岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:岡崎市

こんにちは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。



クリスマスも終わり、いよいよ

年末年始がやってきますね。

28日が仕事納めである人も、

30日がそうである方もいらっしゃると

思いますが、残りあと僅かですね。

 

さて、前回のエントリーでは12月定例会を終え、

議案等の賛否についてだけ記し、

報告だけに留まっていましたので、

今回はそこについて書きます。



議員提出議案1件、第101号議案外27件、
請願7号外9件の審議が行われ、
会派として以下のように
賛否を表決しましたので、
ご報告致します。

□議員提出議案
議員提出議案12号「地方議会議員の厚生年金への
加入を求める意見書の提出について」
には反対
 

この中でも会派でいろいろと意見が割れたのが、

「地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書」に

ついてでした。


これは現在、国民年金にしか加入していない地方議会議員の

厚生年金への加入を求める意見書なのですが、

まずは、その全文をご覧ください。



地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書の提出について
 
地方創生が、我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向け
大きな責任を有する地方議会の果たすべき役割は、ますます重要となっている。
 このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ
専門的な諸課題について住民の意向を酌み取り、的確に執行機関の監視や政策提言等を
行うことが求められている。
 また、地方議会議員は、議会活動のほかちいきにおける住民ニーズの把握等さまざまな
議員活動を行っており、近年においては、都市部を中心に専業化が進んでいる状況にある。
 その専業議員には、現在一部の議員を除いては、国民年金しか将来保障の手だてがなく、
そのことが地方議会議員のなり手不足の一因とも考えられる。
 よって、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、
地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。
 一方で、地方議会議員の中には、既に年金受給資格を有する者も数多く活動している。
 年金受給資格を有しながら新たに議員になった者においては、厚生年金への加入を選択できる
制度にすることを要望する。

以上、地方自治第99条の基底により意見書を提出する。 
 

 これによると、地方分権化の時代において、地方議会議員の役割の

高度化、多義化が要求されるなかで、年金制度の充実が

担い手不足の解消に 一役買うので、地方議員の厚生年金への

加入を要望するという内容となっています。


確かに、これからの議員に求められる資質は多種多様なものに

なると考えられますし、さまざまなバックグラウンドを持つ人、

考え方を持つ人が議員になること、挑戦することができる

環境が望ましいのは論をまたないと思います。



私もそれは賛成です。



しかし、です。



上記のような担い手が生まれてくる環境整備を

担保するのが「厚生年金」への加入だという

因果関係がいまいち納得できないのも確かです。



もちろん、将来の安定が保障された身分だからこそ

安心して挑戦できるという部分も否定できないことは

ありません。ましてや、子育て世代の30代、40代が

議員に挑戦するには「矜持」だけではいかんともしがたく、

将来の保証がいくばくかそれを後押しする面があることも

十分に考えられます。



ただ、私たちが考えなければならないことは、

「議員」という存在はどうあるべきか、

そこではないでしょうか。


この問題にはこのような本質的なことが隠されていると思います。


一般に厚生年金に加入されている方は、

会社や団体と労働契約を結び、仕事の成果に対する対価として

「賃金」を得ている人です。

時間給であれ、能力給であれ、会社が定める基準に見合った

働きをしたことに対する対価が支払われているはずです。

そこにはノルマがあり、上司による仕事の評価があり、

売り上げがあり、毎年、毎月、毎日、数字で判断される

という側面があります。


一方、議員というのは「特別公務員」という位置づけであり、

税金から「報酬」を頂いている身分です。

労働契約を結んでいるわけでもなく、ましてや、

一定の物差しによる基準で対価が支払われているわけでは

ありません。毎月ごとの「ノルマ」もなければ、

上司による「評価」も存在しません。

極端なことを言えば、議会において一般質問をする

義務もなければ、委員会で発言をしなければならない

義務もないわけです。

だからこそ、「出勤」もなければ、「労働時間」という概念も

議員には存在しないはずです。


これはいい悪いではなく、その立場のヒトが

なにを求められているのかではないでしょうか。


賃金労働者は課、部、会社の利益の向上を目指し、

各々の利益の追及が社会の福祉に貢献するという市場原理の

世界で動いています。全体最適のために、

労働契約などで個人の自由は制約されるかもしれませんが、

それは市場におけるルールがそうさせます。


議員は、ヒトに縛られることなく、法による支配の下で

「自由に発言」することが求められている存在です。

これはなにも、誰からも自由であるというわけではなく、

さまざまな方からの声、思い、状況を斟酌し、最後に

何を発言するか、その裁量において「自由」であるということですが、

それを担保するには、外部からの評価から極力外側に

位置していることが必要です。そうだからこそ、

これだけめまぐるしく変わる世の中において、

4年に1度なる長期の視点で審判が

下るようになっているわけです。




ながながと書いてきましたが、

私は議員の「厚生年金」への加入は、議員の

自由な発言を阻害する

ことに繋がるのではないかと懸念しています。

こう書くと語弊を招くかもしれませんが、議員の「サラリーマン化」に

繋がるのではないかと思うのです。

何度も書きますが、サラリーマンがいいとか悪いとか、

議員がいいとか悪いとかを論じているわけではありません。

それぞれの持ち場を守っていくことが大切です。


ただ、「厚生年金」加入は

議員に求められている職責を阻害するのではと懸念しているのです。


議会と行政における二者関係が緊張感を持つことこそ

地方行政の活性化において本質的な問題であり、

それをいかに担保するかが

制度設計において最も大切な視点です。


その関係の維持のために、さまざまなバックグラウンドを

持つ人や考え方を持つ人が地方議会に参入してくることが

必要なことです。



しかし、今回の意見書にあるような重要なテーマを

安易に持ち出してくることは、賛否以前の問題として

自分たちの立ち位置を「行政」からサラリーを貰っている存在

と見立てているのではないかと訝しむに値するのではないでしょうか。


だからこそ、賛成しかねたわけです。



みなさんの意見をお伺いできればと思います。



では、また。


 

こんにちは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。




本日、12月定例会が閉会いたしました。


本会では、

議員提出議案1件、第101号議案外27件、

請願7号外9件の審議が行われ、

会派として以下のように

賛否を表決しましたので、

ご報告致します。


□議員提出議案
議員提出議案12号「地方議会議員の厚生年金への
加入を求める意見書の提出について」
には反対

□議案
議案については、
議案127号「平成28年度岡崎市下水道事業会計補正予算(第1号)」には反対

外、27件には賛成

□請願
請願9号
「小中学校給食費の無償化の計画的実施を求めることについて」
同7号
「乙川リバーフロント地区整備計画を一旦立ち止まって市民の声を聴いて
見直しをすることを求めることについて」
を採択

外、8件については不採択としました。

以下、それぞれについての陳述を添付してあります。



また、感想等は後日書きます!


