岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:人口

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆき(@odatakayuki1984)です。

8月1日付けでさいしんの岡崎市の人口動態が発表されていました。

総人口は388,165人うち外国人が12,472人。世帯数は164,919世帯となっています。自然動態は出生が289人にたいし、死亡が260人で29人増。たいする社会動態では転入が1,329人にたいし転出が1,310人でこちらも19人増となっており、あわせると7月中においては48人の増加となりました。

ただ、すこしだけ注意が必要なのは、これは日本人と外国人をあわせた数であるということです。一般的に人口動態というと「日本人」の出生数と転出入だけで算定していると考えがちですが、そうではないわけです。

そこで、少し詳しく上記の動きを見てみると、7月における日本人だけの人口動態は自然動態が出生超過で15人増、社会動態では17人の転出超過で2人減となります。他方で、外国人の人口動態では、14人の自然増と36人の転入超過であわせて50人増になっているのです。

つまり岡崎市の人口動態は微増といわれていますが、すくなくとも直近では外国人が大きく寄与していることが伺えます。

時間の幅をもう少し広げて、過去3年間の人口動態を調べてみても、全体では4,109人の増加ですが、日本人だけでは1,208人増にたいして外国人のそれは2,901人増で、人口増加のうち約71%が外国人による影響であることがわかり、すくなくとも直近3年間では人口増加の主な要因は外国人にあると指摘しても大げさではないことを物語っているように感じます。

スクリーンショット 2019-08-15 7.12.05
上記資料より作成

また、社会動態、とくに転入者の割合も気になるところです。

転入者とは外から来るひとびとを指すことであり、岡崎市をひとつのコミュニティであると考えれば、移住者をどれだけ迎え入れたのかを示すことになります。移住者が増えるのは景気がよく、その町が住みやすいからといえるわけですが、他方で、これは言葉に注意が必要ですが、過剰な移住者の受け入れは、共同体内にいらぬ軋轢を生み出す要因にもなりかねないところがあるのもまた一面の事実です。

「過剰」がどの程度なのかについてはなんとも言えませんが、これは外国人だからどうこうということではなく、日本人の移住者であれ過剰であれば軋轢をうむものです。

ただ、共同体の持つキャパシティを考えたとき(それを測れるのならばですが)、言語や慣習を同じくする日本人よりも、それを異にする外国人を迎え入れるときのほうが割かなければならない社会的リソース(例えば、町内会がもつ規約を翻訳しなければならない、ゴミ出しのルールを多言語で伝えなければならない、など)が増えるので、相対的にどうしても共同体の許容範囲は縮小するはずです(排外主義的なことではなく、社会的リソースの問題として考えたいと思っています)。

で、ここ3年間の転入者は50,975人でした。そのうち日本人が38,787人にたいし外国人は12,188人の転入者がいたとされています。つまり岡崎市における外国人の転入者が占める割合は約24%、転入してきた人の割合では約4人に1人が外国人となりました。

これが多いのか少ないのかは難しいところですが、かりに今後この割合が変化せず、また増加していくとすれば、やはり岡崎市としては考えていかなければならない大きな問題になるはずです。

岡崎市の人口増加に占める外国人の寄与度は約70%であること。また、転入者の4人に1人が外国人であること。この2つの事実をしっかり頭にいれ、今後も活動していきたいと思います。

それでは、また。

花冷えな1日だったではないでしょうか。ダウンを再度取り出し、着込んだものです。

さて、今日は3月の末に発表された、岡崎市の今後の人口推計について若干触れてみたいと思うのですが、数字とグラフだけのとてもつまらないものになってしまうかもしれませんがご容赦ください。

発表された資料は全体で18ページほどのものなのですが、2050年までの本市の人口推計が全体と地域別に分かれ記述されていました。

まず、これによると岡崎市は2035年まで人口増加が続き、約39.5万人まで人口が増加することが予測されています。
20190402_岡崎市の人口推計
とはいいつつも、もはや周知のことですが、いわゆる少子高齢化、年齢4階級別による見通しを一瞥すれば、働く世代が減り、高齢者が増加していくことは明らかなわけです。

と、あらためてそれを指摘したかったわけではなく、今回この資料で驚いたのは、地域別の人口動態の凸凹さ加減についてでした。

これは地域別のグラフをみると明らかなのですが、東岡崎駅-JR岡崎駅を中心とした地域は今後も緩やかに人口増加が見込まれている一方で、北部の岩津や東部、そして中山間地域である額田は急速な人口減少局面へ突入することとなります。
地域別
JR岡崎駅周辺を中心とした岡崎地域は2015年を基準にすると2050年には21%増加するのに対し、額田地域は同期間において約半分になることがわかります。

中山間地域の人口減少については前々から指摘されていたことではありますが、あらためて数字でみることでその現実が浮き彫りになるとともに、市内の各地域において今後必要となる政策があきらかに異なるはずです。

またその方策についてはあらためて考えなければと思うのですが、今日はとりあえず、この数字だけをお伝えするのみとなりそうです。

それでは、寒暖差が激しい季節ですがどうか体調管理にはくれぐれもご留意頂ければと思います。

では、また。

「岡崎市の将来人口推計(速報)」が発表されました。

2015年〜2050年までの35年間を推計したものです。
スクリーンショット 2018-11-22 12.21.35

これによると「人口は当面増加し、2035年には約39.5万人でピークを迎え」るとされています。

主な増加要因は社会増、いわゆる転出者より転入者が上回ることです。

人口構成比は、2025年に0~14才が13.8%、15~64才が61.5%、65才以上が24.6%。

それが、2035年では0~14才が12.9%、15~64才が59.9%、65才以上が27.2%へ。

2050年は0~14才が12.6%、15~64才が55.9%、65才以上が31.5%へ移行することされています。
スクリーンショット 2018-11-22 12.21.48

スクリーンショット 2018-11-22 12.21.58

また、世帯数および世帯あたり人員の推移については、世帯数は一貫して増加、世帯あたり人員は一貫して減少するとされており、2045年には単独世帯が41.4%(2015年は33.9%)となるとのことです。
スクリーンショット 2018-11-22 12.22.09
今回の推計を見てあらためて驚いたのはこの世帯数の推移です。

2000年と2050年において夫婦のみの世帯と単独世帯が増加するとともに、核家族が一貫して減少しています。

家族のあり方がまたがらっと変わっていくんでしょうね。

こういう数字は意外と遠くにあり、もちろん、遠くから眺めることも重要ですが、他方で、卑近な例に落とし込むことで実感をもつことができるものです。

2018年で34才のわたしは、2025年には41才。ピークを迎える35年は51才になり、2050年では66才に。

今年生まれた息子は25年で7才。35年で17才に。2050年には32才とほぼ現在の父親と近い年齢になるのですね…

うん。そう遠くない未来ですね。

みなさんやみなさんの家族はどうでしょうか。

ということで、本日はここまで。

では、また。

↑このページのトップヘ