岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

2018/06

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3月議会の議事録が市議会HPにアップされていましたので、代表質問の質問と答弁をまとめたものを作成しました。

【代表質問】3月議会- 1.平成30年度の予算編成について/ 2.本市の人口のいまとこれからについて/3.本市と民間が連携して進める、これからの公共サービスについて/4.総合政策各論について

http://www.odatakayuki.com/gikaihoukoku/2018-03-03-162.html

なるべく見てわかりやすいように、編集したものです。

たぶん、議事録をご覧になるより見やすい仕上がりになっていると思いますが、それでも文字が羅列されているだけですので、難儀かもしれません…

とりあえず、通告を眺めていただき、そのあと、「はじめに」と題された部分。そして、あとは興味に従って適当に読んで頂ければと思います。

議事録の作成は膨大な作業であり大変だと思うのですが、AIなどの活用により作成が迅速に、容易になっていると散見するところです。ぜひとも、積極的に導入できるよう提案していかなければと思う次第です。

なにはともあれ、ご高覧頂ければ幸いです。

日本代表が予選突破を決めました!

いやー本当にすごい!

前評判も含め、私自身は3連敗も覚悟していたのですが、いい意味で予想を裏切る予選突破でしたね。

結果にも驚いたのですが、今回の試合で、何より感心したのは、ポーランド戦でスターティングメンバー6人も入れ替えたことでした。

ゲームプランとしては「失点をしないこと」「0で抑えること」を念頭に、高い位置からのプレッシングをかけることで、絶対的なエースであるレヴァンドフスキにボールがわたる前の段階でなんとかしようというプランだったと思います。

そして、それと同時に、相手との力の差を読んで、主要な選手を休ませる。

この決断をするために相当な分析を重ね、幾度もシミュレーションを行った上での判断だったと思います。

が、それでも…です。

かりにこれで予選敗退になっていたら、相当な批判に晒されたことは容易に予測できることです。

だから普通は、あまり変えないはず…

勝負師としてギリギリの決断を下した西野監督は冴えていたとしか言いようがありませんね。

もちろん、幾人かのひとは日本代表にとり予選突破が最終目標ではなく、あくまでトーナメントで結果を残すことが大切であると明言していました。

これを言葉でいうのはとても簡単ですが、大会前の前評判を含め、これを真っ当な目標として定め、真剣に検討し、それを実行に移すには相当の勇気がいることです。

(わたしはまったく真剣に検討していませんでした…むしろ三連敗を予想していたくらいです。申し訳ありません。)

試合後のインタビューでも「ここまでは過去に経験したこと。ここから先が、未知の領域」という主旨の発言をしていたことからも、大会前から狙っていた、いけると思っていたのだと思います。


正直に言えば、わたしは今回の大会前の監督の交代劇にかんする協会の決断には疑問を持っています。

なぜ、結果を残した監督を変えなければならなかったのか。結果という確かなものを、コミュニケーションという不確かなもので覆すには相当程度の説明責任があるはずですが、それがありませんでした(少なくともわたしは納得がいきませんでした)。

また、戦術面においても、デュエルや縦に速いサッカーは、「日本らしさ」に適合しているかどうかの以前に、今大会を見る限りどのチームにおいても基本的な戦術であり、目指す方向が間違っていたとは考えにくいはずです。

ただ、そうは言っても、日本代表には勝ってもらいたい気持ちにはかわりません。

そう、決戦は7月3日。

勝つことを願っています!

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偶然にSNSで誘われ、時間があったのでふらっと覗きにいってみました!