では。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
127号議案「平成28年度岡崎市下水道事業会計補正予算(第1号)」であります。

これは赤渋ポンプ場の耐震工事に対しての補正予算であります。治水、防災等、住民の安心、安全のためにはぜひとも早期の完成を目指すことは当然のことと考えております。しかし、当補正予算は2億2千7百万円の増額となり、当初予算の358百万から1.6倍に膨らむこととなります。また追加工事の内訳を確認したところ、設計当初から予測可能であると推察される要因が多々あり、日本下水道事業団の見積もりが甘かったとしか考えられません。さらに、工期が一年半も伸びることなど、詳細を地元の方々にはもちろんのこと、市民へもしっかりと説明を行なうべきだと考えます。日本下水道事業団に対して、ペナルティも課さない、責任も負わせない、市民への説明責任も果たせさせない現状ですので、賛成いたしかねます。 

・請願第7号

「乙川リバーフロント地区整備計画を一旦立ち止まって市民の声を聴いて見直しをすることを求めることについて」です。「乙川リバーフロント地区整備計画」につきましては、賛否両論あることは周知の事実で、また先日行われた一般質問でも取り上げられたように市民の誤解が多くあることも確かです。しかし、きちんと理解をされている方々からも計画の見直しを要望する声は多く、特に「もっと優先すべきことがあるのでは?」との声が多数聞かれます。市民へ周知させる意味も含め、一度立ち止まり、どのように市民が思い、何を求めているかを考え、少しでも市民の声を反映させる必要があると考えます。

 

・請願第9号
「小中学校給食費の無償化の計画的実施を求めることについて」です。

給食費の年間無償化は毎年必要な財源が16億必要となり、現段階で、すぐに実現するには無理があると考えられます。給食費の4月だけの1か月無償化は、一部の保護者に喜ばれているが、現場の教師は手数料の問題で困っている現状があります。市長の公約を実現するためにも、来年度から、まず「年間4千8百万円で実施できる第3子以降を完全無償化し、次に第2子以降を完全無償化、そして最後に第1子以降と計画的に小中学校給食の無償化を目指すべきと考えます。また、一部無償化とともに給食の質を上げることも検討する必要があると考えております。

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。



年の瀬も迫る土日は飲み会も多く、
たいしてお酒が強くない者としては
なかなかな季節であったりするのですが、
それでも、「呼ばれるうちが花」と思い、
ひょいひょいと行くわけです。笑


さて、今日はたいした話ではないのですが、
最近読んだ「地方創生大全」について書きます。


地方創生大全
木下 斉
東洋経済新報社
2016-10-07



「地域活性化」や「街づくり」という名のもとに
多額の予算を付けてきたにもかかわらず
地方の衰退を留めることができないのは、
補助金という仕組みがもつ構造上の
欠陥が原因だと筆者は睨んでいます。

補助金による事業は「商い」とは異なり、
儲けることを追及するのではなく
「公共性」や「市民の福利」を
目的としたものとなり、「お金」とは
異なる物差しによる数値目標により
事業が進められていきます。

さらに、
活性化事業は「地域特産品」や
「ゆるキャラ」に象徴される全国で
画一的な事業が行われ金太郎飴の
ようになるか、
はたまた、「コンサル」が地域特殊的な
「町おこし」の成功事例を安易に一般化した
ものを行政に売り込み、その結果、
無責任な事業が展開されるのが
関の山だと踏んでいるわけで、
なかなか耳が痛い話しばかりです。

そこで、著者は補助金による
オーバースペックで一過性の事業を
興すのではなく、小さな資本でも
持続的に利益が上がる事業が
成り立つ環境、人材、商品を
育てる仕組みの整備が、地域創生に
おいて求められる
ことだと提案しています。

端的にいかに「稼ぐ」か。

それが唯一とはいわないまでも
「地域活性化」における最良の
処方箋であると指摘しています。

街に、地方に、中山間地に
目をぎらつかせた「アニマルスピリット」を
持つ若者、企業家を呼び込み、
彼、彼女らが少額でも持続的に
商いをしていくことで雇用を生み出し、
それが町に人を呼び込み、
その循環により空き家が埋まり、
地価が上がり、交流人口が増える。
他方で、それは行政にとり市民税、所得税、
固定資産税などの増収となり、
持続的な市政のかじ取りが可能に
なることを指すことになります。

説得力ありますね。

殊、活性化事業においてと
断っておけばですが。

ぜひ、ご興味ある方は手に取って
頂ければと思います。

今週はいよいよ12月定例会が
閉会となります。

張り切っていきます。

では。

 

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。


さて、報告が遅れましたが月曜日に
初めて委員会に出席、質疑を行ってきました。
まずはよく聞くけど、意外と実態がわからない
「委員会」とは何かということを調べてみますと、

 第五節 委員会

第百九条  普通地方公共団体の議会は、条例で、常任委員会、
      議会運営委員会及び特別委員会を置くことができる。
   ○2  常任委員会は、その部門に属する当該普通地方公共団体の
      事務に関する調査を行い、議案、請願等を審査する。

と書かれていますが、う~ん、と一読しただけでは、
理解することが難しいですね。

こういう時は具体例を見るのが早いと思うのですが、
私が所属する常任委員会は福祉病院委員会です。
その部門に属する事務は、

福祉部の所管に属する事項
保健部の所管に属する事項
こども部の所管に属する事項
岡崎市民病院の所管に関する事項

となっており、上記4部署が所管する議案、
予算が議会に提出された場合、
福祉病院委員会に付託されることになります。

付託というのもわかりにくいのですが、
要は、議会で全議案、予算を審議すると
べらぼうに議員数が多く、遅々として議事が
進まんから、ここはひとつ、少人数の
委員会にして、専門的にみっちりと
取り組んでいただきまひょうか。

ということなんだと理解しております。

そこで、今回は11議案、4請願、5陳情が
福祉病院委員会の付託となりました。
(請願、陳情については後日どこかで…)

そこで、113号議案(年度当初からの通し番号?!)
◆第113号議案「岡崎市救急医療拠点施設整備支援補助金交付条例の
制定について」という
条例案のやり取りをメモしたものを以下に添付させていただきます。

これは、新病院にむけて、岡崎市と幸田町が50億円の交付金を
救急医療を常時実施する病院に対し払うという内容のものであり、
南部地域にとり望まれる病院ではありますが、だからこそ、
不透明な部分がなく、納得するかたちで進んで頂きたい事業なので、
50億円の算定根拠などについて尋ねました。

長いですが、ご高覧頂ければ幸いです。

----------------------------------------
◆第113号議案「岡崎市救急医療拠点施設整備支援補助金交付条例の制定について」
 

□条例第二条、私立病院にも関わらず補助金を交付することに関し、「救急医療」を

 「常時」実施するという文言がありますが、「救急医療」と「常時」に関する定義を教えて下さい。
 

(保健総務課長) 救急医療とは、急病患者に対する医療という意味でございます。もちろん、一口に急病患者と言いましても、軽症から重症まで幅広い患者さんがいるわけですが、今回、大学病院に要請しておりますのは、地域に最も不足しております、緊急な手術や入院に対応できる救急医療、いわゆる2次救急医療を中心に行っていただく計画でございまして、先の協定におきましても、そのことをお約束しております。

また、「常時」とは、24時間365日という意味でございます。4年に一度、366日の年、うるう年がありますので、条例上の文言としては「常時」と記載しております。

 

