岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:岡崎

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

さて、いよいよ本日から6月定例会が開会となりました。

初日は、市長の提案説明から議案説明、一般質問という流れで行われていくのが慣例なわけですが、毎議会、市長提案説明はその場を使い岡崎市にまつわる最新ニュースをアナウンスするという側面があります。

御多分にもれず今回もいくつかのトピックスがありましたのでざっと羅列しておきます。

一つ目は昨日の天皇皇后陛下のご訪問について。
2つ目に聖火リレーのコースに岡崎市が選ばれたことについて。
詳しいコースについては決まっていないとのことでしたが、岡崎城周辺から新しく完成する橋がゴールということになる可能性について触れていました。

3つめとして今日からリリースされたゴミ分別アプリについて。
iphoneにもandroid にも対応したアプリです。

わたしも早速ダンロードして触ってみたのですが、ぱっと視覚的にわかるので使い勝手がよさそうです。
Screenshot_20190603-201115

なかには分別帳というメニューもあり、分別に困った際にぱっと調べることが可能となっています。
Screenshot_20190603-201337

最後にWRC、世界ラリー選手権の招致に向け動き出しているととのこと。
こちらについては、まだ招致準備委員会に協力している段階であり具体的なことはありませんが、今後積極的に取り組んでいくとのことでした。

と、ざっと市長説明提案であったトピックス的な事柄をまとめてみました。

明日からは引き続き一般質問が続きます。

わたしは6月6日に登壇予定ですが、まだまだ準備が…涙

がんばります。

それでは、また。



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たまたま入った市内のローソンで旅行中の中国人女性2人組に出会いました。

アラレちゃんが大人になったような雰囲気の2人です。

「ここ使ってますか?」

イートインが混み合う店内はちょうど横の席が2つ空席です。

「はい、どうぞ」

そういうと2人は中国語でなにかを話しつつカップラーメンを食べ始めたのでした。

これはと思い話しかけてみました。

「留学ですか?」
「いいえ。旅行です」
「どこいったんですか?」
「東京、京都、大阪に行きました」
「どれくらいの旅行なんですか?」
「1週間。明日中国に帰ります」
「どこのがよかったですか?」
「やっぱり東京。銀座。ショッピングです。」
「そうなんだ。で、岡崎にはなぜ来たの?」
「今日は東京。明日大阪いきます、中国に帰るからです」
「うん?!なぜ、ここに泊まるの?」
「ジャストワンナイト。さっき来ました」
「名古屋はいったの?」
「名古屋?!どこですか」
「愛知県の名古屋」
「…???」
「うん、じゃあいい旅をしてね!」

とてもちぐはぐ(英語だったからなのですが…)な会話でしたが、驚いたのは、単身の旅行者は想像もつかない行動パターンを持っているところです。

関空で入国、京都、大阪、東京へ行き、道中岡崎で宿泊、翌日関空から出国なわけです

日本に長く暮らしているとどう考えてもこのような行動パターンを思いつくことは難しいものです。なぜ、東京大阪間で岡崎泊なのか。もしかして在来線移動なのか?!バス?!だとしても浜松や名古屋にしないだろうか?しかもここは北岡崎駅近く。JR岡崎駅周辺ならまだしも、愛環沿線。東岡崎か?!なぜ名鉄?!と疑問はつきませんが、残念ながらわたしの英語運用能力が低すぎるためこれ以上の聞き取りはできませんでした。

