子ども達が本を読む環境をもっと整備する必要があるのではないか。と、選挙前から掲げてきたわけですが、私も読書家にはほど遠いですが、時間があれば本を読むことにしています。
そんななか、最近購入した本はこちら。
以前から気になっていたのですが、本屋に立ち寄ったさい偶然に発見したので思わず買ってしまいました。著者は著名な建築史家であり、なんとも怪しいタイトルですが、「ゲニウス・ロキ」を冒頭の方で以下のように定義しています。
また続く、「2.聖地創造ー丹下健三の広島」では、戦後、押しも押されぬスター建築家であった丹下健三が設計した広島平和記念資料館を考察したものです。ここでは、資料館が日本の戦後建築の傑作であるだけではなく、原爆ドーム→慰霊碑→資料館という圧倒的(超越的)な軸線と厳島神社がもつそれとの類似性を指摘し、それがゆえに、彼の地は日本人の心の古層に佇むなにかに触れるのではないかと記しています。
うーん。なるほど。と、つい膝を打ちたくなるような筆遣いでどんどんと読み進めることができるので、ぜひ、機会があればご一読を。
と、そんなことを書いていたら、こういうニュースがありました。有料ニュースサイトゆえ、全文は見ることができないかもしれませんが、やはりどの業界もトップになる人々は教養があるのですね。少しでも近づけるよう、日々精進していく所存です。
そんななか、最近購入した本はこちら。
以前から気になっていたのですが、本屋に立ち寄ったさい偶然に発見したので思わず買ってしまいました。著者は著名な建築史家であり、なんとも怪しいタイトルですが、「ゲニウス・ロキ」を冒頭の方で以下のように定義しています。
ゲニウス・ロキとは結局のところ、ある土地から引き出される霊感とか、土地に結びついた連想性、あるいは土地がもつ可能性といった概念になる。引用:日本の地霊 p.4
「地霊(ゲニウス・ロキ)とは、土地の単なる因縁話や因果律ではなく、土地へのまなざしなのであり、都市や建築とわれわれとを橋わたしするものなのである。要は、私たちの目の前に現れる土地や建物といった表層に捕らわれるのではなく、その土地がもつ歴史性、文化性などを考慮しながら場所を眺めていくということだと思います。抽象的な概念で説明しづらいのですが、例えば第1部の「1.議事堂の祖霊はねむるー伊藤博文の神戸」は、国会議事堂の中央に聳え立つ屋根の形状に対する違和感から、遠く伊藤博文まで辿り着く一篇であり、国会議員の方にぜひとも読んでもらいたいと思うほど秀逸な「地霊」への眼差しを感じさせます。引用:日本の地霊 p.4
また続く、「2.聖地創造ー丹下健三の広島」では、戦後、押しも押されぬスター建築家であった丹下健三が設計した広島平和記念資料館を考察したものです。ここでは、資料館が日本の戦後建築の傑作であるだけではなく、原爆ドーム→慰霊碑→資料館という圧倒的(超越的)な軸線と厳島神社がもつそれとの類似性を指摘し、それがゆえに、彼の地は日本人の心の古層に佇むなにかに触れるのではないかと記しています。
うーん。なるほど。と、つい膝を打ちたくなるような筆遣いでどんどんと読み進めることができるので、ぜひ、機会があればご一読を。
と、そんなことを書いていたら、こういうニュースがありました。有料ニュースサイトゆえ、全文は見ることができないかもしれませんが、やはりどの業界もトップになる人々は教養があるのですね。少しでも近づけるよう、日々精進していく所存です。