□条例制定後は補助要綱を制定するとのことでしたが、具体的なスケジュールはどのよ うにお考えでしょうか。


(保健総務課長) 条例制定の後は、補助金予算の確保や、補助要綱の制定を行っていく計画でございます。時期としましては、藤田学園の最終設計が概ね完了し、病院の建設費などの詳細が明らかとなる次年度の下半期を予定しております。

 

□補助の対象となる経費は病棟と医療設備とお伺いしましたが、50億円の算定基準をお聞かせください。

 

(保健総務課長) 補助金の上限を50億円とした理由につきましては、先日、公表させていただきました支援方針でも触れておりますが、市が400床の病院の標準的な建設費を約116億円程度と見込みまして、これに、病院における入院患者のうち救急患者の割合を43%程度として掛け合わせ、50億円としたものでございます。

 

□算定基準にありました、43%という数字の根拠になる資料がありましたら、教えて下さい。


(保健総務課長) 先の支援方針でお示ししました補助率43%の算出方法としましては、これから整備を行う大学病院と同じく、救急医療を24時間365日体制で行っております岡崎市民病院のここ3年間の実績を採用したものでございまして、入院患者のうち、救急患者の割合が概ね43%であるというところから来ております。


□算定基準(1病院あたり116億円程度)でお伺いした135病院の建設時期、建設単価、その他使用した資料がありましたらお教えください。


(保健総務課長) 今回、大学病院への補助金について検討するにあたり、全国の病院の事例などを調べたわけでございますが、その対象としましては、東日本大震災以降で建設費が高騰しているとの認識のもと、2011年以降に建設された135病院としております。

まずは、これらの病院における病床1床あたりの床面積を調査し、約81平方メートルであるとの結論を得ております。また、建設単価につきましては、民間病院の場合は非公開の場合がほとんどでありましたので、公立病院の整備に対して国が自治体に交付税措置を行う際の単価「1平方メートルあたり36万円」を参考値として採用しております。

こうしたデータをもとにしまして、今回の大学病院が400床であることを掛け合わせ、400床の標準的な病院の建設費を約116億円として査定したものでございます。

 

□今後、市内で同じ規模、機能を持つ私立病院の建設が予定されるさいはどのようにするのかお聞かせください。


(保健総務課長) 結論を申し上げますと、今回の大学病院の整備によって、当医療圏の病床数は県の基準病床数に限りなく近づくことが見込まれますので、この先、大学病院と同じような規模・機能を持つ総合病院の整備は制度上できないと考えております。本市としては最初で最後のチャンスと考えております。


こんばんは。

岡崎市議会議員の小田高之です。



今日は、朝から一日委員会に出席してまいりました。

そのお話はまた次回ということで、

本日は、前回エントリーの続きをお送りしたと思います。


詳しくは上記のリンクを参照願いたいのですが、

要は「QURUWA」とは、

東岡崎駅→人道橋→中央緑道→籠田公園→
連尺通り→中央図書館→伊賀川→岡崎城→
乙川→明大寺本町→東岡崎駅

を辿る主要回遊動線を指称するものなんですが、
その輪の東側に位置する、
人道橋→中央緑道→籠田公園の南北軸を
(仮称)セントラルアベニューとして再整備
する計画が進んでいます。

そして、
「QURUWA FUTURE VISION3」では、
その基本設計(案)について設計担当者である
オンサイト計画設計事務所の
長谷川浩己さんがさまざまな提案を
されていました。

(やっと、本題に来ましたw)

まず、設計や説明の都合上、
先ほどの軸で言えば最北端に位置する
籠田公園をA1~A4の分け、さらに
そこから南に中央緑道をB1~B5と分け
各々を有機的に繋ぐ提案がなされています。

その画がこちら↓
全体図

まず、籠田公園の大きな変更点としては、
現況のステージを移転・再配置があげられます。

というのは、回遊動線に目配せをしながら
公園の北側に位置する市民会館や、西に位置する
連尺通りへの心理的な抜け感を作るには、
公園の北西から
南東に向けた斜線を主要歩行空間にすることで
演出できるとのことでした。

そして、ステージはそれと直角に
交わるように設え、その東側に
芝のマウンドを配することにより、
多様な市民活動のニーズに応えることが
可能になるとともに、非日常的な
使用だけではなく、日常的な使用にも
馴染むものとなることが
期待されています。

加えて、公園中央東側にも
東の縁台としてステージが設けられ、
ここではピクニック、ダンスなど、
北側のステージとは異なる魅力を
演出できる場所として設置
されることになります。

こんな感じです↓
籠田公園ステージ


そこから、公園の南側、現在の
中央緑道に目を移すとここが
ゾーニング上B1~B5に当たるのですが、
象徴的なのは公園から乙川に向けての
傾斜を上手く使いながら、レベル差のある
デッキを配置していくところ。
「歩く」、「眺める」、「立つ」、
「座る」、「寝る」など多様な
動きが可能なスペースとして
展開されています。

わかりやすくレベルが示された
図があるのですが、現状と比べて
3.1mも高いところにテラスが
配置されることになるそうです。

↓こちら
 
デッキ上

そしてゾーニング上、最南端に位置する
B5あたりは「QURUWA」の結節点に
位置付けられており、いわゆる「溜め」を
作る場所となるそうです。

そこにはトイレや駐輪場が配され、
また広いスペースが整えられる
ことになりそうです。

↓これ
 
人道橋

以上が、先の会で発表された
(仮称)セントラルアベニューの概要です。

これから動いていくことになるので、
注視していきたいですね。

では、また。

 

こんにちは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。




福祉協議会センターで開催された

「QURUWA FUTURE VISION3
」に参加してきました。


標題のとおり、それは何かについて少し考えていこうと思うのですが、

現在、岡崎市では乙川リバーフロント計画が

進められているのですが、この「QURUWA」というのは

その計画に対する一つの部分として

いま進められようとしているそうです。



まず、ほとんど聞き慣れない、しかし

これから頻繁に出てくるであろう

「QURUWA」という名称についてですが、

どうやらこれはこの夏に行われた、

第1回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議」に

端を発する、以下のような議論から出てきたようです。


[清水] ・ 主要回遊動線には名前つけたほうが良い。
   ・総構えの範囲とリバーフロント地区が近い範囲なので、
   そこをヒントに「くるわ(廓)岡崎」はどう か。
[山田] ・ 城郭の中だったという特徴が見た目ではまだ意識できないが、主要回遊動線から
    意識できるとよい。

(中略)

[藤村] 「くるわ」の全体型が「Q」の字に似ているので、英語表記は「QURUWA」としてはどうか。  

引用:第1回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議 議事録
 http://www.city.okazaki.lg.jp/mobile/300/301/p019245_d/fil/160804dkaigi1kiroku.pdf

これだけを見ただけではまったく理解できませんが、

とりあえず「回遊」ということなので、ぐるっと一周できる道を

「QURUWA」と名付けそれを主要回遊動線に

しようということが言われています。



では、どこをぐるっと回るのかと言えば、

乙川リバーフロント計画における対象エリアになるわけす。



ここでリバフロ計画がなんなのかを確かめていく必要が

あると思うのですが、

これも先の会議で話し合われており、

それをよると計画の理念は、

「豊かな公共空間と民間の資源を、公と民を連携させて新たな産業と雇用の創 出、公共的サービスを補うまちの担い手を同時に発掘し、持続可能な都市経営の実現を目指すこと」

