岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

岡崎市議会議員(2期目)/1984年生/愛知県岡崎市→岡崎小→南中→北高→イギリス留学後→関西学院大学・大学院(都市計画)→NPO職員→議員秘書/無所属/チャレンジ岡崎・無所属の会/2児の父/どんなことでも連絡はこちらまで → oda.takayuki.office@gmail.com

2016/12

今年も残り二時間をきりました。

今年はみなさんの多大なるお力添えを頂き、
10月にははじめて市議会議員の壇上に
押し上げて頂きました。

改めて感謝です!
本当にありがとうございました。

また、時間は前後しますが、5月には息子が
誕生いたしました。

未だ夜泣きに苦しめられるとともに、
日々の成長には驚きと喜びを感じ得ません。

来年はもう少し父になついてくれることを
祈るばかりです。笑

来る年はしっかりと仕事ができるよう着実に
歩んで行きたいと思います。

年末恒例となっていた友人との
集まりが叶わぬのが少し悲しい
のですが、それぞれ家族を持ち
状況がかわっているから仕方ないと
思うとともに、この不義理をお許し
下さい。こめんよ。

それでは、みなさまよいお年を。

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こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。


暮も差し迫る、30日が過ぎ去り、

いよいよ今年も残すところあと一日。

金融機関の方々も本日で仕事納めとなり

いよいよ年越しに備えるていると思います。



年末恒例の消防団による夜警も今日までとのことです。



さて、

年賀状書きもその中の一つだと思うのですが、

議員は年賀状を出すことができないのです。

これは、以下の公職選挙法によりこんなふうに

謳われています。

第百四十七条の二  公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者(公職にある者を含む。)は、当該選挙区(選挙区がないときは選挙の行われる区域)内にある者に対し、答礼のための自筆によるものを除き、年賀状、寒中見舞状、暑中見舞状その他これらに類するあいさつ状(電報その他これに類するものを含む。)を出してはならない。

ということで、答礼による手書きのみは

許されているのですが、こちらこらお送り

することはできないようです。


なんだかなーですが…

もちろんルールはルールなのできっちりと

守ります。

もし賀状をお送りいただく予定があったかには

本当に申し訳ありません。




さて、今年もあと一日。

よい年をお迎えください。


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 20161228_205708

こんにちは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。



クリスマスも終わり、いよいよ

年末年始がやってきますね。

28日が仕事納めである人も、

30日がそうである方もいらっしゃると

思いますが、残りあと僅かですね。

 

さて、前回のエントリーでは12月定例会を終え、

議案等の賛否についてだけ記し、

報告だけに留まっていましたので、

今回はそこについて書きます。



議員提出議案1件、第101号議案外27件、
請願7号外9件の審議が行われ、
会派として以下のように
賛否を表決しましたので、
ご報告致します。

□議員提出議案
議員提出議案12号「地方議会議員の厚生年金への
加入を求める意見書の提出について」
には反対
 

この中でも会派でいろいろと意見が割れたのが、

「地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書」に

ついてでした。


これは現在、国民年金にしか加入していない地方議会議員の

厚生年金への加入を求める意見書なのですが、

まずは、その全文をご覧ください。



地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書の提出について
 
地方創生が、我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向け
大きな責任を有する地方議会の果たすべき役割は、ますます重要となっている。
 このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ
専門的な諸課題について住民の意向を酌み取り、的確に執行機関の監視や政策提言等を
行うことが求められている。
 また、地方議会議員は、議会活動のほかちいきにおける住民ニーズの把握等さまざまな
議員活動を行っており、近年においては、都市部を中心に専業化が進んでいる状況にある。
 その専業議員には、現在一部の議員を除いては、国民年金しか将来保障の手だてがなく、
そのことが地方議会議員のなり手不足の一因とも考えられる。
 よって、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、
地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。
 一方で、地方議会議員の中には、既に年金受給資格を有する者も数多く活動している。
 年金受給資格を有しながら新たに議員になった者においては、厚生年金への加入を選択できる
制度にすることを要望する。