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豊田スタジアムから駅へ向かう動線上にある橋。その下で開催されていたのですが、アウトドアメーカーのスノーピークさんと協定を結んでいることもあり、歪なかたちのテントあり。

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ここを訪れたのは5時過ぎ。

実は、直前までスタジアムではラグビー日本代表戦がおこなわれていました。

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試合中に降り続いた雨もあがり、帰路の途中にふらっと立ち寄った方で賑わっていました。

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「肉」がテーマというこで、カルビ丼を。お酒も販売されていましたが、運転なので諦め、コーラを。

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本部横には「矢作川水辺プロジェクト」に関するパネル展示あり。

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イベントの雰囲気とは若干ことなる硬派なイメージ図も。

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ミズベリング」を調べてみると、こんな感じです。

ミズベリング(MIZBERING)とは、かつての賑わいを失ってしまった日本の水辺の新しい活用の可能性を、創造していくプロジェクト。ミズベリングは「水辺+RING(輪)」、「水辺+ING(進行形)」、「水辺+R(リノベーション)」の造語。水辺に興味を持つ市民や企業、そして行政が三位一体となって、ソーシャルなムーブメントを、つぎつぎと起こしていきます。 

https://mizbering.jp/whatismizbering

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行政が河原がもつ良い意味ですが、怪しさに気がついたところから始まったプロジェクトなんですね。

今回はSNSでのお誘いでした。

 

ということで、どんな情報でも構いませんので、SNSでの情報をお待ちしております。

なるべく、フットワーク軽くお伺いします!

では、また。

平成30年度岡崎市6月議会が閉会となりました。

本議会で審議した主だった議案はこちらにまとめてあります。

平成30年6月議会議案器用と委員会付託表

それについて、各会派、無所属の議員の方の主だった表決を一覧にしたものがこちら(表は自ら作成したものであり、間違い等ございましたら直ちに修正します)。

わたしの所属する会派(チャレンジ岡崎・無所属の会)としては全議案に賛成としました。

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また主だったものに対する、会派の意見を討論として以下のように述べました(討論原稿案であり議事録とは異なりますのでご注意頂ければ幸いです)。

□討論

 チャレンジ岡崎・無所属の会を代表いたしまして、本定例会に上程されました全議案に対して、賛成の立場から討論を行います。

 ■60号議案「工事請負の契約」についてです。

本議案は、籠田公園の全面改修工事をするための請負を決める議案です。当公園は長年、地元住民や市民の憩いの場であり、今後はその機能に加え、リバーフロント地区公民連携まちづくりで設定された「QURUWA戦略」の拠点の一つを担う場として、再整備されるものであると理解しております。

公園を計画、設計するプロセスでは、模型を通して視覚的にわかりやすい形での住民説明会を模索することで、双方向の対話を生み出し、よりよい計画になるよう努力をされてきたことは評価するところでございます。

また、それを通して出来た、導線計画やアメニティの配置を見ますと、大人だけではなく、子どもたちにも配慮されているのは特徴的なことであると考えます。今後は、安全第一に工事をしていただくとともに、基本計画に定められた短期的KPIである「平成32年度に公共空間を利活用した民間事業活動日数を年間70日」とする目標の遵守をお願いしておきます。

■65号議案「平成30年度岡崎市一般会計補正予算」

2款2項6目都市交流諸費についてです。

友好都市であるウッデバラ市と縁の深いジャズバンドである「ボーヒュスレーン・ビッグバンド」が本市で交流を図るための増額補正であると理解いたしました。先方から本市を指定いただき今回の来岡が決定したとのことです。遠方からのお越しですので、ぜひ、景気良く、気持ちよく、盛大に催しが実施されることを期待いたします。

8款5項5目拠点整備費のペデストリアンデッキ築造工事についてです。

東京オリンピックの影響で鋼材の手配に時間がかかり、工期が延びることによる継続費の年次計画が変更になるための補正だと理解をいたしました。委員会での答弁では、社会情勢から起きた工事の遅延は不可抗力であり、請け負った業者にペナルティはないとのことでした。

さきほど、不可抗力についての定義について議論がありました。自然的な要因だけなのか、それとも社会的な要因をも含むのかは判断は難しいですが、わたしたちは少なくとも理性に対する過度の信頼は戒めるべきだと考えます。

いずれにしても、工期が延長されることは、利用者やなにより近隣住民にご迷惑をかけることに繋がります。ご承知のことではあると思いますが、そこは丁寧な対応をお願いいたします。

