愛知県でも有数の外国人集住地区である豊田市の保見団地へ視察にいってきました。
周知のとおり、先月からこの地区では連続放火事件が発生しておりいくつかの媒体で報じられました。残念ながら、現在のところ犯人の確保には至っておらず、一刻も早い犯人の特定、逮捕がのぞまれています。
連続放火は主に不法投棄されたゴミに火を放ったものででした。視察のさいはまだ事件の生々しい傷跡がいたるところに残る状況でした。
他方で、この放火の背景としてごみの放置問題が指摘されました。
今日は、放火事件発生後、自治会の役員をはじめとした住民や自治体職員で清掃をしたあとでしたが、それでも団地の共用部分を中心に、吸い殻やカップラーメンの容器からマットレスやテレビ、洗濯機などが捨てられ、放置されているところが散見されました。
また、団地の一部の壁にはだれがかいたものなのかいくつかの落書きを容易にみることができます。
保見団地は、こちらによると保見団地は90年代に日系ブラジル人が急増し、現在では計25棟ある団地は823世帯が暮らし、そのうち66%の547棟を外国人が占めています。当初から、言語や習慣をふくむ文化の違いが、ゴミ出しのルールや共用部の使用を含む生活の違いをうみ、それが自治会や多くの住民と軋轢をうんできた経緯をもちます。
いままでも、自治会や行政はゴミ出しのルールのポルトガル語での周知や、日系の方のボランティアによる住民への指導、助言により改善を試みてきたところですが、それでも「いたちごっご」になってしまう現状があるとのことでした。
また、話しあいでは、政策的な支援だけではなく、抜本的な解決には法律や県の条例の改定が必要であるところまで話がおよび、その通りだな〜と感じるものでした。
ただ、その一方で、ゴミ出し問題を含む共生に関わる課題は外国人のせいだけなのか、そこに責任をなすりつけるだけでいいのだろうかという疑問も頭をよぎるったので思い切って質問をさせていただきました。
答えはノー、とのこと。
残念ながら、マナーの悪い日本人もいるとのことでした。さきの壁への落書きもよく眺めると日本語での殴り書きもあり、けっして外国人「だけ」が迷惑行為、建物の毀損、不法投棄をしているわけではないのでしょう。
かくいうわたし自身だって、若い頃には数々の迷惑を隣人、マンションの管理人のひとにかけてきた1人ですから、彼ら彼女たちばかりを責めることはできないものです。
ともあれ、今回は県営住宅ゆえすぐにどうこうという権限をわたしが持ち合わせているわけではありませんが、それでも、今後増加が予想される外国人との共生はどうしても取り組まなけばならない課題です。
保見団地を他山の石として、ここ岡崎市でも取り組んでいきたいと思います。
それでは、また。
-------
Line公式アカウントはじめました〜!!
日々の情報はこちらでも発信しています。
↓ここを押してくださいね〜

周知のとおり、先月からこの地区では連続放火事件が発生しておりいくつかの媒体で報じられました。残念ながら、現在のところ犯人の確保には至っておらず、一刻も早い犯人の特定、逮捕がのぞまれています。
連続放火は主に不法投棄されたゴミに火を放ったものででした。視察のさいはまだ事件の生々しい傷跡がいたるところに残る状況でした。
他方で、この放火の背景としてごみの放置問題が指摘されました。
今日は、放火事件発生後、自治会の役員をはじめとした住民や自治体職員で清掃をしたあとでしたが、それでも団地の共用部分を中心に、吸い殻やカップラーメンの容器からマットレスやテレビ、洗濯機などが捨てられ、放置されているところが散見されました。
また、団地の一部の壁にはだれがかいたものなのかいくつかの落書きを容易にみることができます。
保見団地は、こちらによると保見団地は90年代に日系ブラジル人が急増し、現在では計25棟ある団地は823世帯が暮らし、そのうち66%の547棟を外国人が占めています。当初から、言語や習慣をふくむ文化の違いが、ゴミ出しのルールや共用部の使用を含む生活の違いをうみ、それが自治会や多くの住民と軋轢をうんできた経緯をもちます。
いままでも、自治会や行政はゴミ出しのルールのポルトガル語での周知や、日系の方のボランティアによる住民への指導、助言により改善を試みてきたところですが、それでも「いたちごっご」になってしまう現状があるとのことでした。
また、話しあいでは、政策的な支援だけではなく、抜本的な解決には法律や県の条例の改定が必要であるところまで話がおよび、その通りだな〜と感じるものでした。
ただ、その一方で、ゴミ出し問題を含む共生に関わる課題は外国人のせいだけなのか、そこに責任をなすりつけるだけでいいのだろうかという疑問も頭をよぎるったので思い切って質問をさせていただきました。
答えはノー、とのこと。
残念ながら、マナーの悪い日本人もいるとのことでした。さきの壁への落書きもよく眺めると日本語での殴り書きもあり、けっして外国人「だけ」が迷惑行為、建物の毀損、不法投棄をしているわけではないのでしょう。
かくいうわたし自身だって、若い頃には数々の迷惑を隣人、マンションの管理人のひとにかけてきた1人ですから、彼ら彼女たちばかりを責めることはできないものです。
ともあれ、今回は県営住宅ゆえすぐにどうこうという権限をわたしが持ち合わせているわけではありませんが、それでも、今後増加が予想される外国人との共生はどうしても取り組まなけばならない課題です。
保見団地を他山の石として、ここ岡崎市でも取り組んでいきたいと思います。
それでは、また。
-------
Line公式アカウントはじめました〜!!
日々の情報はこちらでも発信しています。
↓ここを押してくださいね〜