たぶん、旅行者は思いも寄らない行動パターンをもっている。そこにチャンスがあるのかもしれないけど…などいろいろなことを考えさせられる、そんな一期一会な会話でした。

とはいえ、どのような理由であれ岡崎に関係してくれた彼女たち。

コンビニの帰り道になにか刺さるものがあればいいなーと思うものです。

それでは、また。

有権者は選挙のさいどれほどネット上の情報を考慮するのか。

その調査結果の一つがネット上に流れていました。
これによると、3割の方がネット情報を参考にすると指摘しています。

10人に3人です。

多いんだか少ないんだかよくわかりにくいところではありますが、これは「参考にしている」8.2%と、「多少は参考にしている」21.9%を足した数字です。

例えば、多少と言う時は…

「選挙でネットとかチェックする?」
「多少ね」

「(質問)選挙のときネット情報を見ますか」
「…(ヤフーニュースとか見てるから)多少は、はい」

というのも「多少」なので、とりあえずこれは除外しておくと、参考にしている人は8.2%になります。

他にもちょっと古いデータですが、東京都が2014年に実施した調査では投票した人の9.8%の人がネット上の情報を参考にしたと答えていることから、まあ大雑把に言えば投票する人の10人に1人はネット上の情報を意識していると考えてもよさそうです。

選挙は戸別訪問や電話作戦などの「地上戦」、テレビCMを代表的なものとして、ポスティングや新聞折り込み、街頭演説などの「空中戦」、そしてSNSやHP、最近はyoutubeなどの動画の展開による「サイバー戦」の3つの分野にどれほどの人、モノ、お金をつぎ込むのかが問われるものです。

国政選挙においてはドブ板と呼ばれる「地上戦」を基礎に、他の2つをいかに組み合わせ相乗効果をつくりあげていくかがキャンペーンの眼目になると思うのですが、殊、地方選挙ではほとんどがが「地上戦」の優劣で勝敗が決すると考えられています。

会って、目をあわせ、握手する、のが一番なわけです。

そのなかで、10人に1人が参考にすると言われる「サイバー選」にどれほどのリソースを割くべきなのか。割かないべきなのか。

それは、各候補者、各陣営によりさまざまな考え方があると思いますが、デジタルネイティブ世代といわれるわたしとしては、サイバー戦の可能性を信じてみたくなることがあります。

現実は甘くないわけですが…笑


新年から選挙の話題が多い気がしますが、亥年がそうさせるものと思いご容赦ください。

それでは、また。


お正月も二日目が過ぎようとしています。

いかがお過ごしでしょうか。

さて、元旦の午前中は新年交礼会への出席してきました。
だいたいこれが仕事初めになるのですが、他方で「初め」と言っておきながらあれなんですが、交礼会が終ると年末から続く仕事に一区切りがついた気分となり、少しだけ正月休みという気分になります。

まあ、なんだかんだこうやってブログを書いたり、メールをななめ読みしつつ返信したりしているわけですが…

議員の「働き方改革」も考えないといけませんね。笑


ともあれ、さっそく昨日の午後は近所の公園で凧上げしてきました。
あまり風がなく、凧をあげるにはあまりいいコンディションではありませんでしたが、久しぶりのことに子ども達よりも大人の方が真剣になる始末に。

「お正月には凧あげて、コマを回してあそびましょう」

です。

 あけて、本日もまた一日家族と過ごす時間を確保することができましたので、今年は幸先よく「働き方改革」を提案できている気がしていますが…笑

一応、明日までおやすみを頂き、4日から本格始動としていきたいと考えています。

それでは、また。

新年明けましておめでとうございます。
新年

2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末から「平成特集」がいたるところで散見されるとともに「平成最後」なる字面にはいささか食傷気味ではありますが、あえて言います。

「平成最後」の元旦。晴天なり。

どうぞ本年がみなさんにとり良き一年となるよう心よりお祈り申し上げます。


さて、初日の出の頃には年賀状が届きます。

SNS全盛の時代においても、年一度の年賀状は意外とネット上にはない友人知人の情報が記載されており、特に子どもがいる友人からのものは成長した姿を見て微笑ましい気持ちになるものです。