また、社会情勢の変化は見通しが難しいことは十分理解をしているものですが、ぜひとも今回のことを教訓に再発防止に努めていただくことを重ねてお願いをしておきます。

■68号議案「平成30年度岡崎市病院事業会計補正予算」についてです。

愛知県がんセンターの経営を岡崎市へ移管することに伴う経費であると理解をいたしました。岡崎市に暮らすものにとり、移管後の病院が「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができる地域包括ケアシステム」と「医療を地域で完結させる地域完結型医療」の中心的医療機関として、地域貢献を果たしていただくことこそ、なにより期待するところであります。そのためにも、ぜひ、移行期の混乱を最小限にしていただくことをお願いしておきます。

以上で、全議案について賛成の意見とさせていただきます。

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膝を付き合わせ話すことは難しいことです。

たまにふらっと立ち寄る、いわゆる町のクリーニング屋さん。

ここのおばちゃんは、お喋りが大好きで、いつも元気なことこの上ないのですが、ふとこんなことを呟かれました。

いろんな人が来るけど、みんな忙しいのよね~。すぐに来て、去っていくのよ

だれか特定の人について話しているのではないからこそ、なんだか心に刺さるものがありました。

仕事柄、多くの人に会うことが仕事です。

ともすると、人に会うこと、それ自体が目的となってしまう側面があります。

つぎ、つぎ、とまるでなにかのに追われているかのように、ただ数をこなすことが目的になっていくのです。

それは受け手に伝わります。

このおばちゃんが感じたように、です。

こういう時は手持ちの言葉ではなかなか難しい局面だろうなーと、ふと思い出したのはカントの言葉でした。

「汝の人格においても、あらゆる他者の人格においても、人間性を単なる手段としてではなく、つねに同時に目的として扱うように行為せよ」

他者を手段としてだけではなく、目的としても扱おうよ。出会った人をなにかの手段として扱うだけではなく、それと同時に、顔と顔を付き合わせて対面しようよ。

ということだと思います。

その通りだな〜と思うわけですが、いま書いていて、あらためてカントという人は偉いな〜というか、大人だな〜と膝を打ったのですが、それは、相反することを同時にやれと迫っていることです。

「手段としてではなく、つねに同時に目的として」

かりにこれを「手段としてではなく、目的として行為しろ」と述べていたとすれば、いやいや〜それは土台無理な話しだよね、と一蹴され、後世には残らなかったはずです。

カントは、そうではなく、他者を「手段と同時に目的」として行為しよう。 売り手と買い手として向き合っていても、それと同時に、熊さん八つぁんとしての側面も持つようにしようと言っていたのです(たぶん)。

みんな忙しい。だからこそ、就労体系や法体系など、構造的な変化が必要なことはもちろんその通りです。

ただ、時間がかかる部分があります。

とりあえず、いまここからできそうなことは、たとえ忙しくとも、数をこなすだけでなく、それと同時に、向き合うこと、この両義的な要請の裡でもがき、あがくことにあるのではないか。

そう、クリーニング屋のおばちゃんと会話しながら思った次第です。

どうか、この話しは洗い流していただければ幸いです。

本日の朝、大阪市を中心に震度6弱の地震がありました。

現時点での情報はわずかではありますが、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、まずは被害の全容解明、そして、みなさまが落ち着いた日々を過ごす日が1日でも早く来ることを願うばかりです。


さて、有事のさいの情報発信、これがあらためて重要であると実感しています。

特に、首長や行政が発する情報は信頼性や正当性が担保されているので、とても有効に作用しているのではないでしょうか。

事後的な検証が必要だと留保してですが、それでも、地震発生時点からの大阪市長のtwitterでの対応は適宜にかない広く市民にたいし有益な情報を発信しています。
また、大阪市では危機管理の情報を発信する「大阪市危機管理室」という公式アカウントもありますが、こちらは避難所一覧を表示するなど、必要な情報を選択的に発信しています。
ただ、有事のさいだからこそ、ネット上では、流言デマが飛び交うのもまた事実であり、それを身を以て体験された、熊本市長は以下のように注意を喚起されていました。
確かにそれぞれが確認を取り、責任を持って発信することが必要ですね。

