平成30年度岡崎市6月議会が閉会となりました。
本議会で審議した主だった議案はこちらにまとめてあります。
それについて、各会派、無所属の議員の方の主だった表決を一覧にしたものがこちら(表は自ら作成したものであり、間違い等ございましたら直ちに修正します)。
わたしの所属する会派(チャレンジ岡崎・無所属の会)としては全議案に賛成としました。
また主だったものに対する、会派の意見を討論として以下のように述べました(討論原稿案であり議事録とは異なりますのでご注意頂ければ幸いです)。
□討論
チャレンジ岡崎・無所属の会を代表いたしまして、本定例会に上程されました全議案に対して、賛成の立場から討論を行います。
■60号議案「工事請負の契約」についてです。
本議案は、籠田公園の全面改修工事をするための請負を決める議案です。当公園は長年、地元住民や市民の憩いの場であり、今後はその機能に加え、リバーフロント地区公民連携まちづくりで設定された「QURUWA戦略」の拠点の一つを担う場として、再整備されるものであると理解しております。
公園を計画、設計するプロセスでは、模型を通して視覚的にわかりやすい形での住民説明会を模索することで、双方向の対話を生み出し、よりよい計画になるよう努力をされてきたことは評価するところでございます。
また、それを通して出来た、導線計画やアメニティの配置を見ますと、大人だけではなく、子どもたちにも配慮されているのは特徴的なことであると考えます。今後は、安全第一に工事をしていただくとともに、基本計画に定められた短期的KPIである「平成32年度に公共空間を利活用した民間事業活動日数を年間70日」とする目標の遵守をお願いしておきます。
■65号議案「平成30年度岡崎市一般会計補正予算」
2款2項6目都市交流諸費についてです。
友好都市であるウッデバラ市と縁の深いジャズバンドである「ボーヒュスレーン・ビッグバンド」が本市で交流を図るための増額補正であると理解いたしました。先方から本市を指定いただき今回の来岡が決定したとのことです。遠方からのお越しですので、ぜひ、景気良く、気持ちよく、盛大に催しが実施されることを期待いたします。
8款5項5目拠点整備費のペデストリアンデッキ築造工事についてです。
東京オリンピックの影響で鋼材の手配に時間がかかり、工期が延びることによる継続費の年次計画が変更になるための補正だと理解をいたしました。委員会での答弁では、社会情勢から起きた工事の遅延は不可抗力であり、請け負った業者にペナルティはないとのことでした。
さきほど、不可抗力についての定義について議論がありました。自然的な要因だけなのか、それとも社会的な要因をも含むのかは判断は難しいですが、わたしたちは少なくとも理性に対する過度の信頼は戒めるべきだと考えます。
いずれにしても、工期が延長されることは、利用者やなにより近隣住民にご迷惑をかけることに繋がります。ご承知のことではあると思いますが、そこは丁寧な対応をお願いいたします。
また、社会情勢の変化は見通しが難しいことは十分理解をしているものですが、ぜひとも今回のことを教訓に再発防止に努めていただくことを重ねてお願いをしておきます。
■68号議案「平成30年度岡崎市病院事業会計補正予算」についてです。
愛知県がんセンターの経営を岡崎市へ移管することに伴う経費であると理解をいたしました。岡崎市に暮らすものにとり、移管後の病院が「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができる地域包括ケアシステム」と「医療を地域で完結させる地域完結型医療」の中心的医療機関として、地域貢献を果たしていただくことこそ、なにより期待するところであります。そのためにも、ぜひ、移行期の混乱を最小限にしていただくことをお願いしておきます。
以上で、全議案について賛成の意見とさせていただきます。
コメント