岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:小学校

学童保育にかんする記事が中日新聞の1面にのっていました。

それには、名古屋市の現状を踏まえつつ、学童保育の需要が共働き世代の増加にともない増えるいる、その一方で、施設の十分な広さの確保が難しいうえに、指導員の不足が問題となっていることが指摘されていました。

大都市の事情かとはおもいつつも、ふとわが町を振り返ると、地域差はあるものの学童保育の利用者は増加の一途をたどっていることに違いはありません。また、それにともない、当局が急速に整備をすすめてきているものです。

手短なところで学童保育の状況と計画が記された資料をみると、H30年度は、公営と民営をあわせ53箇所、利用できる人数は全体で2,761人とされています。それにたいし利用が見込まれていた人数は3,236人なので、岡崎市内でも500人近い供給不足となっています。

(本市には「放課後子ども教室」という学区こどもの家を利用する方法があり、計画ではその事業を含めた需給関係が記載されています。H30年度では、「放課後子ども教室対応」は458人となっており、上記の数字と足すと、利用できる人数と確保された人数はほぼ同数になります。)

このような現状を踏まえ、当局は直近数年では年に数カ所のペースで事業を拡大し、毎年、利用可能人数を150~300人増加をつづけてきています。また、今後も、整備をすすめていくことが予定されています。

必要なものはどんどんすすめていくべきですが、ただ、計画は将来の子育て世代を対象にしていくものでしかなく、いま預け先がなくてこまっているひとにはなかなか意味が見出しづらいのもまた事実です。

それはわかりつつも、冒頭の記事にもあったとおり、設置場所の問題や指導員の不足などの課題もあり、わたしの認識ではこれ以上のペースで設置を増やしていくことはなかなか厳しいのが現状であり、いまお困りのかたには大変申し訳ないとおもうばかりです。

量の課題とともに、冒頭の記事では空調や広さなどハードの不備について触れられていました。  

それはもちろんたいせつな事です。法令に準じて、それ以上に整った環境を整備する必要があり、そのための財政措置はしっかりとするべきです。他方で、運営、いわゆるソフトの部分の質も今後より問われることになるのではないかと思っています。

端的にいえば、放課後児童クラブは子どもたちにとりどういう居場所なのか、なにをしてすごすのか、なにをしないですごすのか。そんなことが問われてくることになるはずです。

民間の児童クラブさんの状況を聞くと、多様なメニューを用意するとともに、どのような運営理念で事業を展開しているのか、いくのかを示すとともに、利用者のご両親としっかりと話す機会をつくっていらっしゃるように見受けられます。

たとえ公営であっても、今後このようなことが求められることになるはずです。

量か質か、ではなく、量も質も。

それらのことを見据えつつ、機会があるごとに議会でもしっかり議論していきたいとおもいます。



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来年(2019年)6月末までに全ての小中学校の教室にエアコンの導入が設置できることとなりました。

本日発表された内容は、公募型プロポーザル方式によりエアコン設置の優先交渉権者が選定され、その事業者からの提案により来年6月末までの設置の見通しがたったというものです。

以前の発表では、小学校の普通教室は来年の6月まで、中学校の普通教室は来年の12月末までの計画でしたので、中学校の教室への設置が半年ほど前倒しになったこになります。

過去のエントリーはこちら↓
岡崎市の小中学校エアコン設置はさらに加速しています -文教生活委員会の審議を終えて-
http://odatakayuki2016.blog.jp/archives/28644218.html

これで、中学生、そしてその関係者のみなさんも熱い夏を一年間耐え忍ぐ必要がなさそうです。

本当によかった。

あらためて、ここまで日夜奔走いただいた担当職員の方々に感謝申し上げたいと思います。

今後は決定したスケジュールが滞りなく進むことを期待するとともに、議員という立場からしっかりと審査していきたいと思います。

それでは、また。

以下、参考資料として。
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夏山小学校へ学校訪問へいきました。

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額田地区に位置する夏山小学校は全校生徒が19名で小規模学級を展開しています。

