ELL75 yousyohondana20120620 TP V

GWはいかがお過ごしでしたか。

後半はなんだか天候もよく、すがすがしい日々でしたね。

そんなこんなで、少し時間があるGWを過ごしましたので、いくつかその間に気になったものを紹介します。

まずは、こちら。

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)
國分 功一郎
太田出版
2015-03-07


長年、パソコンの横に積まれていた本書でしたが、思い切って手に取ってみると「あー大学時代に読んでおきたかったなー」と思わされるそんな体験をしました。

大学生におすすめです。

「暇だなー」「退屈だなー」とさんざん言っていたあの頃。決して時間があったわけではないのでしょうが(いまよりははるかにあったな…)、それでも「なんかおもしろいことないかな〜」っと阿呆みたいに口にしていた時代があります。

さて、そんな暇、退屈。

筆者はその違いをとりあえず、暇=客観的、退屈=主観的とわけると、4つの組み合わせがあります。「暇があり退屈」これはすぐにわかることだと思います。次に、「暇がないから退屈ではない」。これも充実してますね。3つ目が「暇があるけど、退屈はしていない」。有意義にぼーっとした時間を過ごす、仕事が立て込んだ後の休日なんて、それこそこの状態ではないでしょうか。

となると問題は、「暇がないけど退屈している」こんな感情です。

説明が難しいのですが、例えば、仕事で忙しい最中、次の仕事先へ向かう雑踏のなかで、ふと「なんだか退屈だ」と思ってしまう瞬間を思い浮かべてもらえればこれに近いのかもしれません。

なぜ、そうなるのか。どうしてそうなるのか。そして、筆者はこれを評価しているのか。

ぜひ、続きは本書にあたってみていただければと思います。

退屈な大学生におすすめ。笑

次は、


東京都議会議員でかつて小池チルドレンの筆頭と目されていた、音喜多都議会議員が記した本書。都民ファーストとはどのような政党であるのか、また、なにが現在の都政を混乱に陥れているのかを、大変わかりやすく説明しているのが本書の特徴です。

情報公開を掲げながらどうにも隠蔽体質であることや、会派運営においても執行部の独断でおこなわれていることが、とても説得力のある論理で綴られています。

しかし、地方議員でありながらこの発信力はほんとうにすごいですね。年代的にもほぼ同じだからこそ、今後も注目していきたい政治家です。

最後はこちら。

あの頃映画 秋刀魚の味 [DVD]
笠智衆
松竹
2013-07-06


小津安二郎作品はいままでいくつか観ましたが、こちらもやはり名作でした。

娘を嫁がせることにより一人になっていく老境に差し掛かった親父の涙がクライマックスであるこの作品ですが、あらためて父という存在が抱える独特な虚しさ、寂しさは、時代が変遷してもかわらない構造なんだと思いました。

「老い」とはどういうことなのか。いまの時代あらためて考えていくひとつのヒントになりそうですね。

ということで、GWに触れたいくつかの作品をおおざっぱに並べてみました。

今週は視察へいくことを予定しており、忙しい日々になりそうです。

それでは、また。