昨日、一般質問に登壇しました。

通告した内容は3つ。

ひきこもり対策の必要性。学校図書館の充実。サイクルシェア。です。

そのうち今日は「ひきこもり対策の必要性」をあらためてここに記しておきたいと思います。

論点は単純明快です。

現状、本市にはない「子ども若者総合相談センターの設置」を設置するべきではないかということです。

□子ども若者総合相談センターとは

この総合相談センターはワンストップの相談窓口であり、当事者やその家族に寄り添い支援をしていくことが特徴としてあげられます。

寄り添う支援とは、問題を解消するために専門家がその事態の修復にあたるのではなく(それももちろん必要ですが)、当事者と支援者が関係を構築しつつ、課題の解決に向け伴走していくことです。

先行事例としてはこちら↓
名古屋市 子ども・若者 総合相談センター
http://cowaka.net/

このセンターの設置が岡崎市にとり優先順位の高い事業ではないか。

通告は、詮ずるにこの一点の提案でした。

それはこんな事情があるからです。

□本市の当事者は1800人…

ひきこもりを含み、子ども若者が抱える問題は複雑化しています。

複雑化というのは、単一の原因によりその状態になるのではなく、さまざまな要因が絡み合い、その状態に置かれていることを指します。

換言すれば、子ども若者が、ひきこもり、貧困、不登校、DV、ニート、非行、援助交際、などの状態、行動を選んでいる、選ばされているのはなにか単一の原因によるのではなく、脆弱な存在であることにより構造的にそこへ負荷がかかっているからと考えられます。

つまりどのような子ども若者でもこのような状態、行動をとる可能性があるはずです。

そのなかでも今回は「ひきこもり」を中心に議論をしました。

例えば、岡崎市には15才〜39才で「ひきこもり」と推測される人が1,800人ほどと推計できます(全国調査からの推計であり、実数調査ではありません)。

加えて、最近都道府県が行なった調査では、ひきこもり全体の6割以上が40才以上であるとの結果もあり、実態解明に向け内閣府も同様の調査を今年度行うとしていますが、これらを考慮すると、1800人という数字はより膨らむことが予測されます。

□たらい回しの弊害

これらの課題を解決するためには、現行の行政が持つ体制では難しいことが指摘されてきました。

それは、縦割りによる弊害です(ありきたりの話しですいません…)。

現状の本市における子ども若者の対策は、

不登校は主に教育委員会。その他必要とあれば、福祉、障がい、保健所が。義務教育終了後は、主に保健所が。そして就労となれば、若者おいでんクラブへという流れになっています。

一見、スムーズに見える仕組みですが、支援をうける当事者やその家族からすると、「たらい回し」にあう気分になります。

「この場合はここですね」
「あーここは違います。あそこの課です」

と。

これは、数々の専門家には出会えど、当事者が支援者と関係性を構築することを難しくします。

□それぞれの課は努力している

ただ、こう書いてくると、それぞれの課の対応が悪い、予算をもっとつけるべきだ、そう取られる向きもあろうかと思いますが、それは違います。

単独の課がどれほど尽力をしても、どれほど予算をつけても、構造的なミスマッチにより解決へ向かうのが難しい課題だからです。

縦割りはある程度の規模の組織になれば必然性を持ちます。

指揮命令系統をシンプルに設計することで、権限、予算、人、もの、情報を効率よく割り振るには、ピラミッド型の構造がいまのところもっとも効率がいいものです(これは運営する側の立場でということです)。

また、支援者が長年にわたり寄り添のは、公平性を担保するために人事異動を行う市役所の組織では困難です。

□専門性より関係性が解決策だから

だからこそ「子ども若者総合相談センター」が必要なのです。

縦割りを乗り越え、当事者やその家族と関係性を構築することで、困難な状況にいる子ども若者の自立、自律を促すことが可能となります。

名古屋市だけではなく、豊田市、豊橋市にも設置がされ実績、先行事例があります。

予算も1500万〜2000万で賄えます。

そう、次は岡崎にも!

と、提案したのです。

□力及ばす…でも保健所は前向きに

が、力及ばす…

今回は設置に向けての前向きな答弁を引き出すことが出来ませんでした。

が、現行の体制において、ひきこもり等の相談を受け持つ保健所からは、「家族支援の充実を検討する」趣旨の答弁をいただくことができました。

そこについては、ぜひともよろしくお願いしたいところです。

とは言え、今回は厳しい結果に…

前向きに捉えれば一石を投じることはできたかと思うのですが、甘いですかね。

なにはともあれ、押しては返す波のように、これについては機を見て提案していきたいと思います。

最後になりますが、協力して頂いた多くの方に感謝します。

ありがとうございました。


それでは、また。