ただ、この年賀状。

以前もどこかに記した記憶があるのですが(ここしかないか…)、議員が年賀状を出すことは法律で禁止されているのです。

一応、法律にこう書かれています。
第147条の2(あいさつ状の禁止) 公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者(公職にある者を含む。)は、 当該選挙区(選挙区がないときは選挙の行われる区域)内にある者に対し、 答礼のための自筆によるものを除き、 年賀状、寒中見舞状、暑中見舞状その他これらに類するあいさつ状 (電報その他これに類するものを含む。)を出してはならない。
地方議員のように2000、3000軒という枚数ならまだしも、衆議院議員、参議院議員、知事などうん十万の送付先を持つ議員もいるなかで、富めるものも貧しきものも公平にという公選法の理念から禁止されているのだと思います。

それはそれで大切なことですが、当然、こんな決まりは関係者しか知る由もなく、年賀状をいただことが毎年あります(議員に送ることは禁止されていませんので悪しからず)。

そして、そのたびにこの不義理を大変申し訳なく感じるものです。

「あいつめ〜毎年返さんやないかい」
「議員になったからといってなに考えとるんや〜」

と、大学時代の友人が関西方面に多いため、ツッコミが関西弁になっていますが、どうぞ、この場を借りて年賀状を頂いた方にあらためてお詫びするとともに自筆にて答礼させて頂きたいと思います。


とまあ、新年一発目をお詫びから入るのはどうかと思いますが、それもこれも昨年以上に人を大切に、なるべく義理堅く日々を営んでいくと決めたからばこそです。

新年の決意めいたものを述べたついでに申し添えておけば、昨年にも増して情報発信、相互交流に力を入れていくことを、いま決めました。

じゃん。

ということで今年もますますご愛顧いただけますよう心よりお願い致します。

いよいよ2018年も残りわずかとなってきました。

日々の忙しさに追われ、なかなか過去を振り返る機会がない生活ですが、年末くらいはこの一年を思い、なにができて、なにができていないか、そして何をするべきなのか、そんなことを考えてみるいい機会かと。

ということで、今年の5大ニュース(個人的)を取り上げてみたいと思います。

お付き合い頂ければ幸いです。


【第5位】「選挙なき1年」
今年は国政選挙もなく、また関連する地方選挙もなき静かな1年でした。

この業界にいると毎年のように選挙があり、なんだかんだで西へ東へ走り回るのですが、2018年はほんとうに静かな1年でした。

その分を政策の勉強や地元活動にさくことができたのはありがたいことですが、やはりアスリートと一緒で定期的に選挙に駆けずりまわらないと「筋肉」が低下するような気もします。笑

来年は、2月に愛知県知事選挙、4月には統一地方選挙、8月には参議院選挙と息つく間もなく選挙をすることになりそうです。

それはそれで忙しわけですが…

本分は大切に、しっかりと取り組んで行きたいと思います。

【第4位】「会派の代表を務めさせて頂きました」
今年の10月まで一年間、会派の代表を務めさせて頂きました。

代表の職責は詮ずるに中間管理職でした。というのは議会と会派メンバーの間に挟まれその調整をはかることが主な役割だからです。

それほど、頻度としてはおおくないのですが、ときに両者の意見に相違が発生します。

こうなると、あちらを立てればこちらが立たずで、まあそうならないようにといろいろと足を運ぶわけですが、それはそれで足を運んでいること自体に裏で取り計らっているのではないかと勘ぐられたりで、丸く収めようとしたものが、いつのまにか歪み、どうしようもないということもありました。笑

こう書くと、どうにもめんどくさそうに聞こえますが、折り合いをつけ、落とし所をさぐり、それでもことを前に進めることはこの業界ではときに必要なことであり、それを実体験のなかで学べたことはおおきなことでした。

