JR岡崎駅の東側駐輪場が有料化となりさまざまなご意見を頂きました。
ブログのコメント欄において厳しい意見をいただいたことや、また無料駐輪場から有料駐輪場へ移行するさいの周知方法においてもメール等で意見をいただいておりました。
そこで、今回の決定がいかなる経緯だったのか、そして、今後の最終的な形としてはどういうものを描いているのかを簡単ですが紹介をしておきます。
まずは整備計画概要版です。これによると、駐輪場から駅への導線は公園を通過していくことが計画をされています。駐輪場からは屋根付きの道が伸び、それがペデストリアンデッキと呼ばれる部分に接続をされ駅へと続いていきます。今現在は工事中ですが、完成をすればそれほど濡れることなく改札口にたどり着くことができるようになっています。
岡崎市シビックコア地区整備事業 | 岡崎市ホームページ http://bit.ly/2up3q3O
次に、今回の計画はどのような経緯で行われたかというところですが、それを記した計画があります。
岡崎駅周辺自転車等駐車場整備基本計画 http://bit.ly/2tPOf6K
この計画の冒頭部分には「目的」としてこう書かれています。
岡崎駅周辺は、駅前という高い利便性にも関わらず、商業や業務機能の集積が進まず、市の玄関口としての賑わいが欠如していることが問題となっていた。 この問題を解決すべく、東口南側にある市有地と公園用地に加え、既存の自転車等駐車場も含めた街区において、民間事業者と公民連携をもって商業を主体とする施設を整備することで賑わいを創出し、駅周辺の活性化を図ることが計画(以下「シビックコア地区交流拠点 整備事業」という。)された。
駅前という好条件の立地にもかかわらず、なかなか食べるところも飲むところも生み出せてこなかったのはみなさまご存知の通りです。だとしたら、いままでの手法ではダメで、民間の力を使ってやっていこうというのがこの話しの主旨です。そこで、上記の部分に続いて駐輪場の話しが出てきます。それはこんな感じです。
シビックコア地区交流拠点整備事業に合わせ、既存の自転車等駐車場の利用実態を把握し、利便性・防犯性の向上等、課題解決に向けた方策を整理し利用者により満足される自転車等駐車場を整備するため、岡崎駅周辺自転車等駐車場整備基本計画(以下「本計 画」という。)を策定する。 なお、本計画の主目的は東口の自転車等駐車場整備にあるが、西口自転車等駐車場につい ても合わせて利用実態を把握し、将来的な整備に向けた参考とする。
ここでは、使いやすく安全な駐輪場を整備していくこと。また課題(これは駅周辺の活性化のことです)解決に向けて計画を策定していくということが謳われています。
このような方針の一環として、駐輪場が有料化になりました。
もちろん、どのような視点に立つかによりこんかいの有料化の見え方は変わってくると思います。高校生からすれば、7750円/半年というお金は決して安いものではないでしょうし、いままで無料で駅近くにあった駐輪場の利便性が下がったと捉える向きもあると思います。
しかしながら、もう少し大きな視点で考えると駅前の賑わいが生まれることで、総合的な利便性(駐輪場利用という面では下がるかもしれませんが、他方で歩いて楽しいとか待ち合わせの時間を有効に使用できるなど)が向上する可能性は十分にあると思います。
厳しい意見は真摯に受け止めながら、この事業がそのような方向性になることをこれからもしっかりと議会の内外で要望していきたいと思います。
では、また。
コメント
コメント一覧
デメリットしかない状態なのに必死で言い訳してるのが非常に不快。
市の愚策のせいで毎日のストレスがどんどん増えていきます。
今では西側の無料でかつ駅から近い駐輪場までわざわざ足を運ぶ人も沢山います。
こんな手間を市民にかけさせるのが良い策なのか、もう一度考えて欲しいですね。
貴重なご意見をありがとうございます。
駐輪場利用者の方にとってはデメリットしかないとのご意見だと拝察を致しました。また、西側駐輪場の混雑はさきほどわたしも確認をしてきました。みなさまの意見を頂きながら、再度、どのような方向性がいいのかを市としっかりと話し合いたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
「有料化は今後の駅前の発展・利用において進めていく必要があるという立場」「みなさんの意見があり、また納得いかない部分もあると思っていましたので、それを推進部する立場」と明記されています。
その根拠とされているのが、次のことです。
1)駅前のにぎわいが欠如している。施設を整備することでにぎわいを創出する。
2)使いやすく安全な駐輪場を整備するために有料化した。
3)その手法は決して一方的ではなく、利用者アンケートも実施した。「有料化になっても利用する」が「利用しない」を上回った。
それぞれについてコメントさせていただきます。
すでに、東口はにぎわうための人が少なくなっています。
そしてなくなったにぎわいは西口に行っています。
当然です。駐輪場を有料化したのですから。無料駐輪を不可にしたのですから。
自転車で駅に通勤・通学する人は東口か西口に移ったのです。
「有料化」は賑わい創出とは真反対の施策です。
むしろ、人の数をコントロールするために、無料のサービスは有料にされるのです。
行政に限らず、サービスの自然ななりゆきです。
そこで、自然な質問です。
施設を整備することでにぎわいを創出する、といいますが
マクドナルドが人のいなくなった場所に店を出すと思っているのでしょうか。
自転車をとめるのにお金がかかる場所に店を出すと思っているのでしょうか。
小田先生は「待ち合わせの時間を有効に活用できる場所」と言っていますが、自転車を止めるのにお金がかかるところで待ち合わせをする人がいるというのでしょうか。
にぎわいをつくる、と言いながらにぎわいの主体である人を減らす施策を行っているとしか思えないのですが。
