こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆき(@odatakayuki1984)です。


今日は文教生活委員会の閉会中審査が行われ「不登校の状況と岡崎市の対策について」調査がおこなわれましたので傍聴してきました。

不登校がどういうものかを考えるとなかなか難しいところもありますが、とりあえず「欠席日数30日以上」の児童生徒を指すものとされます(「不登校」という言葉をどうするかはまたあとで考えたいとおもいます)。

そこでまずは現状ですが、岡崎市は統計法の縛りで具体的な数字は公表していません。が、昨年の不登校の児童生徒の割合は、小学校では「全国の結果とほぼ同じ」、中学校では「高くなっている」とされています。

また、近年の動向としては、小学校では増加傾向、中学校はH29,H30よりも減少傾向にあるとされています。

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このような状況のなかで教育委員会、現場の先生たちはさまざまな対策をすすめてきました。

詳細は省きますが、十分とは言えずともあらゆる段階における手立てを用意し、これをなんとかしようと奮闘されています。

それでも、解決が難しいとすれば、やはりもう一度、根本から考え直す大切な時期にきているといえるのかもしれません。

そのひとつとして、「不登校」という言葉の問題があります。

不登校は「登校」に「不」という接頭辞をつけたものであり、言葉の問題といえばそれまでですが、これは否応無く「登校」を正常な状態と捉え、それからの逸脱、否定を語感として含意してしまうものです。

これは、多様性が大切であるという議論があるその一方で、まだまだ「学校へいくこと」が正常であるという認識が社会に底流に流れているからこそ、このような言葉が違和感なく流通していることの証左ではないでしょうか。

だからといっていい言葉は見つからないのですが、とりあえず、多様性を認めようというスローガンだけに留まらず、踏み込んだ議論や制度を実行していく時期に差し掛かっているのだと思います。

その一助をこれからも提案していきたいと思います。


それでは。

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