岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

2019/07

今日から視察として富山市へ。

名古屋から「ワイドビューひだ」に揺られること4時間あまり。途中の高山駅からは、大きなバックパックやキャリーケースを抱えた外国人観光客がぞろぞろと乗り込み、日本海側を移動するツーリストはかくも多くいるのかと驚いてしましました。のちにこのことを富山市役所のかたに伺ったところ「富山は通過するだけで、金沢か東北に移動していくだけなんです」と、微笑まじりに教えていただきました。

さて、富山市は県庁所在地であり人口約42万人の都市である一方で、北アルプス立山連峰をふくむ多様な地形を抱える広大な市域を有しています。

その富山が先進事例として全国に名を馳せるのが、LRT(次世代型路面電車)「富山ライトレール」や市内電車の環状化をふくむ公共交通網の整備と、それにともなう、コンパクトシティの構築です。

どの都市もそうですが、少子高齢化、人口減少社会の到来においては拡散した都市を、ぎゅっと縮め、社会インフラを効率的に維持管理していくことが求められています。そして、その方法のひとつとしてコンパクトシティがいいとされています。

コンパクトシティとは単純にいえば、ぐっと市域を縮めて、行政効率をあげることを目的とした都市です。単純に言えば、歩いて用事を済ますことができる範囲になんでもある街であり、一人暮らしの万年床まわりののような都市をつくりあげる構想です。これができればインフラと呼ばれる道、上下水道、橋、除雪などは管理する面積が小さくなればなるほど、維持管理費を抑えることができるからです。

そのようなコンパクトシティを構想するエリアをいくつか定め、そのエリア間を公共交通網でつなぐこと、「団子と串」構造をつくりあげていくことに富山市は力をいれています。

またコンパクトシティは中心市街地を再活性化するにも有効だとされています。

いつの時代も、ひとはぶらぶらしたら、座ったり、お茶したり、お酒を飲むことが好きなものです。人口の集積が進み、公共交通がシームレスに繋がる小さな街では、相対的にそれを政策として戦略的に取り組むことが可能となります。

で、視察の詳しい内容は先進事例よろしく、さまざまなところで取り上げられ、詳しく紹介されているのでそちらを見てもらうこととし、視察で伺ったのは「そうはいっても難しいこともある」というヒアリング内容です。
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富山市の構想は、まだ途中です。

駅舎の改築や路面電車の南北接続などの工事がいままさに進んでいるところでにもかかわらず、統計的な数字は上々でした。少なくとも、各公共交通の増便により利用者の増加、中心市街地への人口集積はすすむとともに、地価も上昇しています。新幹線開業の影響が強いとはいえ駅前をふくむ中心市街地は民間資本の投入がおこり好循環が伺えました。

が、その一方で、市民の不満としては公共交通の不備が指摘されていることや、中心市街地の高齢化が一層すすむ、他方で、若年層は郊外へ住宅を求めている現状などがあります。

コンパクトシティ先進地においても公共交通の不備が市民の不満としてあげられていることに、率直に驚くとともに、都市計画の評価の難しさをあらためて感じるものでした。

ということで、まだまだこれからの部分もある富山市さんですが、それでも大変興味深い構想であることには間違いありません。

今回、お忙しいなかを時間をさき説明してくださった当局の方々にはあらためて感謝いたします。

ありがとうございました。


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西尾市で開催された、幡豆ストーンカップに参加してきました。

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23回目をむかえるこちらの大会は、イカダレースがメインのイベントです。

前日の台風の影響もなく、暑すぎるくらいの温度でしたが、当日は波も穏やかで絶好の大会日和でした。ストーンカップは、各チーム自前のイカダを準備し、数名が乗り込み、ひたすらパドルで漕ぎながらゴールを目指す、素人にはハードなレースです。

それでも、みんなで朝からわいわいとやることが楽しく、1日楽しませていただきました。

みなさん、お疲れ様でした。

それにしても、日焼けが痛い…笑

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籠田公園がリニューアルオープンしました。

昨日(7/25日)の17時から解禁となった籠田公園にさっそく昨日いってきました。
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南からながめるとこんな感じになっています。
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芝生がいいかんじです。写真左側は屋根があり、デッキがあり、遊具があり、椅子があり、噴水があるなど、子どもたちが走り回ることが可能であるとともに、大人でもゆっくりと過ごせるようになっています。