熊本市長は熊本地震のさいは情報発信を丁寧に、素早く実行したかたであるからこそ、説得力があります。

なにはともあれ、いまは被災者の方が正しい情報を得ることで、二次被害、三次被害を避けることをお祈りしています。

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福祉を地域で担う。 

住み慣れた地域で福祉を提供できる体制をいかに構築してのか、それがいま求められています。厚労省はそれを地域包括ケアシステムと名付け、こう定義しています。

厚生労働省においては、2025年(平成37年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進

住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けること。叶うなら、誰もが望む最期ではないでしょうか。

ただ、理念を現実に落とし込むことことは、いつの時代も困難なものです。

今日、視察をしたのは「なのはな茶屋」と冠した高齢者の集まる居場所づくりの試みでした。 これは、岡崎市の地域包括ケアを担う主体である地域包括支援センターが事業主体となり、展開している事業です。

取り組みとしては、お茶を飲みながら、脳トレや体操をすることで、介護予防を行うことです。加えて、地域の方と相互に触れ合う機会をつくることで社会的な関係性を保ち続ける効果も期待されています。

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さて、今日の舞台は神社の脇に設置された公民館でした。

それで思い出したのですが、町の神社仏閣が高齢者の寄り合いの場所として機能していたと聞いたことがあります。 姑として隠居した高齢者が集まり、ときに町の若い衆の揉め事を調整したり、ときに若い嫁の悩み事を聞いたりしていたとされています。

つまり神社仏閣はながいあいだ村の寄り合いの中心として機能してきたのです。

地域での福祉。

こう聞くと、なんだか新しいことをやっている気になりますが、いつの時代も、ご隠居さんが集まる場があり、その場はいくつもの機能が詰め込まれていたのではないでしょうか。

とすれば、地域包括ケアシステムとは経済成長の過程でひととき忘れさられた共同体を持続する知恵を、もう一度作り直そうとする試みでしかないのかもしれません。

関係者のみなさんには、この場を借りて改めて敬意を表します。

お疲れ様でした。

いよいよWカップが開幕しました!
これは眠れない夜が続くことになりそう…
84年生まれの世代がワールド杯をどのように迎えてきたかを振り返れると94年のアメリカW杯は10才でした。いくつかのませていた子どもは眠い目をこすりながら、あのバッジョのPKを眺めていたはずです。

1998年のフランスW杯は14才。

この年優勝したフランスチームのユニフォームをサッカー部のユニフォームに採用したのはいい思い出。

2002年日韓W杯は高校3年生。

日本代表戦はトヨタスタジアムにパブリックビューイングへ通っていました。グランドを走りど叱られた過去は猛省しております。

2006年ドイツW杯は22才。

大学の仲間と思う存分朝まで楽しみました。中田の引退が忘れられない。

2010年南アフリカW杯は26才。

スペインがあまりにも美しく勝ち進んだ大会でしたね。あのイニエスタが神戸へ…

2014年ブラジルW杯は30才。

ブラジルがドイツに大敗したあの試合はあまりにも衝撃でした。

ということで、84年生まれは「ドーハの悲劇」を9才で迎え、思春期を迎えた頃には、日本代表がワールド杯に出場するのはデフォルト、いわば「ネイティブ」の走りの世代です。

そんな代表は今回も厳しそうですが、応援していきたいと思っています。

さて、今回の大会はどんな試合が展開されるのか。

しっかり睡眠時間を確保しながら試合をみていきたいと思います!!
ポルトガルVSスペインの好カードだが、夜が深すぎる…涙


明日(6/12)から6月岡崎市定例議会の各常任委員会がおこなわれます。

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今議会に上程されている議案、そして、各常任委員会に付託された議案はこちらにまとめておきましたのでご興味ある方はご覧ください。

