日本代表が予選突破を決めました!

いやー本当にすごい!

前評判も含め、私自身は3連敗も覚悟していたのですが、いい意味で予想を裏切る予選突破でしたね。

結果にも驚いたのですが、今回の試合で、何より感心したのは、ポーランド戦でスターティングメンバー6人も入れ替えたことでした。

ゲームプランとしては「失点をしないこと」「0で抑えること」を念頭に、高い位置からのプレッシングをかけることで、絶対的なエースであるレヴァンドフスキにボールがわたる前の段階でなんとかしようというプランだったと思います。

そして、それと同時に、相手との力の差を読んで、主要な選手を休ませる。

この決断をするために相当な分析を重ね、幾度もシミュレーションを行った上での判断だったと思います。

が、それでも…です。

かりにこれで予選敗退になっていたら、相当な批判に晒されたことは容易に予測できることです。

だから普通は、あまり変えないはず…

勝負師としてギリギリの決断を下した西野監督は冴えていたとしか言いようがありませんね。

もちろん、幾人かのひとは日本代表にとり予選突破が最終目標ではなく、あくまでトーナメントで結果を残すことが大切であると明言していました。

これを言葉でいうのはとても簡単ですが、大会前の前評判を含め、これを真っ当な目標として定め、真剣に検討し、それを実行に移すには相当の勇気がいることです。

(わたしはまったく真剣に検討していませんでした…むしろ三連敗を予想していたくらいです。申し訳ありません。)

試合後のインタビューでも「ここまでは過去に経験したこと。ここから先が、未知の領域」という主旨の発言をしていたことからも、大会前から狙っていた、いけると思っていたのだと思います。


正直に言えば、わたしは今回の大会前の監督の交代劇にかんする協会の決断には疑問を持っています。

なぜ、結果を残した監督を変えなければならなかったのか。結果という確かなものを、コミュニケーションという不確かなもので覆すには相当程度の説明責任があるはずですが、それがありませんでした(少なくともわたしは納得がいきませんでした)。

また、戦術面においても、デュエルや縦に速いサッカーは、「日本らしさ」に適合しているかどうかの以前に、今大会を見る限りどのチームにおいても基本的な戦術であり、目指す方向が間違っていたとは考えにくいはずです。

ただ、そうは言っても、日本代表には勝ってもらいたい気持ちにはかわりません。

そう、決戦は7月3日。

勝つことを願っています!