こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

愛知県でも緊急事態宣言が発令された最初の週末が終わろうとしています。なるべく外出は控えつつも、ちょっとした用事や、息子たちと一緒に公園をぶらぶらとしたさいに見た町の様子はやはりいつも以上に人手が少なく、車通りもまばらである印象でした。

振り返れば(なんか遠い過去のような気もするところですが)、週明けから小中学校の再開、その刹那に県が独自に緊急事態宣言を発令することが報道され、1日だけの登校に。うちの息子も幼稚園の入園式が水曜日にあったのですが、翌木曜日の午前中だけ登園しただけで、金曜日からは閉園という判断が取られました。また保育園については昨日、岡崎市は原則閉園としつつも、止むを得ない事情のかたは預けることができるという柔軟な対応をすることが決まりました。

またここに来て、経済的なダメージもいよいよ本格化してきているというのが肌感覚です。いくつか事業を営む方から国の支援メニューについての問い合わせをいただいたり、具体的な売り上げの落ち込みについての近況報告がありました。

現在のところ、国は4月末に補正予算を可決、GW前後に事業の落とし込みをしていくというスケジュール感であると伺っていますが、首都圏だけではなく、ひろく地方にまで消費の落ち込みからくる資金ショートの可能性が広がっているとおもいますので、適切な支援メニューをお願いしたいところです。

また、この間にも多くの保護者のかたや、感染拡大を不安視する市民のかたからの問い合わせをいただき、答えられること、答えられないこと、すこし状況を見守ったいいものとさまざまありましたが、このように二転三転する現在においては、みなさんの負担も大変重いものであると思いますので、出来る限り返答をしていきたいと思っています。

最近読んだ『パンデミックと戦う』には感染症対策の専門家の先生の言葉としてこんなことが書かれていました。

「もう大丈夫」と思ってしまうこと、それから逆に「もう駄目だ」と思ってしまうことです。どちらに振れてもいけないのです。基本は、楽観的にならないこと、悲観的にならないことで、もっとも大事なことは絶望しないことです。患者がどんどん増えてきて大変なことになると、絶望したくなると思います。でも、絶望したときは終わりです。

「絶望」とは時間の問題です。

「いま」に閉じ込められ、「いま」の連続としてしか「この先」を思い描くことができなくなること。それが絶望がもたらす時間です。

これはとても苦しい。

そこから身を引き離すには、専門家の英知に耳を傾け、幾度となく感染症から立ち直ってきた人類の歴史に学び、「いま」を相対化することにあるはずです。

少なくとも、これから2週間は毎日、感染者数が増加していくフェーズだとおもいますが、そんなことを考えながら、ひとつひとつ目の前に生じる問題を片付けていきたいと思います。


それでは。

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