岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:公民連携

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偶然にSNSで誘われ、時間があったのでふらっと覗きにいってみました!

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豊田スタジアムから駅へ向かう動線上にある橋。その下で開催されていたのですが、アウトドアメーカーのスノーピークさんと協定を結んでいることもあり、歪なかたちのテントあり。

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ここを訪れたのは5時過ぎ。

実は、直前までスタジアムではラグビー日本代表戦がおこなわれていました。

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試合中に降り続いた雨もあがり、帰路の途中にふらっと立ち寄った方で賑わっていました。

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「肉」がテーマというこで、カルビ丼を。お酒も販売されていましたが、運転なので諦め、コーラを。

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本部横には「矢作川水辺プロジェクト」に関するパネル展示あり。

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イベントの雰囲気とは若干ことなる硬派なイメージ図も。

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ミズベリング」を調べてみると、こんな感じです。

ミズベリング(MIZBERING)とは、かつての賑わいを失ってしまった日本の水辺の新しい活用の可能性を、創造していくプロジェクト。ミズベリングは「水辺+RING(輪)」、「水辺+ING(進行形)」、「水辺+R(リノベーション)」の造語。水辺に興味を持つ市民や企業、そして行政が三位一体となって、ソーシャルなムーブメントを、つぎつぎと起こしていきます。 

https://mizbering.jp/whatismizbering

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行政が河原がもつ良い意味ですが、怪しさに気がついたところから始まったプロジェクトなんですね。

今回はSNSでのお誘いでした。

 

ということで、どんな情報でも構いませんので、SNSでの情報をお待ちしております。

なるべく、フットワーク軽くお伺いします!

では、また。

公民連携。

議員になりこの言葉を幾度もきいてきました。岡崎市でいま懸命に取り組んでいるテーマです。

先日の新年度の組織改正で「公民連携課」が創設されることが発表され優先順位が高い分野になりつつあるということの証左だと感じています。

我田引水ですが、先日、視察にいってきた内容はともに、いま自治体が抱えている課題にたいし民との連携を計りながら、いかに解決していくかを模索している自治体でした。

提案型公共サービス民営化制度について-我孫子市へ視察に-

http://odatakayuki2016.blog.jp/archives/23946200.html

「コミュニティ・マルシェ」で地域を活性-埼玉県鳩山町の取り組みを視察-

http://odatakayuki2016.blog.jp/archives/24043897.html


とりあえず、公民連携を平たく言えば、公共がになってきた仕事を民間へ、ということになります。が、この分野。かなり横文字が並びわかりにくい状況になっています。



例えば、この分野で使用される言葉はPPP、PFI、BOT、BTOなどなど、TRF世代でも覚えられないほどです…下の図はそのなかでもわかりやすいと思ったものを引用させていただきました。


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引用:社会資本整備における PPP/PFIの可能性
三井住友信託銀行 調査月報 2014 年 2 月号 


わかった気になりそうです。笑

これに拍車をかけものごとを複雑にしているのが、公共施設や公共の運営にかんし民間が参入することで、権利義務関係が多様になり、どこまでが公共の権限で、どこからがそうではないのか詳しく資料を読み込まないとわからない状況になることです。

下の図で言えば、横軸における「民の関与高い」方に位置している手法がより、公が口出すことについて難しくなることを表しています。

例えば、昨年の7月に岡崎駅東口に有料駐輪場が民間でオープンしました。


一方の市としては、これから人口減少等で縮小していく歳入を考慮すれば、地価の高い場所は積極的に「運用」しつつ、その収益で他のサービスを賄う方向に舵を切るのは妥当な判断だと思います。他方で利用者側からすれば、いままで無料であったところが有料になり、不満が出てくるのも当然です。
 
となれば、この利害が対立するなかで利用料金の多寡が双方にとっての妥協点になるはずです。

ここに権利義務関係が発生します。

もしかりに市の直営で経営していたら、料金設定にかんしては市に裁量があり、需要以外の要素、つまり公共の福祉に利するという側面など、市場外の要因を考慮して料金の値下げを行うことが可能です。

