「稼ぐ公園」というテーマで講演を拝聴しました。


じつはここまで「商売っ気」はなかったのですが、まえに一般質問で公園の利活用ということを当局に質した経緯もあり、大変興味深く拝聴いたしました。

公園と一概にいっても、さまざまな規模、立地条件があり、一律に論じることはできないとは思いますがだからこそ、特定の条件を持つ公園を「稼ぐ」公園として位置付け、民間に任せることができるところは任せながら、利活用をしていくというのが講演の主旨でした。

ただ、他方で公園は公共の施設でもあり、ひろくわたしたちに開かれていなければならないわけで、商売でいうところの「売り上げ」とはすこし異なる「売り上げ」の定義を提案されていました。以下の4つがその定義になるのですが、

①社会の課題解決の貢献
②入場者数×入場者の満足度
③収益事業での稼ぎ
④寄付・ネーミングライツなど

①の課題解決への貢献なんてのはいいですね。

また、この動きは自治体だけではなく、国のほうでも都市公園法を改正(通称パークPFI法)の制定がされさらなる加速が期待できそうです。

本制度が広く活用されることで、都市公園に民間の優良な投資を誘導し、公園管理者の財政負担を軽減しつつ、都市公園の質の向上、公園利用者の利便の向上を図ることが期待される。

(都市公園の質の向上に向けたPark-PFI活用ガイドライン H29.8国土交通省
http://www.mlit.go.jp/common/001197545.pdf)

お話を聞いていると、制度的には公園でできることはすごくあるなーというのが印象でした。オープンカフェにしても、イベントにしても、市が主催するだけではなく、いろんな主体が企画立案することで多様なことが可能である場所であると思います。

そんな公園。来年3月にはJR岡崎駅東口の公園が供用開始となります。


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また、籠田公園の改修計画も進んでいるところです。
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そのほかにも、岡崎城公園、総合公園、東公園、南公園などなど、秘めたる力を持つ公園を抱えているのが岡崎市ではないでしょうか。

ぜひ、ハードの設計だけではなく、今後末長く愛される公園をいかにつくりあげていくのか、そんな観点からもしっかりと議論をしていきたいとあらためて感じさせられた講演会でした。

それでは、また。