平成30年6月議会議案概要と委員会付託表

http://www.odatakayuki.com/gikaihoukoku/2018-06-12-295.html

ここがややこしいのですが、審議される議案は本会議に上程(6/12)→各常任委員会にふる(6/12)→そこで審議する(6/15-6/18)→本会議に戻り各常任委員会の長が報告する(6/22)→各会派が議案について討論する(6/22)→採決する(6/22)という流れになっています。

議案はたらい回しにされるのですが、これは豆腐をつくるのと同じで、議案のアクを抜くために寝かせることを考えた先人の知恵だと思います。

この間で、議案を眺め、調べ、説明を受け、意見を集約するということが行われます。
 

さて、特にというわけではありませんが、本議会には籠田公園再整備に関する予算が上程されています。

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完成予想図を北から望む絵はこんな感じ。

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で、公園再整備のコンセプトはこちら。

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という再整備計画です。

町の形を変化させる計画にはさまざまな議論があるのも事実です。

会派としてしっかりと質し、議決にのぞみたいと思います。

他市の一般質問をネットで観戦してみました。


蒲郡市議会の鈴木たかまさ議員の一般質問を観たのですが、さすが先輩という感じのナイスな内容で驚きました。

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写真の通り、屈強な肉体を持つ、とてもナイスガイなのですが、内容はもちろん以下のやりとりをFBで行い、すっすごい…と。

鈴木 貴晶
鈴木 貴晶 どうだった?いつもあんな感じじゃんねー

小田 高之
小田 高之 正直勉強になりました!かなり提案型で望まれている姿が印象的でしたよ。ネットでも聞き取りやすいスピードですし、他市を調査しての提案には説得力があると思いました。
だからなのか、教育長の答弁がなかなか苦しそうな場面もありましたが、(たぶんヒアリングではもっとつっこんでるのだと思いますが)ギリギリのラインでいってるんだろうなーという感じを受けました。笑
もし付け加えるなら(聞き逃していたら申し訳ないですが)、最後に当局の答弁ラインを受けた上で、その折衷案を提示しての再質問を畳み掛けると、観てる側はおもしろかったかもしれませんが、ただ、それをやったところで、答弁のラインは変わらないと思うので、結果には影響しませんよね。笑…
という感じです!お疲れ様でした!!
鈴木 貴晶
鈴木 貴晶 ちなみにほとんどが提案型じゃん。他市はいつも自分で調査してるよ。当局に頼むと情報が勝手に漏れ、予防線を警戒しています。そんなことでまた岡崎の残食率を教えてね。先方の方を持つとしたら教育長は今年度就任したばかり。でも前職は企画部長だらやり取りは知ってるけど教育となると非常に難しいよね。ちなみにヒヤリングは一回のみで結構ガチンコでさらにムチャブリ派。だから初めから折衷案はないじゃん。ほいでも以外に予習の効果か打率はいい方じゃんね!だから答弁でも調査・検討は進むってことで蒲郡では理解していいかな。最後にお手本にしているのは“すべらない話し”です!!!

ということで、どうやら鈴木議員の一般質問は「ほぼ自前で調査をして、ガチンコ」で勝負していることを理解したわけですが、なるほどなーと思ったわけです。

ネット中継でも伝わってくる独特の緊張感は「ガチンコ」でやっているから伝わるものだったんだと、上のやりとりをしてわかったのです。

このガチンコ勝負。

前にも記したと思うのですが、一般質問は観ている方にとり「原稿を読み合わせしてるだけだろ」と大変に評判が悪い一面を持っているわけです。

ここには心中お察しいたします。

とてつもなく凡庸で質の悪い演劇を観ているような気がするのだと思います。

もちろん、そうはいっても続いているにはそれなりの合理性があるからだと推察するわけです。

つまり、一般質問を行う目的から逆算するとそうなるということです。

一般質問をする目的は、政策誘導です。

自らの信念や市民の声を反映する政策に誘導するということです。

誘導というのは、議員の一般質問は当局を強制する権限が皆無だからです。強制でも命令でも指令でもなく「誘導」なので、極言すれば、当局はすべてを受け流してもなんら問題ありません。