【第3位】「議会意見交換会がスタート」
10月に議会と岡崎大学女子大学の学生さんとの意見交換会が行われました。

これからの議会は間違いなく自ら外に出て意見交換、情報交換を積極的にしていかなければならないと思います。

議員個人で情報発信していくことはもちろん大切なことです。

わたしも議員になる前からそれを感じ、可能な限り務めているつもりです。

他方で、「チーム議会」として「超党派」として情報発信、意見交換をすることはそれとは別の意味でとても有意義なことです。

とくにチーム議会で意見交換すれば、それはそのまま「議会」の意志へと容易に転換することができます。

このスピード感は残念ながら議員個人とは比較になりません。

今期(2018年10月)からは意見交換会を含め、議会全体の情報発信、相互交流のありかたを検討、実行する会議体が立ち上がりました。

わたしもこの委員会の一員ですので、来年も引き続き少しでも身近な議会となるよう尽力していきたいと思います。

【第2位】「次男が誕生しました」
今年の6月に次男、哲舟が誕生しました。

次男だからなのか生後半年で早くもつかまり立ちを覚え、もうちょっとゆっくり成長してもいいんだけどなーと嬉しい悲鳴をあげるほどになっています。

長男も2才半となり、言葉を覚え、出来ることがどんどん増える日々です。

その分騒がしさも倍になっていくのですが…

なんであれ、今年も家族大過なく過ごすことができました。

来年も家族が健康であることを願っている次第です。

【第1位】「小中学校へのエアコン設置決定」
来年の6月末までに小中学校の全教室へエアコンの設置が決定しました。

この夏のもはや災害と呼ばれた酷暑、またそれに伴う豊田市でのあたの傷ましい事故をうけ、エアコン設置が決定したのは9月議会でのことでした。

12月議会では事業の優先交渉権者が決定し、そこからの提案として中学校の全教室エアコン設置も来年の6月末に前倒しされることが決定しました。

総額60億円の事業ですが、子どもや教職員の方にとり待望のエアコン設置です。

今後は遅滞なく進むことをしっかりと見守っていきたいと思います。


ということで、今年の5大ニュースをお届けしました。

家族のことから市政のことまで、さまざまなことがあったなーと思うものです。


もう年が暮れようとしています。

この一年。本当にありがとうございました。

みなさんがよい年をお迎えすることを心より祈念いたします。

それでは、また。

いよいよ今年もあと2日となりました。

せわしないこの時期だからこそ…

そう、息子が体調を崩すものです。涙
2018-12-29 12.01.48
いい笑顔でこの時は調子よくはしゃいでいたのですが、昼寝して起きると、

ぜーぜーっと。

喘息は今に始まったことではないのでこちらもそれほど慌てることはないのですが、どうも環境が変化するときに発症するらしく、台風、里帰り、旅行先、年始など、非日常とともに病院へという機会が増えます。

今回も年末の忙しないときでして…

もちろん本人に悪気があるわけもなく、むしろ健気に毎日の薬を飲む姿をみると正直申し訳ないと思ってしまうのですが、急すぎます。笑

ただ、考えてみると息子のおかげで気付くこともあるのです。

それは、社会を支える人たちを実感できることです。

例えば、病院関係者は正月でも台風のときでも患者のために働いています。

その姿をみると、たぶん本当は帰って家族とゆっくりしたいんだろうなーとか、台風だからこそ家族でひっそりと身を潜めていたいだろうなーとか考えてしまいます。

「仕事だろ」

と仰る向きもあると思います。

そうなのかもしれません。

が、ただ医療関係者はもちろん、人が働きたくない時間、場所で静かに毅然と汗をかいてくれる人がいてくれてこそ、社会は何事もなくまわっていくものです。

人が働きたくない時に発症する息子のおかげで、そのことを実感することが増えたのです。

年末年始は影で社会システムを支える人たちの姿がくっきりと浮かび上がってくるのかもしれません。

病院、消防団の夜警、大晦日の仕出し、公共交通の運営、救急車、新年恒例会等の準備、コンビニの店員、などなど。

「仕事だから」

そう寡黙に働く人がいて社会は運用されているのです。

たぶん。

息子の体調は心配ですが、それでもなんとかなるさとお気楽に構えていられるのはシステムに対する信頼感があるからなんでしょう。

来年はそんな存在を目指していければと思います。

それでは、また。

いつ仕事おさめですか?
いつから仕事はじめですか?

