4択になっていますが、どうでしょうか。

Q2なんかは中学生のときになんだかよくわからないけど暗記させられた宿題を思い出しますね。被選挙権は各議員で異なることをいいことに、地方自治体の議員の被選挙権は何歳で、市長は何歳。衆議院は何歳で、参議院は何歳、という例のやつです。

最悪でした。笑

なんにしても、せっかく用意したものも見られなくては意味がありませんので、すこしでも多くのかたに、そして、子どもたちに利用してもらえるよう微力ながら発信していきたいと思います。

それでは、また。



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今日は議会広報委員会でお隣の安城市議会さんの取組を視察してきました。
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定例会毎に発行している議会の広報がどの自治体にもあります。

安城市さんではその表紙を安城市内の高校と連携して作成しています。
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こうすることで、少しでも手にとって貰う機会を増やすとともに、高校生にも議会へ興味を持っていただく一助になることを期待しているとのことでした。

素晴らしい取り組みだと思います。



岡崎市でも今月号から議会広報委員会所属の議員が各地で写真を撮影し、それを表紙にするスタイルへと変更がされました。
スクリーンショット 2019-05-23 20.37.01
この取り組みを手始めに、議会報に関していえば中身についても議会広報委員会で編集作業を進めることがこの6月定例会からスタートします。

他にも、常任委員会のネットによる中継、大学生との意見交換会の開催など、開かれた議会にしていくための取り組みが今期も行われていくことになります。

なにはともあれ、情報過多の時代において、少しくらいの努力でみなさんに興味を抱いていただくことは難しいとわけですが、安城市議会さんの取り組みのように一人でも多くの方に当事者意識を持っていただける広報を展開していくことが必要ですね。

そのような視点から今後も活動していきたいと思います。

それでは、また。


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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

さて、いよいよ6月定例会が迫ってきました。

本日付で日程が決まり、公表されています。

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6月3日(月)に開会となりその日の午後から6日木曜日まで一般質問と続き、委員会、そして21日に閉会です。

わたし自身も今回一般質問に登壇する予定ですが、通告、順番決めは明後日の金曜日ですのでまだどこで登壇するかはわかりませんが、また決定次第ここでもご報告できればと思います。

と、いいつつ、まだ全然一般質問の準備をしていないので、やばい…

まあ、明後日(24日)が締め切りなので明日までには大枠を固めないとと思ってはいるのですが、いつものごとくエンジンのかかりが悪いわけです。

もしなにか取り上げて欲しい課題がありましたが、コメントなり、メールなりしていただければ検討させていただきたいと思います。

それでは、また。


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地方議員の花形と称される一般質問。そのあり方についての勉強会が議会で行われました。

一般質問のテクニカルな部分は勉強になったことはもちろん、それよりもあらためて考えさせられたのは、なぜ地方議会において議会不要論が根強いのかについてだったかのように思います。

予算配分や政策の成立過程、暮らしがより良くなるための施策に議会がどのように関与しているかが市民からは見えない、感じられない。だからいらないんじゃないか。ただただ執行部の案を追認しているようにしか映らない。だったら必要ないのではないか。

議会不要論は、市民が政策制定過程における議会の影響力に疑問を持っていることにあるということでした。

そうですよね。

中にいると一概にそうとは思わない、全面的に賛同できるというものではありません。議会を経ることで変化したものや、表舞台だけではないところで(いいか悪いかは別として)議員による影響力を受けている政策も多々あるはずです。

が、少なくとも、市民にはそのように映っているのではないか。議会の外からはそのように見えているのではないか。この点にかんしては、そうだよなと思うところです。

だとすれば、不要論は議会を通すことで、よりよいものになった。議会があるからあの制度がましになった。このような手応えを感じてもらうことで不要論から脱却できるはず。

そのための具体的なヒントもいくつかいただき、議会全体として一つの方向性を認識したのはよかったと思います(そこに行くかは別ですが…)。

一応本題である一般質問にも触れておけば、これも政策成立過程における議会の役割の一端を担う仕組みであり、ひろく開かれた場で発言することで、その手応えを得てもらうための仕組みである、そう理解するところです。

お話しを聞きつつ、ややもすると忘れがちな目的を再確認することができ、有意義な会でした。

最後になりますが、講師の先生にあらためて感謝申し上げます。

ありがとうございました。

それでは、また。

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今日は午前中に議会広報委員会が開催されました。
まず議題となったのは、2月1日に発行される「議会だより」の表紙写真と表紙タイトルについてですが、こちらは前回に案が提出されていたこともあり、多数決によりあっさりと決定。

