こんばんは。岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

今日は「テクノロジーの民主化」という講演を拝聴してきました。


タイトルは難しいものでしたが、内容はさすが大学の先生だけあり難しいことでを噛み砕いてご教授いただき、すっとはいってくるものでした。

わたしなりに理解したところでは、ここでいう民主化とは「みんなが開発できる」という程の意味で、技術の進化やIT技術者たちの粋な心意気により、フリーな開発環境や簡易なプログラミング環境が整いつつあり、そこにAIと人による簡易な操作を組み合わせることで、かつては専門家にしかできなかったようなアプリの開発を、やる気があれば、誰でも比較的簡単に開発することができるようになってきた、なっていく、そういう主旨でした。

そうなればいいな〜とおもいつつも、一抹の躊躇いを感じるほどには疑い深くなっている自分もいると拝聴しつつ感じたもので、90年代はネットの誕生により、誰もが主体的に情報発信ができる世の中で民主主義が変化すると叫ばれ、結果は分断。2000年代にもおなじような流れが政治界隈に登場。いわゆるインターネットを利用した選挙活動の解禁により、ひろく双方向の議論が活発化し、投票行動が変化すると宣言されたのも束の間、情報発信は一方からしかおこなわれず、リアルな世界の拡声器をネット空間に移しただけとなった経緯がおもいだされます。

技術革新は世の利便性を向上させるものです。ただ、その技術を運用する社会の側を支える根幹的な精神、慣習、習慣は一朝一夕に変化するものではなく、技術の進歩と比べれば、長い時間を要するものでしょう。

なんだかまとまりのない話しであり、拝聴したお話しとは全然違うことを考えているようにも思いますが、一方で技術革新への積極的な関心を抱きつつも、他方で、それだけでは世の中が劇的に変化することはないという諦感のあいだにいつも自分の身を置いておきたいな〜とおもっています。

ともあれ、考えるきっかけを与えてくれた先生にはあらためて感謝いたします。

ありがとうございました。

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