以上、地方自治第99条の基底により意見書を提出する。 
 

 これによると、地方分権化の時代において、地方議会議員の役割の

高度化、多義化が要求されるなかで、年金制度の充実が

担い手不足の解消に 一役買うので、地方議員の厚生年金への

加入を要望するという内容となっています。


確かに、これからの議員に求められる資質は多種多様なものに

なると考えられますし、さまざまなバックグラウンドを持つ人、

考え方を持つ人が議員になること、挑戦することができる

環境が望ましいのは論をまたないと思います。



私もそれは賛成です。



しかし、です。



上記のような担い手が生まれてくる環境整備を

担保するのが「厚生年金」への加入だという

因果関係がいまいち納得できないのも確かです。



もちろん、将来の安定が保障された身分だからこそ

安心して挑戦できるという部分も否定できないことは

ありません。ましてや、子育て世代の30代、40代が

議員に挑戦するには「矜持」だけではいかんともしがたく、

将来の保証がいくばくかそれを後押しする面があることも

十分に考えられます。



ただ、私たちが考えなければならないことは、

「議員」という存在はどうあるべきか、

そこではないでしょうか。


この問題にはこのような本質的なことが隠されていると思います。


一般に厚生年金に加入されている方は、

会社や団体と労働契約を結び、仕事の成果に対する対価として

「賃金」を得ている人です。

時間給であれ、能力給であれ、会社が定める基準に見合った

働きをしたことに対する対価が支払われているはずです。

そこにはノルマがあり、上司による仕事の評価があり、

売り上げがあり、毎年、毎月、毎日、数字で判断される

という側面があります。


一方、議員というのは「特別公務員」という位置づけであり、

税金から「報酬」を頂いている身分です。

労働契約を結んでいるわけでもなく、ましてや、

一定の物差しによる基準で対価が支払われているわけでは

ありません。毎月ごとの「ノルマ」もなければ、

上司による「評価」も存在しません。

極端なことを言えば、議会において一般質問をする

義務もなければ、委員会で発言をしなければならない

義務もないわけです。

だからこそ、「出勤」もなければ、「労働時間」という概念も

議員には存在しないはずです。


これはいい悪いではなく、その立場のヒトが

なにを求められているのかではないでしょうか。


賃金労働者は課、部、会社の利益の向上を目指し、

各々の利益の追及が社会の福祉に貢献するという市場原理の

世界で動いています。全体最適のために、

労働契約などで個人の自由は制約されるかもしれませんが、

それは市場におけるルールがそうさせます。


議員は、ヒトに縛られることなく、法による支配の下で

「自由に発言」することが求められている存在です。

これはなにも、誰からも自由であるというわけではなく、

さまざまな方からの声、思い、状況を斟酌し、最後に

何を発言するか、その裁量において「自由」であるということですが、

それを担保するには、外部からの評価から極力外側に

位置していることが必要です。そうだからこそ、

これだけめまぐるしく変わる世の中において、

4年に1度なる長期の視点で審判が

下るようになっているわけです。




ながながと書いてきましたが、

私は議員の「厚生年金」への加入は、議員の

自由な発言を阻害する

ことに繋がるのではないかと懸念しています。

こう書くと語弊を招くかもしれませんが、議員の「サラリーマン化」に

繋がるのではないかと思うのです。

何度も書きますが、サラリーマンがいいとか悪いとか、

議員がいいとか悪いとかを論じているわけではありません。

それぞれの持ち場を守っていくことが大切です。


ただ、「厚生年金」加入は

議員に求められている職責を阻害するのではと懸念しているのです。


議会と行政における二者関係が緊張感を持つことこそ

地方行政の活性化において本質的な問題であり、

それをいかに担保するかが

制度設計において最も大切な視点です。


その関係の維持のために、さまざまなバックグラウンドを

持つ人や考え方を持つ人が地方議会に参入してくることが

必要なことです。



しかし、今回の意見書にあるような重要なテーマを

安易に持ち出してくることは、賛否以前の問題として

自分たちの立ち位置を「行政」からサラリーを貰っている存在

と見立てているのではないかと訝しむに値するのではないでしょうか。


だからこそ、賛成しかねたわけです。



みなさんの意見をお伺いできればと思います。



では、また。


 

