岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

2017/01

昨日まで「インフルエンザ」と診断を下され寝込んでおりました。


プロとして体調管理ができないのは失格ではないかと思い、気を付けていくことを思い直した次第です。今日からまたエンジンをかけ直しです。

さて先日、子どもの貧困対策に取り組む視察にいってきました。その時のエントリーはこちらですが、
「江戸川区の子どもの貧困対策」~初めての委員会視察(2日目) :
http://bit.ly/2jbilfT
似たようなニュースが他市ではありますが大阪府の調査が挙げられていました。


子どもの貧困:勉強「授業だけ」13% 大阪府調査


困窮世帯ほど子どもの学習理解度が低く、
授業時間以外の勉強時間がまったくない
割合が高いことが分かった。
貧困が子どもの学習や生活環境に
影響している上、必要な支援が届いていない
実態が明らかになった。
府は今年度中に、独自に調査する13市町
を含む府内全域の結果をまとめ、対策を強化する。

- 毎日新聞 
http://bit.ly/2jbfDqP  


「貧困の連鎖」をいかに断ち切るかが相対的な貧困を解決する上でもっとも大切なことであると思うのですが、そのなかでやはり最後は教育の部分にいきつくのではないかと感じます。

上の調査にもあるとおり、やはり困窮する家庭の学習理解度が低く、また文化資本や社会資本も乏しいことが推察されます。

自己責任論で片づけるのではなく、どこまでを「最低限度の生活」として考えていくかの、その合意形成を築きながら困窮世帯にたいする学習支援は進められていくべきだと感じます。


さて、病み上がりですが、無理をせず、無理をしていきたいと思います。


では、また。

委員会の視察2日目。

東京都は江戸川区で「子どもの成長を支える江戸川区の取り組み」について視察をしてきました。

子どもの貧困は見えない

これは現在も現場でさまざまな施策を実施されている担当の方が戸惑いとともにおっしゃっていた印象的な言葉でした。

これはどういうことなのでしょうか。

「貧困」の問題を考えるさい「絶対的貧困」なのか「相対的貧困」のことに言及していのかを分けて考えていかなければなりません。日本においては明日食べるごはんもなく着る服もないというような絶対的貧困が問題になることはほとんどないはずです。

しかし、いま私たちの社会が抱えている問題は後者の「相対的貧困」です。

そして、これは行政がもつさまざまな統計データをみつめてもなかなか炙り出すことが難しいことで知られています。
相対的貧困とは経済面にとどまらず、いじめや虐待など社会の中に
潜在化している場合も多く、教育、雇用、福祉等のさまざまな社会制度
に基づき発生する複合的な精神的・文化的な窮乏状態だ。
問題の所在や実態、因果関係、経済支援の直接効果などの把握は
難しく、豊かな国ゆえの貧困問題とも言える。

絶対的貧困と相対的貧困 | ニッセイ基礎研究所 http://huff.to/2kb102E
冒頭の「子ども貧困が見えない」という言葉の意味はここらあたりに原因があると考えられます。「絶対的貧困」ならば即物的な対応が可能となります。

他方、「相対的貧困」は目に見えて貧困というわけではなく、例えば、家庭環境ゆえに子ども自身の「自己肯定感」が乏しことで学校の勉強にたいし意欲をもてない、ということもあり得るわけです。

そしてさらにこの「相対的貧困」が問題とされるのは、これがどうやら「世代間再生産」を生み出す構造だということがわかってきたからです。

だとするとこの再生産される「貧困の連鎖」をとめることがいま基礎自治体をはじめ行政が取り組んでいかなければならない課題の一つとして挙げられるわけです。

で、江戸川区ではさまざまな施策を統合しながらこの連鎖を断ち切ることに挑戦をされていました。
これらを繰り返し相対的貧困をなくすことで、「よき担税者を育てる」それが施策の目指す目標でありめぐりめっぐって社会に恩恵をもたらすことになるだろうと語られていました。

委員会視察二日目は少し抽象的でしたが、これから私たちが直面する課題の先進的な取り組みを学ぶことができました。


では、また。


 

「キッズピアあしかが」へ視察。

初めての福祉病院委員会での視察で足利市へ行きました。

岡崎から東京で乗り換え約4時間。関東平野の北端に位置する足利市は人口約15万人の地方都市で、峻厳な山と、市街地中心を流れる渡良瀬川が象徴的な町です。

ここで、ピンと来る方はバブル世代でしょうか(笑)、足利市といえば森高千里さんの「渡良瀬橋」で
有名なところで残念ながら「沈む夕日」を眺めることはできませんでしたが、駅では電車の発着のさいにこの曲が使用されており足利の市民の方にも親しみがあるとのことでした。


閑話休題。

視察の目的は平成26年12月にオープンをした屋内遊び場「キッズピアあしかが」という施設です。
「季節や天候に左右されることなく遊べる遊び場」をという市民のニーズに応え実施されたのがこの事業であり事業スキームとしては民設・民営として市は補助金を出すというかたちで行われたそうです。