ぜひ2月1日号の表紙とタイトルを楽しみにしておいていただければと思います。

次に、委員会が所管する事項が多岐にわたるため、5つの部会を立ち上げ、そこに所管事項を付託して進めていくことになりました。

これにより、キッズページ新設、SNS発信をする「ウェブサイト部会」、委員会のネット中継を検討する「議会中継部会」、10月ごろに開催を検討している意見交換会を検討するための「意見交換部会」が2つ立ち上がりました。

…うん。

ややこしいですね。

こういう話しは得てして中にいてもわかりづらいもので、ましてや文面で読むと眠気を誘うものとなりがちなものです。

要は、これから形にしていこうとしているといころですので、まだ具体的なものをお示しすることができないのですが、それをお示すするためにまずは風通しをよくしているところと理解していただければと思います。

勉強するまえにまずは机や部屋を掃除しておくみたいな状況です。

ありがちなのは、掃除に熱中するあまり肝心の勉強に向かう時間がなくなり本末転倒になるところですが、そこはたぶん、大丈夫なはず。笑

今日で一応、整理整頓が完了しましたので、いよいよ本格的な議論へと移ります。

ということで、これからもこの委員会の経過についてはこちらで報告していきたいと思います。

それでは、また。

会派の会長が交代となりました。

改選期が10月である岡崎市において、議長職を含む人事がこの時期に行われます。

議長以下、所属委員会の配属は11月6日に行われる臨時会において議長、副議長選挙、および、議長による指名という形で決定されていくことになります。

ということで、その前に慣例として各会派内の人事移動が行われます。

わたしが所属する「チャレンジ岡崎・無所属の会」においては、本日付で会長をわたしから江村力議員へ。会計はそのまま杉山とものり議員という体制となりました。

これにより、この一年務めさせていただいた会長職を降りることとなり、新体制に移行します。

いままでのご愛顧に感謝するとともに、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


さて、ことの節目として、この一年を振り返る必要があると思うのですが、そのさい、なんといっても各派代表者会議にまつわることに言及せねばという思いに駆られるものです。

各派代表者会議は議会内に設置される会議体の中で、(重い軽いということがあるのならばですが)重責を担う組織です。

正副議長と5つの各派の代表者を構成員とするこの会議体は、7名が名を連ねています。

各会派の長を務める面々は、その会派で選ばれた議員であり、歴戦の強者。武士。経験豊かな方ばかり。

わたしはといえば、飛んで火に入る夏の虫、ではありませんが、まあ若輩者が、ただ一人、だったわけです。

さて、そんな各派代表者会議は議会内で意思決定が必要なこと、議題、事柄がもれなく俎上に載ることになります。

議会運用上のルールから、申し合わせ事項、一般質問のあり方、発言の品格、部会設置の是非、政務調査費の使途の是非、などなどです。

で、これらの中でも議論を喚起することなき、例えるなら乾物や発酵食品のようなものであれば、手慣れた態度で、ささっと品評してそのまま流れていくのですが、ときに見事で活きのいいナマモノが、ぴちぴっちっと音を立てたまま、まな板の上に載ることがあります。

しかも大方このナマモノを提供するのが、何を隠そう我が会派であったりするので、現場にいると、なんというか、いざ参らん、と鉢巻を締めるてかかる展開になるわけです。

ここは腐る前になんとか調理してしまいたい…ああ、腐臭がしてきた。やばいぞ。でもうちの会派は置いておけというし。他の会派からは、早く片付けろと言われるし…

よし。刺身じゃーまずいので、せめて煮物。いや煮物だとあの方は苦手だろうから、ここは焼くべきか。焼くとあちらが立たん。ならば、ここは一つ握りにして。うん。これじゃー刺身と変わらんけど、シャリがあるからといえば収まるか。

と、まあこんなことを考えつつ呆けた顔で会議を迎えた次第です。

と、譬え話しで逃げるのはよくないですね。

閑話休題。


つまり、この会議体は、きったはったの臨場感溢れる存在でありつつ、他方で構成員の総意を背負う代表者で構成されているため、軽々な発言、判断に傾くことはなく、必然的に慎重さが求められるものです。

それでも、それだからこそ、議を尽くし、情に訴え、なんとか全会一致を得ようとするその道筋は、いくぶん大げさですが、自由で民主的な営みが行われていると感じるものでした。

そのような空気のなかで、たとえ短い期間だとしても、みなさんと議論したこと決定したこと、ときに否としたことは、なによりも変え難い経験でした。

また、そこへ快く押し上げて頂き、また時に厳しく、時に優しく支えて頂いた会派のみなさん、また何より、それを静かに優しく見守ってくれた有権者の皆様方にあらためて感謝を述べたいと思います。

ありがとうございました。

今後は、これを糧としてふたたび会派の一員として、議会の一人として引き続き精進していく所存です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

それでは、また。

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