こんにちは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。




本日、12月定例会が閉会いたしました。


本会では、

議員提出議案1件、第101号議案外27件、

請願7号外9件の審議が行われ、

会派として以下のように

賛否を表決しましたので、

ご報告致します。


□議員提出議案
議員提出議案12号「地方議会議員の厚生年金への
加入を求める意見書の提出について」
には反対

□議案
議案については、
議案127号「平成28年度岡崎市下水道事業会計補正予算(第1号)」には反対

外、27件には賛成

□請願
請願9号
「小中学校給食費の無償化の計画的実施を求めることについて」
同7号
「乙川リバーフロント地区整備計画を一旦立ち止まって市民の声を聴いて
見直しをすることを求めることについて」
を採択

外、8件については不採択としました。

以下、それぞれについての陳述を添付してあります。



また、感想等は後日書きます!


では。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
127号議案「平成28年度岡崎市下水道事業会計補正予算(第1号)」であります。

これは赤渋ポンプ場の耐震工事に対しての補正予算であります。治水、防災等、住民の安心、安全のためにはぜひとも早期の完成を目指すことは当然のことと考えております。しかし、当補正予算は2億2千7百万円の増額となり、当初予算の358百万から1.6倍に膨らむこととなります。また追加工事の内訳を確認したところ、設計当初から予測可能であると推察される要因が多々あり、日本下水道事業団の見積もりが甘かったとしか考えられません。さらに、工期が一年半も伸びることなど、詳細を地元の方々にはもちろんのこと、市民へもしっかりと説明を行なうべきだと考えます。日本下水道事業団に対して、ペナルティも課さない、責任も負わせない、市民への説明責任も果たせさせない現状ですので、賛成いたしかねます。 

・請願第7号

「乙川リバーフロント地区整備計画を一旦立ち止まって市民の声を聴いて見直しをすることを求めることについて」です。「乙川リバーフロント地区整備計画」につきましては、賛否両論あることは周知の事実で、また先日行われた一般質問でも取り上げられたように市民の誤解が多くあることも確かです。しかし、きちんと理解をされている方々からも計画の見直しを要望する声は多く、特に「もっと優先すべきことがあるのでは?」との声が多数聞かれます。市民へ周知させる意味も含め、一度立ち止まり、どのように市民が思い、何を求めているかを考え、少しでも市民の声を反映させる必要があると考えます。

 

・請願第9号
「小中学校給食費の無償化の計画的実施を求めることについて」です。

給食費の年間無償化は毎年必要な財源が16億必要となり、現段階で、すぐに実現するには無理があると考えられます。給食費の4月だけの1か月無償化は、一部の保護者に喜ばれているが、現場の教師は手数料の問題で困っている現状があります。市長の公約を実現するためにも、来年度から、まず「年間4千8百万円で実施できる第3子以降を完全無償化し、次に第2子以降を完全無償化、そして最後に第1子以降と計画的に小中学校給食の無償化を目指すべきと考えます。また、一部無償化とともに給食の質を上げることも検討する必要があると考えております。

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。



年の瀬も迫る土日は飲み会も多く、
たいしてお酒が強くない者としては
なかなかな季節であったりするのですが、
それでも、「呼ばれるうちが花」と思い、
ひょいひょいと行くわけです。笑


