岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

2017/09

地域の町内会で防災訓練が行われました。

地域の防災訓練は非常に大切ですね。災害においては「自助、共助、公助」とよく言われますが、やはりいざとなればまずは自らをまもり、そして家族、隣近所の人を助け合うことが大切なことは間違いありません。

ただ、地域の縁が薄くなっていると言われる昨今、やはり目的を持って、集まるというのも一つの地縁の熟成へと繋がるはずです。

 

さて、当日は晴天で、地震を体験するゾーンがあったり、

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火事のさいの煙を体験するゾーンがあったりと楽しく学ぶことができました。

 

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最後は、ご協力いただいた、消防職員の方、地元消防団の方から講評をいただき、学び終えました。

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このような各町内会さんが主催の防災訓練がどんどんと増えていますが、ぜひとも継続的な取り組みをして頂ければ幸いです!

 

では、また。

 

本日で9月定例会が閉会となりました。

本議会では一般質問にはじまり、所属の福祉病院委員会、そして決算と多岐にわたる議論がありましたが、本日を持って本議会に上程されていた議案にたいしては全てに賛成、請願については一件賛成、他は反対という立場で表決をしました。

H29.9月定例会の日程が発表されていました! : 岡崎市議会議員 小田たかゆき blog http://bit.ly/2g0Mqvb

本議会での議案にたいする討論は以下のようなものですので、斜め読みをして頂ければと思います。

 

 

さて、今回の本会議の最終日の討論では議案とは別に、「議員」「議会」とはいかなる存在であるのか、というやや制度的な議論が展開をされました。

それは、経済建設委員会におけるわたしたちの会派の質疑、意見に対し「議員の存在価値を否定」する発言があったという他会派からの指摘です。かなり強い言葉であったわけなのですが、それまでの経緯はおおよそこういうことでした。

そもそも、今議会では(仮称)乙川人道橋にたいする補正予算が上程をされていました。内容は人道橋の高欄などに取り付ける照明設備を基本設計の段階では描かれていたのにもかかわらず、その後の段階で予算計上するのを失念してしまい、今回、改めてその予算を計上するための増額補正でした。

その議案にたいし経済建設委員会においてわが会派の議員が人的ミスであることを質し、改善を求めた上で、このような質疑をしました。

(今回の増額補正に関わる予算について)市民の皆様へはどのように説明するのでしょうか。

それに対し当局は、

市民の代表である議員の皆様で構成される議会へ議案としてお諮りし、また、公開されている議会を通して市民の皆様へご説明させていただいているものと考えております。

これを承けて、

議員や議会を通してではなく直接生の声を聴いて危機感を覚えていただきたい

と当局にやや強い口調で意見を付しました。

このようなやり取りを承けて、本日の本会議の討論において他会派から先の強い表現とともに、議会基本条例の精神を毀損する発言であるとの主旨で議論が展開されたのでした。

では、この発言の何が問題だったのでしょうか。

前後の文脈を考慮すると、二元代表制の一翼を担う議会の価値を著しく損なうことであったというのが他会派が指摘したポイントではないかと推察されます。

つまり、「行政は市民の声をきくべきである」という考えについてはどこからも反論があるとは考え難いのですが、議会において他ならぬ議員が「行政は直接市民の声をきくべきである」と発言をすると、議会を通り越して行政が市民へ直接説明をすることになり、それは議会を軽視し議員の存在価値を否定しているという解釈につながったのだと考えられます。

とてつもなく意訳すると「俺たちには説明はいいから、まずは市民に直接説明をしろ!」と聞こえたということです。

 

しかし、かりにそうだとしても(わたしはそのような主旨の発言ではなかったと考えていますし、発言者本人もそういっていますが、議会においては表で述べたことが全てですからね)、今回の発言をもって議会の軽視であり議会基本条例の精神をないがしにするという発言にまで踏み込むにはいささか拙速な判断ではなかったでしょうか。

まずは、行政の市民にたいする説明責任は時代的な要請であり、そこの部分の推進は議会の軽視でもなんでもないはずです。

加えて、議会の監視機能は議会がもつ議決権によって担保されてており、監視機能それ自体であれば、メデイアでも十分役割を果たしていけるはずです。となれば、行政がどこに、どのように説明をしようが、議決権を議会が手放すことがないかぎり行政にたいする監視機能が損なわれることはないはずです。