引用:第1回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議 議事録 
 http://www.city.okazaki.lg.jp/mobile/300/301/p019245_d/fil/160804dkaigi1kiroku.pdf 

と謳われ、その実現のために
1.「回遊性の向上と滞留時間の拡大」
2.「良質な都市空間の形成」
3.「新しい公 共サービスの担い手の創出と社会実験」

引用:第1回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議 議事録 
 http://www.city.okazaki.lg.jp/mobile/300/301/p019245_d/fil/160804dkaigi1kiroku.pdf 
という3つの手段を使用してヴィジョンを達成して

いくものとされています。

で、その対象エリアと開発手法として、

1:駅西・セントラルアベニューエリア:公民連携型
2:岡崎公園、乙川エリア:公民連携型
3:駅東・駅南エリア:大きな民間投資誘発型
4:祐金・菅生エリア:大きな民間投資誘発型
5:りぶら・康生エリア:大きな民間投資誘発型
6:籠田・伝馬エリア:小さな民間投資誘発型
7:六供・花崗エリア:小さな民間投資誘発型 


引用:第1回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議 議事録 
 http://www.city.okazaki.lg.jp/mobile/300/301/p019245_d/fil/160804dkaigi1kiroku.pdf 

の7エリアが選ばれているわけです。



となると、「QURUWA」というのは

7つのエリアを「主要回遊動線」として繋ぎ、

それぞれのエリアの「滞留時間の拡大」と

「良質な都市空間の形成」を形作るための

道であり、視覚的に考えると

7つの布を縫合する「糸」のようなもの

だと言えるのではないかと思います。


そのようなことが、その後行われた第二回の会議で

以下のようにまとめられています。
>乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン基本構想(H28 策定)

>QURUWA 戦略:「歩いて楽しく、自転車で回れて、車でも来やすいまち」
   (第一回デザイン会議) 

乙川リバーフロント地区(以下、RF 地区)内の、各エリアの魅力や特徴、集客力のある拠点等の分布状況を考えて、「くるわ」を設定。
動線がほぼ岡崎城郭の内側にあることから、曲輪=くるわ= QURUWA と名前を設定した。

・ 歩いて楽しいこと、自転車で回れること、車でも来やすいことを目指す。
点から面、面に対する線として「くるわ」を設定し、個々のエリアをつなげていく。
・ 「くるわ」上で、
 :重点的に公共サービスの担い手の発掘や、都市空間の質を高めていく
  仕組みをつくる。
 :モデル的に RF 地区全体を高めていく公民連携の仕組みと空間を展開する。 

(強調筆者)
引用:第 2 回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議 議事録 
http://www.city.okazaki.lg.jp/mobile/300/301/p019245_d/fil/160829dkaigi2kiroku.pdf 
ということだそうです。

なんとなくわかって頂けたでしょうか…(不安)


で、

「QURUWA FUTURE VISION3」では、この動線上の

象徴的な存在になる
(仮称)セントラルアベニューの計画について

その基本計画が示されたわけですが、

それは、また次回に書きます!!


それでは、また!


2016年12月10日15時46分12秒

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。


本日は委員会のヒアリングを朝から

再度して頂きました。


終了後の率直な感想は、




福祉病院委員会が所管している事業は

国民健康保険、介護、福祉など

憲法13条をまさに地でいくような

住民の生活の根幹を支えている

部分なんですが、

やはり難しいんです…



確かに突き詰めれば、お金をどこから集めて

どこにに分配するかだけであり、

国保も介護保険もそういうもんなんだと

理解したわけなんですが、

それでも何が難しいかといえば、

実際のお金の動きがかなり複雑に入り組んでおり、

それを初見しただけではまったく追っていくことができない

というところです。



具体的に、ということさえ説明できない(苦笑)



それをなんとか今日、理事者の方に説明を頂き、

理解に努めてきたわけなんですが…



とはいっても、しっかりと重責を果たすために

この土日で理解を深め、

月曜の委員会に望みたいと思います。

それでは、また。
 

 

こんばんは。

市議会議員の小田たかゆきです。


一般質問を終え、来週の委員会に向けて

準備を進めています。





さて、このようなニュースがありました。
「小池知事と自民」対決 泥仕合の様相
毎日新聞

東京都の小池百合子知事は7日、都議会定例会の代表質問に臨んだ。
前回定例会で事前に議会側と質問と答弁をやり取りする「答弁調整」を
拒否して対決姿勢を強める小池知事に対し、最大会派の都議会自民党は
詳しい質問内容を事前通告しない「意趣返し」を見せた。「知事対自民」
の対決は議論が深まらず、知事就任後、初めてヤジを浴びるなど
泥仕合の様相となった。



 http://mainichi.jp/articles/20161208/k00/00m/040/096000c#csidx6a17c11e207ded88da8eba1289ff33c 
Copyright 毎日

これはいわゆる「事前通告」のみを行い本会議に臨んだという記事なんですが、

議員側が行政側に対し事前に大まかな質問内容しか伝えず、

本会議という公の場で答弁を求めるという形になったというわけです。


いや~緊張感がありそうですね~


一般質問と言えば、周知のように

議員側も当局側も原稿を読み合い、まるでお芝居をしている

という批判があります。確かにその通りですし、私も

今回の一般質問ではしっかりと「答弁調整」をしました。

ただこれは、一方で、事前に調整することにより統計データの

数字を正確に伝えることができたり、

議論の論点がずれていくなどの弊害を

免れられるということでいいところもあるのですが、

やはり聞いている方にとっては、身の入らないものに

なってしまうのも仕方ないですよね。



ただ、

実は、これと同じ事態が今回の岡崎市議会で行われていました。



しかも、都議会で行われるような「一括質問、一括答弁」方式ではなく

「一問一答」方式で!!



ややこしいです話で恐縮ですが、「一括質問、一括答弁」というのは

最初に議会側が一括で、つまりいっぺんに質問をだーっと訊ね、

一通り質問が終わった後に、当局側がその質問に対し一括で

答えるというものです。




対する、「一問一答」方式は、よく国会中継なので目にするように、

一方が一つ質問をし、他方が、一つ答弁をするという行為を

繰り返していく方法です。



この方式を利用し、12月定例会では江村力議員が「事前通告」のみで

ほとんど答弁調整をすることなく、一般質問に臨まれました。



これは緊張感がありましたよ~本当に。




何が出てくるのかわからないなかで、

ゆっくりと諭すように質問する江村議員と

それに対し必死で耳を傾け、丁寧に言葉を選びながら

答弁する当局側のやり取りは、まさに「真剣勝負」といった

趣きで、私も固唾を飲んで見守っていました。




先ほども書きましたが、今回の一般質問を作成する中で

体感したこととして、「答弁調整」は一概に咎められるものでは

ありません。



むしろ、議論を深め、本質的なやり取りをすることが

可能になるものなのではないかとも思います。



ただ、やはり、議員側と当局側の双方が

情理を尽くして説く、

己の全重量を賭す言葉の遣り取りは、

議会に緊張感を生み出すことは間違いありません。




では、また。
















 

