岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:決算委員会

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。


決算特別委員会がおこなわれました。

今日は最終日。

表決をするまえに、各会派が意見表明をします。

そこに、今回は不肖、発言の機会を得ました。

決算全体についでしたが、ここでは気になるものだけをピックアップします。


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ひとつが、やはり「ふるさと納税」の結果です。

令和元年度の寄付件数は1,770件、寄付金額は約3,200万円でした。

一方で、市民が寄付したことによる市県民税の控除額は約7億7600万円となりました。

結果、約7億4,400万円近くが市外へ流出しました。


また直近3年間も、寄付金額が下がる一方で、控除額が増額しています。

ざっと、3年間で20億円近い歳入が減少しています。


当局がなにも手をうってないわけではありません。

ポータルサイトを1つから4つに増やし間口を広げています。また、あらなた商品の開発、発掘も努力はしているとおもいます。

とはいえ、やはりダメージはでかい…


youtuberとのコラボ商品やレッドサラマンダー試乗券などをかつて提案してこともありましたが、とりあえず数を打つことです。

なんとか少しでも「負け」を減らせるよう努力していただきたいと付言させていただきました。


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もうひつと取り上げたのは、家庭児童相談業務についてです。

令和元年度は前年度から比べ、相談受付件数また、そのうちの虐待件数が急増しています。

これには集計の方法が変化したという要因もあるとのことでしたが、他方で、H30年度までの集計方法で元年度を考えても、虐待の相談件数は490件と前年度と比べ2倍以上の相談が寄せられました。

あくまでこれは相談件数ですので、虐待という行為自体が社会的に増加していると判断することには慎重になるべきだとおもいますが、他方で、相談の増加は社会的な認知度が上がり、いままでなら相談までは繋がることがなかったケースが通報されていると拝察されるところです。

これはいいことです。評価するものです。



そのほかにもさまざまなことがあった令和元年度の事業でしたが、4つの議案すべてを可として表決をさせていただきました。


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9月議会も残すところ明後日の本会議のみとなりました。


任期最後までしっかりと職責を果たしていきたいと思います。


それでは。


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こんばんは。岡崎市議会議員の小田たかゆき(@odatakayuki1984)です。


本日は9月定例会の決算分科会の最終日でした。意見表明の後に採決がおこなわれ、わたしが所属する会派としては、全ての認定議案にたいし可とする表決をいたしました。


さて、以下は雑文ですので、お時間ありましたら読んで頂けたらと思います。

政治家は「まじめ」であることがもとめられるものです。

考えるまでもなく、政治という生業は、いまを生きる人々だけではなく、故人、先人の想いやこれから生まれ、育つ子どもたちまでを含めた、広範囲に及ぶ人々の命とお金をお預かりする職責ゆえ、それは当然のことです。どのような意見を持つのであれ、その手前には大前提として、まじめであることが求められるものです。

ただ、他方で、その「まじめ」さが、政治が送るメッセージの受け手の範囲を狭めているのではないかと思わされることがあります。「まじめ」な議論、発言は特定の人々にしか、すでにその話題に興味を持っている人にしか届くことがないのではという疑問が浮かんでくるのです。

こんな経験はないでしょうか。

友人3人で話しているとします。昨日たまたまテレビで観たバスケットボールの八村塁選手の活躍に触れる。すると偶然、あなた以外の2人は異常にスラムダンクに詳しいらしく、話題がマニアッックな「スラムダンク」の話しへとずれていきます。2人はスラダンの最終話の終わり方はあの方向でよかったのかどかについて「まじめ」に議論をします。それを聞くあなたは、2人がなんのことを話しているのかわからず、「シラけて」しまい、仕方がないので手元にある携帯でだらだらとfacebookでも眺めている、というような経験です。

「まじめ」な議論はまじめであればあるほど受け手を限定します。

ましてや政治が扱う話題のどうしようもない「まじめ」さは、往往にして広範囲のひとびとへ伝えたいと願う送り手の意志にはんし、受け手を限定してしまう可能性を孕んでいます。

そこで、ときに、その危険性を回避するために、政治はまじめに「ふまじめ」な表現、レトリックを使用することを選択します。

言葉を噛み砕き、わかりやすい表現に変え、ときに不謹慎な例え話しを交え、感情を逆撫でするような表現を使用することで、いつもは届くことのない彼に、いつもはシラけて議論に加わってくれそうもない彼女へ「あなたに関係することですよ」というメッセージを送ろうとするわけです。

