岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

2019/12

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

今日は昨日に続き、一般質問のご報告させていただきたいと思います。毎年の5月に開催される大会に中学校総合体育大会があります。

この総体でおこなわれる開会式の行進を見直すことの見解について質問をしました。この行進をするがために朝はやく家を出てかなりの拘束時間を強いられる生徒がいることや、行進の練習のために多くの時間が割かれている実情があるとのご指摘をいただいたことがこの質問に取り組んだきっかけでした。

本題に入る前に二つ確認したことがあり、ひとつは実施主体がどこなのかということ。これは岡崎市、教育委員会という当然のお答え。確認したかったことは、単市のおもいで変更ができることなのかということでした。

また、行進の指導要領等の記述についても確認しました(以後、引用符内は筆者のメモより作成したものであり当局の議事録ではありませんので悪しからず)。

「愛知県教育委員会が示している「集団行動指導の手引」によると、行進は「集団行動」の一つとして位置付けられている。さらに学習指導要領では「集団行動」の目的を「能率的で安全な集団としての行動の仕方を身に付けること」としており、「集団行動の指導の効果をあげるためには、保健体育科だけでなく、学校の教育活動全体において指導するよう配慮する必要がある」

とまあ、しっかりとその必要性と有用性が記されています。

ただ、この同じ県の手引には「指導上の留意事項」の記載もあり「集団行動の指導は…形式的な指導は避けなかえればならない」また「必要以上の時間を使用したりすることは、指導の観点から逸脱した指導であるといってよい」と記載されてもいます。

なかなか煮え切らない議論ですが、端的にいえば、すくなくとも「総体の行進の是非」は本市の教育委員会の考え方でどうにでもなる、そうわたしは理解し、負担軽減のためにも行進を見直すべきではないかと質しました。

教育活動で子どもが充実感や成就感を味わうことは大切なことであり、その積み重ねがよりよい成長につながると考える。総合体育大会の開会式も、そういった大切な場のひとつであると捉えている。入場行進に参加する選手団の中には、選手として試合に出場する生徒だけではなく、試合に出場できない生徒たちも含まれる。
応援団は、これまでひたむきに練習に取り組んできた全ての選手を、一丸となって称える。こうして市内21校の選手団、応援団が気持ちを一つにして作り上げる生徒たちの活躍の場、発表の場である開会式は、子どもたちが大きな充実感と成就感を得る機会となっており、教育的価値があると考えている。 
ただ、極端に時間をかけるなどといった過度な練習は適切ではないと考えている。今年度は多くの学校が行進練習を短くすることで、生徒や教師の負担を少なくしている。今後も子どもたちにとってより意義深く感動的なものとなるよう努めていく。

行進の見直しについては「充実感と成就感を得る機会」であり「教育的価値」があるとの回答であり見直しは難しいが、生徒や教師の負担を少なくしつつ取り組んでいきたい。

そのような主旨の方向性が示されることとなり、残念ながらわたしの思うところとは相容れない回答ではありますが、これは「負担」と「教育的価値」というまったく異なるものを比較するというかなりアクロバットな議論なので「仕方ない」と思っています。

かりにわたしがこの行進の見直しを強く求めるのならば、二つの方向性がありました(結局ここからは質問としてはやっていません。余談です笑)。

ひとつは「負担」というところに論点を絞り、そこの数値を示していただくというものです。たぶんこのような数字はとってないので公表が難しいとともに、この議論の前提であるそもそもこの「負担」は負担なのか、という議論をしなければなりません。数字なく負担感を論じても行き着く先は主観的なものにしかならないでしょう。

もう一方の道行きとしては、行進の「教育的価値」について論じる方向性です。

当然、見直しを求めるわたしの方はそれには価値がないとしつつ、問答をつづけていくこととなります。こっちの戦略も悪くはないのですが、正直、行進の価値を数字的に論じることは難しく、ましてや多くの方々には記憶としてなにかしらがある事柄だけに、最終的には好悪の水掛け論に終始してしまう気がしてなりません。