もうひとつは、議論のさいにも言及しましたが、議会は言論の府であり、自由闊達な言論が保証されています。もちろんだからといって何でもかんでも述べていいわけではないので、そのために議事進行などが制度としてルール化されており、また先人達が積み上げてきた慣習があります。

ただ、その枠内での発言でさえ、残念ながら自らの意見、思想とは異なるものが含まれています。ただ、それでも、そのようなものを内包し、まあまあと諌めながら、じゃあ、ここらへんでいきましょう、と間をとり持つのが話しあいというものではないでしょうか。

かりに自らと違う考えだとしたら、強い言葉で指摘をするのではなく、いささか行き過ぎではないか、と嗜める。このことは、議会だけではなく、いまの社会で必要なことなのかもしれません。それは、寛容とかそんな立派な話しではなく、なんとなく生きやすくするための必要な知恵として、ということですが。

なんだか話しが飛躍しましたが、9月議会が閉会をいたしました。

 

議会の外では、とんでもない風がびゅんびゅんと吹き荒れているようですので、そこらへんのことも落ち着いたら書きたいと思います。

それでは、また。

 

⬜︎議会討論内容(一部省略)

9月定例会に上程されております、75号議案他全議案に対しまして賛成の立場からチャレンジ岡崎無所属の会の討論を行います。

■第73号、第74号、第83号議案「岡崎市母子生活支援施設の民営化」

第73号、第74号、第83号議案「岡崎市母子生活支援施設の民営化」についてです。本件は、岡崎市母子生活支援施設の民営化を進めるため、今まで指定管理を担っていた事業者にたいし、財産譲与、土地無償貸し付けをするこで運営を任せ、利用者にたいし継続的な支援を可能にするための議案だと理解をいたしました。これまでは、市と指定管理者の契約を5年に一度見直す必要があり担い手が入れ替わる可能性を含意していました。これは利用者から見ると、安定的な人間関係を毀損するなどのデメリットを有する側面があったと推察をされます。そこで、今回の民営化では、事業リスクは伴うものの、利用者に対し担い手の継続的な支援が期待できること、加えて財産の無償貸し付けにより市と事業者が定期的に協議をする場が担保されていることは評価するところでございます。

第75/84号議案「財産の譲与について(岡崎市農村婦人の家)

第75号、84号議案「岡崎市農村婦人の家の財産の譲与について」です。岡崎市農村婦人の家の設置目的としての役割を終えたことによる条例廃止、及び、財産譲与であると理解いたしました。今後は地元自治体である牧平自治会が公民館として管理、運用をされていくとのことであります。当自治会の方々への説明を細かく行い、きめ細やかな引継ぎを心がけてきたとのことでもありました。地元の方に今以上に愛される施設となることを願っています。

第77号議案「工事請負の契約について」

次に第77号議案、JR岡崎駅シビックコア地区のペデストリアンデッキの工事請負契約についてです。一般競争入札にも関わらず、一社しか入札業者がなかったことは鉄道事業者との関連により厳しい参加資格であったことが原因であることを理解いたしました。今後は工事を進めるにあたり安全面からの考慮はもちろんのこと、有料駐輪場と岡崎駅への導線の確保、いわゆる利便性にもなお一層配慮して頂けるようお願いをしておきます。

第79号議案「岡崎市額田センター条例の制定について」

第79号議案「岡崎市額田センター条例の制定」についてです。本条例は、市民の文化及び教養の向上を図るとともに、市民の交流の場とすることを目的とする額田センターの設置、管理並びに使用料に関し必要な事項を定めるものです。額田会館の稼働率は20%前後ですが、額田センターの稼働率は30%以上を目標にするという意気込みを先の委員会で伺いました。地域住民にとり真の憩いの場となることを期待しております。

第80号議案「岡崎市図書館条件の一部改正について」

第80号議案「岡崎市図書館条件の一部改正について」です。今回の条例改正では、額田センターの開設に伴い、同センター内に図書館が移転するため図書館の位置、開館時間及び、休館日を改めるものです。特筆すべきは地域住民のニーズが高い、開館時間の延長でございます。これにより、仕事帰りの方や、学生の方にも利用しやすくなり、さらなる利用者の増加につながることを期待しております。