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。



本日、朝10時より初めての一般質問に

登壇させて頂きました。

このような場で質問ができるのも

みなさまのお陰であるとともに、

その任をしっかりと果たしていかなければと

改めて感じました。





今回質問をしたのは以下の三項目です。

1.障がい児の口腔ケアの取り組みについて
2.学校図書の推進について
3.南部の渋滞緩和及び交通整備について

1に関しては、早い段階での口腔ケアへの
取り組みは、健常者と同じく、障がい児や
発達に疑いのある子どもにとっても必要だとの
意見を頂き、それへの取り組みについて
尋ねたものです。
市としては、
早い段階からの取り組み、そして関係各課との
連携を深めていくとの答弁でした。

2に関しては学校図書に関してです。
子ども達が自主的に通うことができるのが
学校図書なわけで、そこの充実こそ
図書行政に関して最も重要なポイントです。
学校、中央図書館と連携を深め、
環境構築をさらに推進してもらいたいところです。

3はJR岡崎駅周辺、そして新病院の建設により
さらなる渋滞が予想される南部の渋滞緩和のため、
いくつか主要道路の進捗状況について確認をしました。
社会的インフラは必要なところと、そうでないところを
見極めながらも、必要な個所については着実に
進めていってもらいたいと考えています。




以上、簡単な要約です。

初めての一般質問でまだまだ深堀りが

足りなかったり、うまく意見を引き出せていなかったり、

粗が目立ちますが、これから反省点を活かしながら

精進していきたいと思います。




本日の議事録を下記に張り付けておきますので、

ご興味ある方は、ご笑覧を。

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 質問項目1 障がい児の口腔ケアの取り組みについて

 

発言順位19 小田議員の通告について

1 障がい児の口腔ケアの取り組みについて

 (1) 保健部の役割と機能

 (2) 福祉部の役割と機能

 (3) こども発達センターの役割と機能

 (4) 障がい児の口腔ケアの取り組み


みなさん!おはようございます。

チャレンジ岡崎・無所属の会の小田高之でございます。

始めて迎える一般質問。先人の方々が築いてこられた仕事や思いに敬意を払うとともに、多数の方々から頂いた負託に応えることができるようしっかりと努めてまいります。

それでは、議長のお許しを頂きましたので、通告に従い、障がい児の口腔ケア、学校図書、南部地域の交通事情について、一問一答方式でお伺いをいたします。

まずは、大きな1番、障がい児の口腔ケアについてです。 

先日、岡崎歯科総合センターさんで障がい者の歯科治療についてお話を伺ってきました。「げんき館」の北隣りにある建物ですが、そこでは障がい者の方の虫歯治療を毎週行っています。そこで治療前の患者さんの写真を見せてもらったのですが、歯が揃っていなかったり、歯周病になっていたりと、口の中の衛生状態が非常に悪化している方が多いという印象を受けました。先生曰が仰るには、障がいのある方の虫歯治療などの口腔ケアはどうしても後回しになってしまう傾向があるそうです。それは、いろいろと他にも見ていかなければならない部分が健常者の方に比べて多いわけでございまして、これは仕方のないことだと思います。

その結果、どうしても歯の治療が遅れてしまうわけです。もちろんひどい状態になってからでも治療はできるのですが、やはり障害がある人たちも、事前にしっかりと歯磨きの習慣や、予防を小さい頃からしておけば、大人になっても健康な歯の状態を維持できるはずですし、食べることの喜びはそれこそどんな人でも同じだと思いますので、障がいがあっても小さい頃からの口の中を清潔にする習慣づけが必要だと思います。
 

そのような観点から質問をさせて頂きます。

まず、小さい頃からの予防のためには、障がいの疑いのある子ども、発達に疑いのある子どもをどのように拾い出していくのかをお聞きしたいのですが、確認ですが、どれくらいの子供が岡崎市内で産まれているのでしょうか。【過去三年間の出生数をお聞かせください。】

 

(保健部長回答)

本市の出生数は、人口動態統計によると、平成25 3,734人、平成263,598人、平成273,761人でございます。

 

ありがとうございます。およそ3600人前後の新生児が毎年岡崎市内で誕生しているということが確認できました。それでは次に、その子たちが健康かどうか、順調に発育しているのか、またはなにかしらの障がいの可能性があるのかを、事業として拾い出すとなると健康診査になると思うのですが、調べてみますと保健部さんでは、【1歳6か月、2歳、3歳という間隔で健診を行っていますが、それらの過去三年間の受診者数と受診率の推移についてお聞かせください。】

 

(保健部長回答)

 1歳6か月児健康診査は、平成25年度3,795人、率にして98.0%、平成26年度3,799人、率にして99.6%、平成27年度 3,595人、率にして97.5%でございます。2歳児歯科健康診査は、平成25年度2,759人、率にして82.0%、平成26年度3,231人、率にして83.1%、平成27年度 3,133人、率にして82.3%でございます。 

 3歳児健康診査は、平成25年度3,501人、率にして95.9%、平成26年度3,808人、率にして95.5%、平成27年度 3,841人、率にして98.3%でございます。

 

ありがとうございます。2歳児における健診の率が低いことが少し気になりますが、1歳半、3歳の健診においてはどの年も概ね95%の幼児が受診をしていることがわかりました。では、【各年代の具体的な健診の内容、実施している項目をお聞かせください。】

 

(保健部長回答)

心身障がいを早期に発見し適切な指導を行うため、1歳6か月児健康診査では、身体計測、診察、歯科健診や個別相談、希望者や必要なかたには歯みがき相談等を実施しており、3歳児健康診査では、1歳6か月児健康診査の内容に加え、視力や耳の聞こえの検査、腎臓病等を発見するための尿検査を実施しております。

また、口腔内の健康の保持増進を図るため、2歳児歯科健康診査では、歯科健診や歯みがき指導、希望者にフッ化物塗布、発達に関する相談を実施しております。

 

ありがとうございます。早期に心身障がいを発見するために多角的な視点から健診を行う必要があることが確認できました。では、この中で、特に【歯科健康診査の内容についてお聞かせください。】

 

(保健部長回答)

 歯科健康診査の内容は、虫歯の有無、咬み合せ、歯の形や数等の異常の有無、指しゃぶり・おしゃぶりによる歯列への影響等に関する診察、個別相談となっております。

 

ありがとうございます。毎年3600人前後の子どもたちがおおよそ95%程度健康診査を受診し、その子たちにたいし早い段階で様々な可能性を拾い出すことに尽力されていることがわかりました。それでは、【健康診査において発達に障がいの疑いのある子を見つけるための具体的な取り組みについてお聞かせください。】

 

(保健部長回答)

各種健康診査では、問診、診察、歯科健診、個別相談等において、小児科医師、歯科医師、保健師、栄養士、歯科衛生士、保育士や心理相談員等多職種のスタッフが関わっております。それぞれの職種が子どもの気になった状況を共有し、支援の必要性について評価をすることによって、発達面において気になる子どもを早期に発見し適切な指導や支援に結びつくよう取り組んでおります。

 

ありがとうございます。各種の専門家が気になる部分、状況を共有し、適切な指導、支援に取り組んでおられるとのことでした。この段階では、親にとり、どうなってしまうのかという不安などで頭を抱えているのではないかと推察されます。では、それ以外にも早期に発見する手立てとして【子ども発達サポート事業というのがあると思うのですが、その内容と相談件数についてお聞かせください。】