ということで今回は、どちらが「正しい」ということではなく、まあ双方折り合いをつけ、落とし所として「過度な練習(負担の軽減)」は避けつつも、「意義深く感動的(教育的価値)」を提供できるようにしていくというところでいいのではないかと思っています(そしてそういう落ちになっています)。

余談の方が長くなりそうですが、総体の行進だけではなく、さまざまな負担を軽減していく方策をこれからも提案できればと思います。

それでは。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

本日、一般質問に登壇してきました。ひとつひとつ長くなりそうであれですが、まずは、キッズデイズについてどのように評価していのかについて教育委員会に質問をしました。

議論の前提として、今年のキッズデイズ実施後に教育委員会がおこなったアンケートがあります。

このアンケートは無作為に抽出した学校でおこなわれており、対象者は小学校3年生、小学校6年生、中学校2年生の保護者で、結果は、全体で回答数が450件ほどで、キッズデイズを「理解できる」「少し理解できる」と回答した方の割合は、小学校3年生の保護者で約95%、小学校6年生の保護者で約94%、中学校2年生の保護者で約73%となったとのことでした。

この数字をみると、大方の方が今回の決定には理解を示していることが伺えます。

もちろん統計のとり方や設問設定のありかたなど、それこそさまざまにご指摘があるかもしれませんが、やはりまずはこの数字を土台に議論を進めていくことが必要です。

そうなりますと、やはり今回の決定は「評価できる」ものであったといえそうです。

ただ、急いで付け加えますが、このブログをはじめ多くの方々から厳しいご意見があったことも承知しています。

それは大きくわけ3つでした。
1.そもそも小学校の部活動は必要ない
2.ひとり親や共働き世帯などでは平日の連休で子どもの預け先に困る
3.中学校の新人戦が平日へ変更となったことで、保護者が観戦できない
そこで、順に以上について本日質したことを記していきたいと思います。

1.そもそも小学校の部活動は必要ない

これはいただいたご意見の前提にあった問題意識だと認識していますが、部活動のありかたそれ自体に問題を持っている方が少なからずおり、今回のキッズデイズの設定は、部活動の大会存続を前提にした決定であることに疑義を持っている方からのものでした。

こちらについては、つまり部活動の方向性については、今回わたしの方から質問はしていませんが、他の議員の質問の回答として「小学校の部活動の廃止は現在のところ検討していないこと」「いずれにしても子どもたちの居場所のあり方を整えることが優先」という主旨の発言があり、岡崎市は部活動について存続の考えを明確に示されることとなりました。

2.ひとり親や共働き世帯などでは平日の連休で子どもの預け先に困る

こちらに関して先のアンケートの結果からも見え隠れするところであり、小学校3年生の子どもがキッズデイズの平日の間一人で家で過ごしたという回答が複数ありました。

そこで、平日の子どもの預け先についてはどうしていくのかという質問をしたところ、概ね以下のような回答でした(これ以後、答弁を引用符付きでしましますが、これはわたしのメモから起こしたものであり、正確な議事録ではありませんので悪しからず)。
アンケート結果からキッズデイズの平日の昼間に1人で過ごした児童生徒が一定程度いたことが分かった。そこで、来年度、各家庭が計画的にキッズデイズを活用することができるよう、昨年度より早く周知することにした。
具体的には、11月末に報道発表をし、12月の市政だよりに掲載することで、広く市民にお知らせした。また、12月中に各小中学校から、保護者のみなさんにも周知できるようにする。さらに、本年度同様、子供の居場所の選択肢の1つとして、学区こどもの家や児童育成センターの終日開所を依頼したところである。
今後も、キッズデイズが子供たちにとってよりよいものになるよう努めていきたい。
早めの周知。ということになるのですが、現状のところ、預け先として市が準備できるのは育成センターとこどもの家になりそうです。