第85号議案「平成29年度岡崎市一般会計補正予算(第3号)」

第85号議案についてチャレンジ岡崎無所属の会の意見を賛成の立場から款を追って意見を申し上げます。

2款4項1目戸籍住民基本台帳費にの財源更生についてです。住民記録システムの補助金は、経費777万6千円に対し、612万円の交付しかなく、当初予算の10/10ではなく8/10となっています。国に対して、番号制度の整備に関する補助については人口割り頭割りで行わず、10/10の金額交付をするよう要望をお願いしておきます。

2款2項12目(仮称)額田センター建設費についてです。今回の補正はインターネットを使い同センターの申請手続きを行うための通信環境を整備するための増額補正だと理解をいたしました。パソコンの不得意な方々のためにも、これからも書面での申請手続きも存続させることをお願いしておきます。

3款1項1目、社会的困窮者支援事業についてです。現時点で当初の見込みを上回る執行率故に、増額補正であることを理解いたしました。平成26年度からの事業であり、利用人数や平均利用泊数の経年変化を聞く限り規則性が見出しづらいことも理解をしたところでございます。加えて、県内で当事業を実施している自治体は37市中10市である現状を考えますと、利用者の増加理由の遠因ではないかとも思いますが、ぜひ、継続的に実施して頂ければと思います。

8款5項1目、バス路線対策業務についてです。まちバスの路線に東岡崎駅を経由する路線を増設するための増額補正であると理解いたしました。住民の要望があるなかで、バス事業者との関係を維持しつつ競合路線に乗り入れることには大変なご尽力があったと推察されるところでございます。今後とも、民業の圧迫を回避しつつ、事業者、住民、行政がいい関係を築きながら、さらなる利便性の向上にご尽力をしていただけるようお願いをしておきます。

同じく8款5項1目、愛知環状鉄道設備整備補助業務についてです。愛知環状鉄道の改札でICカードが利用できるようにするための増額補正であると理解をいたしました。IC化による利便性の向上により愛知県下の公共交通の沿線にさまざまな経済的効果をもたらすことが期待されるところでございますので、今後、周知にも心がけて頂ければ幸いです。

継続費の8款5項、東岡崎駅周辺地区ペデストリアンデッキ整備事業の増額補正です。ペデストリアンデッキは車、歩行者、自転車など各種異なる交通手段を立体的に交叉させることにより安全性を担保することはもちろん、歩いて楽しい場所を作り、加えて、何気なく立ち止まる滞留空間が立ち上げることで駅前の風景が変化する端緒になると期待をしているところでございます。しかしながら、デッキ下部の空間が日中でも暗く、いわゆるデッドスペースになる事例もあると聞いておりますので、その観点からの導線設計、空間使用を考慮して頂けるようお願いをしておきます。 

同じく継続費の8款5項、乙川河川緑地人道橋整備事業についてです。(仮称)人道橋の照明設備費用のための増額補正でございます。ヒューマンエラーかどうかはさておき、照明は必要であると思います。

以上を持ちまして、チャレンジ岡崎・無所属の会の全議案賛成からの討論とさせていただきます。ありがとうございました。

 

乙川ナイトマーケットに行ってきました。

 

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といっても、なにそれという方も多いのかも…

 

乙川ナイトメーケットは毎月、第4土曜日に開催されるイベントです。詳しい情報は下記Facebookページを

 

乙川ナイトマーケット

https://www.facebook.com/OtogawaNM/

 

まだまだ、はじまったばかりであり、知名度はそれほどかもしれませんが定着すれば人を呼べる催しになることは間違いないと確信をしました。

 

殿橋の橋詰めに設置されている「殿橋テラス」は乙川を眺めながらお酒を飲み交わすことができる空間に。

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橋の上から眺める全体像はこんな感じです。七輪で焼肉やサンマを食べることができる店があったり、箕面の地ビールが売られているなど、ダラダラと楽しめる雰囲気でした。

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川辺から眺めるとこんな感じです。

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木製の椅子で息子も楽しんでいました。

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こんな感じので、これから盛り上がっていきそうです!

 

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しかし、なぜいままでこういうことができなかったのか?!不思議に思いませんか。

水辺空間を使用したイベントは各地にありそうで、意外と難しいといわれています。というのも、河川は治水が第一目的であり、そこから逸脱することはかなりハードルが高いからです。

例えば、橋詰めに設置されている殿橋テラス。その設置経緯については、

 

河川は治水上、雨水などをしっかりと下流に流し周囲に氾濫しないことが求められており、一部でも河川の断面が現状よりも小さくなることは好ましくありません(つまりどこか一部でも水が流れる量が減ったり流木がひっかかるような障害物ができると、そこがボトルネックになって氾濫を起こすため)。そのため、殿橋テラスの設置にあたっては、そのような障害物にならないことを専門家に計算してもらいシミュレーションまでして検証しているんだとか!

