岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

タグ:チャレンジ岡崎・無所属の会

選挙から2年。

ちょうど折り返しとなる時期であり、いままでを振り返り中間評価を作成、それに基づき活動報告をさせて頂きました。
マニフェスト進捗状況
詳しい資料はこちら↓
マニフェスト中間評価-活動報告
http://www.odatakayuki.com/gikaihoukoku/2018-11-17-426.html

今回の経緯をとおし、チャレンジ岡崎として、また会派「チャレンジ岡崎・無所属の会」としてこの2年間になにができたのか、なにがたりなかったのか、そして、これから何をしていかなければならないのか。

それを振り返ることができました。

ただ、あらためて中間報告を作成して感じたことは、出来ていないことも多いということです。

「渋滞はまったく解消していない」
「情報発信は足りているのか」

そのような厳しくも、暖かい声を頂きました。

これからの2年。

しっかりとそれに取り組んでいきたいと決意を新たにするところです。

これからもみなさんの意見をお待ちしております。

会派の会長が交代となりました。

改選期が10月である岡崎市において、議長職を含む人事がこの時期に行われます。

議長以下、所属委員会の配属は11月6日に行われる臨時会において議長、副議長選挙、および、議長による指名という形で決定されていくことになります。

ということで、その前に慣例として各会派内の人事移動が行われます。

わたしが所属する「チャレンジ岡崎・無所属の会」においては、本日付で会長をわたしから江村力議員へ。会計はそのまま杉山とものり議員という体制となりました。

これにより、この一年務めさせていただいた会長職を降りることとなり、新体制に移行します。

いままでのご愛顧に感謝するとともに、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


さて、ことの節目として、この一年を振り返る必要があると思うのですが、そのさい、なんといっても各派代表者会議にまつわることに言及せねばという思いに駆られるものです。

各派代表者会議は議会内に設置される会議体の中で、(重い軽いということがあるのならばですが)重責を担う組織です。

正副議長と5つの各派の代表者を構成員とするこの会議体は、7名が名を連ねています。

各会派の長を務める面々は、その会派で選ばれた議員であり、歴戦の強者。武士。経験豊かな方ばかり。

わたしはといえば、飛んで火に入る夏の虫、ではありませんが、まあ若輩者が、ただ一人、だったわけです。

さて、そんな各派代表者会議は議会内で意思決定が必要なこと、議題、事柄がもれなく俎上に載ることになります。

議会運用上のルールから、申し合わせ事項、一般質問のあり方、発言の品格、部会設置の是非、政務調査費の使途の是非、などなどです。

で、これらの中でも議論を喚起することなき、例えるなら乾物や発酵食品のようなものであれば、手慣れた態度で、ささっと品評してそのまま流れていくのですが、ときに見事で活きのいいナマモノが、ぴちぴっちっと音を立てたまま、まな板の上に載ることがあります。

しかも大方このナマモノを提供するのが、何を隠そう我が会派であったりするので、現場にいると、なんというか、いざ参らん、と鉢巻を締めるてかかる展開になるわけです。

ここは腐る前になんとか調理してしまいたい…ああ、腐臭がしてきた。やばいぞ。でもうちの会派は置いておけというし。他の会派からは、早く片付けろと言われるし…

よし。刺身じゃーまずいので、せめて煮物。いや煮物だとあの方は苦手だろうから、ここは焼くべきか。焼くとあちらが立たん。ならば、ここは一つ握りにして。うん。これじゃー刺身と変わらんけど、シャリがあるからといえば収まるか。

と、まあこんなことを考えつつ呆けた顔で会議を迎えた次第です。

と、譬え話しで逃げるのはよくないですね。

閑話休題。


つまり、この会議体は、きったはったの臨場感溢れる存在でありつつ、他方で構成員の総意を背負う代表者で構成されているため、軽々な発言、判断に傾くことはなく、必然的に慎重さが求められるものです。

それでも、それだからこそ、議を尽くし、情に訴え、なんとか全会一致を得ようとするその道筋は、いくぶん大げさですが、自由で民主的な営みが行われていると感じるものでした。