3.中学校の新人戦が平日へ変更となったことで、保護者が観戦できない

こちらについては、可能性としてキッズデイズを土日月火水にできないかということを提案をしました。

これは保護者にとり、休日に大会が開催されることで平日休みを取りづらい世帯にとっては有効であり、また、教員にとっても土日に天候不順さえなければ、そこで大会が終わり心置きなく平日の休日を楽しめるのではないかというものです。

しかし、回答はこうでした。
10月初旬の土曜日と日曜日には、幼稚園・保育園などの行事が予定されており、それらの行事に影響がないように配慮した。また、大会初日は競技数が多く、児童生徒が使用する為に多くのバスの確保が必要である。しかし、行楽シーズンに当たる10月初旬の休日に、バスを確保することは、大変困難で、休日の料金は平日よりも割高である。以上の理由から、キッズデイズを平日開催とした。
ということで、わたしがこの間いただいたご意見にたいし一般質問で質してたわけですが、なかなか厳しい回答ばかりであったことを認めなければなりません。

「で、お前はどうなんだ」

さて、ここまではなるべくみなさんから頂いた疑義にお答えするかたちをとってきましたが、「そういうお前はどうなんだ」という話しをさせていただきたいと思います。

わたしとしては、当初よりこのキッズデイズの決定にたいしては評価をするという立場をとってきました。それは、部活動の大会の存続を前提にするならば、真夏の大会を避けることは大切なことであり、それが10月であることも天候、日程を考慮するばベターであると思います。

土日開催については、他団体との関係もありスケジュール的に厳しいもんであることを認めなければならないでしょう。

大枠としては賛成ですが、ただ、その一方で、いわゆるひとり親世帯や共働き世帯へのしわ寄せがいっている現状にたいしてはしっかりとした対策が必要であることにも、途中から気づかされました。

そこにたいしては、上記の対応しかいまのところないわけですが、それでもしっかりと考慮した対応をしていただけるようこれからも注視していかなければならないと考えています。


さて、

前述したとおり来年度キッズデイズの実施は決まっています。またぜひご意見をいただければ幸いです。




それでは、また。


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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

本日も一般質問がおこなわれ、5人の議員の方が登壇しました。

ということで、今回も備忘録としてここに記していこうとしているのですが、最初に明記しておかなければならないのは、昨日このブログでもお伝えした通り、杉浦議員の質問に答える形で内田市長が3選目の出馬にむけ表明をおこなったことです。

いままでの「成果」と「今後」という流れでそれぞれに答えつつの出馬表明となりました。

そこで、まずそのざっとまとめてみると、
(1)成果
・前回の市長選のさいに掲げた公約の9割は達成できる見込みとなった
・堅実な財政運営を続けてきた。任期7.5年間で歳入を70億円増加。市債を100億円減少させた。
・リバーフロント計画(事業費の半分ほどが国費、県費)のように市長は国から予算をいかに取れるかが市長の評価とも言われる。その線での実績は手前味噌だが、ある。
・福祉における自治体の役割は国の大きな制度をいかに地に足をつけて実行するかにある。その限りでは円滑にすすめてきた。
・子育ては病児保育、放課後児童等展開してきた。また教育はタブレット、ICT、エアコンを展開。

(2)今後
・将来世代に負担を残さない堅実な財政運営を基本としつつ、福祉医療教育という基盤的な施策を展開することは当然
・その上で、進めてきたハード事業はソフト事業が伴うことが本来の目的であり、その完成にむけてこれから歩んでいきたい

・今後の大きい方向性は2つ

1.民間のノウハウを活かしたまちづくりを進めることで、結果的に市の税収が伸びる仕組 みづくり
2.広域連携の推進-広域で必要となる施設などは名古屋市の「名古屋尾張共和国」のよう な仕組みで負担していく仕組みづくり。

・もちろん中心部だけではなく、東西南北のまちづくりをこれからも進めていきたい
というものであったように記憶しています(あくまで小田のメモです。言い回し等や細かいところは相違があるかもしれませんので悪しからず)。

