こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆき(@odatakayuki1984)です。

名古屋市子ども・若者総合相談センターへ視察にいってきました。

総合センターは以前より岡崎市にも設置が必要ではないかと訴えてきました。

その全国的な先進事例として有名なのがこの名古屋市のセンターです。

ここは、ひきこもり、不登校をはじめとした概ね15才〜39才の困りごとを抱えた、子ども若者、またその家族の支援をワンストップでおこなっています。事務所は栄のルイヴィトンの側にあり、好立地な場所にあります。ただ、今後は建て替えにより移転が検討されているとのことでした。

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お話しを聴きつつ、このセンターが得意としていることは、おおきく2つにまとめられるのではないかと思いました。

ひとつは、支援員やセンターが市内にある多様な主体(公的機関はもちろん、NPO、会社、地縁組織、趣味のサークルなど)と信頼関係を構築することで、ひとりひとりの相談者にあった「オーダーメイド」の支援プログラムを展開していることです。

困難をかかえた当事者は社会からの排除、周囲からの疎外と自己肯定感が欠如することで、欲望が減退します。

オーダーメイド型の支援プログラムは、この減退した他者への欲望を充足させるための最短のルートを作りあげるものとなります(たぶん)。

もうひとつは、面談や窓口、電話での相談はもちろんのこと、アウトリーチと呼ばれる、相談者への訪問支援がおこなわれていることです。

待つだけでなく、出迎いにいくことがおこなわれているのです。

このような特徴を持つ、当該センターは名古屋市から委託を受けた民間企業が受託しており、スタッフは常勤が10名、非常勤が2名で、実績としては、平成30年度で相談人数が685人、相談件数は8,882件でした。

今後は10名が増員され、22名体制、委託費も1億6千万円となります。

こども若者総合相談センターの設置にかんして、岡崎市はいまだ「研究」という段階だと認識していますが、しっかりとしたスキームがあることは確かなことであり、優先順位をあげて検討してもいい頃合にきているのではないかと認識をあらたにした次第です。

最後になりますが、快く視察を受け入れてくださった、市役所職員の方々に感謝申し上げます。

ありがとうございました。

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