岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:会派視察

こんばんは。岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

視察最終日は広島市の総合福祉センターについてです。このセンターの機能は大雑把にいえば、各行政区に存在する福祉センターの元締めでありつつ、広島駅前徒歩5分なる好立地に位置に各団体の活動拠点、活動施設を完備しているところです。

なんといっても目を引いたのはこの好立地です。

広島といえば中国地方最大の都市で、人口120万人を抱える政令指定都市です。その中心地のひとつである広島駅は新幹線はもちろんのこと、在来線、路面電車、バス、タクシーなどあらゆる公共交通が乗り入れる利便性の高い場所です。その駅前で戦後以来の再開発で建設された52階建のビルのツーフロアーを市が約15億円ほどで購入。5億円ほどかけて改修し、この総合福祉センターとして活用されていました。

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岡崎市では現在、福祉関係の窓口を含めた再編が進められています。そのなかで、現在の福祉会館が抱えている機能の一部を美合にある勤労センターへ移設するという案が進行しています。

ここに関しては、残念ながら立地が優れているとはお世辞にもいえそうにありません。

もちろん、さまざまな要因が複雑に絡むなかでの現行の案ですので、軽々にいうことは難しいところもありますが、少なくとも、好立地で利便性が高いことが誰にとっても易しいことはいうまでもありません。

福祉センターの機能はもちろん大切ですが、今回は場所をどこにするかが大変目を引く視察となりました。

最後になりますが、視察を受け入れてくださった担当課の方々にあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

それでは。

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姫路市の観光行政について視察にきました。

岡崎市と姫路市は似ているところが多くあります。

人口は50万人超と岡崎市よりも大きいながら同じ中核市であり、二次産業が経済の中心である都市構造、加えて、城下町として栄えてきたという点も似ています。

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JR姫路駅を降りるとそこからは姫路城が一望できます。振り替えるとプラットフォームも。

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駅前は公共交通と自動車の乗り入れをうまく捌きつつ、姫路城に続く大通りは広々とした歩行者空間となっているのもすごいところ。

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その先には姫路城が。

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世界から選ばれる場所です。

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20カ国以上に翻訳されたパンプレットも。

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 さすが有名なところだけあると感嘆しつつ、市役所へ。

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これだけの有名観光資源があると羨むばかりですが、それでもなかなか宿泊に繋がらない(京都、大阪、広島への便が良く、姫路城だけ見てくるお客さん多数)。姫路城を利用したのイベントを多数打っているが、なかなか難しいところもある。などなど、岡崎市からみれば羨ましい観光資源を持つ姫路市さんでも、それはそれでメリットと課題があることをあらためて認識させていただいたところでした。 

最後になりますが、視察を受け入れてくださった、方々にはあらためて感謝いたします。

ありがとうございました。
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こんばんは。岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

会派で京都市の「放課後まなび教室」の事業を視察してきました。

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この事業はその名の通り、小学生の放課後に学習を支援する取り組みです。いわゆる「学童保育」とは違い、「自主的な学びの場」と「安心安全な場」を目指し、学校の空き教室を活用することで
、希望するすべての子どもたちが無料で通える場となっています。

事業は学校単位でおこなわれており、最低でも週に3日以上。運営主体は学校単位で組織されている実行委員会で、そのメンバーには町内会の代表者やPTAなどが加わり、各小学校区で独自の取り組みがおこなわれているとのこと。


さて、こう書くととても有意義な事業であり、事業それ自体はそれほど難しくないもののように感じます。

すぐにでも岡崎市で取り入れるべき!

と思うのですが、すれでもいくつかの(おおきな)壁が予想されます。

1.空き教室の利用は教育委員会が所管
2.結局、教員の事務量が増える…
3.担い手の固定化、高齢化

といったあたりです。

まず、空き教室はただでさえ空いていないという問題もあるのですが、例え適当な教室があっても、そこには教育委員会が所管するものであり、なかなか難しい問題が予想されます。さらに、教員の事務量が増加することも予想され、一層の抵抗が…

京都市ではどうしてきたかといえば、ひとつは政治判断です。

市長の肝いりであったこの事業は、当初は教育委員会が事業を所管していたとのことですが、それでも幾度も校長会や会議の場で関係者を口説き、理解を得るとともに、退職した校長先生を非常勤として再雇用し、円滑な運営の補助にあたってもらう組織再編をおこなわれたとのこと。

その次に、やはり京都市独特の市民が学校をつくってきたという風土に根差した事業であったこと。市民が積極的に学校へ関与する、子どもたちに関わるという意識がもともとあり、この事業はそれとうまく馴染むものであったことが要因としてあげられます。


岡崎市でこれに取り組むには政治判断が欠かせないものではありますが、それでも、子どもたちのことを思えば、この事業はかなり有意義なものであることは間違いないので、今後、わたしたちとしては強く実施の実現にむけ、提案をしていければと思うところです。

快く視察を受け入れてくださった担当課の方々へあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

それでは。

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視察3日目として大分県は別府市の「おくやみコーナー」を視察させて頂きました。

「おくやみコーナー」は遺族が亡き人に必要な手続きをワンストップで可能にするサービスです。 

A3一枚の書類に必要な情報を記載するだけで、各課死亡に関する届出を遅滞なく進めることができるものなのですが、なにせ驚いたのはその必要な書類と関係する課の多さです。