3期目への出馬ですので、実績とそのうえにたった現実的な展望が公約へとなっていくことがここからは拝察されます。とはいえ、本日発表されたばかりです。わたしとしては、まずはきっちりと実績の評価をしてみたいと思います。

さて、ほかにも一般質問はつづいたわけですが、八丁味噌に関する地理的表示保護制度について現状が問われました。加えて、本日も小中学校の部活動についてあらためて確認がおこなわれるなど、注目度が伺われました。

また、LGBTQといった性的マイノリティーにたいする岡崎市の考え方、進め方も質されました。ここは、まだまだというところです。

さて、ということで、本日3日目の一般質問が終わりました。

いよいよ、明日は最終日。5名の方が登壇されます。

不肖、わたくしも明日の11時ごろより登壇する予定となっております。緊張は隠せませんが、しっかりと最後まで準備をして臨みたいとおもいます。

それでは。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

本日も一般質問二日目がおこなわれ6名の方が登壇され、多岐にわたる質問が展開されました。

ということで、本日もわたしが気になったところをざっと備忘録として記載しておきます。

岡崎市体育館(通称六名体育館)にエアコンを設置してはどうかという質問がありましたが、当局の回答は予算の問題があり芳しいものではありませんでした。

つぎに、犯罪者被害者支援のための条例、体制づくりについての質問は前向きな回答であったと記憶しています。岡崎市をふくめたこの地域はかなり犯罪率が高いこともわかりました。こちらは前向きな回答でしたので、今後の展開に期待したいところです。

康生通りの社会実験にかんする当局の分析も回答されました。デザインが良くない部分があったということでしたが、その通りですね。こちらも今後の展開に期待したいと思います。

さて、明日も一般質問が続きます。登壇者は5人です。



本日付の中日新聞では明日の一般質問で市長が3選に向けて出馬表明をするとの報道があり、そこについても注目があつまりそうです。

ということで、また。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。
本日より岡崎市12月定例会が開会となりました。会期は12/20までの19日間で、条例案、一部条例改正案、補正予算などを含む43件の議案が審議されていくことになります。議案についてはまた後々ここでも書いていきたいと思います。

定例会といえば、まずは一般質問からが恒例であり、本日も4人の方が登壇され、さまざまなことが論じられました。せっかくですので、いくつか気になる議論をここで記しておきたいと思います(なお数字等はあくまでメモったものですので、正確でないかもしれませんがその点はご容赦ください)。

まずはコンベンション施設の建設について質問がありました。太陽の城跡地に建設を進める案がでてきたのが今年の2月ごろだったでしょうか。そのさい「経済効果は約320億円」であると答弁があったわけですが、今回はこの経済効果を算出するために用いたモデルの妥当性と効果算定のために用いた数値の妥当性について質問がなされました。当局は前者については妥当なモデルであり、後者については、今後の事業者選定に影響することが考えられるので、答えは差し控えるというものでした。

いずれにしても、今回の補正予算でコンベンションホールの予算は債務負担行為として上程されていますので、今議会ではこちらはさらに突っ込んだ議論となりそうです。

つぎに、災害時の「福祉避難所」についての質問がありました。災害時に乳幼児や高齢者、また障がい者等、要配慮者の避難先として想定されている福祉避難所ですが、岡崎市ではどのように設置が想定されているか、あらためて確認がなされました。福祉避難所は協定を結ぶ17法人、39施設で想定されており、受入可能な人数は1500人弱とされています。これに、市内5か所の特別支援学校等がふくまれ全体では2000人強となります。

利用の流れは、まずは指定避難所へ避難。その後、要配慮者のなかで必要である人を選定、その後福祉避難所へ解除者1名とともに移動、避難という流れになっています。

拝聴しつつ、いささかこの流れは現実的ではないんじゃないかと思ったわけですが、これについてはまた機会をみて担当課へ確認してみたいと思います。

最後に。ストリートピアノについて「検討していきたい」とする前向きな答弁があったことも付記しておきます。

上記のことを含むさまざまなことが論じられた1日目でした。みんさんおつかれさまでした。

明日も続きます。

それでは。



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