引用 : 岡崎・おとがわプロジェクトの仕組みとプロセスを聞いてきた!「おとがワ!ンダーランド2016」インタビューレポート! | | ソトノバ | sotonoba.place http://bit.ly/2wIX1VV

というように、治水、防災という側面からの規正が厳しく、簡易な構造物を設置するだけでも、専門家のシミュレーションまで必要となるなど、簡単には突破できないのが現状です。

以下、同文。

なのですが、こういう場面こそ、行政をはじめとしたステークホルダーが話し合いの場を持ち、責任所在を明確化しながら進める体制を整備していく必要がありそうです。先の記事には、河川敷の将来像として、

 

将来的に治水上の安全性と民間での営業行為の有効性が検証されれば、殿橋テラスや水位上昇の影響を受けないような場所に常設の建築物を建て、そこを河川敷全体の管理運営とセットで民間事業者がマネジメントできるようになったらとのこと。


引用 : 岡崎・おとがわプロジェクトの仕組みとプロセスを聞いてきた!「おとがワ!ンダーランド2016」インタビューレポート! | | ソトノバ | sotonoba.place http://bit.ly/2wIX1VV

ということが語られていました。

 

行政は「管理」は得意でも「稼ぐ」ことが苦手です。民間はその逆。

だからこそ、双方の強みを活かしながら、任せるところは任せ、お互いに膝を突き合わせながら進めていく。そんな仕組みを作っていくことが活性化の起爆剤に繋がるのだとあらためて実感しました。

 

とはいえ、何より、ぜひ一度遊びにいってくださいね〜

では、また。

 

 追記
詳細な記述がある記事を思い出したので貼っておきます。

国交省が水辺の有効利用を進めている旨は水野論考でも言及されたことだが、もともと河川管理は国交省や都道府県、市町村の管轄になっている。一方欄干は道路施設となるため、河川のみならず橋自体も利用する殿橋テラスは、河川占用許可の他に道路占用許可も取っている。また、先にも触れた通り岡崎市でも特区制度を利用し規制緩和を行なって、民間でも河川で営業活動を行なえるようにした。

このように、殿橋テラスにおいて興味深いのは、橋の欄干の上に天板を置くといういわばゲリラ的な空間利用が「合法的」に行なわれた、という点にこそある。一方でその実現にはかなりの時間・労力が費やされている。
 

引用 : 「合法的」なゲリラ的空間利用──愛知県岡崎市「殿橋テラス」の実践からhttp://10plus1.jp/monthly/2017/03/issue-03.php

 

 

画期的な取組みが東京都で動き出しそうです。
東京都は15日、都民が提案した事業を予算化する制度を平成30年度予算編成から試行的に導入すると発表した。選定過程でも都民がネット投票する。都によると、予算編成過程で住民が直接事業提案する制度を導入するのは都道府県で初。

参照:東京都「住民提案型」予算導入 平成30年度編成から…都道府県で初 - 産経ニュース http://bit.ly/2wECPV5
いいですね。これ。

対象となるのは6事業だそうですが、それでも、いいものはどこからでも取り入れようという懐の深さがあります。

上記に関連して、都議会議員の方のブログにはこのようなコメントがありました。
あくまで今回は「試行的な実施」とのことですが、比較的財源に余裕のある東京都だからこそできる先駆的な政策。

引用 : 国の一歩先を行く「オープンガバメント」の取り組み。東京都で住民提案型予算がスタート! | 東京都議会議員 おときた駿 公式サイト http://bit.ly/2wDzaHn

たしかに予算が潤沢にあるからこそ(改選前には議会側の「政党復活予算」の存在が顕在化してのも記憶に新しいところですが)できる事業なのかもしれませんが、それでも奥行きがありますね。

上記の記事を読み、ふと考えていたのですが、行政の政策を決定するプロセスはもしかしたら一番のブラックボックスなのかもしれません。

行政内で事業が練り上げられてくる過程の議事録はたぶん存在していないので(未確認ですが…)、議会側としては、出てきた完成図に諾否を述べるだけということがほとんどだという状況だと思います。