さて、今日はたいした話ではないのですが、
最近読んだ「地方創生大全」について書きます。


地方創生大全
木下 斉
東洋経済新報社
2016-10-07



「地域活性化」や「街づくり」という名のもとに
多額の予算を付けてきたにもかかわらず
地方の衰退を留めることができないのは、
補助金という仕組みがもつ構造上の
欠陥が原因だと筆者は睨んでいます。

補助金による事業は「商い」とは異なり、
儲けることを追及するのではなく
「公共性」や「市民の福利」を
目的としたものとなり、「お金」とは
異なる物差しによる数値目標により
事業が進められていきます。

さらに、
活性化事業は「地域特産品」や
「ゆるキャラ」に象徴される全国で
画一的な事業が行われ金太郎飴の
ようになるか、
はたまた、「コンサル」が地域特殊的な
「町おこし」の成功事例を安易に一般化した
ものを行政に売り込み、その結果、
無責任な事業が展開されるのが
関の山だと踏んでいるわけで、
なかなか耳が痛い話しばかりです。

そこで、著者は補助金による
オーバースペックで一過性の事業を
興すのではなく、小さな資本でも
持続的に利益が上がる事業が
成り立つ環境、人材、商品を
育てる仕組みの整備が、地域創生に
おいて求められる
ことだと提案しています。

端的にいかに「稼ぐ」か。

それが唯一とはいわないまでも
「地域活性化」における最良の
処方箋であると指摘しています。

街に、地方に、中山間地に
目をぎらつかせた「アニマルスピリット」を
持つ若者、企業家を呼び込み、
彼、彼女らが少額でも持続的に
商いをしていくことで雇用を生み出し、
それが町に人を呼び込み、
その循環により空き家が埋まり、
地価が上がり、交流人口が増える。
他方で、それは行政にとり市民税、所得税、
固定資産税などの増収となり、
持続的な市政のかじ取りが可能に
なることを指すことになります。

説得力ありますね。

殊、活性化事業においてと
断っておけばですが。

ぜひ、ご興味ある方は手に取って
頂ければと思います。

今週はいよいよ12月定例会が
閉会となります。

張り切っていきます。

では。

 

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。


さて、報告が遅れましたが月曜日に
初めて委員会に出席、質疑を行ってきました。
まずはよく聞くけど、意外と実態がわからない
「委員会」とは何かということを調べてみますと、

 第五節 委員会

第百九条  普通地方公共団体の議会は、条例で、常任委員会、
      議会運営委員会及び特別委員会を置くことができる。
   ○2  常任委員会は、その部門に属する当該普通地方公共団体の
      事務に関する調査を行い、議案、請願等を審査する。

と書かれていますが、う~ん、と一読しただけでは、
理解することが難しいですね。

こういう時は具体例を見るのが早いと思うのですが、
私が所属する常任委員会は福祉病院委員会です。
その部門に属する事務は、

福祉部の所管に属する事項
保健部の所管に属する事項
こども部の所管に属する事項
岡崎市民病院の所管に関する事項

となっており、上記4部署が所管する議案、
予算が議会に提出された場合、
福祉病院委員会に付託されることになります。

付託というのもわかりにくいのですが、
要は、議会で全議案、予算を審議すると
べらぼうに議員数が多く、遅々として議事が
進まんから、ここはひとつ、少人数の
委員会にして、専門的にみっちりと
取り組んでいただきまひょうか。

ということなんだと理解しております。

そこで、今回は11議案、4請願、5陳情が
福祉病院委員会の付託となりました。
(請願、陳情については後日どこかで…)

そこで、113号議案(年度当初からの通し番号?!)
◆第113号議案「岡崎市救急医療拠点施設整備支援補助金交付条例の
制定について」という
条例案のやり取りをメモしたものを以下に添付させていただきます。

これは、新病院にむけて、岡崎市と幸田町が50億円の交付金を
救急医療を常時実施する病院に対し払うという内容のものであり、
南部地域にとり望まれる病院ではありますが、だからこそ、
不透明な部分がなく、納得するかたちで進んで頂きたい事業なので、
50億円の算定根拠などについて尋ねました。