これはすこし大げさに言えば値段の設定において「政治的」な兼ね合いで決定することになります。 直営の施設それ自体が赤字であっても税金により賄うことは政治的な判断になるからです。

しかし、民間に任せることは値段設定を「市場の原理」に任せることを意味します。料金の設定は、市場の需要と供給の均衡点により決定され、極端なことを言えばわたしたちの共同体の外にある、第三者が決定すると言い換えられます。

もちろん、これは指弾されることではなく、むしろ公共が運営するよりもより良いサービスに繋がることが多々あるわけです。

つまり、市場が決定するかのか、政治が決定するのかをめぐる駆け引きにおいて、公民連携は市場に軍配をあげる考え方です。

ただ、すべてにおいて民に任せることがいいとわたしは思いません。すくなくとも、福祉、医療など、直接に生存に関わる分野においては慎重な判断が求められると考えています。

そうではない分野において、つまり、まちづくりや都市経営などでは、財政が縮小していくなかで民間と手を組みながら公共サービスの質を向上していくことが必要であると考えています。

そして、なにより、民間にとってはチャンスにもなるはずです。

そのような機運を役所内に熟成できるよう微力ながら努力していきます。

では、また。

今週は視察が続きます。

今日は我孫子市の「提案型公共サービス民営化制度」について視察をしてきました。

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当市のHPにはこの制度について以下の説明があります。

提案型公共サービス民営化制度は、市のすべての事業を公表し、民間からの委託・民営化の提案を募る制度です。

http://www.city.abiko.chiba.jp/shisei/gyoseikaikaku/mineikaseido/gaiyou.html

現在、多くの自治体では民間を活用した事業が進められているのは周知の事実です。PFIやPPPなど横文字ばかりの手法ですが、要は公共がになってきた事業を民間とともに勧めていきましょう、という話しです。が、多くの民間活用は公共が発注者であり、民が受注者であるという構造にはあまり変化がありませんでした。

このようななかで、最近は公募型プロポーザル方式などが取り入れられ、事業にたいし民間から提案を受け入れ、優れているものに発注をするという方式が注目を浴びています。

しかし、いくら公募型プロポーザルで民間との協働を模索しても、どの事業を民間に開放するのかを決定するのはあいかわらず自治体側であり、そこの差配にたいし、さまざまな思惑が働いている可能性があります。

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今回視察をした我孫子市は、さきの定義にもあったように、「すべての」事業を公表し、民間からの委託・民営化の提案を募る制度を採用した自治体です。

すべての事業を晒したのは、とりあえず、どの事業が民間開放可能で、それが無理かを判断する基準がなかったことが大きかったとのことでした。無理な理由を挙げればきりがないということですね。

で、平成18年から始めた事業でしたが断続的に5回募集をかけ応募件数は130件、審査したのは109件、採用したのは60件とのことでした。

この数字が多いのか少ないかは判断することはできませんが、成果としては以下3つをあげられておりました。

①サービス向上とコスト削減を実現

②事業と団体との新たな結びつき

③職員の意識改革を促す

どれも、とりあえずすべてを外部にさらしてみることで、その過程を通じ、職員の意識が改善され、また外部との対話を通じさまざまな意識改革が促されたのだと思います。

 

もちろん、このような大胆な試みをするには、首長の権限によるしかなく、いわゆるトップダウンにより動かしていくしかないはずです。そして、担当者のかたも言葉を濁していましたが、内部における軋轢も相当あったと思われます。

もちろん、大鉈を振るような改革がすべてにおいて正しいとは思いませんし、自治体というものを考えるときには慎重にあるべきだと思っていますが、ときに、このような思考を持って、事業を考えていくことは大切ではないかと考えさえられました。

 

岡崎市においても来年度から組織編成により「公民連携課」が新設をされます。

公共サービスの質の向上、またコスト削減は今後も重要なテーマであり、その達成には民とともにやっていくという流れは今後も続いていくものだと思います。

その部分には注力しながら活動をしていきます。

 

では、また。

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