 

(保健部長回答)

子ども発達サポート事業では、就学前の子どもと保護者を対象に、1歳6か月児や3歳児の健康診査での相談とは別に、専門性の高い相談を適宜受けることができる窓口として、医師、保健師、臨床心理士による予約制の相談や、電話による相談事業をおこなっております。また、2歳児歯科健康診査に併設した発達相談も、子ども発達サポート事業として実施しております。

平成27年度の実績でございますが、小児科医師による成長・発達・子育て相談は6件、発達専門医による専門相談は43件、臨床心理士による心理相談は209件、常時行っております電話、面接相談は452件、2歳児歯科健康診査時の発達相談は342件でございます。

 

ありがとうございます。それでは、健康診査や子供発達サポートなどで相談を受けた子どもたちに対する、その後の対応についてお伺いいたします。

 

(保健部長回答)

健康診査を担当した医師の指示により、かかりつけ医、岡崎市民病院、三河青い鳥医療療育センター等医療機関への紹介や再健康診査への案内を行うほか、支援が必要と判断された場合は、保健師や心理相談員が家庭訪問や面接による個別支援を実施しております。

さらに、必要に応じて、言語発達遅滞児等集団指導教室または療育的支援事業へ紹介し、保護者が子どもの発達段階を理解・受容し、子どもの成長発達のための対応を実践できるよう指導するほか、適切な機関に結びつけるなどの支援を行っております。

 

発達障害の疑いのある子、障がいの疑いのある子、またその保護者に対し適切なフォローされていることはわかりました。口腔ケアの話をすれば、ここでしっかりと習慣づけ、癖付けをしておくことが、将来の歯の健康に関わってくると考えられますので、この段階からの適切な対応をお願いしておきます。

 さて、では具体的に【福祉部内で障がい者歯科検診業務というのが行われていると思います。今年度の一般会計では3932千円の予算がついていると思うのですが、これはどういう業務でどういう方を対象に行っているのかをお聞かせください。】

 

(福祉部長回答)

療育手帳(いわゆる知的障がいのかたを対象にした手帳)又は身体障がい者手帳を所持している、集団の歯科健診を受けることが難しい障がい児については、岡崎歯科医師会に委託し、岡崎歯科総合センターにおいて、毎週木曜日に障がい児・者歯科健診を行っております。

健診は、年に2回まで無料で受けられます。

 

ありがとうございます。この事業はすでに手帳をお持ちになられている方に対する健診の補助だということがわかりました。これは、今まで伺ってきた話より先の段階における方々を対象とした事業だとは思うのですが、冒頭で口腔ケアについての窮状をお教えいただいた先生によりますと、手帳を持っている方のなかでも今おっしゃられたように歯科検診を受けることが難しい、つまり初めて会う人や、行く場所で大きな抵抗を示す患者さんもいると聞きました。そういう方はまずは、その場所、人に慣れていくことから始めないといけないので、やはり健診といえでも時間がかかります。そういう方たちにはしっかりと健診ができるような制度がやはり必要だと思います。継続的な支援を要望しておきます。

 それでは、本議会でもいくつか取り上げられております通りこども発達センターが来年にオープンすると思うのですが、センターが発達に心配のある子の口腔ケアについて、今後どのような役割と機能を担うことになっているのかをお聞かせください。

 

(福祉部長回答)

こども発達センターは、現在ある機能を有効に活用し、連携強化を図ることで、発達支援の拠点としての役割を果たしてまいります。そのため、歯科診療の機能はこども発達センター内にはありませんが、周知啓発活動の一環として、発達の心配に関する講話を交えた講演会を開催していくなかで、口腔ケアに関する啓発を含めるなど、保健・医療関係機関とも連携しながら、発達に心配のある子の口腔ケアについても関わってまいります。

また、平成30年度末にはこども発達センターの既存部分の改修が終わり、全面オープンを迎えることとなりますので、発達に心配のある子の口腔ケアを実施する1つの会場として施設利用をすることも視野に入れ、岡崎歯科医師会と協議を進めていきたいと考えております。

 

ありがとうございます。センターが口腔ケアを実施する場所として積極的な展開を期待しております。繰り返しになりますが、障がい児の口腔ケアの取り組みにおいては、他の症例と同じく、まずは発達に疑いのある子や障害に疑いのある子をいかに早期に発見するのかが大切でございます。その後、迅速に、切れ目なく各関係機関と連携をして頂きながら口腔ケアにたいする習慣づけ、癖付けをしていくことが必要でございますので、その点は十分にご理解頂いていると思いますが、今後とも事業を継続的に実施して頂けることを要望いたします。

 それらを踏まえまして、発達障がいがある子どもに対する口腔ケアの取り組みについてなにか総括を頂ければと思います。

 

(保健部長回答)

発達障がいがある子どもは、歯みがき等の日常的なケアに対する抵抗が大きい場合もあるなど、口腔ケアが困難なことも多くみられますが、3歳頃までは、発達障がいの有無に関わらず、子ども自身での歯みがきや仕上げみがきの習慣を身につけることが大切な時期であります。そのため、健康診査では、受診者全員に対し、歯科健康診査に加え、歯の手入れやおやつの取り方などの健康教育を集団で実施しております。また、希望者や必要なかたには歯科衛生士による個別での歯みがき相談や、「かかりつけ歯科医」をつくり定期的に歯科健康診査を受けることの大切さ等を指導しておりますが、歯みがきを極端に嫌がるなど、発達面でも気になる子どもの保護者に対しては、子どもの特性を踏まえた丁寧な指導に心がけております。

 

ありがとうございました。

 

問項目2 学校図書の推進について

 

(1)学校図書の現状と分析

(2)学校図書館運営業務を担当する職員の配置状況と役割

(3)子供たちが図書に親しむ機会の取り組み

(4)学校での読み聞かせの取り組み状況

(5)中央図書館と学校図書の連携

 

続いて、大きな質問の2、「学校図書の推進について」に移ります。

本を読むこと。または本を定期的に読む習慣を持つ子どもは相対的に学力が高いことは、みなさんの学生時代を思い起こして頂ければ論を待たないのではないかと推察いたします。一方、少しデータ的な裏付けを見てみましても、国立青少年教育振興機構が平成24年に実施した調査の結論として「子どもの頃に多くの本を読んだり、読み聞かせをしてもらった経験がある人の方が、現在の読書量が多く、未来志向、社会性といった意識が高い」という結果が出ております。

やはり本を読む効用というのは有用だと言えるわけです。

 ただ、他方で、子どもの読書習慣というのはいわゆる所得格差において影響を受けることが指摘できます。例えば、第二次岡崎市子ども読書活動推進計画の中に記載されている、「家族の読書活動状況と児童・生徒の読書冊数の関係」という資料があります。それによると、児童・子どもから見て、親がよく本をよんでいるという印象を持っている児童・子どもは、おしなべて自らも本を読む習慣を身に着けていると結論付けています。要は、親の背中を見て育つということだと思うのですが、ただ、ここで問題なのは、所得が高い大人、親ほど読書を頻繁にする傾向があるということです。統計資料ばかり引用して申し訳ないのですが、もう少しお付き合い頂きますと、出版文化産業振興財団が平成21年に出した『現代人の読書実態調査』によりますと、世帯年収が高い人ほどよく本を読み、反対に低い人ほど本を読む機会が少ないという結果がでております。

