こんばんは。

岡崎市議会議員の小田たかゆき(@odatakayuki1984)です。

本日も一般質問の総集編の第3弾をお送りいたします。

前回のエントリーの最後にこう予告めいたものをしました。
今後、自治体財政が苦しくなると予想されるなかで、それでも福祉や医療、生活に必要な再分配を維持していくためは必要な政策なわけです。 歳入を増やすといえば、いま注目を集める「ふるさと納税制度」もあります。 これについても質問をしました。が、長くなりすぎたので、次回この話題に触れることにしたいと思います。
ということで、今回は岡崎市の「ふるさと納税」について質したことをご報告します。
DSC_0975
ふるさと納税は、生まれ故郷を応援したい、縁のある自治体に還元したい、そのような思いを形にしたものであると説明がなされてきた一方で、納税に対する返礼品を商品に見立て、それをいかに売るか競う場としても注目がされてきました。

後者についてはさまざまに議論があった末、この6月に法改正が行われ過度な返礼品合戦を抑制する方向へと舵が切られたことは記憶に新しいところです。

制度の理念と実態の乖離はただされなければなりませんが、それは国が取り組むことでしかなく、岡崎市としてはそのルールの中でどうしていくのかを考えていかなければなりません。

そこで、まずはふるさと納税の現状について伺いました。
平成30年7月27日に総務省から発表された「ふるさと納税に関する現況調査」によりますと、本市の平成30年度市民税にかかるふるさと納税の税額控除額が5億1,912万3,849円、平成30年度の個人市民税の当初予算額は267億3,973万2千円で税額控除額が占める割合は1.94%でした。県内の中核市である豊田市は、税額控除額が5億3,868万6,739円、個人市民税の当初予算額が320億7,100万円で1.68%、また豊橋市は、税額控除額が3億4,117万3,996円、個人市民税の当初予算額が230億2,950万円で1.48%となっております。なお、平成29年度の数字になりますが、ふるさと納税による寄附額は岡崎市が3,787万4千円、豊田市が228万2千円、豊橋市は2,414万6千円でした。
つらつらとありますが、要は岡崎市は約5億2千万円が市外へ流出する、他方で、入ってくるのは約3,800万円しかない状況です。

岡崎市はふるさと市場(あえてそう呼びますが)では約4億8000万円の赤字になっているのです。

かりにこれが毎年つづくことになれば、10年で50億円、20年で100億近い税収が流出していくことになるからです。

◻︎
とはいえ、なかなかすぐにこれを改善していくことは難しいかとはおもいますが、理念通りに岡崎市に貢献したいと思うひとを増やすことはもちろん、花より団子、やはり魅力的な返礼品をルールに沿り提供していことが必要です。

例えば、岡崎市を中心に活躍するYoutuberとコラボしたものや、日本に一台しかないレッドサラマンダーの試乗券など、ものだけではなく、観光を伴う独自商品を今以上に拵えていくのも一案かもしれません。

なんにしても、どんどんいろんなアイデアを出しつつ、様々な業者と連携を取りながらこの市場における岡崎市の独自性を発揮していってもらいたいものです。



それでは、また


-------
Line公式アカウントはじめました〜!!
日々の情報はこちらでも発信しています。
↓ここを押してくださいね〜
友だち追加