南側からはこんなかんじです。

レベル差がある地面をいくつかの屋根を架けることでまとまりのあるかたちになっています。
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デッキに囲まれた部分は窪地になっており、小さい子でも走れる形に。
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噴水が間欠的にでて、水遊びができます。
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レベル差があることで、座ったり、歩いたり、走ったりすることが楽しそうな設計です。
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遊具も綺麗になりました。
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北から南をながめるとこんな感じです。公園の東側にはステージが設置されており、その南側にはトイレがあります。
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トイレも片流れの屋根で洒落乙です。
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全体の俯瞰ではこんな感じです。
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写真にはありませんでしたが、北側には少し小高い山が築かれ、さまざまな使用方法ができそうな場所となっています。

籠田公園の完成を嚆矢に、近日中にこのエリアの多くの公共建築物が日の目をみていくことになります。中央緑道の改装、人道橋の建設、東岡崎駅北東街区の整備です。

どれもこれも拙速に評価をすることなく、すこし長い時間軸で考えていきたいと思っています。

なにはともあれ、一度訪れて見ていただけるといいのかなと思います。


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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆき(@odatakayuki1984)です。

今日はここ最近いただいたイベント情報のまとめて発信いたします。


まずは再掲ですが、明日(7/26)の金曜日におこなわれる「岡崎ビアガーデン」。

【イベント名】
岡崎ビアガーデン
【日時】
7/26(金)17:00~20:30
【場所】
出会いの杜公園(JR岡崎駅東口すぐ)
【内容】
とりあえず飲みたいひと向けw

スクリーンショット 2019-07-09 17.22.03


つづいて、明日(7/26)リニューアルとなる籠田公園でおこなわれる「夏祭り」です。

【イベント名】
籠田公園夏祭り
【日時】
8/10(土)~13(月祝)9:00~20:00
【場所】
籠田公園
【内容】
毎夜の盆踊りに加え、マルシェもあり

籠田公園夏祭り

籠田公園夏祭り2

ここからは、少し内容も硬めですが、10月におこなわれる講演会です。講師はテレビなどでマルチに活躍されている元経済産業省の岸博幸で、演題は「個々の危機を乗り越える自己防衛と稼ぎ力」というもの。

【イベント名】
定期講演会
【日時】
10/04(金)18:30~20:00
【入場料】
2000円
【場所】
岡崎市民会館
【内容】
固そうな内容ですが「読書の秋」にはぴったり

1004アイビス会定期講演会

最後にやはり話しにはオチが必要ということで、落語のお知らせです。

【イベント名】
岡崎せきれい寄席
【日時】
10/20(日)13:30~15:30
【入場料】
前売り2,500円
【場所】
岡崎市せきれいホール
【内容】
桂鷹治さんは岡崎出身
1020岡崎せきれい寄席

以上、4つほど今後行われるイベント情報をおおくりしました。

後段2つについては、小田高之までご連絡いただければチケットをご用意させていただくことも可能ですので、お申し付けください。

ここで扱ったお知らせは、なにかしらイベントに関係している方、応援している方から寄せられたものです。もし「これも情報発信てつだって!」ということがありましたら、教えていただければ微力ながらお手伝いいたしますので、お申し付けください。

それでは、また。


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議員が倫理的に反する行為をしたさい、議会はどうすることができるのか。

昨今、議員によるパワハラやセクハラだけでなく、SNSによる暴言、誹謗中傷などの事件を耳にすることがあります。それらを防ぐために、議員ひとりひとりが倫理観を持ち、選ばれたものであるという意識のもとで日々の生活をおくることはもちろんのこと、他方で、そのような行為をおこなったものに対し、議会はどのような態度をとることができるのか、とるべきなのか。

