横手市で行政視察をしてきました。

高齢化が進む地方自治体にとり社会保障費、医療費の抑制は喫緊の課題であり、解決のための一助として健康寿命の延伸が重要であることは論をまたないところです。

そこで、重要になるのは継続的な運動、啓発ということになるのですが、横手市さんでは「健康の駅」という事業でそれらを進めています。

これを一言で説明するのは難しいのですが、「健康の駅」は運動を行う場を連結して市内全域をカヴァーする考え方の総称でありなにか特別な施設を当局が保有するのではなく、体育館や公民館などを「間借り」して運動の場を立ち上げることです。

そこで、「大規模駅」「中規模駅」「小規模駅」なる規模と機能の異なる基準を3層構造でつくり、市内を3ブロックに分割し各々の地域に設置をしていました。

こうすることで、市内全域の住民がどの規模の駅にもだいたい等距離でアクセスができるようになっているのだと思います。

大規模駅にいくつかの中規模駅がぶら下がり、さらにその下に小規模駅がぶら下がるという仕組みなので比喩的な意味で「駅」という名称が使われているのだと思います。

具体的には大規模駅では利用者に専用のカルテを作成し機器などを使うことにより健康維持に励み、その下の中規模駅ではウォーキング指導などを行っています。

町民会館などを使う小規模駅では座ってできる簡単な体操を行っているそうです。

健康寿命を延ばす取り組みは地域包括センターをはじめ福祉委員など岡崎市でも取り組まれているところですが、一層の推進のためにはこのような手法も考えていく必要があるのだろうと感じました。

とりあえず、雪国は寒かったです。


それでは、また。