 以上を踏まえますと、小さい頃から本を読む習慣を身に着けることには多面的な効用がある一方で、所得格差によりその機会が不平等になる可能性があると指摘できます。そこで、それを上手く解決する方法として、学校図書の充実、利用促進が重要になると考えます。学校図書は家庭を除き、児童・子どもが唯一、自らの意志で本に触れることができる公共の場所であるからです。

 

そのような観点から、学校図書の現状と分析についてお伺いをします。
まず、児童・生徒の学校図書館の利用がどのような状況であるかお聞かせください。

 

A1<学校指導課回答>

 中央図書館が主体となって行った、平成26年度策定の第二次岡崎市子ども読書活動推進計画のアンケートによれば、小学生の場合は頻度に差はあるものの8割以上が学校図書館を利用し、そのうち、ひと月に10冊以上借りている児童も1割近くいます。しかし、中学生では3割強となり、利用しない生徒の比率の方が高くなっています。

 

ありがとうございます。小学生の利用状況が高いとともに、一方で、中学生の利用状況が低いと考えられますが、その原因をどのようにお考えでしょうか。

 

中学生が低い理由としては、読みたい本がない、学校図書に通う時間がないということが考えられます。

 

ありがとうございます。そういった課題の解決に向けても、さらなる学校図書の充実が必要だと認識を新たにするわけですが、そこで、次に学校図書の運営を担当する職員の配置状況とその役割をお聞かせください。


A2<学校指導課回答>

岡崎市では、学校図書館運営業務を、司書教諭と教員補助者が担当している。司書教諭については、学校図書館法で定められている12学級以上の学校には、すべてに配置している。また、12学級未満である16校についても14校に配置し、配置されていない2校では、図書主任が業務を担当する。
司書教諭や図書主任の多くは担任を兼ねているため、全ての小中学校に教員補助者を配置し、業務の補佐をしている。教員補助者は、12学級以上の学校では週4時間以上、12学級未満の学校においては週2時間以上、学校図書館に関わる業務を担当し、司書教諭や図書主任と協力して、学校図書館の整備や読書活動の充実に力を発揮している。

 

ありがとうございます。要は、ほとんどの学校で学校図書館の専門的知識を持つ教員である司書教諭を配し、そのサポートに教員補助者が当たっているという各学校の学校図書の運営体制について認識ができました。

では、子供たちが図書に親しむ機会の取り組みについてどのようなものがあるかお聞かせください。

 

A3<中央図書館・学校指導課>

<中央図書館回答>

中央図書館では、就学前の子供を対象としたおはなし会を始め様々な読み聞かせや、子ども読書の日、夏休みにおけるイベントの実施などに取り組んでいます。読み聞かせは、ボランティア及び職員によって、週に5回ほど定例的に実施しています。おはなし会とは異なる事業になりますが、平成22年度からブックスタート事業を開始しました。これにより、ブックスタートの次の段階としての0~2歳児向けのおはなし会の参加者が増加したという状況があります。

また、額田図書館や市民センター図書室においても、ボランティアの方たちに協力いただきながら読み聞かせを実施しており、これらを含めると、平成27年度は合計498回の開催で12,000人以上の参加がありました。

<学校指導課回答>

ほとんどの学校で、朝の読書の時間など、全校一斉の読書活動を行っている。授業では、読書や調べ活動のために、学校図書館の本を活用している。また、定期的に読み聞かせ活動を行ったり、読書月間を設定したり、図書委員会の子供たちが中心となって読書集会を開いたりして読書活動の活性化を図っている。他にも、学校図書館に推薦図書のコーナーを設けるなど、子供たちが図書に親しめるように、工夫した取り組みが行われている。

 

ありがとうございます。ブックスタートを受けた親子は、家庭において読み聞かせ、読書を積極的に行う傾向があると伺っておりますので、さらなる周知、事業の取り組みをお願い致します。また、小中学校に対する学校図書の認知に向けての取り組みを理解したわけですが、中学生に対する対策を一層推進して頂けるようお願いをいたします。

それでは、学校での読み聞かせはどのような取り組みであるかをお伺いいたします。

 

 

A4<学校指導課回答>

平成25年度の実績では、小学校の46校、中学校の8校で、教員やボランティアによる読み聞かせ活動が行われている。文部科学省より平成28年度子どもの読書活動優秀実践校として表彰された根石小学校では、昭和53年より全校での読書活動を始め、現在でも火曜日から金曜日までの毎朝20分間、担任が読み聞かせを行い、子供たちが感想交流をしている。

 

ありがとうございます。小学校46校、中学校8校ですと、市内全学校にはあたらないと思うのですが、実施していない学校には理由があるのでしょうか。お伺いを致します。

 

数え方による。不定期には実施

 

ありがとうございます。これは私事ですが、時間があるさいは学校で小学生に対し読み聞かせをさせて頂くことがあります。先日は英語混じりの本をたどたどしい発音で読み聞かせたのですが、子ども達は目を輝かせて本の世界に没入をしてくれていました。これはあくまで主観ですが、いくつになっても本を読むことはできますが、物語の世界に浸り、あたかもそこを潜り抜けるような読書体験をするにはどうしても年齢的な賞味期限があると思いますので、繰り返しになりますが子ども達に読み聞かせをする機会の積極的な推進をお願い致します。

では、最後に、学校図書の充実という側面から考えますと、中央図書館と学校との連携が必須になると考えますが、現在、取り組まれている事業がありましたら、お聞かせください。

 

A5<中央図書館回答> 

学校における児童の読書活動を支援するために、中央図書館では平成25年度から「セット貸出」と「授業支援用資料提供」を実施しています。「セット貸出」は、学校規模に応じた冊数を予めセットして、定期的に各小学校へ配送する事業です。一方、「授業支援用資料提供」は、各教科の授業で使用するために、教職員から要望のあったテーマの資料について、中央図書館で準備し配送する事業です。

「授業支援用資料提供」の利用は増加してきているため、今年度は岡信からの寄附金で購入した図書により、テーマ別資料セット作成の準備を行っています。「昔のくらし」、「はたらく犬」、「修学旅行」などのテーマは、複数の学校から同じ時期に要望が出されることが多いため、テーマ別セットにより的確、迅速な資料提供を目指すものです。

この他、小学生の図書館見学、中学生の職場体験受入れ、教員の研修会における図書修理方法の指導の協力を行っています。これらの事業によって、今後も学校における読書活動が活性化されるよう図書館として支援をしていきたいと考えています。

ありがとうございました。中央図書館と学校図書がより連携を深めていることが確認できました。

本を読むこと、それはこれからの社会で生き抜くために必要な論理的思考能力、他者とのコミュニケーション能力、その基盤となる語彙力などを手にすることができるものですが、他方で、本との出会いはとても個人的な体験です。誰かから強制されたり、押し付けられて出会うことができるものではありません。ふと、偶然に、大切な本、言葉に出合い、それが糧となり、後の人生の読書習慣を担保するのだと思います。だからこそ、生まれや家庭環境に左右されることのない、子ども達が自らの意志で通うことができる借りることができる学校図書、そこでの読書体験、その環境づくりが学校行政において必要なことだと考えますので、さらなる学校図書の推進、充実をお願いいたします。