本日、おこなわれた議員研修会の主旨はそのようなものでした。

いま、巷間を騒がせている芸能事務所とタレントさんとの一連のプロセスとも似たような問題もあり、以上に興味深く聞かせていただきました。

議員がおこなった非倫理的な行為において、有権者のひとが納得できないのは、いわゆる懲罰が「ない」ことではないでしょうか。

セクハラしようが、パワハラしようが、SNSで暴言をはこうが、それらがどれほど悪質なものであっても議員が解職させられることはありません(議会外の活動におけるものという条件付きです)。

これは、議員が選挙で選ばれたものであり、民主主義のなかで言論の自由が担保さているかぎり必要なものではあるその一方で、会社組織のロジックからみるととても不可解に映るはずです。

「あんなことをしたのに、やめなくていいわけ?!」

法律上、議会外の行為で議員の解職を迫るには、有権者による署名という方法しかありません。それは歴史的な経緯をかんがえれば仕方ないところもあります。

議会側にできることは限られ、条例にもとづき調査委員会を立ち上げること、それでも結果がでなければ、100条委員会とよばれる強い権限を持つ組織を議会内にたちあげ、調査することがあります。

これは、有権者にオープンな場所で事の経緯を調査し開示し、納得をしてもらうことです。

そして最終的には議会としては、辞職勧告決議を出し、その議員にたいし「このような理由で辞職していただけないか」と促すことになるでしょう。

それでも、その議員が続けることを選択すれば、もうそれ以上に議会としてはペナルティを与えることはできなくなるのです。

斯様に議員という立場はある意味では非常に強固な部分があります。だからこそ、誰よりも高い政治倫理をもち、活動をしていくことが必要です。

本日の勉強会をきにあらためて我が身を振り返りたいと思います。


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参議院選挙の結果がでました。



これによれば、改選後の結果を含め、参院は与党である自民・公明両党で手堅く過半数を維持することで、引き続き盤石な政権基盤を印象付ける結果です。

投票率は著しく下がり、全国平均は選挙区で48.8%でした。

岡崎市の参議院の結果は以下のリンクです。



投票率は選挙区で51.6%で全国平均よりは3ポイントほど高くなっていますが、前回と比較すると7ポイントほどダウンで、低い投票率であったことが岡崎市でも浮き彫りになった結果となりました。

残念なことです。

しかし、すこし俯瞰してみれば、投票率の低下はどの選挙にもあらわれ、ある意味では「当たり前」の状況になっています。

もう毎回低い。

その理由は、メディア、政治、教育に問題があると指摘されています。

そうなんでしょう。

ただ、いまやれること、自分の立場からできることはとても限られています。

それらを諦めることなく続けていくことが、すこしでも興味をもっていただける一助になると信じてこれからも活動を続けていきたいと思います。

それでは、また。


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参議院選挙の投開票日だった本日、いや昨日ですが、開票立会人の任をうけ、先ほどまで中央総合公園の武道館に箱詰めになっていました。

開票立会人とは各候補者の陣営から選出された人で、開票が公正におこなわれているかを見守るのが任務です。

じつは、今回がはじめてではなく、以前に一度だけこのお役目をいただいたことがありました。

依頼があったさい、以前の経験をもとに二つ返事で軽く受けたのが、ながい一日のはじまりでした…


どの選挙でも、投開票日は20時に蓋が閉まります。

各投票所に置かれているそれらの箱が開票所となる中央総合公園に運びこまれます。われわれ立会人は、その最中である20時30分に中総につどい、説明を受け、立会人席に案内されます。

21時。

一斉に箱が開けられ、開票がはじまります。

ご存知のように、参議院議員選挙の投票用紙は愛知県選挙区と全国比例の2枚です。

開かれた票が、前者は候補者名ごとに分けられ、数え、束にされ、後者は各政党名または候補者名に分けられ、同様の処理がなされます。

お気づきのことかと思いますが、長い一日になる原因はこの全国比例の開票にとても時間がかかるからです(終わったのは朝の4時すぎでした)。

今回の全国比例の候補者は155人、これに政党名をくわえると168通りのパターンになります。それをざっと、政党と候補者名に分ける。政党名の票を数えるその一方で、候補者名を「あいうえお順」に並びかえ数え上げる。これに加え、白票や判読不能、識別困難な票をひとつひとつ分類します。そして立会人がそれをチェックし、最終的には選挙管理人が判定し確定票となるのです。