そのような空気のなかで、たとえ短い期間だとしても、みなさんと議論したこと決定したこと、ときに否としたことは、なによりも変え難い経験でした。

また、そこへ快く押し上げて頂き、また時に厳しく、時に優しく支えて頂いた会派のみなさん、また何より、それを静かに優しく見守ってくれた有権者の皆様方にあらためて感謝を述べたいと思います。

ありがとうございました。

今後は、これを糧としてふたたび会派の一員として、議会の一人として引き続き精進していく所存です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

それでは、また。

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視察2日目は、青森市の「青森市まちづくり基本条例」について視察をしてきました。

青森市まちづくり基本条例

https://www.city.aomori.aomori.jp/kikakuchousei/shiseijouhou/matidukuri/shimito-tsukuru-mati/jiti-kihonjourei/02.html

昨日視察をした函館自治基本条例と比較することで青森市の特徴を考えることができそうです。

函館市自治基本条例について -視察1日目-

http://odatakayuki2016.blog.jp/archives/26173674.html

とりあえず、言えることは、条例全体の構成はそれほどの違いはなさそうだということです。

市民、議会、市長と行政。この三者の責務を記すとともに、三者が三様に主体的かつ有機的に関わることでよりよい町を目指すことが骨子になっています。

また策定プロセスにしても、細かい違いはもちろんあるのでしょうが、検討委員会の設置を経て、意見募集、そして、議会への上程、可決という流れれは同じであると思います。

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ただ、やはり条例を作成した時代の影響なのか、それとも住民の気質の違いなのか、文体が異なるのが印象的でした。それを感じるには例のごとく前文にあたるのが一番。ということで、まずは青森市を。

青森市の歴史を語り、その伝統を大切にしていくことを述べた最後の末尾にはこう記されています。

わたしたちは、ここに、青森市のまちづくりの道しるべとする「青森市まちづくり基本条例」を制定し、「自分たちの地域のことは自分たちで考え、決め、責任をもって行動する」まちづくりの原点に立ち、市民、議会及び市長等の持てる力を出し合い、共に力を合わせ、連携してまちづくりに取り組んでいきます。

他方、函館市の末尾はこうでした。

わたしたちは,自ら行動して主体的にまちづくりにかかわるという決意を示すとともに,その担い手である市民,議会および市長等のそれぞれの役割や相互の関係などを明らかにして,ここにまちづくりの原点となる函館市自治基本条例を制定します。よりよい函館にするために。

どうでしょうか。

青森市の条例は時代の要請なのか、平易な言葉を使い、優しい文章で「語りかける」感じがする文体で書かれています。他方の函館市は硬い表現で進めていきながら、最後の一文の「よりよい函館にするために。」で倒置法を使用することで、目標を明確に定めそこに突き進んでいこうとする意志を感じさせるものになっいるのではないでしょうか。

文体に注目することで、形式や構成は類似でもで、それぞれの町の違いがわかります。

細かい話しですが、神は細部に宿る!笑

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 さて、函館の自治条例もそして青森市のまちづくり基本条例も理念条例であり、予算措置や罰則規定など実質的ななにかを動かすためのものではありません。

それでも、多くの人を巻き込みながら、時間をかけ、自分たちのあり方について議論を重ねていくそのプロセスは、得難い経験を付与するものであり、ひいては未来に対し間接的な影響を及ぼすはずです。

そういう意味でも条例策定はおもしろい取り組みだとあらためて感じた次第です。

 

いよいよ明日は視察最終日です。

しっかりと学び、またご報告できればと思います。

それでは、また。

 

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久々に会派で視察にきました。

本日の内容は「条例」についてです。

自治基本条例とは

http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014031200757/

…条例。

そう聞くとなんだか難しいのですが、ようは「みんなで決めるルール」のことです。
2018 05 08 15 02 37これにはさまざまなものがあるのですが、ご教授を願ったのは「自治基本条例」と呼ばれ定めらている条例のなかでも上位に位置するものですが、今回はその内容と制定プロセスについてでした。

まずは内容ですが、ぐっと縮めて言えば、自治体が目指す方向性を示すとともに市長、議会、行政、市民が担う責務を定めている、そうなりそうです。

それほど長いものではないのですが、こういうもののエッセンスは前文に定められているという業界の定石に従い、眺めてみると、特筆すべきところは末尾にありました。

こう明記されています。

わたしたちは,自ら行動して主体的にまちづくりにかかわるという決意を示すとともに,その担い手である市民,議会および市長等のそれぞれの役割や相互の関係などを明らかにして,ここにまちづくりの原点となる函館市自治基本条例を制定します。よりよい函館にするために。

