岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:総務企画委員会

こんばんわ。

岡崎市議会議員の小田たかゆき(@odatakayuki1984)です。

本日は所属する総務企画委員会の決算分科会で審議がおこなわれました。
このなかで審議されたのは、人事や情報政策などのいわゆるバックヤード的な事業、業務から、コンベンション計画やスマートシティ、レンタサイクルなど、横文字でしか表現が難しいなかなかこ慣れない企画事業まで、多岐にわたる内容です。

特筆すべきものはいろいろあるのですが、そのなかで改めて赤線を引いておかなければならないことの一つに「ふるさと納税」があります。

周知のとおり、ふるさとを応援するために創設されたこの制度は、その主旨とは裏腹に、返礼品の過剰競争になるなど、まだまだ過渡期的な状況にある制度です。

制度をどうすべきかについては、もちろん議論していくべきなのですが、他方で、一自治体から考えれば、プレイヤーとしてこの「市場」で戦うことを強いられている現実を冷静に見つめるしかないところがあります。

こう諦め気味に受動態で書き表したくなるほど、岡崎市はこの「市場」で負けているのです。

ためしに平成30年度の本市の結果をみると、寄付件数が2,223件でその総額が3,610万6,000円となったその一方で、ふるさと納税の税控除額は約5億1,912万円となり、この年度だけでもざっと4億8千万円ほどのお金が市外へ流出する状況となっていることがわかります。

単年度で約5億円ですが、今回の決算特別委員会において、30年度を含む過去3年間における岡崎市の控除額、市外へ流出した税金があらためて話題となり、その額にして約11億円にものぼるということが明らかとなりました。

残念ながらこの市場における岡崎市の結果はたいへんに都合が悪い状況なわけです。

一応いらぬ誤解がうまれぬよう付言させて頂ければ、この制度の特性上、都市部(岡崎市がそうだとはいいませんが)の戦績はたいへんに厳しいものとなりがちです。

東京23区、大阪市、名古屋市、神戸市、横浜市、川崎市などの都市における控除額は云十億円にもなると聞いています。

岡崎市もそこまでではなくとも、年約5億円が溶けている状況は、看過できるものではありません。

となれば、どうすればいいのか。

プレイヤーとしては、ルール内でいい返礼品を増やす。流通経路を増やす、開拓する。

という、とりあえず、誰でも思いつきそうな話になってしまい申し訳ないのですが、例えば返礼品でいえば、わが町が誇る「東海オンエアー」さんに協力を頂いた体験型の商品をつくる、など、まずはどんなことでもいいので、ぜひとも挑戦していただきたいと思います。

数打てばあたる、かどうかはわかりませんが、数打てど、それほどリスクをとる必要はないはずです。

ぜひ、これをお読みの方でなにかいいアイデアがあれば教えて頂ければと思います。

それでは、また。

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2019-01-23 09.53.41
視察の2日目は神奈川県川崎市さんで「働き方・仕事の進め方改革の取組」についてを伺ってきました。
働き方改革というのは詮ずるに、労働者の働く場所と時間を個人の裁量に委ねることであり、他方で、組織としてはそれを認めること、推奨することにあると考えています。

職場にいかずとも働けること、時間をずらして出社できること、時短勤務を可能にすることで子どものお迎え、介護に対応できるようにすることなど、どれもそういうことだと思うのです。

これは考えようによってはとても簡単なことです。が、やはりいままでの習慣や意識を変革していかなければならなかったり、人事の制度を見直していかなければならないこと、またICT環境を整備するなど環境整備を行っていかなければならないなど、一筋縄ではいかないところがあります。

こういった制度面、環境面に加え、行政は管理部門から現場で手を動かす現業職、窓口業務に医師や看護師などさまざまな職種を抱えていることから、画一的に働き方を変えていくのが難しいのも現状ではないかと思います。

ただ、だからこそ、改革という言葉が付されているのだと思うのですが、川崎市さんでは上記の取組を着実に進めていくこと、地味だとしても管理職を含め職員の意識を改革していくことに取り組んでいるとのことでした。

ただ、行政における働き方改革の難しさはどうしても「働く時間の短縮」が目的に見えてしまうところです。

企業でも行政でも36協定がある限りもちろん超過勤務の是正は必要なことであり、残業時間を減らすことは多様な働き方生き方をする上で必須であることは理解できます。

それでも企業の場合は労働時間を短くすることで結果的に生産性をあげること、もっと下品に言えば、多様な働き方を可能にすることでより儲かる、稼げるからやるという面があります。

他方で、行政は生産性という物差しを一律に適用するには難しい問題があります。

儲かることをやるために行政サービスが行われているわけではないからです。となると、どうしても働き方改革は労働時間をいかに短縮するか、そこに目がいってしまいがちです。

繰り返しになりますが、それはそれでもちろん大切なことですが、行政のロジックの外側で汗水垂らして働いている市民のみなさんにその尺度だけで理解が得られるのかはいささか疑問であり、なにかこれといったものがないか知恵を絞っていかなければならいのかなーと考えてしまうところです。

そんなことを考えさせていただけた視察でした。

今回お世話になった議長さんをはじめ、担当課のみなさま。

ありがとうございました。

それでは、また。

11月臨時会が開会即日閉会となりました。

今回の主な議題は人事と補正予算でした。

まず人事ですが、なによりまずは「議会の顔」を決する議長、副議長選挙が行われました。 

議員数は37人。票数は37票のこの選挙。

で、

議長は有効票34票がすべて太田俊昭議員に、無効票が3票で、議長に太田俊昭議員が選出。

続いて行われた副議長選は、有効票37票、内34票が三宅健司議員に、残り3票が鈴木雅子議員に投じられ、これにより三宅議員が選出。

となりました。

事は選挙です。

わたしを含め会派として議長は太田俊昭議員へ、副議長は三宅健司議員へ投票したことをご報告します。

そこから、議長の指名により常任委員会、特別委員会等の配属が決定する運びでした。

これにより以下のように議会の人事が決定しました。
20181106_岡崎市議会役員
ちなみに形式的には各委員会の正副委員長は、委員会内の年長議員が委員長を指名、その後、選出された委員長が副委員長を指名するという形で決定していきます。

そう、慣例により、です。

また、今回の臨時会では他方で、補正予算も審議、可決されました。

議決された補正予算の特筆すべき点は、債務負担行為の計上です。

これにより小中学校へのエアコン設置その後10年間の維持管理費をPFI手法で契約するため、約60億円が予算確保が行われました。

今後は優先交渉権者の選定→契約と進み、少なくとも小学校には来年6月までに、中学校は12月までに設置が行われます。

20181106_小学校空調設備の整備及び維持管理に要する経費
書き込みがあり申し訳ないです↑

本日の質疑、答弁でも言及されていましたが、現在のスケジュールでは中学校へのエアコン設置が夏以降となり酷暑が心配されるところです。

少しでも早い設置が望まれるわけですが、そこは行政側も十分に把握しており前倒しが出来るよう目下検討中とのことでした。

ぜひ、この部分はお願いしたいところです。

最後に私ごとではありますが(私ごとしか書いてないですがw)総務企画委員会と議会広報委員会の所属となりました。

特に議会広報委員会は今期から立ち上がった委員会であり、いままで携わってきた議会ICT部会、意見交換会部会の内容を引き継ぎがれることになります。

ここは一つ、一年という限られた時間ではありますが、より開かれた議会を目指し、活発に議論を進めていければと思います。

どうぞ、今期もよろしくお願いいたします。

それでは、また。

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