ひさびさに本のおすすめです。


いまや人気コラムニストであり数々の媒体に寄稿している著者が、そのむかしアル中であり、どうしようもなかったことは、いままでも断片的に語られてきました。

そんな氏が今回、満を持して?!、お酒に向きあっているのが本書です。

かつてアル中だった時代を振り返りつつ、アル中とはなにか(アルコール依存症出はなくアル中と呼ぶことも含め)について詳しく語られています。

が、それとともに、なんといってもこの本の読みどころは、お酒と社交、お酒と性格、お酒と文筆家業など、お酒にまつわるどうしようもない人びとの悲喜劇をあの文体で描いているところにあります。

アルコール依存症や依存症全般に興味がある方はもちろん、小田嶋ワールド未体験の方にはぜひ手にとって頂ければと思います。

では、また。