いいですね〜。

なんか、ぐっとくる条文です。

この類のものは往々にして無味乾燥な文章(実務上はそうあるべきなのでしょうが)ばかりですが、ここでは「わたしたちが…制定します」と高らかにうたいあげています。ここに町に関わる人々の気概を感じるのです。

主語が「わたしたち」な条例はなかなかないと思います。

たぶん、岡崎市にないはずです。

だからこそ、難しいことは抜きにして、この条例は読むものの心に響きます。
2018 05 08 15 01 30ただ、こういう条例の制定には消極的な方がいるのも一方で聞くところです。

条例には大きく理念条例と政策条例という分け方がされることがあります。前者は理念を謳うものであり予算措置などの実効性がなく、後者はそれがあるとされます。この物差しで分ければ自治基本条例は理念条例に分類され、それを持って意味がないとされるのですが、わたしは少なくともこの事例においては、そうだとは思いません。

これは制定プロセスの話しにつながるのですが、この条例を策定するさい公募の市民を交えた検討委員会を設置し、1年ほどの期間で40回の会議を行い、またそれと並行して、各種団体や地縁団、市内高校生などとワークショップを開催し、述べ300名ほどと意見を交えてきたそうです。

たぶんですが、スムーズに進むことばかりではなく、意見の対立もあったでしょうし、ときには議題とは関係ない口論になることもあったのではないでしょうか。

それでも、それを通して、あらゆる人々が策定を通して町のことを考えたはずです。そして、それは短期的な評価にはあらわれない何かを心の片隅にに残すことに繋がったはずです。
2018 05 08 15 49 41理念を作りあげることはときにバカらしく、「それよりも実のある話しをしようよ」という一見大人ぶった物言いが現実的に聞こえてしまうこともありますが、わたしは羅針盤なき船はおっかないなーと思いますし、なにより根源的なことに頭を働かせることは長期的な利益を享受することに繋がると信じています。

さて、岡崎市においては中長期的な羅針盤である「総合計画」の改定が現在、議会、執行部において行われています。現時点ではどのような方向性になるかはわかりませんが、それが「わたしたち」の目指す方向だよね、と思える、そんなものになるよう視察内容を活かしながら関わっていければと考えています。

これからですが…

ということで、視察のレポートでした。

それでは、また。

行政視察に行ってきました!

 

1日目は宮城県の亘理町

仙台市から南へ約30kmに位置し、常磐線沿いにあるのが亘理町です。人口は3,3000人強で、イチゴが有名な町です。

亘理町地図

 

町の北端には阿部隈川が流れ、左向きに凹んでいる湾は「鳥の海」と呼ばれる場所です。

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 震災から6年以上が過ぎたいまでも庁舎はプレハブのままでしたが、それでも今年の3月には仮設住宅で暮らす人がゼロとなり復興においては一里塚に来たのかもしれないとのことでした。が、いまだに人口や経済的な指標は震災前の7割ほどにしか回復をしていないので、これからです。と。

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プレハブの庁舎は夏は暑く、冬は寒いとのことですが、来年度には新庁舎が完成するとのことでした。

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震災直後から岡崎市は職員を派遣しており、現在は2名の方が亘理町で業務に従事しています。その中の一人。自ら志願して亘理町に着任した強者が活躍しています!!

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鳥の海と呼ばれる湾内にある小島とそこに架かる橋。いまは手前に水門があり通行は不可能でした。大量の海鳥が手すりや小島に停まっていました。

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海と川の接合部辺り。築堤をしていました。

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復興計画などはもちろん、復興に臨む意気込み、姿勢がなにより勉強になりました。

