「交通」と「買い物」。この2点が住みよいか、住みにくいかを分けることが調査結果から読み取れます。

いま手元に一冊の冊子があります。

題名は「岡崎市市民意識調査 報告書」とあり平成29年2月に発行されたものです。 HPからも確認できるので、ぜひご一読いただきたいのですが、この調査から上記のことが記されていました。

このなかに「岡崎市は住みよいかどうか」という設問があります。

そこで、「住みよい」「まあ住みよい」という回答をされた方が全体の85.6%と高い数値を示しています。この数値は単純に誇っていいものだと思うのですが、その理由として挙げられているのが「買い物が便利である」「交通の便がよい」という項目です(表1)。

住みよいと思う理由

表1 住みよいと思う理由

一方で、「やや住みにくい」「住みにくい」と回答した方が、なぜそう思うかという理由で挙げているのが、「交通の便が悪い」「買い物が不便である」という部分だと答えています(表2)。

住みにくいと思う
表2 住みにくいと思う理由

「交通」と「買い物」。

そうなんです。この二つの項目の良し悪しが、住みよいか、住みにくいかを分ける分断線となっていることがこの調査からわかります。

そして、これはお住いの地域によって回答が異なることも指摘しています。

東岡崎駅、JR岡崎駅周辺の住人は「住みよい」と答え、矢作や六ッ美、額田や東部地域の方は「交通」「買い物」が不便だから住みにくい回答する傾向があるということです。

たしかに、それらの地域にお住いの方にお会いすると「バスをなんとかしてほしい」「高齢者が免許を返納することを求められるけど、その後どうするんだ」という声を聞きます。

議会でも再三再四、話題になることですが、「交通権」という考え方を導入しながら、足の大切さを考えていきたいと思います。

岡崎市市民意識調査の結果がまとまりました。
岡崎市ホームページ http://bit.ly/2oxQOGC 

岡崎市民意識調査 報告書H29年
shimin.pdf http://bit.ly/2oxJTNN