と、毎年聞いていただくことがあります。

「市役所の仕事納めは28日、年始は1月4日からですかね」

と答えをはぐらかしてきたのですが、今回で3度目の年末年始を迎えることから確信を持ち言えることは、

仕事納めは大晦日、仕事初めは元旦です。涙

たぶん、どの先生方もそうだと思うのですが、年末はほうぼうの挨拶回りをこなし消防団の夜警への激励、感謝へ。

大晦日は神社で年越しを迎え、日の出イベント。

そこから岡崎市が主催する新年恒例会へというのが例年のスケジュールです。

元旦はほとんどの先生方が不眠不休の活動だと思います。笑

さすがに初年度はこの日程にかなり面食らいましたが、2年目は予測できるぶん体力的には余裕があった気がします。

ともあれ、いよいよ今日から仕事納めのかたも多いと思います。

ほっと一息。

油断して体調を崩しやすい季節でもありますので、どうぞご自愛ください。

それでは、また。

岡崎市が中枢中核都市に選ばれました。
12月議会の市長冒頭説明でもこれについて言及がなされていたのですが、正直、それを聞きつつ、いったいそれはなんだと、そう思っていました(勉強不足で申し訳ありません)。

そこで、いくつかの記事を読んでわかったことを、とても乱暴にまとめるとこんな感じです。

村から街へそして東京へ。が、東京一極集中の要因だとすれば、とりあえず、街に住み、働いてもらいましょう。その都市を「中枢中核都市」と呼んで、その街には補助金出します!

以上。となります。

乱暴すぎますが、たぶん間違ってはいないはずですが…

もちろん、これにはネタ元がありまして、「中枢中核都市?『地域魅力創造有識者会議』報告書(案)」を読んでみる」という大変にわかりやすいブログ記事を一読して得た見解です。

こちらの方で手際よくまとめられていますので、気になる方はぜひ上記リンクをご一読して頂ければと思いますが、とても重要な指摘だけ引用しますと、

「中枢中核都市」の多くにおいては、対東京圏以外について転入超過が進んでいると書かれていますから、二重の問題が存在していることとなります。すなわち、対東京圏については転出超過、それ以外では転入超過です」

この部分が、冒頭の中枢中核都市を指定し補助金を出すことに繋がるわけですが、東京一極集中の要因は産業構造や賃金格差、都市のイメージ、集積率、多様性など社会の構造的な面から実存的な問題までさまざまに考えられますが、人口動態だけに着目するとひとつのパターンが読み解ける、そう指摘されています。

それが、「村から街へ。そして東京へ」です。

なんだか明治期の立身出世物語みたいですが、一極集中の是正にはこの「街」にいかに留めるか、どやって東京へ行かせないか。が「中枢中核都市」制度の肝ということになります。

報告書にはこう書かれています。

「中枢中核都市には、活力ある地域社会を維持するための中心・拠点として、近隣市町村を含めた圏域全体の経済、生活を支え、圏域から東京圏への人口流出を抑止する機能を発揮すること、すなわち、圏域住民が、東京圏に行かずとも就業、就学等の自己実現を果たし豊かな生活環境を享受できる、広域的な地域の核としての役割を果たすことが期待される」

東京に行かずとも、働けて、学べて、幸せになれる街。ムラムラの中心としての街。それが中枢中核都市です。

もちろん「ミニ東京」になることはダメだから、それは地域の特性にあった支援をしますよ、とも謳われもいます。

あまりに噛み砕いた説明故に失礼な感は否めませんが、なにはともあれ岡崎市はこの中枢中核都市に選ばれました。

なにかがすぐに変わるものではありませんが、その責任を噛み締めつつ今後もしっかりと動いて行きたいと思います。

それでは、本日はここまで。

一般質問にて「実証実験サイクルシェア」を取り上げました。

本市で行われているサイクルシェアはソフトバンクが提供する「HELLO CYCLING」というサービスです。
【裏2】サイクルシェアイメージ写真1

と知ってはいたのですが、あらためて以下の記事を読みそういうものだったのかと認識をあらたにする次第でした。

環境に優しく観光促進。自転車(サイクル)シェアリングの市場動向まとめ
http://sharing-economy-lab.jp/sharing-bicycle-market

