岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:教育

こんばんは。 

岡崎市議会議員の小田たかゆき(@odatakayuki1984)です。

小・中学生の夏休みものこりわずかとなってきました。今年は秋休み(キッズデイズ)の影響もあり、少し早く2学期が開始となりますが、やはり気になるのは暑さです。

昨年の9月の気温をみると30度を超える日は10日もないと推察できるところですが、それでも厳しい日になることも予想されるわけです。
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そんななか、今年からはみなさんご存知のように岡崎市内のすべての小中学校で空調が整備され、7月から本格稼働となりました。

また、それにあわせて、市が作成した「岡崎市立小中学校空調設備運用指針」が先日公表されました。

ここでは、室温は28度に保つこと、換気をすることなどがうたわれています。

なんにしても、新学期がはじまってもしばらくは暑さに気をつけつつ活動してもらいたいと思います。

それでは。


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7月31日に「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の結果が発表されました。

小学校6年生と中学校3年生を対象に毎年おこなわれるこのテストは、今回から中学校の英語が加えられるなど、教育関係者を中心にその動向が注目をされていました。

結果をまとめたこちらの記事によると、「国語では小中ともに秋田県がトップ。算数・数学では石川、福井、富山県の北陸が上位を占めるなど、ほぼ例年と同じ傾向が見られた。英語では、上位に東京都や神奈川県などの都市部が入った」とのこと。

ここ愛知県だけみると、中学3年の数学で5位となるものの、その他はあまり芳しくない結果でした。

となると、岡崎市はどうなのか。

が、気になるところですが、文科省が公表する資料では、愛知県や岐阜県などの広域自治体、名古屋市や大阪市などの政令指定都市の順位は発表されてはいるものの、岡崎市を含む中核市以下は全体的な統計しか発表されておらず、どこらへんにいるのかを公表資料から伺い知ることは難しい状況です。

もちろん、各教育委員会はその情報を持っているはずですが、どの教育委員会も順位の公表には慎重な姿勢をとっており、また公表についてはかつて当時の橋下大阪市長が大激論をしたように、賛否両論、さまざまな意見があるようです。

とはいえ、各町が順位を公表することに、留保つきではありますが、わたしは賛成です。

教育の「成果」は長期にわたる評価で測るべきものであり、短期的でしかないテストの点数だけをみてどうこう言うことは有害な可能性があることを承知しつつも、他方で、テストの点数の多寡は、数字というわかりやすいものを基に、現状を冷静に捉え、教育方法をはじめとした「具体的」な成果がみえにくい行為の、その方向性を細かく、機動的にうごかすには有用だと考えるからです。

ただ、このことは教育委員会内ではすでに、つねに、おこなわれているはずです。

真面目な先生たちですので、内部では統計を調査し、どこがいいか、わるいかを論じ、教育指導方法へ反映させるという手続きをおこなっているこは容易に拝察することができます。

それでも公表をした方がいいと考えるのは、オープンにすることで、方向性を決めるそのプロセスを市民にみえやすくするかです。

例えば、英語の点数が他と比較して著しく低かった。だから、もう少しそこに予算をつけよう。数学の順位がよかった。だから、このままの方向性でいこう。

しかしながら、非公開のままでは、上記の教育指導方法の転換が、いかなる事実にもとづき、方向転換をしたのか市民からはわからやなくなってしまいます。

公開は、意思決定プロセスの明確化をもたらし、方向性の正当性を得ることです。

この意味でぜひ一考をお願いしたいところです。

それでは、また。


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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

今日は会派で埼玉県草加市の「子ども教育連携に関する取組」を視察してきました。
草加煎餅のあの草加市です。
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ながらく義務教育は6.3制、小学校6年-中学校3年として考えられてきましたが、時代の変化とともに、義務教育課程を9年間として捉え、この9年をどう分けるか、またどう繋げるかがこれからの時代の義務教育では重要であるという視点が生まれてきました。

他方で、就学前「教育」の大切さ、「コストパフォーマンス」の高さが指摘される機会が増えてきました。

そういった時代背景から草加市さんは「幼保小中の一貫教育」に取り組んでいます。
第二次草加市子ども教育連携推進基本方針・行動計画(PDF:7MB)
http://www.city.soka.saitama.jp/cont/s2120/content/2ndPlan/2ndPlan.pdf
いろいろと伺ったのですが、重要なキーワードは「繋ぐ」こと。
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「繋ぐ」ことの一つ目として、幼保と小学校、小学校と中学校、この移行期をうまく接合することです。