長いですが、ご高覧頂ければ幸いです。

----------------------------------------
◆第113号議案「岡崎市救急医療拠点施設整備支援補助金交付条例の制定について」
 

□条例第二条、私立病院にも関わらず補助金を交付することに関し、「救急医療」を

 「常時」実施するという文言がありますが、「救急医療」と「常時」に関する定義を教えて下さい。
 

(保健総務課長) 救急医療とは、急病患者に対する医療という意味でございます。もちろん、一口に急病患者と言いましても、軽症から重症まで幅広い患者さんがいるわけですが、今回、大学病院に要請しておりますのは、地域に最も不足しております、緊急な手術や入院に対応できる救急医療、いわゆる2次救急医療を中心に行っていただく計画でございまして、先の協定におきましても、そのことをお約束しております。

また、「常時」とは、24時間365日という意味でございます。4年に一度、366日の年、うるう年がありますので、条例上の文言としては「常時」と記載しております。

 

□条例制定後は補助要綱を制定するとのことでしたが、具体的なスケジュールはどのよ うにお考えでしょうか。


(保健総務課長) 条例制定の後は、補助金予算の確保や、補助要綱の制定を行っていく計画でございます。時期としましては、藤田学園の最終設計が概ね完了し、病院の建設費などの詳細が明らかとなる次年度の下半期を予定しております。

 

□補助の対象となる経費は病棟と医療設備とお伺いしましたが、50億円の算定基準をお聞かせください。

 

(保健総務課長) 補助金の上限を50億円とした理由につきましては、先日、公表させていただきました支援方針でも触れておりますが、市が400床の病院の標準的な建設費を約116億円程度と見込みまして、これに、病院における入院患者のうち救急患者の割合を43%程度として掛け合わせ、50億円としたものでございます。

 

□算定基準にありました、43%という数字の根拠になる資料がありましたら、教えて下さい。


(保健総務課長) 先の支援方針でお示ししました補助率43%の算出方法としましては、これから整備を行う大学病院と同じく、救急医療を24時間365日体制で行っております岡崎市民病院のここ3年間の実績を採用したものでございまして、入院患者のうち、救急患者の割合が概ね43%であるというところから来ております。


□算定基準(1病院あたり116億円程度)でお伺いした135病院の建設時期、建設単価、その他使用した資料がありましたらお教えください。


(保健総務課長) 今回、大学病院への補助金について検討するにあたり、全国の病院の事例などを調べたわけでございますが、その対象としましては、東日本大震災以降で建設費が高騰しているとの認識のもと、2011年以降に建設された135病院としております。

まずは、これらの病院における病床1床あたりの床面積を調査し、約81平方メートルであるとの結論を得ております。また、建設単価につきましては、民間病院の場合は非公開の場合がほとんどでありましたので、公立病院の整備に対して国が自治体に交付税措置を行う際の単価「1平方メートルあたり36万円」を参考値として採用しております。

こうしたデータをもとにしまして、今回の大学病院が400床であることを掛け合わせ、400床の標準的な病院の建設費を約116億円として査定したものでございます。

 

□今後、市内で同じ規模、機能を持つ私立病院の建設が予定されるさいはどのようにするのかお聞かせください。


(保健総務課長) 結論を申し上げますと、今回の大学病院の整備によって、当医療圏の病床数は県の基準病床数に限りなく近づくことが見込まれますので、この先、大学病院と同じような規模・機能を持つ総合病院の整備は制度上できないと考えております。本市としては最初で最後のチャンスと考えております。


こんばんは。

岡崎市議会議員の小田高之です。



今日は、朝から一日委員会に出席してまいりました。

そのお話はまた次回ということで、

本日は、前回エントリーの続きをお送りしたと思います。


詳しくは上記のリンクを参照願いたいのですが、

要は「QURUWA」とは、

東岡崎駅→人道橋→中央緑道→籠田公園→
連尺通り→中央図書館→伊賀川→岡崎城→
乙川→明大寺本町→東岡崎駅

を辿る主要回遊動線を指称するものなんですが、
その輪の東側に位置する、
人道橋→中央緑道→籠田公園の南北軸を
(仮称)セントラルアベニューとして再整備
する計画が進んでいます。