別府市さんの例でいえばもちろん個人差はあるのですが最大で届出が必要な課は13課66の書類となっています。

またその他、生命保険や預金口座、土地を扱う法務局や税務署など市役所の管轄外も入れるとたいへんな数になるわけです。

これらのことを大切な人を亡くした直後に関係各課をまわり同じようなことを何度も説明しなければならない事態は、必要なことだとしても気が滅入るものです。

その点からみてもまさに市民に寄り添ったサービスだと感じました。
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事務上の細かな仕組みについもわからないながらも伺ったのですが、大事なことはやろうと思えば(別府市さんは首町のトップダウンですが)予算がなくてもやれるということ。

別府市さんではプロジェクトチームを組み、各課の課題を洗い出し調整することで1ヶ月半で事業として立ち上げることができたとのことでした。

スピード感といい素晴らしいですね。

ただ、そのことを伝えると「窓口のひとたちの丁寧な接遇が一番ですよ」と。
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岡崎市でも残念ながら死亡届だけではなくさまざまな窓口でサービスとしての水準が低いということが指摘されることもあります。
こういったことの解決にむけてしっかりと学んだことを提案していきたいと思います。

それでは、また。

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視察2日目として北九州市の園庭芝生化事業を伺ってきました。

保育園、幼稚園、そして学校のグランドが土よりも芝生のがいいのはだれもが直感的にわかることだと思うところだとおもいます。裸足でおもいっきり遊べる、土埃の防止、暑さ対策、見た目がよくなる、芝生の生育を見守るコミュニティの形成など、いいことがたくさんあるとされています。

うむ。だったら、すぐにやるだけだ。Just Do It。

という話なわけですが、もちろんコインには裏表があり、デメリットもあります。

管理が大変。日本の気候には不向き。 というわけです。

岡崎市でもいくつか実験的に展開した園があったそうですが、デメリットがおおきくうまくいかなかったと聴いています。

北九州市さんはそこをうまくクリアしつつ展開していらっしゃるのですが、それはなぜか。ここが最大のミステリーだと言えば大袈裟ですが、答えは専門家との協働にありそうでした。

芝生化はざっくり言えば、園の合意形成。丁寧なヒアリングによる設計。簡易な工事。芝生を植える。養生。生える。芝刈り。随時モニタリング。助言指導。というスキームでおこなわれます。

このフローのなかで、担当課は園の合意形成とイニシャルコスト上限120万の負担を担う一方で、それ以降の手順に関しては専門家集団でありまた明確な目標をもち活動をしているNPO法人グリーンワークさんが担っています。 

この協働がうまくいっている、そう感じました。

なんだそんなことかと思われるかもしれませんが、芝生という対象は言葉はわるいですが庭いじりの延長線上にあるという先入観が邪魔をして、「専門性を有する」ものだと認識ができていなかったように感じた次第です。

岡崎市でもこの枠組みを横滑りさせることが出来ないか、一度検討していきたいと思います。
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さて、視察は当然事業そのものだけではなく街を訪れることでもあります。

道中あらためて感じたのですが、北九州市は人口約100万人の大都市です。大規模な開発からニューマンスケールな路地裏、商店街、市場など多様な相貌を見ることができます。
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また、市役所の側には小倉城が聳え、その前方には紫川が流れ(冒頭の写真が市役所の対岸から写したものです)人道橋をはじめとした幾筋かの橋が架かりひとびとの憩いの場所になっていました。

こういうことを感じることができるのもまた視察の良さなのだと思うものです。

最後は雑感ですが、末筆ながらお忙しい中丁寧な御説明をいただいた担当課の方たちにあらためて感謝をいたします。

ありがとうございました。

それでは、また。 

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大阪府和泉市市で「英語教育の推進について」を会派で視察をさせていただきました。

英語…と聞いて、苦手意識がある人が多いのではないでしょうか。かくいうわたしも、中学校時代の英語の授業がほとんど理解不能であった一人です。特に文法。このときは現在形で、この場では現在進行形になります。3人称の現在形は動詞に「S」がつきます。とか言われても、なぜなのか、なぜ彼の国の人々はこのような規則を受け入れているのか、それがまったく理解できず、それにより勉強を拒否していたように思います。笑

いやただ勉強が嫌いだっただけなのですが…

さて、そうはいってもいられない流れがまたひとつ動き出そうとしています。

いよいよ、学習指導要領の改定にともない小学校における英語教育がいよいよ始まろうとしているからです。それが本格的に動き出せば小学校3,4年生は年間35時間、小学校5,6年生では年間70時間の授業が求められることになるのです。

そして、その授業のなかで「聞くこと」「話すこと(やりとり)」「話すこと(発表)」「読むこと」「書くこと」 の5技能の修得を目指していくこととされています。

となれば、小学校時代から英語嫌いの子どもが増えないようにするにはどうすればいいのか。他方で、評定なる評価もしていなければならない状況となるのです。

このうような動きのなかで各自治体、各教育委員会は本格実施に向けさまざまな準備をしているのですが上手くいっていると言われているのが今回視察させて頂いた和泉市さんでした。

ALTと呼ばれる外国人教員はもちろん、夏には彼らが企画する英語によるサマーキャンプの展開。小学校と中学校を6/3制と考えるのではなく、9年間と捉えたうえで切れ目なく英語教育を行なっていく情報共有のあり方。加えて英検などの外部取得のための受験料の全額補助を実施されていました。

これらのことのなかで、岡崎市でも行われていることはもちろんあります。ALTの配置。また昨年からサマーキャンプもおこなわれたと聞いています。

ただ、それらのことをヴァージョンアップさせるためにも、今回の視察は示唆に富んだものであったと感じるところです。ぜひ、機会をみつつ提言に繋げていきたいと思います。

末筆になりますが、お忙しい中ご対応いただきました担当課のみなさまにはあらためて感謝もうしあげます。ありがとうございました。

それでは、また。 

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