教育内容の連続性はもちろんのこと、相互の人材交流を通じ肌感覚で理解しあう環境構築に努力されていました。

「繋ぐ」ことの二つ目は各主体、各団体を繋ぐことです。

こちらはいくつかの協議会をつくりそれが相互理解を深めているとのことでした。
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という感じで、一体教育は「繋ぐ」ことがとても重要なキーワードです。

言葉を変えれば、時間軸をとりそこをどう繋ぐか。加えて、各主体を地図にプロットしそれらをどう繋ぐか。

これが幼保小中一貫教育の肝の部分です。

地域特性があり簡単に岡崎市に横滑りさせることには慎重にならないといけませんが、すくなくとも幼保教育への注目、また繋ぐことの意識はすぐにでも応用可能なことではないでしょうか。

最後に、お忙しい中快く視察を受け入れていただいた草加市当局の方々にああらためて感謝いたします。

ありがとうございました。

それでは、また。

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大阪府和泉市市で「英語教育の推進について」を会派で視察をさせていただきました。

英語…と聞いて、苦手意識がある人が多いのではないでしょうか。かくいうわたしも、中学校時代の英語の授業がほとんど理解不能であった一人です。特に文法。このときは現在形で、この場では現在進行形になります。3人称の現在形は動詞に「S」がつきます。とか言われても、なぜなのか、なぜ彼の国の人々はこのような規則を受け入れているのか、それがまったく理解できず、それにより勉強を拒否していたように思います。笑

いやただ勉強が嫌いだっただけなのですが…

さて、そうはいってもいられない流れがまたひとつ動き出そうとしています。

いよいよ、学習指導要領の改定にともない小学校における英語教育がいよいよ始まろうとしているからです。それが本格的に動き出せば小学校3,4年生は年間35時間、小学校5,6年生では年間70時間の授業が求められることになるのです。

そして、その授業のなかで「聞くこと」「話すこと(やりとり)」「話すこと(発表)」「読むこと」「書くこと」 の5技能の修得を目指していくこととされています。

となれば、小学校時代から英語嫌いの子どもが増えないようにするにはどうすればいいのか。他方で、評定なる評価もしていなければならない状況となるのです。

このうような動きのなかで各自治体、各教育委員会は本格実施に向けさまざまな準備をしているのですが上手くいっていると言われているのが今回視察させて頂いた和泉市さんでした。

ALTと呼ばれる外国人教員はもちろん、夏には彼らが企画する英語によるサマーキャンプの展開。小学校と中学校を6/3制と考えるのではなく、9年間と捉えたうえで切れ目なく英語教育を行なっていく情報共有のあり方。加えて英検などの外部取得のための受験料の全額補助を実施されていました。

これらのことのなかで、岡崎市でも行われていることはもちろんあります。ALTの配置。また昨年からサマーキャンプもおこなわれたと聞いています。

ただ、それらのことをヴァージョンアップさせるためにも、今回の視察は示唆に富んだものであったと感じるところです。ぜひ、機会をみつつ提言に繋げていきたいと思います。

末筆になりますが、お忙しい中ご対応いただきました担当課のみなさまにはあらためて感謝もうしあげます。ありがとうございました。

それでは、また。 

昨日のエントリーでいくつかのご意見を頂きました。

岡崎市の小中学校へ秋休み(キッズデイズ)を導入することが発表されました

批判的なものが多いのですが、まずはご紹介させてください。
いりません
みんな怒ってますよ
これを決めるにあたって保護者にアンケートを取るなり、賛否を聞くなりしましたか?
あまりにも一方的です。
これをすばらしいと評価するなんて、ナンセンスです。
秋休みに、大会?
そんな必要ありますか?