これはときに必要でもあり、なにより議論に加わる、加わることができる人々の輪を広げるという意味で素晴らしいもののはずです。

ただそのようなメッセージは、少なくない人々に「人の命がかかってるんだよ」「真剣にやれ」「まじめにやれ」という辛辣を伴うことになります。このような批判はともっともなものです。多くのひとの生活、人生がかかっているからです。

ただこのあまりの「正論」がときに、政治の発言を「まじめ」なものばかりにすることになり、結局は少数の「政治好き」「議論好き」の人々ばかり小さな共同体に縮小していってしまう可能性があるはずです。

難しい塩梅です。

議論の輪の外側にいるひとびとへメッセージを届けるには「ふまじめ」である必要があるその一方で、ときに強い抵抗を内部から浴びることになります。まじめにやれば、外側には届かず、ふまじめにやれば、内側から刺される。

この間のどこかで表現することが必要だという話しです。

この塩梅は、なんなのか。

センス

という身も蓋もない話しなのですが、これをぐだぐだ書いてきたのは、感のいい方はお気づきでしょうが、小泉進次郎環境大臣の「気候変動問題をセクシーに扱うべき」という発言が一部のメディア、SNSで耳目を集めていたからです。

賛否あれど、批判のおおくは「まじめにやれよ」というものが多い気がします。もちろん、環境問題により、現実的に苦しんでいるひとびとがおり、海外ではこの世界を憂いる若者が大胆な行動でそれを訴えている現状があることもわかっているつもりです。

その前提はもちろんあるのですが、それでも環境問題を憂いるからこそ、ときに「ふまじめ」な発言で、密かな加害者であるわたしたちに届ける必要があり、それがあの発言だったのではないかと(好意的に?!)解釈できるのではないかと考えるものです。

大臣という立場だから慎むべきだというご意見もあれば、その立場だからこそ与えることができる影響力もあるものだといえるわけで、今回のケースでいえばわたしは、後者の意見に与しようとおもっています。

ともあれ、こんなことをここで「まじめ」にしか語れないこの矛盾に嫌気がさすものですが。

難しいものですね。

それでは。


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こんばんわ。

岡崎市議会議員の小田たかゆき(@odatakayuki1984)です。

本日は所属する総務企画委員会の決算分科会で審議がおこなわれました。
このなかで審議されたのは、人事や情報政策などのいわゆるバックヤード的な事業、業務から、コンベンション計画やスマートシティ、レンタサイクルなど、横文字でしか表現が難しいなかなかこ慣れない企画事業まで、多岐にわたる内容です。

特筆すべきものはいろいろあるのですが、そのなかで改めて赤線を引いておかなければならないことの一つに「ふるさと納税」があります。

周知のとおり、ふるさとを応援するために創設されたこの制度は、その主旨とは裏腹に、返礼品の過剰競争になるなど、まだまだ過渡期的な状況にある制度です。

制度をどうすべきかについては、もちろん議論していくべきなのですが、他方で、一自治体から考えれば、プレイヤーとしてこの「市場」で戦うことを強いられている現実を冷静に見つめるしかないところがあります。

こう諦め気味に受動態で書き表したくなるほど、岡崎市はこの「市場」で負けているのです。

ためしに平成30年度の本市の結果をみると、寄付件数が2,223件でその総額が3,610万6,000円となったその一方で、ふるさと納税の税控除額は約5億1,912万円となり、この年度だけでもざっと4億8千万円ほどのお金が市外へ流出する状況となっていることがわかります。

単年度で約5億円ですが、今回の決算特別委員会において、30年度を含む過去3年間における岡崎市の控除額、市外へ流出した税金があらためて話題となり、その額にして約11億円にものぼるということが明らかとなりました。

残念ながらこの市場における岡崎市の結果はたいへんに都合が悪い状況なわけです。

一応いらぬ誤解がうまれぬよう付言させて頂ければ、この制度の特性上、都市部(岡崎市がそうだとはいいませんが)の戦績はたいへんに厳しいものとなりがちです。

東京23区、大阪市、名古屋市、神戸市、横浜市、川崎市などの都市における控除額は云十億円にもなると聞いています。

岡崎市もそこまでではなくとも、年約5億円が溶けている状況は、看過できるものではありません。

となれば、どうすればいいのか。

プレイヤーとしては、ルール内でいい返礼品を増やす。流通経路を増やす、開拓する。

という、とりあえず、誰でも思いつきそうな話になってしまい申し訳ないのですが、例えば返礼品でいえば、わが町が誇る「東海オンエアー」さんに協力を頂いた体験型の商品をつくる、など、まずはどんなことでもいいので、ぜひとも挑戦していただきたいと思います。

