こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆきです。

本日、一般質問に登壇してきました。ひとつひとつ長くなりそうであれですが、まずは、キッズデイズについてどのように評価していのかについて教育委員会に質問をしました。

議論の前提として、今年のキッズデイズ実施後に教育委員会がおこなったアンケートがあります。

このアンケートは無作為に抽出した学校でおこなわれており、対象者は小学校3年生、小学校6年生、中学校2年生の保護者で、結果は、全体で回答数が450件ほどで、キッズデイズを「理解できる」「少し理解できる」と回答した方の割合は、小学校3年生の保護者で約95%、小学校6年生の保護者で約94%、中学校2年生の保護者で約73%となったとのことでした。

この数字をみると、大方の方が今回の決定には理解を示していることが伺えます。

もちろん統計のとり方や設問設定のありかたなど、それこそさまざまにご指摘があるかもしれませんが、やはりまずはこの数字を土台に議論を進めていくことが必要です。

そうなりますと、やはり今回の決定は「評価できる」ものであったといえそうです。

ただ、急いで付け加えますが、このブログをはじめ多くの方々から厳しいご意見があったことも承知しています。

それは大きくわけ3つでした。
1.そもそも小学校の部活動は必要ない
2.ひとり親や共働き世帯などでは平日の連休で子どもの預け先に困る
3.中学校の新人戦が平日へ変更となったことで、保護者が観戦できない
そこで、順に以上について本日質したことを記していきたいと思います。

1.そもそも小学校の部活動は必要ない

これはいただいたご意見の前提にあった問題意識だと認識していますが、部活動のありかたそれ自体に問題を持っている方が少なからずおり、今回のキッズデイズの設定は、部活動の大会存続を前提にした決定であることに疑義を持っている方からのものでした。

こちらについては、つまり部活動の方向性については、今回わたしの方から質問はしていませんが、他の議員の質問の回答として「小学校の部活動の廃止は現在のところ検討していないこと」「いずれにしても子どもたちの居場所のあり方を整えることが優先」という主旨の発言があり、岡崎市は部活動について存続の考えを明確に示されることとなりました。

2.ひとり親や共働き世帯などでは平日の連休で子どもの預け先に困る

こちらに関して先のアンケートの結果からも見え隠れするところであり、小学校3年生の子どもがキッズデイズの平日の間一人で家で過ごしたという回答が複数ありました。

そこで、平日の子どもの預け先についてはどうしていくのかという質問をしたところ、概ね以下のような回答でした(これ以後、答弁を引用符付きでしましますが、これはわたしのメモから起こしたものであり、正確な議事録ではありませんので悪しからず)。
アンケート結果からキッズデイズの平日の昼間に1人で過ごした児童生徒が一定程度いたことが分かった。そこで、来年度、各家庭が計画的にキッズデイズを活用することができるよう、昨年度より早く周知することにした。
具体的には、11月末に報道発表をし、12月の市政だよりに掲載することで、広く市民にお知らせした。また、12月中に各小中学校から、保護者のみなさんにも周知できるようにする。さらに、本年度同様、子供の居場所の選択肢の1つとして、学区こどもの家や児童育成センターの終日開所を依頼したところである。
今後も、キッズデイズが子供たちにとってよりよいものになるよう努めていきたい。
早めの周知。ということになるのですが、現状のところ、預け先として市が準備できるのは育成センターとこどもの家になりそうです。

3.中学校の新人戦が平日へ変更となったことで、保護者が観戦できない

こちらについては、可能性としてキッズデイズを土日月火水にできないかということを提案をしました。

これは保護者にとり、休日に大会が開催されることで平日休みを取りづらい世帯にとっては有効であり、また、教員にとっても土日に天候不順さえなければ、そこで大会が終わり心置きなく平日の休日を楽しめるのではないかというものです。

しかし、回答はこうでした。
10月初旬の土曜日と日曜日には、幼稚園・保育園などの行事が予定されており、それらの行事に影響がないように配慮した。また、大会初日は競技数が多く、児童生徒が使用する為に多くのバスの確保が必要である。しかし、行楽シーズンに当たる10月初旬の休日に、バスを確保することは、大変困難で、休日の料金は平日よりも割高である。以上の理由から、キッズデイズを平日開催とした。
ということで、わたしがこの間いただいたご意見にたいし一般質問で質してたわけですが、なかなか厳しい回答ばかりであったことを認めなければなりません。

「で、お前はどうなんだ」

さて、ここまではなるべくみなさんから頂いた疑義にお答えするかたちをとってきましたが、「そういうお前はどうなんだ」という話しをさせていただきたいと思います。

わたしとしては、当初よりこのキッズデイズの決定にたいしては評価をするという立場をとってきました。それは、部活動の大会の存続を前提にするならば、真夏の大会を避けることは大切なことであり、それが10月であることも天候、日程を考慮するばベターであると思います。

土日開催については、他団体との関係もありスケジュール的に厳しいもんであることを認めなければならないでしょう。

大枠としては賛成ですが、ただ、その一方で、いわゆるひとり親世帯や共働き世帯へのしわ寄せがいっている現状にたいしてはしっかりとした対策が必要であることにも、途中から気づかされました。

そこにたいしては、上記の対応しかいまのところないわけですが、それでもしっかりと考慮した対応をしていただけるようこれからも注視していかなければならないと考えています。


さて、

前述したとおり来年度キッズデイズの実施は決まっています。またぜひご意見をいただければ幸いです。




それでは、また。


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