中学生を相手に「読み聞かせ」をしてきました。
中学生、しかも中学3年生を対象にした読み聞かせということで、本当に迷ったのですが、あえて主題として「言葉」そして「謎」の2つに絞り以下、4点をピックアップしてきました。どこかで、いつか、ふとこの文章をみて「あーそういうことだったか」と彼ら、彼女らに感じて頂ければと思い書いておきます。
1冊目はこちらでした。
「言葉」は使い方により、とても自由です。単純な文字の組み合わせで、現実を相対化できる。るるる。
2冊目はこれでした。
こちらは「謎」です。いまのわたしたちからこれを読むととても堅苦しく、またどこか聖者っぽくて俗なわたしにはとても真似できない姿勢が描かれています。この「あるべき」「すべし」のような「〜べき」論とどのように向き合うのか、というより、そもそも、著者はそれを伝えようとしていたのか。そこを考えて欲しくて選びました。
3冊目はこれ。
この詩集に収められている「多言語話者のカント 息子は歌う」でした。今回の主題である「言語」と「謎」はこれを眺めながら思いつきました。たぶん、聞いているみなさんにはさっぱりわからなかったのではないでしょうか。というのも、読んでいるわたしもさっぱりわかっていません。笑
しかし、多言語の環境下で「母語」を得る過程がかくも屈折しており、かくも不可解な事態であることはなんとなくわかったのではないでしょうか。この「謎」を言語化していくためには、たぶんさまざまな経験を積まなければならないのではないかと信じています。ともに頑張りましょう。
最後はこちら。
これ読みながら「説教くさい」なーと感じてしまいましたが (司馬ファンのみなさますいません…)、年長世代、だけではなく経験を全く異にする人と出会いコミュニケーションを強いられる経験がきます(きっと)。そのさい自己のなかに他者へ開かれた「言葉」が蓄積されているか否かで諾否が決まる場面が、残酷ですが、あります。
というようなことをなんとなくでも伝えたくて本を選びました。しかし、「読み聞かせ」をするとこちらが勉強になることを発見する次第ですね。
ありがとうございました。
それでは、また。
中学生、しかも中学3年生を対象にした読み聞かせということで、本当に迷ったのですが、あえて主題として「言葉」そして「謎」の2つに絞り以下、4点をピックアップしてきました。どこかで、いつか、ふとこの文章をみて「あーそういうことだったか」と彼ら、彼女らに感じて頂ければと思い書いておきます。
1冊目はこちらでした。
「言葉」は使い方により、とても自由です。単純な文字の組み合わせで、現実を相対化できる。るるる。
2冊目はこれでした。
こちらは「謎」です。いまのわたしたちからこれを読むととても堅苦しく、またどこか聖者っぽくて俗なわたしにはとても真似できない姿勢が描かれています。この「あるべき」「すべし」のような「〜べき」論とどのように向き合うのか、というより、そもそも、著者はそれを伝えようとしていたのか。そこを考えて欲しくて選びました。
3冊目はこれ。
この詩集に収められている「多言語話者のカント 息子は歌う」でした。今回の主題である「言語」と「謎」はこれを眺めながら思いつきました。たぶん、聞いているみなさんにはさっぱりわからなかったのではないでしょうか。というのも、読んでいるわたしもさっぱりわかっていません。笑
しかし、多言語の環境下で「母語」を得る過程がかくも屈折しており、かくも不可解な事態であることはなんとなくわかったのではないでしょうか。この「謎」を言語化していくためには、たぶんさまざまな経験を積まなければならないのではないかと信じています。ともに頑張りましょう。
最後はこちら。
これ読みながら「説教くさい」なーと感じてしまいましたが (司馬ファンのみなさますいません…)、年長世代、だけではなく経験を全く異にする人と出会いコミュニケーションを強いられる経験がきます(きっと)。そのさい自己のなかに他者へ開かれた「言葉」が蓄積されているか否かで諾否が決まる場面が、残酷ですが、あります。
というようなことをなんとなくでも伝えたくて本を選びました。しかし、「読み聞かせ」をするとこちらが勉強になることを発見する次第ですね。
ありがとうございました。
それでは、また。