「別に使いやすくなくてもいいです」「安全でなくてもいいです。自己責任です」という人の声(わたしの声でもあります)を無視し、
「有料のここしかないです」ーこれを推進する立場が小田先生なのですよね。
今回有料駐輪場がオープンするにあたり、周辺の自転車放置禁止区域が拡大しました。
そしてできた有料駐輪場は1か所だけです。
小田先生が記した「利用者アンケート」には「遠くても無料の駐輪場を探してとめる」という回答をした人が17%もいたにもかかわらずです。
さらにいえば、ここしか使えないようにする、というために無料駐輪できるエリアをぐっと遠ざけています。
民間企業ではなく行政の施策で重要なのは「多様な選択肢」を与えることです。「雨ざらしけっこう、自転車盗難の可能性あるかもしれない、でも無料がいい」こういう人の考えをなぜ聞いてくれないのでしょう。「金でももらってるのか」と思ってしまいます。
そしてさらにいえば、今後東口に「にぎわい」創出のために商業施設ができたとしても、「あのおかげで有料駐輪場しかなくなってしまった」と思うはずです。そしてそんな気持ちでその商業施設を積極的に利用するはずないのです。
(利用者のみ駐輪無料、という商業施設はできるでしょうね。
有料駐輪場に移された人がそれをどう思うか、簡単に予想できますよね)
http://bit.ly/2tPOf6K
確かにアンケート結果では
「有料化になっても利用する」が「利用しない」を上回っています。
しかしその質問文言は「岡崎駅付近の駐輪場がすべて有料となった場合利用するか」というものです。
まさに現在の状況を先取りしたものです。
さらにいえば、利用者の考えをもっとも吸い上げるべき質問
「有料化に賛成ですか」がありません。
利用者は「反対」という機会がないのです。
ここからわかるのは、最初から「有料化」することを前提にしたアンケートであるということです。決して有料化の意向を問うたアンケートではありません。
そして、悪質なことは、それを「有料化に関する利用者の意識」という形で発表することです。
(こういうアンケートをするのは、独裁体制でありながら民主的な体制をとりつくろう国=共産圏に多い=であることはよく知られています。小田先生もご存知かと思います)
小田先生が、そういうことをわかっていて、記述していたとしたら、悪意の持ち主以外なにものでもないし、それをわからずに、記述していたとしたら市民の意識を市政に反映するにはあまりにもリテラシーがないというしかありません。
なにがって、当たり前な人の気持ちがわからないことにです。
商業施設を誘致するのであれば、無料の駐輪サービスは維持が鉄則です。
場所の変更はあってもいいです。
「不便になるかもしれませんが、楽しい街ができますよ。駅までの道も楽しくなりますから」
そういえばいいだけのことです。
そして「にぎわい」ができ、混雑やトラブルが多くなれば
「トラブルを減らすために、一部の駐輪サービスを有料にします」とすればいいのです。
「無料を希望される方はちょっと遠くなりますけどこちらまで」と案内すればいいのです。
要するに、順序が逆なのです。
やろうとしていることが悪いのではなく、やり方が失敗なのです。
そしてそれに気づかないでいること、これががっかりの理由です。
もうひとつの「やり方」
駐輪場のオープンは6月30日のお昼前後、無料駐輪場の閉鎖は7月1日の朝。
重なる期間は24時間もありません。
移行期間が1日ないのです。
出張中のサラリーマン、修学旅行中の学生、困ったでしょうね。
朝は無料駐輪場しか使えず、1泊して帰ってきたら、無料駐輪場は閉鎖。
自分の自転車だけがそのままほったらかし。
こういうことが起こることを想像できず、
それどころか7月1日のオープニングセレモニーで嬉々として写真をとっている小田先生。
これもがっかりです。
利用者の気持ちではなく、生活のありようがわからない方なのだと思います。
小田先生は受益者の負担を言われます。
なるほど、岡崎駅は自分の意見を効率的に伝えたい先生にはこれ以上ない場所です。
そして、通りすぎる人は文句もいいません。
聞く耳をもたなくていい場所です。
先生からみれば岡崎駅は受益の場所なのですね。
なんでこんな人に投票してしまったのか。
後悔の日々です。
これまでの一般的な議員であれば
公表されることはないと思っています。
小田先生がそのように公開されなくても
仕方ないとも思っています。
(冷静にコメントしたつもりですが)
ブログは議論ではなく宣伝の場
公開しなくても、誰にもきずかれない。
小田先生がコメントを公開するかどうか
楽しみにしています。
一票を入れたものとして
有権者の責任だと思っています。
ただ、ブログでは伝えきれないこともありますので、、ぜひ連絡先を教えて頂きませんでしょうか。現地でお会いできれば幸いです。
e-mail: oda.takayuki.office@gmail.com
よろしくお願い致します。
そして小田先生はそのためにブログを始めたのですよね。
ブログで伝えられたら、ブログで返すのが自然ですよね。
何より少なからぬ方がご覧になっています。
ここは先生のブログです。
先生が「お会いしましょう」と言ってどうするのですか。
出会い系サイトじゃあるまいし。
まずは質問にお答えを。
賑わいを創出するのに、人を少なくしてどうするんですか。
西口に行ってしまった通勤通学の人々を
どうやって東口の賑わいに参加させるのですか。
(ひょっとして西口の駐輪代を東口の倍にするのではありませんか。いっそ、西口駐輪場をなくしてしまうーそうすれば間違いなく東口は賑わいますね。)
先生は選挙で票を受け取った市民です。
しんじないかもしれませんが、私の一票は先生の名前です。
そして経歴にありますように、都市計画を学んで来られた先生でもあります。
きっと明解にお答えいただますよね。
ご回答を楽しみにしています。
お金を出しても盗難かあるなら出す意味があるのでしょうか?
駅までも遠くとても不便です。