そして、
「QURUWA FUTURE VISION3」では、
その基本設計(案)について設計担当者である
オンサイト計画設計事務所の
長谷川浩己さんがさまざまな提案を
されていました。

(やっと、本題に来ましたw)

まず、設計や説明の都合上、
先ほどの軸で言えば最北端に位置する
籠田公園をA1~A4の分け、さらに
そこから南に中央緑道をB1~B5と分け
各々を有機的に繋ぐ提案がなされています。

その画がこちら↓
全体図

まず、籠田公園の大きな変更点としては、
現況のステージを移転・再配置があげられます。

というのは、回遊動線に目配せをしながら
公園の北側に位置する市民会館や、西に位置する
連尺通りへの心理的な抜け感を作るには、
公園の北西から
南東に向けた斜線を主要歩行空間にすることで
演出できるとのことでした。

そして、ステージはそれと直角に
交わるように設え、その東側に
芝のマウンドを配することにより、
多様な市民活動のニーズに応えることが
可能になるとともに、非日常的な
使用だけではなく、日常的な使用にも
馴染むものとなることが
期待されています。

加えて、公園中央東側にも
東の縁台としてステージが設けられ、
ここではピクニック、ダンスなど、
北側のステージとは異なる魅力を
演出できる場所として設置
されることになります。

こんな感じです↓
籠田公園ステージ


そこから、公園の南側、現在の
中央緑道に目を移すとここが
ゾーニング上B1~B5に当たるのですが、
象徴的なのは公園から乙川に向けての
傾斜を上手く使いながら、レベル差のある
デッキを配置していくところ。
「歩く」、「眺める」、「立つ」、
「座る」、「寝る」など多様な
動きが可能なスペースとして
展開されています。

わかりやすくレベルが示された
図があるのですが、現状と比べて
3.1mも高いところにテラスが
配置されることになるそうです。

↓こちら
 
デッキ上

そしてゾーニング上、最南端に位置する
B5あたりは「QURUWA」の結節点に
位置付けられており、いわゆる「溜め」を
作る場所となるそうです。

そこにはトイレや駐輪場が配され、
また広いスペースが整えられる
ことになりそうです。

↓これ
 
人道橋

以上が、先の会で発表された
(仮称)セントラルアベニューの概要です。

これから動いていくことになるので、
注視していきたいですね。

では、また。

 

こんにちは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。




福祉協議会センターで開催された

「QURUWA FUTURE VISION3
」に参加してきました。


標題のとおり、それは何かについて少し考えていこうと思うのですが、

現在、岡崎市では乙川リバーフロント計画が

進められているのですが、この「QURUWA」というのは

その計画に対する一つの部分として

いま進められようとしているそうです。



まず、ほとんど聞き慣れない、しかし

これから頻繁に出てくるであろう

「QURUWA」という名称についてですが、

どうやらこれはこの夏に行われた、

第1回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議」に

端を発する、以下のような議論から出てきたようです。


[清水] ・ 主要回遊動線には名前つけたほうが良い。
   ・総構えの範囲とリバーフロント地区が近い範囲なので、
   そこをヒントに「くるわ(廓)岡崎」はどう か。
[山田] ・ 城郭の中だったという特徴が見た目ではまだ意識できないが、主要回遊動線から
    意識できるとよい。

(中略)

[藤村] 「くるわ」の全体型が「Q」の字に似ているので、英語表記は「QURUWA」としてはどうか。  

引用:第1回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議 議事録
 http://www.city.okazaki.lg.jp/mobile/300/301/p019245_d/fil/160804dkaigi1kiroku.pdf