サイクルシェアとレンタサイクルの違いから、市場動向、各国都市の先進事例の紹介、そして国内でサービスの解説という流れでざっと現在の状況を把握できる良記事ですが、このなかで「HELLO CYCLING」は以下のようにまとめられていました。
 ソフトバンクが提供する「HELLO CYCLING」と他のサービスの違いは、GPSと通信機能を搭載したスマートロックと呼ばれる専用の鍵と、液晶操作パネルを自転車に取り付けるだけで、運用が開始できる点です。ソフトバンクが開発した鍵やソフトを利用するため、新しく自転車を購入・用意する必要がありません。(中略)
(また) 2017年11月HELLO CYCLINGは大手コンビニエンスストアのセブン-イレブンと提携を明らかにしました。2018年度末までに首都圏と主要都市のセブンイレブン1,000店舗に5,000台を設置する見通しです。 これによってHELLO CYCLINGは、サービス展開の要である駐輪ステーションをセブンイレブンの駐車場に設置できるようになります。
(引用:上記URLより、強調筆者)
本市では全て一律、電動アシスト付き自転車が採用されています。

坂道などではこれは大変便利で、助かるわけですが、他方で、ソフトバンクが提供するサービスは、液晶パネルと鍵さえ取り付ければどのような自転車でもサイクルシェア用の自転車として利用できるということになります。

これは知りませんでした…

記事中にもありましたが、この方式であれば、放置自転車など持ち主が不在の自転車も(法的に問題なければ)流用が可能になります。

少し妄想をたくましくすれば、パネルと鍵を取り付けることができればよく、そうなると自転車である必要はありません。

よくよく考えれば、サイクルシェアリングと横文字にしているからイメージしづらいんですが、日本語では「車の共有」「車輪の貸し借り」ぐらいの言葉で、そういう意味では「自転車」だけに限る必要もなくなります。

三輪車や、ストライダー、キックボード、需要があればリアカーとかでもサイクルシェアリングとして時間貸し可能です。

需要があればですが…

と、なんか自転車のことばかり言っていると「もっと大きな話をしろ」とお叱りを受けそうですが、シェアサイクリングに殊更注目をするのは、この手段を含む、より大きな概念としてのシェアリングエコノミーが今後、公共サービスを大きく変革する可能性を持つからなのです。

公共サービスは徴収→再分配を基本としていることから、画一的なサービス提供が求められます。

市民であれば誰もが平等にサービスを受ける権利があり、今後もそこに違いはありません。

他方で、かつてであれば公共以外の共同体が担っていた役割も公共が負担しなくなってきている現状があります。

例えば、介護、育児などがぱっと思いつくわけですが、それだけではなく、公共交通や土地利用でも公共が負担している現状があります。

どこまでを公共が担うのかは線引きが難しい問題であり、一つ一つの具体例に則して決定していくべきだと思いますが、すくなくとも「市場を介してモノ、コトを未知の他者が相互に譲り合う」サービスが展開されることにより市場で公共的なサービスを展開することが可能となってきました。

自転車、駐車場、コミュニテイバス、コインロッカー、などなど。

かつては公共が提供することを求められたサービスがこの仕組みにより、それを介さずに実装することができるようになるのです。

そのような側面から今後も、シェアサイクリングに注目して行きたいと考えています。


さて、今日はクリスマスイブですね。

みなさんはどのような日をお過ごしになるのでしょうか。

息子は明日の朝をほんとうに楽しみにしています。

それでは、本日はここまで。

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