ひさしぶりに読んだ本について。

たまたま手に取ったのが下の本。



承認について論じられている本書ではありますが、印象に残った議論は承認に近い概念である「寛容」についての議論でした。わたしは寛容なる態度、姿勢はわたしたちの社会にとり最低限必要なことではないかと、そう考えてきたのですが、著者は「寛容」という言葉にはいささか「偉そう」な雰囲気がつきまとうと指摘しています。

つまり、「わたしとあなたは異なるが、まあそういう意見もあるよね」という意味を含んでしまう、含まざるを得ない、のではないかと指摘しているのです。

…そうかもしれない。

思うに、「まあ、寛容に」と発する時、確かに、うちにはわたしと他者は異なり、受け入れることは出来ないが、それでも許そうかという判断をすでにしている、それ以上踏み込んでくる場合は、わからんやつだ、わがままなつやつだということになる気がしますが、いや、それでも寛容というのは大切ではないかとも思うわけです。

それにたいし、承認は、と議論が続くわけですが、それは本書で確認いただければと思います。

寛容…それでも必要な態度ではないか…

これから考えていきたいことです。

では、また。