おはようございます。
市議の小田です。

昨日は新男川浄水場に議員有志で見学にいってきました。

浄水場地図

当施設は、今年の7月31日にはほぼ工事が完了し、試験運用を経て、平成30年の2月1日には供用開始が予定されています。

上水は私たちの生活の根本の部分を担うインフラです。なので、やはり注目度が高い施設です。

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俯瞰図をみなければ、わからないですよね。全体の完成図はこちら。

浄水場完成パース

説明を聞いていると浄水場の仕組みはそれほど難しくはないことがわかりました(たぶん…)。

水を引き入れ、最初に「粉末活性炭接触池」に送られます。そこで、臭いや有機物を取り除き、次に「凝集沈殿池」に送られます。ここで泥や砂を除去します。最後に、「急速ろ過池」に送られ、ここまでで除去できなかった微細な汚れを取り除き、塩素消毒をおこないます。

要は、水を川から引いてきて、3層の装置を通過する過程でろ過され、それを出水するということです。


で、視察では、まず「凝集沈殿池」と呼ばれる施設にいきました。浄化システムとしては2層めの膜ですね。

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このプロペラのようなものを回し、水と薬品をかき混ぜていきます。

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次に下の写真のあるようなコンクリートの箱に送水され、ここを通過する過程で水に混入している泥や砂が薬品に付着し、下に沈んでいきます。

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箱を出ると、「急速濾過地」に送水されここで取り除くことができなかった微細な汚れを除去し、私たちの過程に届きます。

以上が、簡単ですが視察の内容です。



現場の工事の方や、施設整備にはたいへんな知能と技術が必要だと思いますが、水をろ過する仕組み自体はそれほど難しいものではなく、そういうものだったのかと目から鱗が落ちる思いでした。

ぜひ、蛇口を開くさいは浄水場に思いをはせて頂ければ楽しみが増えるのではないでしょうか。

では、また。