これだけを見ただけではまったく理解できませんが、

とりあえず「回遊」ということなので、ぐるっと一周できる道を

「QURUWA」と名付けそれを主要回遊動線に

しようということが言われています。



では、どこをぐるっと回るのかと言えば、

乙川リバーフロント計画における対象エリアになるわけす。



ここでリバフロ計画がなんなのかを確かめていく必要が

あると思うのですが、

これも先の会議で話し合われており、

それをよると計画の理念は、

「豊かな公共空間と民間の資源を、公と民を連携させて新たな産業と雇用の創 出、公共的サービスを補うまちの担い手を同時に発掘し、持続可能な都市経営の実現を目指すこと」

引用:第1回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議 議事録 
 http://www.city.okazaki.lg.jp/mobile/300/301/p019245_d/fil/160804dkaigi1kiroku.pdf 

と謳われ、その実現のために
1.「回遊性の向上と滞留時間の拡大」
2.「良質な都市空間の形成」
3.「新しい公 共サービスの担い手の創出と社会実験」

引用:第1回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議 議事録 
 http://www.city.okazaki.lg.jp/mobile/300/301/p019245_d/fil/160804dkaigi1kiroku.pdf 
という3つの手段を使用してヴィジョンを達成して

いくものとされています。

で、その対象エリアと開発手法として、

1:駅西・セントラルアベニューエリア:公民連携型
2:岡崎公園、乙川エリア:公民連携型
3:駅東・駅南エリア:大きな民間投資誘発型
4:祐金・菅生エリア:大きな民間投資誘発型
5:りぶら・康生エリア:大きな民間投資誘発型
6:籠田・伝馬エリア:小さな民間投資誘発型
7:六供・花崗エリア:小さな民間投資誘発型 


引用:第1回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議 議事録 
 http://www.city.okazaki.lg.jp/mobile/300/301/p019245_d/fil/160804dkaigi1kiroku.pdf 

の7エリアが選ばれているわけです。



となると、「QURUWA」というのは

7つのエリアを「主要回遊動線」として繋ぎ、

それぞれのエリアの「滞留時間の拡大」と

「良質な都市空間の形成」を形作るための

道であり、視覚的に考えると

7つの布を縫合する「糸」のようなもの

だと言えるのではないかと思います。


そのようなことが、その後行われた第二回の会議で

以下のようにまとめられています。
>乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン基本構想(H28 策定)

>QURUWA 戦略:「歩いて楽しく、自転車で回れて、車でも来やすいまち」
   (第一回デザイン会議) 

乙川リバーフロント地区(以下、RF 地区)内の、各エリアの魅力や特徴、集客力のある拠点等の分布状況を考えて、「くるわ」を設定。
動線がほぼ岡崎城郭の内側にあることから、曲輪=くるわ= QURUWA と名前を設定した。

・ 歩いて楽しいこと、自転車で回れること、車でも来やすいことを目指す。
点から面、面に対する線として「くるわ」を設定し、個々のエリアをつなげていく。
・ 「くるわ」上で、
 :重点的に公共サービスの担い手の発掘や、都市空間の質を高めていく
  仕組みをつくる。
 :モデル的に RF 地区全体を高めていく公民連携の仕組みと空間を展開する。 

(強調筆者)
引用:第 2 回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議 議事録 
http://www.city.okazaki.lg.jp/mobile/300/301/p019245_d/fil/160829dkaigi2kiroku.pdf 
ということだそうです。

なんとなくわかって頂けたでしょうか…(不安)


で、

「QURUWA FUTURE VISION3」では、この動線上の

象徴的な存在になる
(仮称)セントラルアベニューの計画について

その基本計画が示されたわけですが、

それは、また次回に書きます!!


それでは、また!