受け入れてくださった亘理町のみなさま、ありがとうございました。

福祉病院委員会が終わりました。

昨日、所属している福祉病院委員会が開催されました。今回は予算案を含む14議案が当委員会付託となりそれらの質疑、採決が行われました。

3月定例会における委員会は、会派持ち時間制で運営されています。会派の人数において持ち時間が異なり、無所属である議員の持ち時間を25分を下限とし、会派(会派は方向性を同じくする市議会議員が3人以上集まり議会において行動する集団です)の人数において持ち時間が割り増しされます。なので大会派ほど持ち時間が多く、少数会派ほど持ち時間が少なくなります。

具体的には最大会派である自民清風会さんが110分、民生クラブさんが60分、公明党さん、共産党さんチャレンジ岡崎・無所属の会は35分が持ち時間になります。

持ち時間制でいいのか。という疑問もわきます。

この方法は目的の無い質疑が続くことを抑制するメリットがある反面、網羅的に公の場で問い質すことが出来ないデメリットを併せ持っています。ただ、ある程度、議会という場であるとはいえ良識的な時間の使用も必要だと感じますし、要は程度の問題だということではないかと思います。

注意しなければならないのは持ち時間は質疑と答弁を含めたものであるということです。こちらが手を挙げて、委員長からの発言を許されてから針が動き出し、質疑をし、当局がそれに対する答弁を終えるまで時が刻まれるわけです。ちょうど、将棋のような感じを思い浮かべて頂ければわかりやすいかもしれません。

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写真1 休憩中に表示されている会派の持ち時間の様子

そうなると、質疑、答弁あわせて35分ですので、どうしても議案全てを網羅的に質していくという方法をとることはできません。そこで、事前のヒアリングなどを通じて、質疑するところをしっかりと見定め、なるべく深くなるようにしていくことが求められます。

その内容はまた明日以降に書きます。



それでは、また。

 

サッカーを語ると熱くなる。

これは昔からどうしてもそうなってしまうのですが、今日はそれもそのはずなんです。
昨日、「第26回岡崎フレンドマッチサッカー大会」 に来賓としてお招きを頂きました。この大会。実はおよそ20年前に私も出場したことのある思い出の大会で、まさかあの頃は来賓として自分が招いて頂ける日がくるとは想像もしていなかったものです。

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写真1 パンプレットも懐かしい黄色
 
運営側の方にも同世代で名を馳せた選手の親父さんたちが関わっており、懐かしい話で花が咲くなどサッカーというスポーツに関わってきて本当によかったなと感じる瞬間でした。



で、たまにはサッカーの話を。

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写真2 県営グランドとしては最後となるピッチ

サッカーとは不思議なスポーツです。
現在、様々な国で行われているスポーツの多くは欧州発のものが多く、周知の通りその中で爆発的に普及しているのがサッカーです。欧州発のスポーツは点数が入ることが前提とされ、合理的な動きをすることがそれへの近道となります。少し小難しく考えると近代という思考方法を前提としている競技だと考えられます。

その中でサッカーは異端児として存在しています。

その理由は大きく2点あります。まず、ピッチ上で各選手の持つ自由度が高いということ。そして、足でボールを扱うという他のスポーツとの違いゆえに(つまり「手」を使えないという)不確定性が高いところです。

一つ目に関しては例えば、守備においてどれだけフォーメーションを考え、システム的な合理性を追求しても、個の自由な創造力と技術において、いとも容易く状況を打開をされてしまいます。また限られた時間の中で刻一刻と状況が変化するピッチ上においては、誰に命令されることもなく(そんな時間もななく…)自らの頭で考え、数ある選択肢の中から最適なものを選択することが求められます。

二つ目の不確定性というのは、90分の試合において点数がほとんど入らないことが象徴的です。スコアが0-0、1-0、2-1などの試合がざらにありますよね。これは言い換えれば、失敗することが状態的なスポーツであるということです。パスミス、シュートミス、ピッチ上での立ち位置のミス、試合中のほとんどは失敗であり、だからこそ点数が入らないのです。そして、この失敗の根源的な原因は「足でボールを扱う」ことからきます。

わかり易く比較するには「野球」を思い出して頂ければいいのではないかと思います。手を使い、個人の自由度は制限されています。

改めて個人における自由度の高さ。足でボールを扱うことの不確実性。この2点が例外的にサッカーを熱狂的なスポーツにしている要素です。

そして、だからこそ世界にこれだけ普及したのではないかとも考えられるのです。先ほども言いましたが、多くのメジャーな競技は近代的な思想を背景としたルールの下でのプレイが求められます。となると、やはり欧米的な思想に馴染んだ個人の方が有利となり、結果、先進国が強いといういささか身も蓋もない話になってしまいます。