ただ、そうはいっても、市側は公で市民の声を反映したものを無下に扱うわけにはいかないわけですし、また、議員の側はそれを織り込んで質問をするので、いくらか攻防の体をなしてきます。

ただ、繰り返せば強制力はありません。

となれば、議論が平行線のままただ時間を空費することも考えられますし、公の場面で当局へとつぜん質問をしてもその場で判断するこが出来ず、「後ほど回答します」を繰り返されることもありえます。

この無駄を回避するために、そしてなにより「政策の誘導」を目的とするならば、事前にヒアリングをした上で、双方の落とし所を探り、それを議事録が残る公式の場で言質を取り、オフィシャルな見解に変換するという手順に合理性があることになります。

象徴的な例でいえば、昨日の米朝首脳会談の合意宣言は世界3箇所での実務者会議を繰り返した上にあることを想像するとわかりやすいのかもしれません。

しかし、鈴木議員とのやりとりではガチンコ勝負を繰り返してきたが「打率はいい方じゃんね!」とのこと。

となると、提案したものが意外と市政に反映されてきたことが伺えるわけです。

う〜ん…

どういうことだ。考えすぎか…

と思いつつ、思い当たったのは「打率が高い」のは、提案する政策が及ぶ範囲と難易度の相場観が鈴木議員は適当なのではないかという仮説です。

最近気づいたことですが(いまさらかいというツッコミもあるのですが)、政策の難易度を考えるさい、とりあえず役所内に限定をすれば、その政策がいくつの課にまたがる案件なのか、といういわば横軸と、工夫や努力でなんとかなるか、それとも、予算措置や条例のような制度的な裏付けが必要な政策なのかという縦軸が重要になります。

一方の、横軸は縦割りで行われる行政組織の特性上、単独の部や課で決断、実行できる政策が一番易しく、関連する部課が増えるほど、調整が難航するので難しくなります。

他方の縦軸は工夫一つでできるものがもっとも容易で、予算措置、条例制定と階段を登るように難易度が増していきます。

例えば、今回のわたしの一般質問でこの仮説を検討すれば、ヘルプマーク関連は一つの課が担い、予算措置は算段が付いている状態で行ったので、難易度がもっとも低いものです。

ヘルプマークを災害関連の講習会で周知してほしい。最後に意見として述べるにとどめたこの提案は、2つの課、工夫、予算措置ゼロですので、後日、担当部長さんからいい回答を、しかもかなり早くもらえたのですが、上記の枠組みから考えれば、なるほどと思えるわけわけです。

もう一つ、子ども読書推進計画。

これは法を基に策定される計画です。ですが、5つの課にまたがり、いくつもの施策がぶら下がっているものであり、来年度の予算措置もまだ未定となっているものです。とんると、なかなか具体的な提案を受け入れてもらえる余地は少ないと考えられるわけです。

が、こちらは、例えばいままでの計画に以下の文言を挿入してほしい(削除してほしい)など、一見抽象的な提案をすることで、実行計画を作るさいの担保にするとったような提案であれば、もしかしたら受け入れられたかもしれません。

さて、相場観という仮説でした。

鈴木議員がガチンコ勝負で提案が受け入れられるのは、時期を的確に見定めた上で、なるべく政策的に難易度が低いもの(これは社会的、市政的に重要性が低いものというわけではないので悪しからずですが)を繰り出しているか、それとも、計画や条例にたいし文言の訂正などの提言をしているかのどちらかを繰り返してきたと言えそうです。

この相場観が優れているので、ガチンコ勝負でも提案したことが市政に反映されてきたのではないではと考えられそうです。

いや、それでも最後は鈴木議員の努力だと思うのですが。


ということで、「ガチンコ勝負」を取り入れることは考えないといけませんが、相場観を鍛えあげることは議員としてとても大切なのことではないかとつくづく感じさせて頂きました。

また、他市の議員さんの質問を観るのは本当に勉強になることに気づかされました。

今後も機会を見つけて学んでいければと思います。

では、また。

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