だからこそ、特色のある取り組みが行われていました。

例えば、学校の草取りは学区の老人会と合同で行い児童19名にたいし50名ほどの方が手伝ってくれることや、運動会にクライマックスとして名高き騎馬戦は地域の大人が馬を組み、そこに児童が跨り戦うそうです。

また、学校の裏を流れる夏山川では今年の夏、いく年ぶりかに大きな天然うなぎを捕まえたとの話しもありました。

そのほかにも、田植え、畑での作業など、地域の特色を生かした数々の取り組みを展開されています。

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校舎に入り驚いたのはその作りでした。

写真ではわかりづらいかもしれませんが、この校舎は教室と廊下が分離されることなく各教室は可動式のパーテーションにより仕切る仕組みになっています。

これだと廊下と教室の境目がなくなりとても自由な空間となるはずです。

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聞くところによると、この校舎は旧額田町時代に建てられたもので、だからこそ、こういうものが出来たということでした(いまの時代では難しい…)。

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灯りにもなかなかこだわりがあり、単調な蛍光灯ではなく暖色系が選ばれていました。

教育は人がやるものであり、だからこそ人材こそが一番重要ではあると思います。が、他方で、日々そこで過ごし、学ぶ場所である校舎のあり方も、また重要な要素の一因なはずです。

訪問することでそのような視点を再認識できました。

当たり前ですが、学校には特色がありますね。

 

それでは、また。

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

ここ最近はどうにも喉の調子が悪く、なかなか報告できませんでしたが、所属する文教生活委員会にて「小中学校のエアコン設置」に向けた補正予算の審議が行われました。

今回の補正予算はエアコン設置をPFI事業で行うために必要な契約等を実施するため約750万円ほどが増額補正されるものです。これは必要経費であり賛成としたました。

 

ただ、この件においてなにより驚くのはそのスピード感です。

総事業費60億ともいわれるエアコン設置があれよあれよという間に決まり、加えて、事業計画のスピードがさらに増していくという状況です。

もちろん、当事業が市長肝いりであるのは間違いなく、9月定例会の市長提案説明においても、全9ページ中1ページを割くほど熱が入っています。これが燃料となりさらに加速していくんでしょうが、その一つとして8月20日に発表された設置に向けたスケジュール案が、9月12日に変更され、よりタイトなスケジュールになりました。

平成30年9月定例会市長提案説明

http://www.odatakayuki.com/wp/wp-content/uploads/2018/08/H30.09%E5%B8%82%E9%95%B7%E6%8F%90%E6%A1%88%E8%AA%AC%E6%98%8E.pdf

 

まず、8月20日に発表された実施にむけたスケジュール案はこうでした。

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それが、9月12日に公表された実施スケジュール案ではこう変更になりました。

スクリーンショット 2018 09 20 23 09 40

文字の羅列でわかりずらいと思うのですが、変更されたスケジュール案は、変更前に比べ事業契約議案の提出が3ヶ月の前倒しにすることが記されています。

具体的には、事業者と本契約の議案を上程するのを来年の3月議会ではなく、今年の12月議会で上程すること。また、12月議会において本契約を締結するために必要となる予算的な裏付けとして11月臨時会で債務負担行為の議案を上程することも併せて公表されたのです。

 これにより、少なくとも優先交渉権者つまりエアコン設置を実施する特別目的会社は12月から動くことが可能となり、他自治体が設置に向け動き出すなかで、先んじて機器や人出の確保を行うことが期待されます。

となれば、可能性として(あくまで可能性として…)来年の12月までに設置予定とされている中学校の全教室へのエアコン設置を前倒しして実施することも期待できるのです(ちなみに小学校の普通教室への配備は来年6月までの計画です)。

 

とはいっても、まだスケジュール案であり、このように進むかどうかはわかりませんが、少しでも早く設置を目指す当局の努力、その姿勢は評価するところであり、これまで英断をされたきた市長にも敬意を表するところです。

また、早期の設置を望むものの一人として、微力ながら引き続き努力して参りたいと思います。

 

さて、明日は決算特別委員会の最終日であり、会派としての平成29年度決算の認定4議案について意見を述べることとなっております。

まだまだ、9月議会が続きますので、どうぞご注目いただければ幸いです。

では、また。

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