議会に通らなければ執行できないわけなので、議会が持つ権限は決して弱くはないのですが(むしろ強い?!)、事業の方向性、起案段階に介入することは難しいと思います。

また、住民に対しても事業案の段階で「パブリックコメント」をひろく公募はしていますが、それが意思決定に影響するのかとなると甚だ心もとない気がします。

上記の都議の記事にあるように、ネットが普及したことにより、住民が提案して予算を決定することや事業を策定するなどのコストが著しく低下をしたからこそ可能となったのでしょうが、こういう取り組みは岡崎市でもいつかは取り入れて頂けるよう尽力をしていきたいですね。


それでは、また。

岡崎市内の学区を紹介する動画があります。

しかし、これがあまり知られていません。涙

昨年、100周年記念事業の一環として各学区のいいところ、歴史、取り組みなどを集め、記事にして編集をした「岡崎まちものがたり」という事業がありました。

これは冊子にまとめられ発行したり、各学区にはその地域の抜粋が全戸に配布されたりしたのですが、その内容をもとに、番組が作成されYoutubeにアップされています。

しかし、再生回数が少な過ぎる…

ということで、ここはひと肌脱ぎ、すごしでも再生数の増加に寄与しようではないかと意気込んでいます(たぶんこのブログではほとんで意味ないのですが)。

額田の4学区がもれなく視聴可能です!

ぜひ、ご高覧あれ!!





それでは、また〜。

昨日、福祉病院委員会、決算分化会が開かれました。

議案、補正予算すべてについて賛成という立場とさせていただきました。

 

議案の中で判断が難しかったのは「岡崎市母子生活支援施設の民営化」に関する議題。

 

当施設は通称「いちょうの家」と呼ばれ、DVや生活困窮などの事由により、「逃げる」という選択を余儀なくされた母子が一時的に生活をそこでおくり、その後の社会復帰を支援していく施設です。

いままでは岡崎市が指定管理者制度で事業者に運営を任せている施設でした。が、今回の議案が本会議を通過すると、指定管理を担ってきた事業者にたいし、市は建物を譲渡することになり、土地は10年間の契約で無償貸与されることになります。

文字どおり「民営化」されることになります。

 

筆者の考えを述べれば、民営化は基本的には悪くないと考えています。

市場原理に委ねることで、買い手は市場に流通する「商品」を購入し、売り手は売れる商品を供給するために競争原理が生まれ、その需要と供給が均衡するところで最適な「価格」が導きだされるとされてます。

ただ、のべつまくなしになんでもかんでもこの原理で物事を切り分けていくことを慎しむことは必要です。例えば、道路。とてつもない金持ちが国道を100kmぐらい買い占めて、通行に関して利用料を徴収されたらわたしたちの生活はとても困ったことになることには想像にかたくありません。

そして、そういうものに加え、福祉、教育、医療という部分には十分注意を払わなければなりません。お金がなければ医療を受けられないとなれば、命に値段をつけることになります。お金がなければ教育を受けられないとすれば、子どもたちの未来を商品として先物買いせざるを得ませんす。お金がなければ福祉を享受できないとすれば、最低限の暮らしを商品として購入しなければならなくなります。

だからこそ、この事案の判断は非常に難しいところでした。上記の判断基準に照らせば、福祉を民営化することには反対をしなければならなくなります。

ただ、この事案では、民営化により事業者の経営リスクは発生するものの、①指定管理者の契約更新における指定管理者が変更することのリスクが減少すること、②そのことにより利用者にとり相談者と継続的な関係の構築がしやすくなること、③土地の無償貸与の条件のなかに、生活支援以外での使用は不可という契約事項が記載されていること、他方で④岡崎市の財政にとりメリットが生まれること、などを勘案して賛成としました。

これにより、過度な市場原理が作用することはないはずです。また、土地の貸与による契約や、社会福祉法人への監査権などで定期的に行政が事業者と協議できる場が担保されていることで、事業の目的が共有されていくはずです。

というようなことを考え、以下の意見を付しました。

第73号、第74号、第83号議案についてチャレンジ岡崎無所属の会の意見を申し上げます。本件は、岡崎市母子生活支援施設の民営化を進めるため、今まで指定管理を担っていた事業者にたいし、財産譲与、土地無償貸し付けをするこで運営を任せ、利用者にたいし継続的な支援を可能にするための議案だと理解をいたしました。これまでは、市と指定管理者の契約を5年に一度見直す必要があり担い手が入れ替わる可能性を含意していました。これは利用者から見ると、安定的な人間関係を毀損するなどのデメリットを有する側面があったと推察をされます。そこで、今回の民営化では、事業リスクは伴うものの、利用者に対し担い手の継続的な支援が期待できること、加えて財産の無償貸し付けにより市と事業者が定期的に協議をする場が担保されていることは評価するところでございます。以上の点から、賛成といたします。