が、サッカーは先の2点が要因となり、近代的な思想の外にいる選手を生み出し、私たちを魅了することがあります。いくらでも名前を挙げられますが、それはブラジルのペレであり、アルゼンチンのマラドーナであり、ナイジェリアのオコチャであり、コロンビアのバルデラマでありと、彼らはピッチ上での創造性の高さと、巧みなボール捌きで世界を熱狂させたのです。

個人における自由度の高さと、足でボールを扱う不確実性を制するものがレジェンンドを生み出すんですね。
動画1 「マラドーナ」こそだと今でも信じてます

さて、昨日の開会式であまりにも興奮し、今日はフレンドマッチの決勝を見に行きました。少年サッカーのレベルが向上していることを感じるとともに、周囲の大人の方が熱くなっているという昔とかわらないグランドを眺め、サッカーの普及に改めて貢献していきたいと思いを新たにしました。

また、昔から変わらぬ方々が運営にあたられ、加えてその父母さんたちの熱い支援があっての大会だと改めて感じ頭が下がる思いでした。本当にご苦労様でございました。

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写真3 決勝を前に整列する両陣営。緊張ですね。

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写真4 トーナメント表


明日からは、定例会の委員会が続きます。私は明日の福祉病院委員会で質疑を行いますので、そのことはしっかりと書かせて頂きます。


それでは、また。

代表質問の全日程が終わりました。

2月28日から始まった議会の各派代表質問が終了しました。人数が多い最大会派からの質問順となり、自民清風会→民生クラブ→チャレンジ岡崎・無所属の会→公明党→共産党が平成28年度代表質問の順番でした。

12月議会では一般質問というのもがあり通告した全ての議員が発言をすることが出来たのですが、3月議会の代表質問では各派の代表しか質問をすることができません。加えて、答弁のルールも異なることになります。

一般質問は質問と答弁をあわせて50分という時間で行われます。質問の方法も一問一答方式と、一括質問一括答弁と、その併用方式の三つの方式から選択することができます。

他方、代表質問では方法は一括質問一括答弁方式だけですが、質問時間を質問者だけで50分使用できるという利点があります。一般質問では質問、答弁を合算して50分ですが、代表質問では質問50分、答弁無制限、となります。さらに質問は三次質問までという規則があります。これは1次質問でまず新年度における執行部の概要を大まかに質し、二次質問でさらに深く聞くところを選び、3次質問ではさらに問うということのが教科書的な流れになります。

実態はこんな感じです。

まず代表者が40分ほど淀みなく質問をだーっと述べつづけボールを執行部側に投げます。市政の方針、新年度予算、重点政策、などなどです。で、執行部側がそれについて答弁をします。ここで2時間ほどかかります。すると、またボールが代表者側に戻り二次質問を行います。これが10分弱。再びボールが執行部側に移り30分程の答弁があります。代表者は残り約2分。総括を述べて終わり。と、こんな感じのキャッチボールが緩急織り交ぜ行われます。だいたいこのやり取りで三時間半前後の時間が使われ一会派の質問が終了になります。

これが4会派あるので、どうしても長期戦になってしまうわけです。

さて、私たちの会派は3月1日の午後から3番手として初登壇させて頂きました。杉山代表が述べた冒頭部分を以下に掲載させて頂きます。全ての質問と答弁は議事録として議会HPから閲覧できるのですが、どうも時間がかかるようですので、とりあえず冒頭部分だけでもご高覧ください。

それでは、また。
■代表質問冒頭
私たち、チャレンジ岡崎・無所属の会は市民の皆様の「声なき声」を大切にする、今、流行りの言葉で言えば「市民ファースト」の会派です。市民の皆様の声を行政に届けて、皆さんの思いの詰まった岡崎にすることが我々の役目だと考えています。その思いからチャレンジ岡崎としてマニフェストを作成し日々活動をさせていただいております。12月議会も終わり、マニフェストに掲げている項目の1つでもあります、市政報告会を度々開催させていただいております。



 