前回立会人をやったのは愛知県知事選挙であり、投票用紙は1枚、候補者は2~3名だったと記憶しています。そうだったからこそ、23時前にはすべてがおわり日付が変わる前には帰宅することができました。

それと比べると参議院選挙の投開票はほんとうに長い1日でした。

とはいえ、各政党、各候補者が全力で取り組んできたすべての結果がこの開票で決することになるのです。瑕疵なく、公平にすすめられるのがまずはなにより重要です。

その点からは間違いなく、順調に開票がすすんだことと思います。

候補者をはじめ、各陣営、そして、開票した職員のみなさま、ほんとうにお疲れ様でした。

会場からでると東の空の雲間からうっすらと曙光がさしていました。

岡崎市平和記念式に参列してきました。
岡崎空襲から明日で74年となります。

さきの空襲では、280名ちかくの人々がお亡くなりになったとのことです。

ここに戦没者、戦死者の御霊にあらためて哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方々のご多幸をこころよりお祈りいたします。

さきの戦争から74年という月日が過ぎ去ろうとしていくなかで、わたしたちは今後どう向き合えばいいのか、そんなことを手を合わせつつ、あらためて考えさせられる機会でした。

正直に告白をすれば、太平洋戦争にかかわる語りや映像をみることが、否応無しに苦手です。

これはまちがいなく幼少期の記憶にあります。

なぜその時間に起きていたのかいまとなっては定かではありませんが、幼きわたしの目に偶然飛び込んできた、特攻隊の映画がありました。

そこには、ブラウン管に白黒で写されたシーンがあり、いく筋もの弾丸のなかを、操縦桿を握りしめた若きパイロットが「おかさ〜ん」と叫びながら一直線に米国の戦艦へ落ちていきました。

たったこれだけのことなのですが、これが、のちのわたしに太平洋戦争へ向き合うことを抑圧することになります。

なぜなのか、暫くはわかりませんでしたが、戦争の話しからは耳を塞ぎ、戦争の映像からは目を逸らすようにしていました。

いま思えば、実存的な不安をはじめて自覚した、そういうことだと考えるのですが、当時の幼き頭では、不安と戦争を切り離してかんがえることができず、わたしのなかで戦争が圧倒的な死への恐怖として迫り来るものだったのです。

残念なことに、そう考えられるようになったのは、もう成人した後であり、学校で歴史を学ぶには遅すぎる年齢となっていました。

なんだか個人的なことを話しすぎて恥ずかしいのでこれ以上はやめますが、思うところは、そろそろ太平洋戦とはなんだったのか、どう向き合えばいいのか、しっかりと対峙しなければならいということです。

それをお約束しつつ、戦没者の方へあらためて哀悼の意を表します。


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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

これを書いている19時:18分現在、市内のいくつかの場所で豪雨により浸水警報装置が発砲したとの情報が入っています。

いまは、この程度でおさまることを祈るとともに、どうかみなさん、お気をつけいただきたいと思います。

さて、本日、参議院選挙の期日前投票にいってきました。
今回の参議院選挙における岡崎市内の期日前投票所は、いつもと同様に、市役所や支所・市民センター、そして本日18日木曜日からはイオン岡崎内に設けられています。
期日前投票は事前に送られてくる投票入場券がなくとも、その場で宣誓書にサインするだけで簡単に投票することが可能でたいへん便利なわけです。

わたしも市役所の期日前投票所に「手ぶら」でむかいました。

まず投票所にいくと、係の人に「入場券はお持ちですか」と聞かれます。「ないです」と答えると笑顔で側の机に案内され、そこで宣誓書を記載します。

書くのは、名前、住所、生年月日に、なぜ期日前に来たのかその理由を選び丸をつけるだけです。

それを書き終え、係の人に提出すれば、一枚目の投票用紙がもらえます。ここからは、当日の投票とかわりない流れですすみ、ものの5分もかからずに終わりました。

ぜひ、この日曜日にお忙しいかたは事前投票にお出かけください。詳しくは市のHPでご覧いただけるので、そちらをのぞいていただければとおもいます。

さて、今回の参議院選挙。

個人的には、なかなか争点を見出すのが難しいというのが率直な感想です。政権選択選挙ではなく、そのうえ、事前の報道等を見る限り、与党の参議院における過半数の確保はまちがいないという情勢で、いまいち盛り上がりにかけるものです。