 

この事案のようにとても複雑であり、長い時間をかけて結果がでることについて判断することが市会議員の苦しいところでありながら、醍醐味であると感じます。

ふ〜。

来週以降も常任委員会は続きます。

それでは、よい週末を。

 

リノベーションまちづくり2017「まちなか談話 お店と通りの再生」というシンポジウムに参加をしてきました。


中心市街地の活性化の手法は長年、試行錯誤されてきましたが、公共が旗を振り、補助金を団体に流すという手段が手詰まりになってきたなかで、いかに民間の資本を市街地に投入するかが政策の眼目になってきております(といっても公共にやることがないというわけではなく、道や川などの社会資本の整備や、道路使用許可、道路占有許可などの規制緩和、制度の弾力的な運用が公共の役割かと…)

そこで、岡崎市では「岡崎家守構想」と銘打ち、それらの実践を誘導しようと試みています。

上記のような勝手な解釈をしていますが、例えば、よく言われる「シャッター商店街」はその店舗の所有者の方たちからすれば、いくつかの要因を考慮(商売をしなくても年金で食べて行ける、更地にすると固定資産税があがる、新事業に伴うリスクなど)したなかで「合理的な」判断でシャッターを閉めたまま店舗を保有しているわけなので、シャッターを開けて商いをするメリットがデメリットを上回れば(つまり儲かるなら)そうするということです。

と、商売もしてないやつが勝手なことを言っているのですが、要は、家守=「リノベーションまちづくり」とはそのような状況にたいし、儲かる仕組みを構築していくことです。具体的には地主やビルオーナーと金はないけどぎらつく目を持った若者を繋ぎ商いを興す、そこで、人が滞留するようになる、するとさらなるアニマルスピリットを持つ者が寄ってくる、そんな好循環を生み出すことで地域の不動産価値が高まり、貸し手である地主やビルオーナーにもメリットを生むということを仕掛ける人たち、制度のことだと理解しています。


昨日は、それらのことを北九州市で実践をされてきた嶋田秀範さんをお呼びし、その実践の過程、問題点などをケーススタディとして聞くことができました。


とまたまた、勝手なことを呟いていますが、話しが進んでいくにつれ上記の登場人物の構成はそれほど間違っていなかったのではないかと感じています(夜遊び上手、以外です笑)。

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北九州市のまちづくりでは、ビルオーナーさんが運用に困り、それを嶋田さんに相談をし、紆余曲折を得たのち、東京で建築家としてリノベーションなどに携わっていた息子を招聘したのが、その始まりだということでした。

これはナビゲーターの清水さんが仰っていたことですが、「小さく始める」ことが現在のまちづくりの定石だとされているそうです。

嶋田さんたちも3人でスタートをきりました。少人数で目配せができるところから始める、すると、その結果が周りにに波及していき、よりおおきな人数による合意形成が可能になるということなんだと思います。

論より証拠。

身も蓋もない話しですが、そういうことなんだろうな~と理解をしました。岡崎でもそういう動きはあり、これからさらに期待したいです!!

そして、こういう機会はどんどんとこれからも展開してもらいたいですね!



さて、次回は9月30日(土)の14時~@リブラで「QURUWAの未来の歩き方」と題し、いま岡崎の中心市街地のどのような動きがあるのかを専門家や実践家を交えての講演、パネルディスカッションが行われるとのこと。


ぜひとも、お時間ある方はお出かけ下さい。

では、また。

 

今日は学区の敬老会へ参加してきました。

保育園の子どもたちの舞踏や、歌、小学生の合唱、敬老会会員の方の演舞、そして、生演奏によるみんなでのカラオケと、秋の風が吹き抜ける体育館のなかで、ゆったりとした時間を過ごされていました。

実行委員会をはじめ、地域の総代会さんなど多くの関係団体の協力があって成り立っている会なんだとあらためて実感をしました。

みなさん、お疲れ様でした。

 