低学年の子供のいる家庭で共働きの人はこのために休みを取らなければならなかったり、母子家庭の人でも困るんでは?
そして、子供だけでの留守番なども増えたりするんでは?
子を持つ家庭の意見も聞かないで独裁的だと、みんなおこってますよ。

始業式を前倒し?
そんなのは1学期の終業式を後ろにずれ込ませればいいのでは?
半日を3日も作ってどうするんです?
6時間授業で、1日増やせばいいだけですよ ムダでしかないと思います。
小学生の部活の引退も3ヶ月近くのびます。
秋休みなんてゆって、低学年の子のいる家庭は旅行に行くこともできません。
仕事休んでまで平日に応援、おべんとうづくり…
いじめですか?
(上記エントリーコメント欄より引用、強調筆者)
他にも、ツイッター上では以下のようなコメントを頂きました。これについてはこういうご意見も頂きました。
他にもツイッター上では大会の是非についての言及もありました。
これに対しては以下のコメントが付されていました。
学校のスケジュールが変更になれば、保護者だけでははなく、仕事、地域に大きな影響を与えることとなり、みなさんが多くを思うのはとうぜんです。

そこで、この間、寄せられた意見、拝見した意見をまとめると以下の5点になるかと思います。

①親の意見を聞いたのか。
②夏休み短縮の3日間は半日。親の負担が増えるのではないか
③秋休みは平日。親の負担が増すのではないか
④小学校の球技大会が2ヶ月後ろ倒しになることで教員の負担、親の負担が増加するのではないか
⑤小学校球技大会はそもそも必要なのか

一つ一つを取り出せば、ご指摘頂いたことはその通りです。

どうすれば保護者の負担を軽減することができるのか。これについては今後考えていかないといけない問題であることは間違いありません。

③の半日はまだ正式に決定したことではありませんが、こちらについては今後みなさんの意見を聞きつつ、考えていく段階にあると思います。また、そういう意見があるということは教育委員会へわたしからもお伝えをさせて頂きました。

また、ここでひとつだけ注意して頂きたいのは、小学球技大会は市が主催する球技大会(いわゆる部活動の大会)であり、子ども会が主催する球技大会とは異なるということです(まあ、ここはここで様々に問題はありますが…)。

さて、家族の負担を減らすこと。これは大切なことです。最初の方からご指摘を頂いたように、家族のあり方が多様化しているいま、働く夫と専業主婦を対象としたあり方は再考する必要があります。

働く世帯にとり平日に子どもを預ける場所が現実的に不足しているという問題があることは承知しているつもりです。

一方で、教員の働き方も問題になっているのが昨今の状況です。

それについても考えていかなければなりません。先生だけに全ての負担をかけるのも仕事ではあれど(どこまでが仕事なのかも含め)、フェアーではないはずです。

加えて、一番大切なことして子どもたちの命を守ることです。昨年のように酷暑の中での運動はあまりに危険です。

となると、子ども、家庭、教員、この3者のバランスがどうすればあり得るべき状態なのかが政策決定に求められます。

もちろん、これは現在の業務量は一定との留保つきです。

最初のコメント、そしてtweetにもあったように、大会自体を中止にする、なしにする、もっと言えば、小学校の部活動のあり方を問い直すという方法も考えられるのでしょう。

ただ、そうすれば、子どもにとってどうなのか、親にとってどうなのか、これはこれであまり拙速な判断をすることなく、しっかりと検証しなければならないことです。

とはいっても、わたしは部活動のあり方については今後もさらなる見直しをしていかなければならないと考えている一人です。

縮小は止むなし、廃止までは行き過ぎくらいの立場です。

話しがそれそうですが、要は家族の負担をどうするのかとともに、子どもの負担、教員の負担のバランスを考えていくことが大切だと思うのです。

今回の決定は、とりあえず、子どもの命を守ること、ただ、前提として部活動はそのままにしつつ、そうするにはどうすればいいのかを考えた結果だと理解しています。

その前提を受け入れるとしたら、秋休みの設置、夏の大会の移動はそれほどの悪手ではないと思い評価するという言葉を入れました。

ただ、この前提を疑うこと。考え直すことは重要なことです。

つまり、部活動や学校の行事全般を含めた議論を重ねつつ、保護者、子ども、教員の負担軽減について考えていくことが必要だと感じています。

昨日のエントリーでこれらのことに言及しなかったことは大いに反省するところです。



それでも発信をすることで多様な意見を拝聴することができるものですね。

多少、凹むところもありますが。笑

挫けずいきたいと思います。

またみなさんのご意見を賜れば幸いです。

それでは、また。

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