そこで、市としてはイニシャルとランニングにそれぞれ補助金を出しているのですが、それ以外は事業者に委ねてあるのがこの事業の特徴です。
現地に行ってみるとこの方法でも上手くいくさまざまな理由がわかってきました。
まず、この遊び場が設置されているのは空きテナントとなっていた大型ショッピングモール内部であり、駐車場の問題はあっさりと解決されていました。

20170119_150534
写真1 キッズピアあしかが

で、入口はこんな感じです。

20170119_142401
写真2 入り口には発券機が置かれています

1日のスケジュールを5クールに分け、1クールの定員は200人、利用者は80分100円という利用料を払うことに。中は高い安全性と創造性を育むヨーロッパの遊具、おもちゃが中心におかれていました。

20170119_143029
写真3 ボールプールも豪華

わたしの息子も頂いたマグネットの玩具もありました。

20170119_144610
写真3 玩具は会場外でも販売されていました

ここの運営が成り立っている理由として挙げられていたのは、運営主体が社会福祉法人であり、この事業がA型事業所として障がい者の方を雇用していることが大きな要因の一つだと考えられます。
 
やはり人件費の部分が経営上おおきなウエイトを占めてくる事業なのでその部分を補助金等で埋めることができるのは大きいとのことでした。

ともあれ、財政上多額の資金を投入できないなかでいかにアイデアを出しながら市民に必要な施設を整備していくのかその工夫という意味では岡崎市にも適用可能なこともあります。

これからの課題ですね。

さて、視察は二日。

明日は東京の江戸川区にお邪魔をいたします。

しっかりと勉強してきます。

では、また。 

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。


 本日は朝から議会報委員会、

午後からは議員研修会が市役所で

開催されました。


議員研修会では

一般質問をよりよいものにしていくために

いかに効率的に情報収集をしていくかを

国会図書館に勤務されている方を

講師に拝聴してきました。



論点はさまざまあったのですが、

二つ印象的だったことを挙げると、

一つはネット上にあまたある情報を

二層に分け説明をされていたことです。


一方は「表層情報」で、

googleやSNSなど、ネットと聴けば

骨髄反射のように私たちが思い描く

検索サイト、ポータブルサイトにより

引っかかてくる情報です。


誰もが容易にアクセスできる半面、

情報としては弱い。

誰もが知っているというやつですね。



他方は「深層情報」と呼ばれるもので、

専門性が高く、また信頼性のある

情報がネット上に存在します。


ここにアクセスするのは特段難しいことでは

ないのですが、やはり専門的なサイトや

その方法論に熟知した司書さんを使いこなす

ことでより容易に、無駄なく得ることができる

とのことでした。



もう一つは、

議員、行政、司書と立場を異にする

三者が一つの課題に対峙したとき

情報取得行動に差が生まれるということです。

端的に言えば、

議員は「現場に出て声を聞く」という行動を重視し、

行政は「行政情報を分析し、推論する」、

司書は「広くオープンリソースに網をかける」という

行動をするそうです。


確かにそういう傾向があるかもしれませんね。



これは良し悪しという価値判断ではなく、

それぞれの癖のようなもので、

逆に考えれば、当事者は

他の主体がどのように情報取得に対し

行動するかを熟知し補完し合う関係性を

築いていくことが必要だと感じます。



「表層情報」と「深層情報」、そして

各主体による情報取得行動の違い。


一般質問をよりよいものにしていくためには

上記のような二点をうまく頭に入れながら、

執行部と対峙していくことが肝なんでしょうね。


実践していきたいと思います。


さてさて、

厳しい寒さに体調を壊しています…

昨日から鼻水と喉の痛みで…


どうぞみなさん、ご自愛ください。

では、また。






 

滝山寺さんで本坊の屋根改修に
あわせ葺きなおす瓦の裏に
祈願として一筆入れることが
できます。
期間として、3月末頃までで
住職さんによれば何事もなければ
100年近くは残るだろうとのことでしたが、
寄進ということで多少のお金はかかります。


20170111_121002
 
拙い字ですが、
一筆書いてきました。

20170111_121720
 
グレート家康公のご両人も祈願を
されていました。


20170111_121955
 
 お時間ある方はぜひ。

 

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田高之です。

午前中は消防出初式、午後からは成人式と
生憎の空模様でしたが晴れやかに式典が
開催されました。

岡崎消防出初式は市内の地域消防を担う
消防団と消防職員による仕事はじめの行事と
して行われており、多くの消防団や消防職員に
よる一糸乱れぬ行進は圧巻の一言で、
インデペンデンスデイで地球に帰還したさいの
映像を彷彿とさせるような場面でした。