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敬老会にお伺いしたので、改めて、岡崎市の高齢者の状況を手元にある資料で確認してみると、平成29年度4月時点での高齢化率は22.10%とあり、27年度が21.09%、28年度が21.61%ですので、毎年0.5ポイントほど上昇していることになります。高齢人口は65歳以上が85,079人(22.10%)、75歳以上が38,389人(9.97%)となっているそうです。

また、大正6年以前にお生れになった100歳以上の方が市内には143人もご健在です。

(大正6年を調べてみると、西暦1917年、世界においては1914年から始まった第一次世界大戦の只中であり、この年の3月にはロシア革命が起きています。また、同級生はあの野球界のレジェンド澤村榮治さんだそうです:参照wikipedia)

岡崎市の高齢化率は全国平均と比べると低い数字ですが、それでも、4人に1人は高齢者であり、10人に1人が後期高齢者であることが伺えます。

ただ、数字ではとても表すことができないほど多様な人生を一人一人のかたが、それぞれ固有の経験として送られて来たということを思うと、敬慕の念を抱かざるを得ません。

 

本日は、おめでとうございました。

 

 

西尾市議会へ傍聴にいってきました。

先日お会いしたとある議会の先輩議員に定例会のあり方、一般質問の仕方は各自治体によって全然違うものなんだよと、教えていただきました。

ならば、とホームページを調べると本日、お隣の西尾市で一般質問が行われていることがわかり一路、西尾市役所へ!

 

西尾市

 

二人ほどの一般質問を拝見させていただいたのですが、大きな違いは理事者(市役所の人をこう呼ぶ業界用語?!)がより自由に発言をしているように見えたところです。

西尾市一般質問

 

これは主観的な話なので、裏をとっているわけでもなんでもないのですが、理事者が自分の言葉で話しているなーというのが印象的でした

また、市長の答弁回数が多いというのも特徴的でした。

岡崎市議会の場合、市長が答弁する回数は1日に1回程度という印象です。慣習的にそうであるという話しも聞いたことがあるのですが、まあ、そういうものなんだろうと思っていたので西尾市は意外に感じました。

ただ、西尾市は今年の6月に改選を迎えてはじめての定例会だったということが影響しているのかもしれませんので、あくまで拝見した議会がそうであったということかもしれませんが…。

 

なにはともあれ、他市の議会を拝見すると、内容もさることながら、進め方、雰囲気など、議事録等ではわからないことが体験でき、翻って異なる角度から岡崎市の議会を見直すことができますね。

議会の時期が重なることが多く、なかなか時間を見つけることが難しそうですが機会があればまた他市への傍聴に伺いたいと思います。

 

 

読書の推進について、一般質問で取り上げました。

読書の推進に関しては「子ども読書活動の推進に関する法律」が平成13年に施行され、それを承けて岡崎市でも計画が策定をされています。

岡崎市子ども読書活動推進計画(第二次)

http://www.library.okazaki.aichi.jp/?action=common_download_main&upload_id=1928

このような計画に基づきさまざまな事業が展開されていることは一定程度評価できるものですが、さらに踏み込んで岡崎市をあげて読書をする機運を盛り上げていく条例を制定することができないかを伺いました。

答弁にもありましたが、平成29年7月までに、6市、3町の合計9の基礎自治体が読書を推進するための条例を制定しています。

仙北市市民読書条例

http://www.city.semboku.akita.jp/reiki/423901010021000000MH/423901010021000000MH/423901010021000000MH.html

 

恵庭市人とまちを育む読書条例

http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1370313641873/files/dokusyozyorei.pdf

 

横浜市民の読書活動の推進に関する条例

http://www.city.yokohama.lg.jp/ex/reiki/reiki_honbun/g202RG00001805.html

 

高千穂町家族読書条例

http://www.town-takachiho.jp/administration/reiki/reiki_honbun/q643RG00000239.html

 

有田川町こころとまちを育む読書活動条例

http://www.town.aridagawa.lg.jp/reiki_base/reiki_int/reiki_honbun/r275RG00000857.html

 

野木町民の読書活動の推進に関する条例

http://www.town.nogi.lg.jp/reiki/426901010021000000MH/426901010021000000MH/426901010021000000MH.html

 

北九州市子ども読書活動推進条例

http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000712262.pdf

すべてではないのですが、上記のような条例が制定をされています。

 

今回の一般質問では、市の意向を伺っただけになってしまった側面もありますが、少しでも機運を高めていければと思います。

 

 

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