数打てばあたる、かどうかはわかりませんが、数打てど、それほどリスクをとる必要はないはずです。

ぜひ、これをお読みの方でなにかいいアイデアがあれば教えて頂ければと思います。

それでは、また。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆき(@odatakayuki1984)です。

明日からはいよいよ決算特別委員会がスタートとなります。本議会で審議される平成30年度の決算の概要は先日ここでまとめさせていただきました。



明日はまず総括質疑と呼ばれる、各派代表者による大枠を質していく質問が行われ、その後、各分科会にわかれて細かい部分の質疑が続くことになります。

岡崎市議会では各分科会は持ち時間制でおこなわれており、会派の人数により質問、答弁を含めた時間が決められています。

わたしたちの会派は4人ですので30分という時間ですが、しっかりとそれを活かして平成30年度が今後にどのように繋がっていくのかを考え、態度を決めていきたいと思います。

ということで、まだまだ暑い日が続きますが、がんばっていきたいと思います。

それでは、また。


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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆき(@odatakayuki1984)です。

本日は午前中に本会議、そして、決算特別委員会が開催、平成30年度の決算の説明がありました。

平成30年度の一般会計の歳入決算額は1,268億2,561万円、歳出決算額は1,211億3,985万円で、歳入歳出差引額は56億8,576万円となりました。

ここから、翌年度の繰越に充てられる財源11億7,832万円をひく45億744万円が純余剰金となりました。

歳入で目を見張るのは市税の額と歳入全体に占める割合であり、市税が約705億円、割合は歳入1,268億円ですので、56%となりました。

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市が自治体として他に依存せず得ることができる収入を独自財源とよびますが、それが高い水準にあることが岡崎市の予算の特徴といえます。

また、自治体の貯金である積立金や自治体の借金である公債などの数字をみても、問題がないと思います。

他方で、約1,211億円だった歳出ですが、平成29年度と比べた限りでは似たような歳出状況であったといえます。

12ある特別会計は歳入決算額は624億8,585万円、歳出決算額は618億1,674万円で、歳入歳出差引額は6億6,912万円となりました。ここから、翌年度へ繰り越した事業の充当財源を控除した純剰余金は6億6,486万円となっています。

病院事業会計は2億6,098万円の純損失、水道事業会計は12億8,731万円の純利益となりました。下水道事業会計は5億6,306万円の純利益となりました。


全体的な印象としては29年度と同様に手堅い財政運営をおこなっているといえそうです。独自財源が高水準で推移する一方で、貯蓄もそれなり、借金も目立つほどではなく、バランスのいい状況が伺えます。病院会計はすこしきになるところですが、そもそも、公共の病院経営が黒字である必要があるのかは議論のわかれるところであり、すくなくとも、現時点ではそれほど気にするレベルではないと思います。

という全体的な印象を持ちつつ、今後はより細かい部分を審議する決算特別委員会のために準備を進めていきたいと思います。

それでは。


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本会議の討論に向け原稿を作成していました。

本会議は明後日ですので、さらっと要領よく書き上げればいいのですが、それがなかなかでして…

というのは、何度かこちらでも書きましたが9月議会は、平成29年度の決算認定議案があります。そして、討論はこの認定議案に対しても行うことになっているのですがこの部分が難所なのです。

冗長な説明になり申し訳ないのですが、決算の審議は特別委員会が設置されそこで各派からの総括質疑とともに始まります。それから、各分科会に分かれての質疑があり、その答弁をうけ最終日に全委員が集まり各会派で意見表明をするというスケジュールで行われるものです。

そこから本会議であらためて決算認定議案について各会派が討論を行い、採決を行うこととなります。

難所はここにあります。

それは、委員会最終日に述べた「意見表明」と本会議最終日に述べる「討論」が多分に重複傾向になり、これは言ったしな〜とかここは言い足りないのではと、付け足し削除したりしているとまったく進まなくなるのです。