また南海トラフ地震を想定した救助訓練では、
消防が所有する梯子車やポンプ車などを
随所に使用し、緊迫感のある光景でした。

20170108_110951

20170108_113949


そして、午後から行われた成人式。
生憎の天気となってしまいましたが、
今年は3,878人の方が晴れて新成人となった
とのことでした。

ふと式を見学していながら考えていたのですが、
いまの私たちの暮らしにおいて「通過儀礼」として
機能しているのは成人式くらいしかなく、
他が見当たらないのが少し問題なのかもしれない
かもしれません。
「荒れる成人式」なんていう言葉もありましたが、
子どもと成人、成人と大人の境目がはっきりとしない
現代において、たとえ形式的にも「大人」となる
ことを社会的に強制する仕組みがその境界線を
強調するいい機会になると思います。

そういえば、新成人で頭をモヒカンにして
赤く染めていた方を見て思い出したのですが、
私たちが成人式をしたのも「酉年」だったことです。

あの時も、同じように髪形をモヒカンにしてトサカに
見立てた派手なカラーの人たちがいました。

鳥に見立てた髪形は「酉年」成人式の伝統に
なっているのかもしれませんね…笑

なにはともあれ、
これからのみなさんのご活躍を祈念しております。

では、また。
20170108_142707


20170108_134753



こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。


今日から自動車関係の仕事もはじまり

いよいよ町が平常運転に戻ってきたかな

という印象です。



今日は二つほど面白い記事を発見したので、

紹介いたします。



一つ目は、これ。

 要は、高齢者学会なるところが、

身体機能等が若返りしていることに

鑑み、高齢者を現状の65才以上から、

75才以上に変更することを提案した

ものです。

今後、高齢者の福祉、医療が重くのしかかってくる

ことには異論の余地はありませんが、

いわゆる「高齢者」という年齢を押し上げ、

働く機会を創出していくことで、社会保障を

削減していくことが可能になるはずです。

高齢者の定義を上にずらすのはいい提案ですね。




そしてもう一つは、これ。


この記事を見て即座に呟いたのですが、

かりに新成人の方が「未来は明るい」と

応えたら、なんか直観力が足りないのでは

と訝しく思ってしまうのではないでしょうか。


私事で申し訳ないですが、

新成人の時にこの先明るい

と話していた友人、知人はほとんど

いなかったですし、「未来」という

時間軸の先にあるなにかなんて、

そう質問されるまでそれが

存在するのかさえ考えたこともない

というくらい「いま」を生きていた気がします。

なんか最後は、飲み屋で管を巻いているような

与太話になってしまいましたが、

もうすぐ成人式ですので新成人の方に

ぜひこの質問を投げかけてみたいですね。


それでは、よい週末を。



 

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。



いよいよ今日から仕事始めとなりました。

改めて本年も頑張っていきたいと思います。



今年の抱負は、なによりも議会で

しっかりと仕事ができるよう、知識を身に着けて

いくことです。


昨年の議会を通して身に染みたことですが、

議会には議会のルールがあり、

それはスポーツと同じで、ルールに沿って

物事が進行していくので、それを熟知し、

しっかりと議論ができることに努めていく、

そのためにも、知識を身に着けていきたいと

思います。



また、もう一つの抱負としては

情報発信を確実にしていくことです。


市政報告会、後援会報など伝えていく

手段はさまざまであり、その一つ一つに

力を注ぐのはもちろんですが、

例えば、このブログに関しては昨年の6月20日に

開始したので年末まで約180日と概算すると、

昨年のエントリー数は40件でした。

ということは、ざっと4日に1度のエントリーに

なるのですが、

やはり少ないなーという印象です。


質か量かなどの二者択一ではなく、

「質は量に比例する」という言葉を信じ、

この実績を2日に1度、180エントリーを

目指し報告をしていきたいと思います。




さて、今日はもはや恒例となった?!

胎蔵寺さんでの餅つき、書初めを

してまいりました。


書家の先生から朱入りをして頂きながら

書した文字は



「初志貫徹」



引き続きみなさまのご指導、ご鞭撻を賜りますよう

よろしくお願い致します。


20170104_162550

 

明けましておめでとうございます。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。



旧年中はたいへんお世話になりました。


大晦日の夜は地元の神社からはじまり、

おおくの方へ新年のご挨拶まわり。

少し仮眠(朝生を横目で見つつ)をとり、

5時からの元朝式に。


そして、10時からは中央総合公園で開催された

岡崎市主催の新年交礼会へ。

午後からは幾人かの人に出会い、

ご挨拶と意見交換をさせて頂きました。



で、息子が風邪をひいたので急遽病院への

送り迎え。涙


とりあえず風邪との診断に一安心ですが、

病院がすごく混んでいて驚きでした。



多くの方の元旦からのお仕事には

頭が下がります。

市議の元旦はこんな感じで過ぎていくようです。


どうぞ、本年もよろしくお願いいたします。

image

image

↑このページのトップヘ