選挙戦終盤にいたり各種メディア報道をみても情勢にとくだんの変化はなく、このまま与党が過半数をとる雰囲気もそれに拍車をかけています。

また、(当然ですが)与野党ともに訴えている政策は以前からの延長線上のものが多い印象で、これだというのが見当たらない。

強いていえば、リベラル勢力が財政規律をある程度緩めてでも(いわゆる「反緊縮」)、再分配の対象の拡大(とくに子育て世代や就職氷河期世代)とその量の増加を訴えており、それがどれくらいの訴求力があるかはひとつ見所かもしれません。

もちろん、個々の政策における力点の違いや候補者の違いもあり、ミクロでみれば違いはあるので、そこらへんは有権者の判断がわかれるところではあるとは思いますが。

と、なかなか「ここだ」というのは言いづらく、争点が見えにくいのですが、たとえ白票でも投票に行くことには意味があると思いますので、ぜひ、足を運んでいただければ幸いです。

それでは、また。

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参議院比例区に出馬している川田龍平候補が岡崎へきました。

候補者は1995年に当時19歳にもかかわらず、原告団の一員として薬害エイズ訴訟にのぞみ、そのさい実名をさらしたことで薬害エイズ訴訟における象徴的な存在となった方です。その後は参議院として2期12年の経験を経て、今回3期目の挑戦とのことでした。

議員としては一貫して「命を守る」をテーマに選び、薬害の問題から、農薬、食の安全、原発など、身近な生活のなかに潜む危険を法的に抑止する活動を取り組んでこられたそうです。

また、妻である堤未果さんはいくつかのベストセラーを持つジャーナリストであり、最近では著書「日本が売られる」が話題となりました。そこには、水道法の改正や、種子法の改正など、いきすぎた規制緩和にたいする疑義や不信が描かれています。

選挙戦も残り少ない時間にもかかわらず、夫婦揃っての来岡でしたので、川田さんの支援者だけではなく堤ファンも会場に散見されたのが印象的でした。

川田さん、がんばって欲しいとおもいます。


ただ、すこしだけ誤解があるな〜と感じたのは、演説後に会場から堤さんに向けられた質問に、岡崎は改正水道民営化法の適用を目指すトップランナーであるという発言があったことです。

そこまではっきりとは仰っていませんでしたが、主旨としては、岡崎の水道事業が民間委託、またはコンセッション方式に名乗りをあげる可能性を十分に孕んでいる、そういうことだと拝察しましたが、これはいささか勇み足な主張ではないかと感じるものです。

というのは、経緯はながくなるので割愛しますが、今年の3月議会においてすくなくとも2つの会派から同様の質問があり当局側は明確に「現状では検討していない」と答弁しています。

額面通りに受け止めれば、岡崎市は「水をつくる部分」の民営化は考えていない、そういえます。


当局の答弁なんて信用できない。裏では事が進んでいるんだろう。

と、訝しむ声を他方から聞いたこともありますが、これはもうとりあえず、公の場で述べたことを信じるしかない、というか、それなしでは議論はできないので、その土台は信じてくださいというしかありません。

大事なことは岡崎市は少なくとも水をつくる事業の民営化は考えていないということです。

水は命にかかわるものであり、それを公共が担うのは当然の責務です。かりに、民営化の話がすすんでいるとすれば、それには慎重な判断をしなければならないことは言うまでもありません。

ただ、現状そうではありません。

ここには誤解がまだまだあるんだな〜ということを痛切に感じるとともに、わたしの情報発信が足りていないことを反省しました。

3月議会の議事録が出てきたさいあらためて詳しくそのさいのやりとりを追いかけてみたいと思います。

では。

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