年度末は町内会の総会が多く開かれます。

本日、岡崎小学校区内でも4つの町内会が総会を開催されました。

2018 03 18 13 54 32

そこで、今日はすこし市内の町内会の状況について書いていきたいと思います。

まずは、単純な数字から。

市内における町内会の数は平成29年度で555町内会。新年度は1つの町内会が増え、556になる予定です。

町内会の業務は、みなさんも日々の暮らしのなかでご理解のところとは思いますが、他方で、岡崎市と町内会の関係といえば、町内会は自治組織であり、市とは独立した団体ですので、町内会にたいしさまざまな業務を委託する関係になっています。

主だったところでは、市政だよりや市議会だよりの全戸配布にちらしや回覧、また新年交礼会等の申込み、意見のとりまとめの広報広聴に関する補完業務、道路等の整備、環境衛生、地域福祉、交通安全、防災等の各行政事務の連絡調整業務などがあります。

多いですね…

そこで業務に対する委託料として市から1町内 会あたり4,9000円の均等割に加え、世帯あたり830円を乗じた「均等割」が年二回の分割で支払われています。

例えば、100世帯の町内会であれば、4,9000円+(830×100=8,3000円)=13,2000円。
200世帯であれば、4,9000円+(830×200=16,6000円)=21,5000円となります。

これをまとめると年々町内会への世帯数が増加しているため、町内会にたいする委託料の総額は平成26年度が1億4千159万3千70 円、平成27年度が1億4千252万9千695円、平成28年度が1億4千414万4千490円となっています。

要は年間1億4千万円ほどの予算が市から町内会へ支払われていることになります。


さて、最近では、町内会活動にたいし一部議論が沸き起こることがあります。

それは、町内会に入らなくてもいいのではないかということです。

もちろん、町内会は自治組織であり、住民から見れば任意加入の団体であることは間違いありません。決して強制的に加入を求めてることがあってはならないわけです。

しかし、現在の町内会は、町のボスが取り仕切る権威主義的な運営を行う、かつての町内会のイメージとは異なり(あくまでイメージです笑)、肌感覚ですが、規約を定め、明朗な会計報告を行うなど民主的に運営をされています。

また、町内会が実施する業務は、市が委託したものだけではない、生活にかかわる多岐にわたる業務を担っています。

加えて、昨今では大規模な災害が発生したさいの共助、つまり、隣近所のひとと顔見知りであることは、避難所での助け合いを生み出し、町の復旧、復興にさいしても日頃からの繋がりを持つ地域は、そうではないところと比して、なにかとスムーズにことにあたることができることが実証されているところです。

ということで、あたりまえにある町内会。

近所づきあいが希薄かしているいまだからこそ、あらためてその意義を見直してみるのもいいかもしれませんね。


それでは、また。