一応、取り決めというほどのことではないのですが意見表明は細かい部分に言及しつつ意見を述べる、他一方で、「討論」は自らの会派と異なる意見を持つ会派を説得するため、また、大局的な側面からの意見を陳述するという分担はあります。

それにそうなんですが、やはり重複が多くなってしまうんですよね。また、それに加えて、意見、討論を述べる順番が基本的には大きな会派からですので、そうなるとわたしたちは4番目ということとなるので、さらに制約がかかってきたりするのです。

◼︎
とは言えぐずぐず言っていても限られた時間しかありません。

しっかりと会派の意見として討論がなせるよう気合いを入れていきたいと思います。なんであれ、たぶんこれが今期における会派の代表として最後の職務になるはずだからです。

それでは、また。

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

雨が続きますね…

◼️
さて、今日は決算特別委員会の最終日でした。

決算特別委員会は、平成29年度の一般会計と特別会計をあわせた認定第1号の議案から、病院会計の認定をする第2号議案、3号が水道会計、4号が下水道会計を審議、認定の可否を論じる委員会です。

最終日の今日は、各委員会の分科会において論じられ、審議されてきた上記4件について各会派が意見を表明し、可否の表決がおこなわれました。

そのなかで、わたしたちチャレンジ岡崎無所属の会で意見表明した全文のこちらとなりす。
平成30年9月議会 決算特別委員会意見表面
ざっくり言えば、平成29年度は「ひとものしごと創生総合戦略」におけるいくつかのKPIは達成または達成見込みとのことでした。

歳入における自主財源比率は県内の平均と比較しても高く評価できるものでした。

とまあいろいろ書いてあるのですが、煎じ詰めて言えば、平成29年度の財政は良かった、そう言えると結論しました。

ということで、認定4件は可とさせて頂きました。

◼️
で、ここからは上記とはまったく関係ないのですが、はじめてこのブログを記載するにあたり、携帯端末で全てをやってみたのがこのエントリーのなりました。

…意外にいけるのでは。

いままではキーボードを叩き書いていたのが癖となり、なんとなくこの方法を忌避していたのですが、やってみると意外にいいものですね。

ことのついでに、記事となんの関係もないのですが書いている(親指を動かしている?!)横で息子が寝転びアンパンマンを見ていたので撮ってみました。
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楽しそう。

それでは、また。

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決算特別委員会の総括質疑をしてきました。

9月議会においては前年度の決算が審議されます。そこで、特別委員会を設置し、まずは各派の代表者が総括質疑なる大まかな概要を質す場が設けられています。

ただ、いきなり特別委員会とかいわれても…そう戸惑う方がおおいのではないでしょうか。かく言う私もそうでした。

ここでまったくつまらない話しかもしれませんが、岡崎市議会における決算審議の流れを大まかに説明するとこういう感じになっています。

決算認定議案として本会議に上程→決算特別委員会に送付→決算特別委員会の初日(議長の選出、資料の説明)→決算特別委員会の2日目(総括質疑、分科会の設置)→決算特別委員会分科会(総務企画、文教生活、福祉病院、経済建設)での調査→決算特別委員会の3日目(採決等)→本会議最終日に認定

一読してもさっぱりだと思いますが、要は、みんなで本会議に集まってあーだこーだという議論をしてもなかなかまとまらないし、時間もかかるので、まずは少人数の委員会で議論しましょう。その後、大まかにまとまった後で、本会議に差し戻しあらためて採決しましょう、ということを手続きにすると上記のような流れになります。

本日はそのなかで、特別委員会2日目の総括質疑があったというわけです。

で、議事録(正式ではありませんが)はこちら。
【議会】H30年9月定例会 決算総括質疑
総括質疑は各会派、質疑と答弁をふくめ30分の持ち時間制です。

気になる部分をいくつか質したのですが、ごく簡単に決算をまとめれば、一般会計における決算状況は歳入は約1270億円、歳出は約1210億円の過去最大の財政規模であり、財政の健全度を示す数値も概ね良好で、少なくとも平成29年度の市政は健全な状態でした。

とはいっても、少子高齢化そして人口減少が確実である状況を考えると、うかうかはしてられませんが…

またもしお時間があれば上記の議事録をご高覧いただければ幸いです。

さて、明日からは各分科会にわかれより詳細に調査していくことになります。

まずは経済建設分科会ですね。


ということで、まだまだ議会は続きます。

では、また。

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