2016年12月10日15時46分12秒

こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。


本日は委員会のヒアリングを朝から

再度して頂きました。


終了後の率直な感想は、




福祉病院委員会が所管している事業は

国民健康保険、介護、福祉など

憲法13条をまさに地でいくような

住民の生活の根幹を支えている

部分なんですが、

やはり難しいんです…



確かに突き詰めれば、お金をどこから集めて

どこにに分配するかだけであり、

国保も介護保険もそういうもんなんだと

理解したわけなんですが、

それでも何が難しいかといえば、

実際のお金の動きがかなり複雑に入り組んでおり、

それを初見しただけではまったく追っていくことができない

というところです。



具体的に、ということさえ説明できない(苦笑)



それをなんとか今日、理事者の方に説明を頂き、

理解に努めてきたわけなんですが…



とはいっても、しっかりと重責を果たすために

この土日で理解を深め、

月曜の委員会に望みたいと思います。

それでは、また。
 

 

こんばんは。

市議会議員の小田たかゆきです。


一般質問を終え、来週の委員会に向けて

準備を進めています。





さて、このようなニュースがありました。
「小池知事と自民」対決 泥仕合の様相
毎日新聞

東京都の小池百合子知事は7日、都議会定例会の代表質問に臨んだ。
前回定例会で事前に議会側と質問と答弁をやり取りする「答弁調整」を
拒否して対決姿勢を強める小池知事に対し、最大会派の都議会自民党は
詳しい質問内容を事前通告しない「意趣返し」を見せた。「知事対自民」
の対決は議論が深まらず、知事就任後、初めてヤジを浴びるなど
泥仕合の様相となった。



 http://mainichi.jp/articles/20161208/k00/00m/040/096000c#csidx6a17c11e207ded88da8eba1289ff33c 
Copyright 毎日

これはいわゆる「事前通告」のみを行い本会議に臨んだという記事なんですが、

議員側が行政側に対し事前に大まかな質問内容しか伝えず、

本会議という公の場で答弁を求めるという形になったというわけです。


いや~緊張感がありそうですね~


一般質問と言えば、周知のように

議員側も当局側も原稿を読み合い、まるでお芝居をしている

という批判があります。確かにその通りですし、私も

今回の一般質問ではしっかりと「答弁調整」をしました。

ただこれは、一方で、事前に調整することにより統計データの

数字を正確に伝えることができたり、

議論の論点がずれていくなどの弊害を

免れられるということでいいところもあるのですが、

やはり聞いている方にとっては、身の入らないものに

なってしまうのも仕方ないですよね。



ただ、

実は、これと同じ事態が今回の岡崎市議会で行われていました。



しかも、都議会で行われるような「一括質問、一括答弁」方式ではなく

「一問一答」方式で!!



ややこしいです話で恐縮ですが、「一括質問、一括答弁」というのは

最初に議会側が一括で、つまりいっぺんに質問をだーっと訊ね、

一通り質問が終わった後に、当局側がその質問に対し一括で

答えるというものです。




対する、「一問一答」方式は、よく国会中継なので目にするように、

一方が一つ質問をし、他方が、一つ答弁をするという行為を

繰り返していく方法です。



この方式を利用し、12月定例会では江村力議員が「事前通告」のみで

ほとんど答弁調整をすることなく、一般質問に臨まれました。



これは緊張感がありましたよ~本当に。




何が出てくるのかわからないなかで、

ゆっくりと諭すように質問する江村議員と

それに対し必死で耳を傾け、丁寧に言葉を選びながら

答弁する当局側のやり取りは、まさに「真剣勝負」といった

趣きで、私も固唾を飲んで見守っていました。




先ほども書きましたが、今回の一般質問を作成する中で

体感したこととして、「答弁調整」は一概に咎められるものでは

ありません。



むしろ、議論を深め、本質的なやり取りをすることが

可能になるものなのではないかとも思います。



ただ、やはり、議員側と当局側の双方が

情理を尽くして説く、

己の全重量を賭す言葉の遣り取りは、

議会に緊張感を生み出すことは間違いありません。




では、また。
















 

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