質問事項3 南部の渋滞緩和及び交通整備につい


(1)   県道48号線(岡崎刈谷線)の拡幅

(2)   新病院設置を見据えた南部地域の公共交通網形成

(3)   JR岡崎駅周辺の道路整備の進捗状況

 

大きい質問の3.南部地域の渋滞緩和及び交通整備についてお伺いいたします。

 本定例会ではもちろんのこと、以前から再三再四この南部の状況が質問されていることは認識しておりますが、もう一度確認の意味を込めまして、質問をさせて頂きます。

まず(1)県道48号線の拡幅についてお伺いをいたします。

 新病院の建設予定地とされている一帯は東側にJR東海道線が南北に走り、一方の西側では南北に占部川が走る場所に位置しています。その東西を縦に走る二本の線に沿って3本の主要な道路が抜けているのですが、その上端を繋ぐように県道48号線が東西に走っています。このような構造上の特性として、ご存知のように、この道は慢性的な渋滞の箇所になっております。特に4車線から2車線に道が狭まる、JR東海道線との交差部、通称、羽根ガード西側付近の慢性的な渋滞が顕著で、この付近の住民は平日の朝夕、そして土日は特にここをいかに通らずに暮らしていくことができるかに頭を捻っているわけです。また、新病院の完成後は、当然、通院患者さんや緊急車両などもここら辺を行き来することが推察され、さらなる渋滞の発生が見込まれます。

そこで、県道48号線、いわゆる岡崎刈谷線の拡幅に向けた現状をお聞かせください。

 

主要地方岡崎刈谷線は、岡崎市を東西に横断し、国道248号を始めとする幹線道路と接続し、地域を支え国道1号を補完する重要な幹線道路である。

 本路線は交通量が非常に多いことから渋滞が著しく、特に羽根ガード付近では慢性的な渋滞が発生していることから、愛知県では、渋滞解消を目的とした4車線化のための都市計画変更に向けて、平成24年度から本市と勉強会を始め、平成25年度からは鉄道管理者との協議を開始し、平成26年度には現況交通量調査と将来交通量推計を行っている。現在、本市では愛知県に対し、都市計画道路岡崎駅平戸橋線と交差する羽根ガード東交差点から西へ、和田橋までの約500メートル区間の4車線化に向けた計画促進の要望を行っている。しかしながら、抜本的な対策となる4車線化には、JRとの新たな立体交差が伴い、長大な時間と膨大な費用を要し、周辺への影響が大きく、どこからどこまで4車線化をするのか、その都市計画変更区間の選定の整理など多くの課題があります。県の見解としては、早期の事業化は難しいことから、国道23号線バイパスや周辺道路の整備状況を見据えながら4車線化に向けた検討を進めていく考えであると聞いている。

 本市としても、大学病院の開院後早期に4車線化が図られるよう、愛知県とともに良性を進めていく考えである。

 

ありがとうございました。羽根ガード付近が交通のボトルネックであることを市が十分にご理解して頂けているということはわかりました。ただ、渋滞の解消は南部地域にとり切実な課題でございます。もちろん県道ということで、簡単には進まないことも多々あると推察されるわけですが、今後とも周辺道路との整合性を考えながら、拡幅に向け関係各位と引き続き協議を続けていくことを要望致します。

次に(2)の新病院を見据えた南部地域の交通網形成についてお伺いいたします。

現状、あの地域の公共交通網を見渡すと、JR岡崎駅がいわゆるハブ的な役割を果たしており鉄道、バス、タクシー、などが駅に乗り入れているわけです。新病院というのは駅から南西に約1km、徒歩で10分から15分程で歩いていけるのですが、他方で、病院に通う方ということを想定致しますと公共交通網がどうなるのか、利便性はどうなのか、といったことは大変気になるところですが、そこら辺がいまどれくらい進んでいるのかをお聞かせください。

 

 南部地域の公共交通網については、交通結節点であるJR岡崎駅で、鉄道、バス、タクシーなどを相互に乗り換えて移動することを想定した公共交通網の整備を行っている。

 今後の新病院の設置や岡崎駅周辺のまちづくりの進展を踏まえ、岡崎駅と新病院を結ぶバス路線の新設や既存バス路線の変更などにより新病院への接続などについて交通事業者と研究を進めていく。

 

ありがとうございます。新病院と交通結節点であるJR岡崎駅がどのように繋がるのかにより病院や南部地域の住民の利便性が大きく左右されることが推察されます。ぜひとも、地元の要望や広く市民の声を集め、より利用しやすい公共交通網が形成されることを強く要望致します。

 

では、最後に(3)JR岡崎駅南側の都市計画道路柱町線の現状、進捗状況に移ります。

 先ほどの質問でお伺いをしました県道48号線、そして昨日、野本篤議員が質問された若松線、そしてこの柱町線は、この地域を南北に走るJR東海道線をストレスなく東西に抜けるための、いわば「3本の矢」でございます。日本経済と同じで、三本の矢がしっかりと機能することがこの地域の住環境の向上に繋がるわけでございます。そこで、現在、着工が始まっております柱町線の現状、進捗状況についてお伺いいたします。

 

 都市計画道路柱町線はJR岡崎駅の南約300mに位置し、東海道本線をアンダー形式で交差し、東西の県道を結ぶ延長307mの道路でございます。延長307mのうち鉄道直下となる46.1mの区間につきましては、JR東海に工事を委託し、残りの区間は市が施工いたします。

JR東海への工事委託につきましては、本年3月に平成28年度から34年度末を工期とする全体協定を締結しております。現在は、JR東海による作業ヤードの準備が行われており、年度内は線路の両側及び線路下部分に対して薬液注入による地盤補強を行っていく予定と聞いております。

以上でございます。

 

では、都市計画道路柱町線の今後のスケジュールについてお伺いいたします。

 

JR東海に工事委託した区間につきましては、平成29年度から32年度まで線路下部分の工事を行い、33年度から34年度までは、歩道のスロープ工事を行い、34年度末には委託工事が完了する予定でございます。

市が施工する東西の県道からのアプローチ区間につきましては、JR東海の作業ヤードの撤去に合わせて施工するため、33年度から着工し、約7年後の35年度末に開通する見込みでございます。

以上でございます。

 

ありがとうございました。開通は約7年後、およそ2024年の春頃だと確認いたしました。

南部の交通事情はいままでも課題としてあったわけですが、新病院の建設を契機として着実にそして迅速に対応して頂くことを要望致しまして、私からの質問を終わらせて頂きます。

ありがとうございました。

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。



明日はいよいよ初めての一般質問に登壇いたします。
 
午前10時から!
 
通告した内容は、
 
1.障がい児の口腔ケアの取り組みについて
2.学校図書の推進について
3.南部の渋滞緩和及び交通整備について
 
です。

ミクスやネットでの中継もございますので、

お時間ある方はぜひ!

しかし、終わらない…



頑張ります!!

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