岡崎市3月定例会が始まりました。

会期は3月24日までの25日間です。本会は新年度予算の審議もあり重要な定例会と位置付けられているのが本定例会です(毎回大事ですが…)。初日の議事は市長の提案説明から始まりました。

曰く、「平成29年度は、本市のこれからの100年の礎を築くための初年度であり、今後も都市としての魅力を高め、持続的に発展し続けることが重要であると考えるところであります」とのことです。

執行部の長がどのような思いで予算編成をしたのかをきっちりと理解していくことが、議会側としては重要なことであるので、まずはこれに沿って議題をチェックしていければと思います。 

さて、先日も記しましたが、今年度の予算規模は一般会計で1,233億円、特別会計、企業会計合わせると約2,473億円です。これは過去最大規模の予算編成でもあります。また現時点では58件の議案が提出されています。

明日、明後日は各派代表質問が行われ、我が会派は明日の午後の予定ですのでご注目頂ければ幸いです。ということで、2度目の定例会ですが自分たちの思いを持ちしっかりと臨んでいく所存です。ではまた逐次ご報告していきますので、よろしくお願い致します。

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 写真1 本会議室で議会が行われました(これは12月の写真ですが…)

みなさん。こんばんは。
岡崎市議会議員の小田たかゆきです。



さて、最近は3月定例会に向けての準備を進める日々を過ごしています。そもそも、いろいろな方に会うと、「議会というのはいつ開催されているんだ」と、お尋ねを頂く機会が多いのですが、岡崎市では3月、6月、9月、12月と3カ月毎に、年4回開催されています。(「岡崎市では」というのは他の自治体では通年議会という形で開催されているところや年4回でも月が異なる自治体もあるようです)

ついでに付け加えますと、12月議会を通してわかったことですが、だいたい会期というのは20日間前後で行われることになっているようです。

で、そのなかで最も重要性が高いと言われるのが3月議会だと言われています。こう言われるのは、新年度予算が今議会で審議されることに加え、会派代表者質問といわれる、書いて字のごとくなんですが、会派の代表による質問が許されるのがこの3月議会だけだからです。


代表質問は各会派が自らの目指すものを市政に問い質し、質問の観点をうまく使いながら暗に陽に自分たちの主張を織り交ぜていくという非常に慎み深くまた巧妙な手段が垣間見えたりします。

また市政全体の方針を問いただすことも多く、いわゆる大風呂敷を広げた俯瞰的な視点のやり取りが行われるのもこの代表者質問だといわれています。ビックピクチャーを話しあうのは聞いているだけでもワクワクするものです。

そして代表者質問もさることながら、3月議会が重要だと言われる以遠は、私たちの生活に直結する新年度予算が表明され、審議されるからです。


先日、各種報道機関でも発表があったように本年の新年度予算は一般会計で1,233億円でそれに特別会計・企業会計合わせると約2,473億円という予算が計上されているわけです。
平成29年度の予算の概要
未来を見据えたまちづくりを進める予算
岡崎市
http://www.city.okazaki.lg.jp/class/p021006_d/fil/01.pdf
ワクワクするのが予算書であるのですが、登場の仕方がなんとも唐突で、ある日会派の控室にいくと机の上にドカッと堆く積まれていました。さあっと、会派のなかで手分けをして一つ一つ見ていくのですが、これだけの膨大な量になるとなかなか目配せをすることが難しく、ましてや初めてのことで戸惑うことも多いわけで…

ただ、そうも言ってられないのでない頭をフル回転して担当から施策についての話を聞き、それを質問にして書き記し、また担当に投げる、というような自転車操業を繰り広げている最中であるわけです。


新年度予算書の審議。

今議会ではチャレンジ岡崎・無所属の会として初めて会長である杉山議員が代表質問に立つ機会もあります。選挙前から皆さんから集めた声を集めた政策、そして選挙後に出合った方々の声を集めた思いをしっかりと行政側に問いただしこれからの市政、そしてみなさんの思いが少しでも形になるようきっちりとした質問をしていくことがなによりの責務だと考えています。

明日は平成28年度補正予算のヒアリングで1日が暮れていきそうですが、ない頭をフル回転させて頑張っていきたいと思います。


それでは、また。 

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